金魚の糞とはこのことだっ! 英国迷走日記2015
2015年12月10日(木)〜14日(月)



12月10日(木)
 さて、長い一日の始まりである…。と記しているのは新幹線の車内。

 今日の行程は以下の通り:
05:00 起床
05:20 タクシーにて自宅から広島駅へ
05:41 広島駅到着。おにぎり2個と飲み物を買いホームへ。
06:00 当初の予定では06:19発の新幹線だけれど、1本早い6時ちょうど発の便に乗車。
06:40 あらら、こんなに早いんだね、ってことで岡山駅到着。バス乗り場を確認し、散策。
07:20 空港行きのバスへ。

 ってことで、ここからはバス車内での記述。

 ふむ、それにしても眠い…。(笑)

 昨夜は、ま、早めに寝ようと思いつつ、結局なんだかんだで就寝は午前1時。間際になってパッキング、ってこともあるけれど、同僚から借りた「携帯用重量計」(<ちなみにオリジナルの意味での「携帯用」であって、「携帯電話用」ではない。)を使って機内持ち込みの手荷物の重量を計ると、あらら…。機内持ち込みサイズのキャリーカートが16キロオーバー…? ノートPCなどのためのブリーフケースだけで5キロ近くあったのに〜。(涙) 今回利用する大韓航空の規定では合計でも12キロ以内なのに…。となるとブリーフケースはやめて、紙袋にしようか、キャリーカートの荷物も(衣類が中心だけど)もっと減らそうか、などと思案。
 長時間のフライトに備えて用意した2冊の本もやめておこうか…。

 で、結局のところ、その携帯用重量計は、キロ表示とポンド表示があって、どひゃ〜ん、キャリーカートの計測時にはポンドとなっていたことが(荷物を最小限にした時点で)判明。うむ、すごくバカみたいなことで小一時間を浪費してしまったぞ…。(涙)

 などということなどもあって、ジンをグビグビしてしまって(<意味不明)、午前零時をまわったという…。ま、いいけどね。

 さて…。

 そもそも、何で今頃、突然イギリスに?、って思う人もいるだろうけれど、そう不思議に思う人間の筆頭は私自身である。(笑)

 詳細なことは(たぶん)書かないが、私の勤務先の短期大学で毎年実施している「イギリス3ヵ月語学留学」というプログラムに参加している2名(!)の学生が帰国するにあたって、その引率、というか、ま、そんなところである。<ま、引率というより、「連れ戻す業務」と言ってもいいかな。(笑)

 本来ならば、そのプログラムの担当である同僚のイギリス人の任務であるけれども、諸般の事情で、それが不可。そして学科の擁する他の2名の外国人教師も家庭の事情もあって、この時期、イギリス出張には行けないと…。となれば、立場上、副学長が担当すればいいのだが、う〜ん、英語力の問題が…。(爆)
 ということで文字通り「お鉢が回ってきた」って訳だ、これが。

 傍目には「いいな〜、海外出張〜。」という向きもあるだろうけれど、いやいや…。「は〜い、では、授業のことは気にせず、旅行がてら、行ってらっしゃ〜い♪」であれば話は別だけど、出張の期間に休講した分は、いずれきっちりと「回復措置」を講じなければならないんだよね〜、それが…。

 などと書いたのは(上記の通り)岡山空港に向かうバスの中。そして、今は既に(?)ソウルで乗り継いでロンドンに向かう飛行機の中。

 で、岡山駅からのバスは早朝ということもあってすいすいと進み、空港に到着。取り敢えずは建物を出て右前の喫煙所へ。そして、航空会社のカウンターでチェックインの手続き。

 そしてここで、ちょっと問題発生。そっか〜、液体は持ち込めない、だっけ。

 ってことで、ちょっと特殊な液体(<ま、濃度の高いアルコールだけど)を一気に消費。(<ま、気にしなくてもいい。(爆))

 機内持ち込みの手荷物の検査も無事に終了し、セキュリティチェックも済ませ、出発ゲートの待ち合いロビーへ。と言ってもすることもなく、当然ながら(笑)喫煙コーナーへ。ふむ…。あ、ついでに、いつも420円で買っているタバコを1カートン、買った。免税だと1箱、260円ってことね、ふ〜ん…。

 そして機内へ。結局、10時のフライトだったのかな。(笑) 結構、満席に近い感じ。日本人、韓国人と思われる人たちが9割くらい。

 そしてトランジットのために韓国、インチョン空港に。飛行時間は実質80分くらい。この空港、初めて来たけれど、大きくてきれい。<ま、最近はそういうものではあるのだろうが。

 待ち時間は2時間もなかったかな。だけど(?)ここで、ヘマをやらかす。(爆) 人の波に紛れて(?)、そして現地の人だろうけど日本語で「は〜い、こちらです〜!」という声に釣られ(笑)そのまま入国審査の列に入ってしまう。(爆) ヒースロー行きの搭乗券も一緒に出したにも関わらず、審査官のお姉さん、無言のまま機械的にスタンプを押す…。

 間違いに気づいたのは、その後。(爆) いや、入国しちゃダメじゃん、俺。(爆)

 ということで、係員(?)に事情を話し、「VOID」のスタンプを押してもらって、韓国を出国。(爆)

