holographix19792617NT


 「holographix」さん所有の1979年製2617NTです。

 で、holographixさんから、私のところに画像と共に丁寧に書かれた問い合わせメールが届きまして、それをきっかけに(?)、今回、御紹介させていただくこととなりました。


---以下、メールの文面を再掲します---
> 突然で失礼かとは思いますが私の持っているARのモデル名を教えていただけないかと
> 思いましてメールを送らせてもらいました。
> 以前友人から譲り受けたもので、色々調べたのですがよくわかりませんでした。
> そのためずっと気になっているのです。
> シリアルナンバーはB794274と書いてあります。
> ご面倒でなければよろしくお願いします。




画像を見るかぎり、1976年デビューの「2617」モデルかと思います。
アッシュボディー、メイプルネック、エボニーフィンガーボード、
スムースチューナー、ゴールドパーツ、ジブラルタルブリッジ、
同テールピース。このあたりからすると私の知る2617と同じです。
ただ、唯一、テールピースの下の「三角形のオーナメント」が
付いているのが、う〜ん、ちょっと違和感があるんですが、
シリアルナンバーからすると「1979年2月」ということで、本格的な
ARの国内デビューのちょっと前ですので、パーツが実験的に
取り付けられたのかも、って感じです。
---以上、メールからの引用でした---

 ということで(?)、この時点ではまだ良く分からない部分もあったんですが(笑)、その後、有識者のお手伝いもあり、オーナメントについては、77年からはどうやら装着されたらしいということで。
 なお、あんまり関係ないけれど(笑)、同時期の2618/12はブリッジとテールピース一体型(225(Deluxe Fancy))のパーツが使用されていて、オーナメントは独立したものではない、ということです。さらにちなみに「1976年の2670、2680、2681も同じ」<一体型。

 また、私の返事、ならびに「My AR Guitars」のリスト登録のお願いメールに対して、holographixさんからは新たな画像も届けられました〜。



 今回、上の画像で初めて知ったのですが、2617では、ふむ、ボディのショルダーあたりはかなり太いセルバインディングになっているんですね〜。なるほど...。
 なお、「これは友人から譲ってもらったギターですが、友人の前のオーナーが1弦と6弦のペグを交換してあり、その点が残念です。」とのことです。<うん、確かに残念です。
 ちなみに、上では「スムースチューナー」と書きましたが、そしてそれは間違いではありませんが、ペグは「パーロイド」という材質。>多分、パールのようなセルロイド、ってことだろうなぁ。
 また、1弦と6弦に使われているペグ、これらもイバニーズ製だと思われますが、1989年以降に出たAR200に使われているものと同じようです。ちょっと小型で、見た目も安っぽい(爆)感じの...。<私の200のは、安っぽいんです...。パーツ名は不明だけれど、1989年からのARは、いわゆる「スモールヘッド」となっているため、従来の大きさのペグだとちょっとバランス的に問題あり、ということで小型化されたのかなぁ、と勝手に思っています、はい。

(ここまで2004年02月04日 記載) inserted by FC2 system