sulcata2618AV



 長崎にお住まいのsulcataさん所有の1976年製2618AVを紹介いたします。

 時折、HASENOBUのところにはARに関しての問い合わせメールが届くのですけれども、久しぶりに丁寧な文面のメールを頂き、起床して一読し、すぐに返事を書きました。(中には、「いきなりすいません。」という件名で「非常に見にくいんですが、写真のギターはどこのメーカーのなんというモデルかわかりますか? ヘッドのロゴがアイバニーズのように見えるのですがどうでしょうか?」と、非常に見づらい画像を一枚送りつけてくる人も居たりしますから...。(笑))

 ってことで、メールのやり取りの文面に部分的に手を加えながら、再掲:

--- On Wed, 2012/10/24, sulcata wrote:
> はじめまして、突然のメール申し訳ありません。
>
> 長崎県在住のsulcataと申します。
>
> ネットで"AR愛好家の部屋"を見つけて、興味本位で覗いてみたところ、私の所有し
>ているIbanez(長いこと弾いていません)はいったい何なんだろうと疑問に思い
>メールを差し上げた次第です。
>
> このギターを入手したのは、私が大学に入学する前年ですから、1978年と記憶しています。
> 池袋のイケベ楽器で逆輸入品として扱われていました。
> 当時、ギター雑誌で見た、Bob Weirが使っていたのと同じ形のボディをしたギターもこの時に試奏しました。

実際には輸出用だったのが「出て行かなかった」という可能性が高いかと思います。
どうやらこういうケースは時々あったようです。

> 写真はFlickrにアップしました
1>http://www.flickr.com/photos/sulcata3178/sets/72157631836248091

ありがとうございます。拝見いたしました。

> ヘッドのバインディングはAR100のように質素なものです。
> 三角オーナメントにはIbanezの刻印はなく、テールピースは穴を通すタイプです。
> ピックアップには蝶のようなレタリングが入っています。
> K765209とヘッド裏に刻印されていますが、Made in Japanの文字はどこにも見当たりません。
>
> 2618に一番近いように感じるのですがどうなんでしょうか?

はい、おっしゃる通り、2618のAV(Antique Violin)フィニッシュ、です。シリアルナンバー
からすると、1976年の11月期にフジゲンで制作された5209番目のギターということになる
かと思います。

> 写真は自由に転載してもらって構いません。
> よろしくお願いします。

ありがとうございます。それでは、上の写真を取り込んで近いうちに「みなさんのAR」のコーナーのリストに登録させていただければと思います。

追記:
すみません! 一つ、書き忘れていました。

以下のIbanezの過去のカタログのアーカイブ内にスペックの紹介がありますので
ご覧になってください。(1977年用のカタログですけれども)
http://www.ibanez.co.jp/anniversary/expansion.php?cat_id=23&now=3

では、失礼します。
HASENOBU

 ってことで、掲載の許可も頂き、ここに画像を:


 ちなみに(?)、「このギターを購入してしばらくしてからテールピースがクイックチェンジに変わったのを見て、便利になったものだなあ!と感じた覚えがあります。あの時期はいろいろなバリエーションがあったのでしょうね。」と述懐されているsulcataさんでした。確かに、クイックチェンジは名前の通り、素早く弦交換ができますよね〜。

(ここまで2012年10月24日)
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