 それから、乗り継ぎのためのコーナーへ移動。手荷物の再検査でもかなり時間を取られたんで、出発ロビー(の喫煙室)には20分もいなかった。最終案内のアナウンスを聞いて(笑)搭乗口へ。

 与えられた42Cは通路側の座席。<ま、チェックインの時にそうお願いしていたからだが。窓際とその隣の座席には夫婦らしき男女が。カバンを足元に置き、キャリーカートは頭上のコンパートメントに。フライトの座席率(って言わないんだろうな(笑))は、70パーセントくらいかな。と、隣りの男女が離陸前からやけに後ろの方をキョロキョロしてる。そして離陸。隣り合わせた男性(40歳前後?)と「やぁ、休暇かい?」とか、どうってことのない世間話。彼自身は東南アジアを観光して帰国するとのことだけど、「イギリスにはどれくらい滞在するの?」、「今回が初めてのイギリス?」、「何しに行くの?」など、「貴君は入国審査官かよっ?」って言いたくなるような質問の連続。ま、いいけど。

 そうこうするうちに、シートベルト着用のランプが消える。と、その男性、やおら(笑)立ち上がって後ろの方に行き、そしてすぐに戻って来る。「ふむ…?」

 って、何のことはない、後ろの方に3席空席の列があったらしく、「ボクタチ、後ろに移ることにしたよ。だから、ここの2席も使っていいよ。横になって休めるよ。」と。おおっ! 神様よっ!(爆)
 
 とのことで、ラッキーである。とは言え(?)、右側、つまり中央の列には新生児を抱いた女性、その後ろには1歳と3歳くらいの子供を連れた女性が…。いや、いいんだけど、ちょっと不安が…。

 う〜ん、それから先の機内のことは、割愛。心に残ったことだけを列挙することに。

・機内の映画で「Pixel」を観た。日本語吹き替えヴァージョン。(笑) だけど、感情のこもっていない棒読みのような吹き替えに閉口する…。映画のストーリーそのものも突っ込みどころが満載であるけれど、やめとく。
・続いて、「The Holmes」を観た。これは日本語の吹き替えがなく、英語で。だけど、かな〜り聞き取りづらい…。ボソボソって感じで話していて、しかも飛行機の「ゴォ〜」っていう音でヴォリュームを上げても、セリフそのものが聞こえないという。ま、いいけど。
・機内食は2度、出た。最初のは、う〜ん、夕食なのかなぁ…? 3つの選択肢の中から(大韓航空ってことで)「ビビンバ」を注文した。うん、個人的にはご満悦の味。(笑)
・今回、フライトアテンダントに頼んで持って来てもらった飲料は、バドワイザー2缶、韓国のビール1缶、白ワインを1カップ。(笑) もちろん、こんなんじゃ、ちっとも酔えない。(爆)
・持参したウォークマンで音楽を聴いた。市場的な評価は知らないが、この(10年くらい前の?)ウォークマンに搭載されている「ノイズキャンセリング機能」、すごい。<貧弱な語彙ですみません…。先ほどの、飛行機の騒音が、ほぼ完全に消されて、音楽だけがくっきりと聞こえてくる! さすが、技術のソニー!
・時計は日本を出国したままで調整もしてない。だけど、機内の灯りが消え、いかにも「さぁ、取り敢えず、寝てください。」みたいな雰囲気になって、そこで座席3つを贅沢に使い、横になるものの、う〜ん、「動いている物体の中では眠れない」という体質のため、目を閉じても、はい、目を閉じてるだけ(爆)という時間が続く…。
・そうこうしているうちに、何となくおいしそうな匂いがあたりを漂う。「ん…? また機内食?」と思いつつ起き上がると、前の列に座っている(韓国人らしき)男性が、カップラーメンを食べてる!(爆) おおっ!
・ってことで、予想つくだろうけど、はい、フライトアテンダントに声をかけ、「すみませ〜ん、あのヌードル、私にもください〜♪」と申告して、食す。(<って、熱湯がないのか、結構、歯応えのある麺、そして、ほとんど「具」のないモノだったけどね。)
・毛布をかぶって横になって、「あ〜、ちょっと意識が遠のいてるかも!」と感じ始めると、決まって「乱気流に入るため、シートベルトを着用してください。」のチャイムとランプが点灯する。<3回はあったと思う。(涙)
・そして、再び睡魔が襲って来てくれた(笑)頃、上述の赤ちゃんたちの泣き声の合唱が始まる…。ま、いいけどね…。泣くのは赤ちゃんの仕事だし。(笑)
・で、あきらめて(?)身を起こし、映画「ミッション・インポッシブル」の最新作を鑑賞することに。
・そして、意外に面白くて見入っていたら、最初の45分ほどで着陸態勢に入り、何度も中断する…。>帰国のフライトで観てやるっ!(爆)

 ここから現地時間。ロンドン、ヒースロー空港に無事に着陸したのは16:30くらい。<って、今までの飛行機の搭乗経験の中では、最悪レベルのランディングだった。(笑)

 空港到着後は、当然ながら入国審査。結構待たされたかな。そして、ま、例のごとくの質問だけど、あっさりとクリア。税関も問題なくするっと抜け、ふぅ〜。で、空港の建物を出てすぐの喫煙所で一息。というか、くらくらっとした。<睡眠不足と喫煙のため。(笑) あ、もう17:20…。広島の自宅を出てから、何時間経ったのかも分からなくなってる。

