竹内さんの1981年製2681S



 「怪しげなARを入手しました」(笑)とのことで、竹内さんが今回、入手されたARです。

 画像と、そしてコメントを頂いておりますので下に御紹介します〜!
---以下、メールの文面を再掲します---

今回のAR入手ラッシュの最終章?です。
とても怪しげなARを入手しました。
ショップからの購入ですが、ショップ曰く、
『輸出モデル2681をベースとした富士弦楽器のテストサンプル品
として工場内で使用のもの。(ミュージシャンモデル)』
ということです。
入手した時は、かなり仕様が違ってました。
このモデル、バッテリーBOXまでありますが、EQは入っておりません。
しかも、ポットは2Vol、2Toneになっています。もともとは大きいつまみが、
6こついてました。また、ピックアップは、前に愛好家の掲示板の方で申し上げた、
スーパー70が搭載されています。ですので、ミニスイッチもダミーです。
LED、EQ-onスイッチは、目くら蓋でふさいであります。

シリアルNo. C815970   入手日 10月18日

よろしくおねがいします。
---以上、メールからの引用でした---

 ま、とにかく画像を見て下さいな。









ってことで、う〜ん、確かに良く分からない感じですね...。
 シリアルナンバーからすると1981年製である訳で、この時期に及んでも(?)、いくら輸出用とはいえ、「2681」という4桁モデルナンバーがつけられる、ってのも、う〜ん...、かなり不可解で...。(笑)

 そして、「バッテリーBOXまでありますが、EQは入っておりません」とのこと...。う〜ん、どういうことなのでしょうか...?(笑) で、「しかも、ポットは2Vol、2Tone」...。つまりは(?)PUにはアクティブ回路を載せず、通常の(レスポール系の)回路にして、ただ、つまみ類(の穴)だけをAR500仕様で空けた、ということでしょうか...?(う〜ん、自分で書いていても意味不明だぞ。(爆))

 そしてピックアップはSuper70...。1981年の時点でもそうだったのか...。う〜む...。(ちなみに1981年のイバニーズカタログに記載されているエレキギターでSuper70搭載モデルは皆無。)

 ま、フィニッシュについては、「AV」、即ちアンティークヴァイオリンということで決めつけても(笑)いいとは思いますが、特に「Custom Made」や、「Special Edition」なんて文言も21フレット上のインレイにはないし...。

 それから、ナットがブラスを加えたハーフ&ハーフナット...。うむ...。これは1980年モデルには見られるけれども...。(1981年のカタログではARのナットは牛骨(?)のみ。) そしてエスカッションは黒...。これは1981年に限って言えば(?)、AS100、LR10、JP20などの「ハコモノ」には採用されているけれども...。)

 もひとつついでに、マシンヘッド。これも、う〜ん、同時期の普通の(?)「ベルベチューン」ではないような...。ヘッド裏の画像がないんで分からないけれど、グローバータイプって感じで角っこがない...。

 ってことで、とにかく「?」が頭の中を渦巻いてしまう感じ(笑)ですけれど、どなたか、何か御存じのことがあればお知らせ下さい〜!!

 とにかく、良く分からないので、一応、ショップの話を信じ、2681であるけれども特別版ということで2681Sという名前を付けておきたいと思います。(笑)
(ここまで2003年11月10日 記載)

 さて、このギターについて愛好家の掲示板の方で、リストを更新して紹介したということを書いたところ、所有者の竹内さんから以下のような書き込みが:

>付け加えますと、ペグは、何故か『グレコ』の物が付いています。
>また、三角のオーナメントは付いていませんでした。
>金属パーツはとてもキレイですが、少々、フレット浮きが出ています。

なぁるほど...、やはりペグは違っていたんだ...。で、私のリプライは以下のようなもの:
>なるほど...。いや、私の1979年モノのグレコMX800とよく似たペグだなぁ、とは思った
>のですが。(笑) そうでしたか...、ふ〜む。となると(表現は悪いのですが)当時、
>富士弦さんの工場に残っていたパーツを色々と寄せ集めて作ってみた、って感じなの
>かもしれないですね〜。(すみません、何の確信もありませんが。(笑))

すると(笑)、やはり竹内さんから「さらに、トラスロッドカバーは、ゴールドの『Musician』の物が付いていました。」との情報が...。(笑)

 う〜む...。かつて(?)グレコギターの大家の方が「昔のグレコギターについては(通常の市販モデルとは異なった)どんなモノが出てきても驚きません」というようなことを書かれていたのだけれど、ARでは、今までの印象からすると、海外モデルはともかく(笑)あまりイレギュラーなものはないように思っていたが、今回の竹内さんのこのギターはかなり異色のもののように思えるなぁ...。

 ということで、ここで上記のグレコギター大家の方である「狛江のグレコマニアさん」からペグについての情報提供があって、どうやら「MH-900G」と呼ばれるモノらしいとのこと。

 そして、「工場用だとすると製造番号が二回りぐらい小さな文字だったり、お馴染みの金色でなかったりする場合もあるようです。番号そのものの画像が見たい・・・。」とのことで。

 で、それに応じて竹内さんが追加の画像を送ってくれました!




 ふむ...。これは表側から弦を突き通す(?)タイプみたい...。>私が上で触れたMX800のペグとは異なる。なぁるほど...。

 ってことで、引き続き情報の提供、タレコミ、待ってます〜!(笑)
(ここまで2003年11月13日 記載)

 で、唐突ながら(?)、このモデルについて海外の人物から「2681? これ、どうみてもボブ・ワイアーじゃないよ!」という指摘を受けました。(爆) ま、私もいわゆる「4桁モデル」の頃のAR(の前身)については非常に疎いため、このページの冒頭にあるように、店員さんの意見を尊重してそのまま記載したのですが、う〜ん、今改めて調べなおすと、これはやはりもっと後のモデル(ま、はっきり言うと)AR500を作ろうとして、という状況で、それが何故か途中で終わって(?)他のパーツを付けられた、のかなぁと...。
 ってことで、リストの名前をちょっと変えました、はい。
(ここまで2006年01月10日 記載) inserted by FC2 system