 そして、既に日本でチケット予約していたヒースローエキスプレスに乗って、パディントン駅まで向かう。ヒースローの駅でたまたまエレベータで乗り合わせたおばあちゃんと娘さんとふたことみこと、言葉を交わし、乗り継いでパディントン駅に。今度はタクシーで20分ほどの St.Pancras 駅へ。ロンドン市内、なんて言えばいいのか、ま、歴史の街ということで、道路も狭くゴミゴミした感じもあるけど、ま、仕方ないよね〜。
 でも、それにしても人が、車が、多い…。こんな道を運転するのって、大変だろうなぁと思う。しかも、自転車は車両扱いのようで、車道を(場合によっては車両間を)スイスイ走ってるし…。ヒィ〜。そして、チケットを買ってカンタベリーに向かう。

 ふむ…。特急だけあって50分ほどで目的の駅「Canterburry West」に到着。聞いてはいたけど、確かに小さな駅だ。地下道を通って表玄関に。ふむ、小雨が降り出した。建物の脇の喫煙所で「ふぅ〜。」としていると、あらら、タクシー、みんないなくなった。<って、最初から数台程度だったけど。

 で、しばらく小雨の中を待って、それからタクシーに乗り込み、行き先を告げる。う〜ん、このタクシーの運転手さんの英語もなかなか…。「スタイ」と言われても、一瞬では stay だと判断できない。(笑) 実は同僚のイギリス人教師の英語も、私はちょっと苦手だけれども(笑)、その同僚とは日本語で話すことにしている。

 タクシー料金は5ポンド50ペンス。で6ポンド支払って領収書をもらう。

 ホテルのチェックインは20:30ちょうどくらい。敷地から全部、禁煙みたいだ…。ま、仕方ないか…。

 いわゆる「フロント」で対応してくれた若いお兄さんも(私にとっては)すごく聞き取りづらい英語を話す…。部屋は3号室。広さで言うと、う〜ん、12畳程度かな? とにかく質素。トイレも、もちろん、シャワートイレではなく、浴槽もないシャワーだけ。<とはいえ、1泊朝食付きで12000円くらいのはずなのだが。

 基本的に「寝る」、「トイレに行く」、「シャワーを浴びる」ということさえできれば問題はないからいいんだけどね。(今回の出張で「リゾート気分」を味わおうとは思ってもいないし。)

 ホテルのWifiが使えるということを聞いていたけれど、最初の30分は無料で、それ以降は費用が発生するらしい…。うむ…。ま、とにかく接続して、iPhoneにて日本へ連絡。無事に着いたことを伝える。

 最後に食事をしたのは機内で、ロンドン到着の2時間ほど前だから、う〜ん、午後2時くらい? 7時間経過したというところで、そろそろお腹、ぐぅ〜、である。

 ってことで、午後9時過ぎ、カンタベリー大聖堂方面の商店街(じゃないけど)に徒歩で。コンビニエンスストア、あるいはスーパーマーケットなどがあればおいしい飲み物を調達したいところだけど、見当たらない。レストランや、パブっぽいものは数軒、あったけれど、明日、明後日も泊まる予定だから焦らなくてもいいかってところで。

 いわゆるファストフードの店は数軒、営業していて、結局、ケンタッキーフライドチキンの店に。このところ、日本でも行っていない上に、かなりたくさんのメニューがあり、選ぶのに数分、かかってしまう。(爆) ま、店内にはお客さんが3人程度だったけど。(<ちなみ、そのうちの二人、60歳近くと思われる男女、激しく言い争っていて、見かねた店長らしき人が奥から出てきて「他のお客さんの迷惑になるっ!」って注意してた。(笑))

 フィレ・チキン2つとフライドポテト、ペプシコーラのセットで£3.98。うむ…、今のレートで言うと800円ってところ? 何かと高いね、イギリスの物価。(<って、ほとんど買い物はしてないんだけどね。で、ホテルのロビーにある自動販売機でも、普通のサイズのコカコーラが£1.6ってなってた。つまり320円!)

 そしてホテルに戻って部屋でもそもそと(笑)食す。

 明日の朝は、学生を受け入れてくれている大学の関係者とのミーティングが予定されている。そろそろシャワーを浴びて、髭や髪を剃らなきゃ、と思って日本から持ってきた剃刀を取り出そうとした。が、あらら、機内持ち込みのPC用のカバンに入れていたのが見つからない。ウォークマンなどを取り出した際に落っことした模様。ふむ…。冴えない…。もちろん、通常(?)あってもおかしくない歯ブラシやT字型カミソリなどもなく…。

 フロントに行って、尋ねてみても、「置いていない。」との返事…。はぁ、そうですか、って感じ。それでは、と、24時間営業のコンビニエンスストアは近隣にないかと尋ねてみるも、これも、ない、とのこと…。(涙) ただ、いわゆる「ドラッグストアーであれば、午前7時には開店する」との情報を得る。仕方ない、明日の朝、買うことにするか…。

 と、携帯電話に着信が。見ると、う〜ん、東京からの電話…? う〜ん、心当たりがなく(「外務省から、とか?」などと)不審に思いつつ出てみると、東京の出版社からの電話。先だって入稿したギター関係の記事のクレジットを本名で出していいかどうかの確認だった…。

 そして、私としては珍しく、おいしい飲み物を摂取することなく、しばらくテレビを見た後、(同僚からの進言もあって)ベッドに入る。長い一日だった…。

(帰国後の記述:「長い一日だった」と記しているけど、計算してみると、日本時間で言えば13日(木)の午前5時から14日(金)の午前9時まで、28時間、ほとんど眠ることなくぶっ続けで活動(?)していたことになるようだ...。)


12月11日(金)
 昨夜の就寝時刻は23:50くらい。ちっとも眠くなかったけど、とにかく体を休めなきゃ、ってことで横になったものの、浅い眠りを繰り返し、午前3時半にはもう完全に眠気が失せ(涙)、起床。部屋に置かれたお茶をいれ、ミルクティーであったまる。

 そして、部屋ではタバコも吸えず、午前4時、することもなく、雨も止んでいるみたいってことで散歩に。

 まだ明け方以前の夜の町だけど、う〜ん、車は時々走っている。雨のせいか、そんなに気温は低くないけれども、風が結構、強い…。で、てくてくとホテルの廻りの一角を歩く。「あの角を曲がれば〜♪」気分。

 いや、しかし、至る所に古い建造物が点在してる…。意味不明の「塔」みたいのや、城門(っぽいモノ)のみ、とか。

 一旦、ホテルの部屋に戻ったけれど、貧弱なオイルヒーターみたいなのが壁に一つあるだけで、決して暖かくはない…。もちろん、外に居るよりは(風に吹かれない分)「まし」だけど、室温は15度前後ではなかろうか…。

 そして、午前5時過ぎ、再びホテルを出て、今度は市内の繁華街(?)方面へ。さすがに一般人の姿はあまり見受けられないけれども、商品納入のトラックやゴミ回収の車などの姿はあった。

 ほとんど徘徊老人のように彷徨って(笑)、そして午前7時に開店するというドラッグストアーへ。>って、実際には7:10になってからシャッターは開いたけど。

 その店オリジナルの安価な剃刀をゲットし、ホテルに戻ったのは7時半くらい。フロントあたりまでホテル内のレストラン(<って呼べるほどじゃないけど)から、おいしそうな匂いが漂っている…。お腹、ぐぅ〜、である。

 ということで部屋には戻らず、そのままフードコーナー(=さっき「レストラン」と書いたところ)へ。ま、いわゆる「バイキング形式」ということで、ソーセージやベーコン、エッグ、クロワッサン、オレンジジュース、フルーツなどを盛り合わせ、BBCニュースを観ながら食事を済ませる。
 
 それから部屋に戻ってシャワー。髭も髪も綺麗に剃り上げ、そして仕事用の衣類へ着替える。9:10には受け入れ大学の国際交流センターの人物と会わねばならないため、8:50、ホテルを出て、徒歩にて目的地へ向かう。9時前には到着し、レセプションの女性に用件と名前を名乗ってロビーで待つ。時間通りの9:10、4名の先方のスタッフが登場し、挨拶を済ませた後、「では、メインキャンパスに移動しましょう。」ということで、これまた徒歩にて移動。

 かつては図書館だったという建物(現在は講義室がメイン)に案内され、副学長の代理人、その他の「お偉方」としばし会談。(笑) 今後のプログラム運営について話し、そして日本から持ってきたギフトを渡して、また、先方からの記念品を受け取り、ふぅ〜…。

 それから、「イギリス語学留学」の参加学生2名が授業を受けている建物に移動し、そちらの責任者と少し話をし、最後の授業を1時間ほど見学。その後、現地での3ヵ月間のプログラムを終えた学生に担当教師から修了証書が授与される(どちらかというと堅苦しくない)式典にも参列。

 その後、学生2名と一緒に(彼女達がいつもランチをとっていた)学生食堂に移動。色々なメニューがあるなか、今日はイギリス名物「フィッシュ&チップス」も用意されているとのことで、それを食す。>味については、ノーコメント。(爆)

 そして、その後は、2名の学生も「私達、昼からは特に予定はありません。カンタベリー市内を案内しましょうか。」とのことで、う〜ん、14時くらいから、散策。端から端まで歩いても15分くらいの街並みを、時折、店に入りながら、てくてくと歩き廻った。(笑)

 手軽なお土産品を調達する店、フィッシュ&チップスなら、この店、で、カフェならここがお薦め、パブなら(笑)ここがいいかも、というような情報を教えてもらいながら歩いて、そして、う〜ん、夕方5時前くらいに、「ちょっと買いたいものがあるんで。」ということで(今朝、剃刀を買った)ドラッグストアへ行き、おいしい飲み物(!)と、チェリーペプシ(笑)、それから、万一に備えて(笑)カレー味のカップラーメンを購入。別れ際、2名の学生の予定を尋ねると「特にありません。短大の友達、その他へのお土産を買いに、ここまで出て来ます。」とのこと。「あ、そうですか。だったら、ずっと一緒に居るつもりはないけど、それに同行してもいい?」と尋ね、「はい。今日、紹介しなかったところにも案内しますから。」との返事。いい娘達だね〜…。

 で、「では、また明日〜♪」と別れ、ホテルにいそいそと戻り、そしてテレビを観ながら、ふぅ〜、と一息。やっとおいしい飲み物にありつけた…。(笑) で、ジンをペプシで割って飲み始めたのはいいものの、う〜、ちょっと気分が…。昼に学生食堂で食べたフィッシュ&チップスが胃にもたれているような…。

 気分不良のまま、恐らく午後6時前後にベッドに倒れこみ、そのまま、くか〜、と眠る。(爆)

12月12日(土)
 そして、午前零時過ぎ、復活。(笑) うん、お腹、ぐぅ〜...。(笑) だけど、今、自分の身体が欲している食事が、朝食なのか、昼食なのか、はたまた夕食なのかの区別もつかない、という…。

 とにかく、のそのそと起き上がり、テレビをつけて「環境問題」がテーマらしい番組をぼぉ〜っと観る。そして湯沸かし器でお湯を用意し、仕入れていたカレー味のヌードルを食べる。おいしくない。(爆)

 そして、ホテルを出て、一服。午前1時近くだというのに、時折、人が歩いてる...。ま、老人や子供ではなく若い人達が主であるけれども。雄叫びをあげる者、放歌する(笑)者などいて、ま、その多くが酔っ払っているんだろうと思う。

 う〜、小雨はいいんだけど、風が強い…。気温はそんなに低くはないけれども、体感温度は摂氏2度くらい?<適当に書きました。

 風をよけて近くの建物の物陰に移動しても、しばらく佇んでいると「ぷるぷる〜。」となって、そしてホテルの部屋に戻って PC でゴソゴソしたりして、また1時間ほどして外に出て、身体が冷えると戻って、ってのを繰り返す。

 で、夜中に Facebook に書いた文面が以下の通り。>って、ちょっと書き変えてるけど:

 「今どんな気持ち?」って問われると、「監獄にいる気持ち。」と答えたくなる。(笑)

 あ、イギリスそのものが監獄、ってことではなくって。(笑) ま、「ざまぁみろ。」って思っている人もいるだろうけど、今回の投宿先のホテルは「敷地内完全禁煙」ということで…。(涙)

 「だったら、それを機に禁煙すれば?」という人も、ま、いるだろうけれど、ひとたび始めたことを放棄するような弱い意志の持ち主ではないのだ、私はっ!(自爆)

 それはそれとして、先ほど、つまり午前3時過ぎだけど、やはりおもむろにホテルから出て、小さな通りに佇んでいた。(爆)

 前日もそうだったんだけど、気になる「鳥の声」が…。カラスであれば「カァカァ〜。」、ひばりであれば「ピーチクパーチク♪」であろうし、それ以外にも「チッ、チッ♪」などの「鳥の鳴き声」があるのだろうけれども、う〜ん、どう表現したらいいのか分からない、今までに聞いたことがあるような、ないような鳥の声。

 で、結論から言うと、これは、うん、きっと Blackbird だね…。

 つまり、The Beatles の楽曲の中で、マッカートニー氏の弾き語りによる、あの名曲の、である。真夜中に、ほんと、何かのメロディーであるような調子で数羽の鳥が「歌っている」って感じ。

 繁華街近くだということもあって、深夜ながらも時折、若者が往来(笑)しているんだけど、さっき、ホテルの敷地のすぐそばでタバコを吸っていたら、20歳過ぎくらいのお兄さん(笑)2人組が傍らを通った。で、そのうちの一人が声をかけてきた。(笑) 「ほらほら、ウォッカだよ〜♪」(爆)と言いつつ、握手を求めてくる…。(鳥関連で言うと、かなり「千鳥足」の)その若者は、「あ〜、タバコ吸ってるの?」みたいな感じで、やたらと話しかけてくる。(しかも、完全に「目が座っている」ような…。)

 そこで(?)、どう見ても現地人らしいんで尋ねてみた。

私 :「ちょっと聞きたいんだけど、ほら、今、木の上でさえずっている鳥、もしかして Blackbird なのかな??」
若者:「え? 鳥? あぁ、あれ? ま、たぶんそうじゃないかな。でも、どうして?」
私 :「いや、ただ名前を知りたかっただけなんで。」
若者:「ふ〜ん…。で、どう? これから一緒に飲もうよ。」
私 :「あ、いや、私はいいから、二人で楽しんでおいで。」(爆)

 ということで、すげなく(笑)別れを告げたのだけど、そっか〜、これが Blackbird なのか〜。」と一人で納得してホテルの部屋に戻った私でした〜。

Blackbird singing in the dead of night〜♪

 ということで、上の文面を記した後、午前4時過ぎくらいになって、また散歩に出かける。前日よりも行動範囲(?)を広げての徘徊である。

 ほぉ〜、中華料理屋さんがあるじゃん〜! って、この時間、もちろん閉まっているんだけどね。

 かつて、カナダのバンクーバーをメインに「語学研修旅行」を毎年、担当していて、その際にお世話になっていた旅行代理店 JTB のベテラン添乗員に聞いた話であるけれど、海外のレストランで、もちろん、実に様々な料理が味わえるのだけれど、「日本人にとって、一番、当たり外れの少ないのは中華料理店」だそうな。(<あくまで個人の感想です。(笑))

 確かに、それはそうだと思う、個人的には。バンクーバーでも、ケベック・シティでも、トロントでも、ロサンゼルスでも、サンフランシスコでも、サンディエゴでも(笑)、もちろん(?)シンガポールでも、中華料理店を営んでいるのは「中国(出身の)人」で、ある一定のレベルを有していたようにも思う。

 って、話を戻すと、先ほどの中華料理店。その窓に貼られたメニューを見ると、うむ、単品料理はないみたい…。「All You can eat」方式、つまりバイキングである…。で、う〜ん、食べ放題ということで「大人:15ポンド」…。3000円かぁ〜…。一回の食事にそこまで費やしたくはないぞ…。(笑)

 そして、どんどんと通りを歩いていく。おお〜っ。昔乗っていたのと同じモデルのセリカが停まってる! しかも、青色! 日本では見たことのないカラーだ…。いや、だからどうしたってことはないんだけど、これも十数年前に生産終了したモデルだというのに、う〜ん、ちゃんと走ってるんだと思うと感慨深い。(って、私の乗っていたセリカも、まだ娘が通勤に使っているんだけどね。)

 ま、そんなこんなで散策していると、いやぁ、教会が多い…。何と言ってもイギリス国教会の総本山「カンタベリー大聖堂」のある街だもんね〜。今日見ただけでも5つくらいあったんじゃないかな、って感じ。ま、いいけど。

 そして(?)「伝統的タイ料理」の店やら、不動産の店やら、楽器店(!)やら、色々と立ち並んでいて、それはそれで面白かった。

 そうこうしているうちに午前5時となって、ちょっと身体も冷えてきた…。何か、温かい飲み物が欲しいかなぁ〜。で、24時間営業のマクドナルドへ立ち寄ることにする。

 って、店内、こんな時間なのに数名のお客さんがいる。(笑) で、ここから先は文字では伝えづらいのだけど、列に並んでメニューの飲み物のパネルを見ていると、右の方のカウンターに若いお姉さんが登場し、私の方を見て、何か言う。(笑) きっと、"I'll take your order!" と言ったんだろうけど、take が「タイク」にしか聞こえず戸惑っていると、"Next, please!" と追い討ちをかけてくる。(笑)

 そこで、仕方なく(?)そちらのカウンターに。って、柱のせいで、ここからはメニュー、見えないじゃん…。ということで、「何か、温かい飲み物が欲しいんだけど。」と私。<もちろん、英語で。

 そうすると、お姉さん、「温かい飲み物? コーヒー?」と言い、私が渋る(笑)と、"Chocolate tea?" と畳み掛けてくる。(爆) それを聞いて、「ほぉ〜、チョコレートティーとは珍しいっ!」と思った私は、"Well, chocolate tea, please!" と注文。
 するとお姉さん、レジをカタカタっと叩いて金額を告げる。「え…? 日本円じゃ500円以上ってこと…?」と思いつつも支払う。

 そして、店の奥に行ったお姉さんが戻ってきた時には、両手にカップ…。(爆) 
 って、もう「オチ」は分かっただろうから、書かない。

 で、その後、いわゆる「ホットチョコレート」と普通の「紅茶」の2杯のカップ、そしてミルクと砂糖のパッケージを抱えて店を出る私でした…。(涙)(<オチ、書いた…。)

 さて、「温かい飲み物」を2杯飲む気にはならないけれど、小雨も降っていることだし、取り敢えず、近くの(良く分からない)塔のふもと(笑)の段差の所に移動し、雨をよけて座って「ホットチョコレート」を飲み始めた。

 すると…。何だか、人の気配が…。で、左後ろを振り返ると、4つの支柱の一つに背をもたれかけた老婆が立っている…。(爆)

 思わず、「うわっ!」と声を上げてしまってその場を離れた私だけれど、思い直して、その塔に戻り、その(どう見てもホームレスの)老女に「良かったら、このお茶、どうぞ。ミルクと砂糖もどうぞ。」と言って進呈した。>その女性は、カップを受け取って、何度も何度も感謝のことばを述べていたけども…。

 そして、道すがら、ホットチョコレートをちびりちびり飲みながらホテルへと戻る。

 う〜ん、正確な時間は憶えていないけれど、午前6時過ぎにはホテルの自室に辿り着き、そしてベッドへ。(笑)

 で、2時間ほど眠ったのかなぁ…?

 間違いないのは、ちゃんと朝食時間内に起きて、ホテルの「食事コーナー」にて朝食を食べたこと。前日とは趣向を変えた品を選んで、テレビのニュースを見ながら食べた。

 その後、また眠って(笑)、11時くらいに起床。学生が11:30に、私のキャリーカートを持ってホテルに来る、ってことで。<「私のキャリーカートを持って」って、どういうこと、って思うだろうけど、ま、気にしない。(笑)

 で、とにかく(?)、おいしい飲み物を飲みながら11:30には外出できるように身支度を整えていたものの、学生、登場せず...。(笑)>って、実際には来たらしいけれど、ホテルのフロントで足止めをくったらしい。(爆)

 詳細は割愛し、11:50近くに学生と合流。キャリーカートを受け取り、ついでにホテルの室内を見学させる。(私にとっては「質素極まりない部屋」であるが、学生達の目には「素敵な部屋〜♪」だと映ったらしい…。)
 
 そして、正午前、3人で街へと向かう。>って、ホテルから徒歩数分のところだけど。

 ここから先も詳細に書くとすごく長くなるため、箇条書きにて。
・まず向かったのはカンタベリー大聖堂。とにかく圧倒された…。1時間半ほど、じっくりと見て廻った。
・隣接するギフトショップを通り抜けて、繁華街に戻る。
・繁華街の色んな店を見て廻る。時には学生達だけ中に入って、外でぼぉ〜っと喫煙。
・「1ポンドショップ」にてお土産のHARIBOをたくさん買い込む。
・ちなみに週末ということもあって、そしてクリスマス前ということで人ごみがすごかった…。
・途中、歩き疲れてカフェに。学生達は店内で、私は外でタバコを吸いながら。
・店を出る前に学生に頼んでぼぉ〜っとしているところをiPhoneにて撮ってもらう。
・市内を部分的に囲んでいる城壁沿いの公園を散策。
・その公園の、高台のモニュメントへ。風が冷たい…。
・午後4時過ぎくらい、雨も降り出したため、「じゃあ、また明日〜♪」と学生達に別れを告げ、ホテルに戻る。

 戻ってから何をしたっけ?(<ここは日本に戻ってから書いている。)

 荷物の整理や、日本に(ウェブページ更新のための)原稿を書いたりしたのかなぁ〜?

 ま、とにかく午後6時前くらいになってホテルを出て繁華街へ。

 先ほど、学生に教えてもらった(日本で言うところの「百円均一」の店)「1ポンドショップ」に改めて立ち寄り、店内をつぶさに(笑)見て廻ると、おおっ! フレッド・ペリー以来、何十年ぶりかでウィンブルドンを制した英国選手アンディー・マリーの本が1ポンド! ってことで、その本をはじめとし、幾つかのアイテムを購入し、そして「さぁっ! よしっ、今度こそおいしいフィッシュ&チップスを食べてやるっ!」と意気込んで移動。
 そして、6時半、店に到着。が、何と、もう閉店準備してる…。念のため、店のおじさんに尋ねると「あぁ、もう閉店だよ。」とのことで、あ〜あ…。へなへな…。(涙)

 あきらめてパブにでも行こうかと思って学生お薦めの店へ向かう。<一応、彼女達の名誉のため記しておくが、他の大学から留学していた友達からの情報ってことで。

 だけど、あ〜、ここはここで大繁盛してるじゃん〜。屋外のテーブル、空席はないし…。

 ってことで、もうあきらめ、どこかのレストランでちゃんとした食事をとる気力も萎えて、ケンタッキーフライドチキンの「オリジナルチキン」を2つだけ買って、とぼとぼとホテルに戻る。で、むしゃむしゃと食べ、おいしい飲み物を飲んで、午後8時くらいにベッドにゴロンとなって、沈没…。


12月13日(日)
 「あ〜、よく寝た〜」って目覚めたのは前日同様、午前零時半。自分でもよくわからない生活リズム。取り敢えず、フリースなどを着込んで外へ。ホテルの横の、公園とは言えない芝地にてタバコ。国道を挟んだ向こう側はカンタベリーの繁華街。で、大声を出している若者達が、まだ結構たくさんいる。車も多くはないけど、ほとんど途切れることなく走ってるし。で、風が吹いて来ると建物の物陰に移動しつつ15分ほど過ごし、またホテルの部屋に戻る。

 う〜ん、PCの方は大丈夫だけどiPhoneのWiFi、安定しない…。で、再起動してネットワーク設定をリセットというのを繰り返し、成功率は3割くらい。ま、いいけどね。

 で、うまく繋がった折を見計らってiPhoneの画像をGmailに添付して保存し、そしてPCの方で開いて(笑)、報告の文面を書いて、日本にいる同僚に送付。すると、彼が短大のウェブサイトに報告記としてアップロードしてくれる、って訳だ。

 その作業を終え、また外へ。もう完全にルーティンになってるなぁ…。で、また部屋に戻ってPCでゴソゴソ。ま、facebookを閲覧したり、書き込んだりなど。そしてぼぉ〜っとしたり、昨夜買って来たアンディーマリー(イギリスのテニスプレーヤー)の本を読んだりして過ごす。

 通常(?)、この二日間の経験では、深夜の出入りの時には、フロントには誰も居ないのだけど、今日は、その都度、当直らしき若者が確認のためか、奥から出てくる。(笑) ちょっと申し訳ないなぁと思いつつ、「やぁ。」と声をかける。で、それを繰り返しているうちに「すみませんね〜。こっちに来て二日、経つんだけどまだ時差ぼけを引きずっていてね。」などと言い訳がましいことを告げる。(笑)

 午前4時半に外に出た時に「あ、この Blackbird の鳴き声、録音しよう!」と思い立ち、iPhone にて動画撮影。>その動画もアップロードする予定。もう明け方近いというのに、まだ人通りがあって、遠くでは若者達の「嬌声」が聞こえたりもする…。

 このように出たり入ったりを繰り返し、午前6時過ぎに戻った時、またまたフロントの彼が奥の部屋から出て来たんで「やぁ、ほんと、何度もすみませんね〜。」と言うと「あ、別に構いませんよ、どうせ暇だから。」みたいな返事。「あ、そう? だったらちょっと話をしてもいい?」と問い、それから世間話(?)みたいなのを15分ほど。25歳のその青年、ゆくゆくは地元でレストランを、できれば「寿司屋」を開きたいとのこと。なるほどね。

 会話を終え、部屋に戻る。この時間、まだまだ外は真っ暗。あ、電灯などはついているけど、空は真っ暗ってことで。

 そして、これまた前日同様、少し眠気を感じ、ベッドにゴロン。そして2時間ほどの睡眠。で、9時前くらいに起きて、外でタバコ、それからホテル内のレストランにて朝食。ま、いわゆる食べ放題形式だけと、胃にもたれがちなんで、少なめに。

 それから先は眠ることなく、出発の準備。シャワーを浴びてさっぱり〜♪ タクシーの迎えが13時だけど、ホテルのチェックアウト時刻は正午ってことで、一応、フロントに行ってチェックアウトを伸ばしてもいいかどうかを尋ねる。すると、14時まで伸ばせるけど10ポンド(!)の追加料金がかかるとのことで…。

 で、部屋を正午ちょうどに出る。その直後、書いたのが下の文面。

 そして、今、13日の昼。さっきチェックアウトを済ませたのはいいけど、このホテル、まともなロビーがない。(笑) ソファや椅子も置かれてなくて、あるのは暴利をむさぼる価格設定の自動販売機だけ。もちろん、禁煙。居ても仕方ない。ってことで外に荷物を運び出し、隣接する病院の自転車置き場に。ま、ここは屋根もあって、風もしのげるし。(笑)
 チェックアウトしたため、ホテルのWiFiにも繋がらない。で、おもむろにiPhoneを取り出してメモを書いて暇つぶし〜♪

 そして、以下は飛行機内で書いた文面。

 13時ちょっと前、タクシー到着。Ericと名乗る、う〜ん、50歳代であろう人物。バリバリのコックニーを話す人だったら嫌だなぁ〜、と懸念していたが、大丈夫だった。母親がフランス人、父親がスペイン人とのことで南仏出身。ま、詳しくは根掘り葉掘り聞いていないけれど、ロスアンゼルスに10年ほど住んでいたこともあるそうで、道理で私には分かりやすい英語だった。(笑)

 で、道すがら色々と話しながら、まずは1人目の学生のホームステイ先に。10分少々で到着。その家庭は両親と子供2人のところ。もう、涙涙のお別れしてる…。そして5分ほどで次の学生のところに。ここは88歳のおばあちゃんだけ、ということだったけど、かなりしっかりした女性だった。で、二人の荷物も乗せ、カンタベリーを離れたのは13:30前くらいだったかな。

 こちらでは moterway と呼ばれる高速道路に入って西へと向かう。スピード規制は時速70マイルとのこと。で、運転手さんといろんな話をしながらヒースロー空港に向かう。途中の、ま、いわゆるカントリーサイドののどかな風景が、とても素晴らしい。羊や牛などが草を食んでいる(「はんでいる」と読みます、念のため。)風景、いいなぁ〜。

 そして、回想。

 で、ヒースロー空港第4ターミナルに到着したのは、う〜ん、15時過ぎだったかなぁ。帰りのフライトは18:40発。ま、それなりに余裕はあるけど、早めにチェックインし、荷物を預ける。

 エコノミークラスってことで、預け入れられるスーツケースは一つだけ。しかも23Kgがリミットでそれを超えると(かなり高い)超過料金が発生するという…。(ま、だから、行きは機内持ち込みの手荷物だけだった私も、往路は預け入れるスーツケースが増えた次第であるが…。(笑))

 ヒースロー空港のセキュリティチェックはかなり厳しく、私の場合、手荷物に入れていた(現地で買った)歯磨きのチューブが引っかかった。(笑)

 ハイジャック、その他のアクシデントを警戒しているのだろうが、出発ゲートは搭乗の30分前にアナウンスされるらしい。ってことで、約2時間の自由時間。って、特にすることもなく(笑)、学生達は色んなショップを見て廻り、私は結構離れたところに位置する喫煙所へ行って、のんびり。

 そして18時、学生達と合流。間もなく出発ゲートが5番という発表があり、移動し、しばらく待機し、そして搭乗。

 学生Sさんが窓際、その隣、真ん中の座席にKさん、そしてその右、通路側に私という座席。大きな手荷物を頭上のキャビンに入れ、小さな方の手荷物を前の座席の下に置き、さて、やっと出発だ〜♪

 と、隣のKさんが、肘でつんつんと。(笑) 「ん? 何?」と問うと、小声で「先生。ほら、Sさん、外を見ながら泣いてますよ。可愛い〜。(笑)」と。あはは。

 と言ってるKさんも離陸の寸前にはグシュグシュしてたし〜♪ 可愛いね。(爆)

 ヒースローから戻る飛行機、なかり揺れが少なかった。これまで何度となく乗った太平洋路線では、だいたい、行きも帰りも、それなりに揺れた記憶があるんだけど、今回は、離陸と着陸の時以外にはシートベルト着陸のランプは点灯しなかったと思う、いや、冗談抜きで。

さて、話は前後するけど、上述のように快適なヒースロー空港〜仁川国際空港間のフライトだったが、おそらく気流(偏西風?)のおかげなのか、飛行時間は行きよりも2時間ほど短かったようだ。行きは、贅沢に三つの席を独り占めという幸運に恵まれたが、今回は学生と同じ列に並んで、である…。しかも、ほぼ満席状態…。ってことで、割り当てられた座席通りに座った。で、着席とほぼ同時に、行きの飛行機内で観賞途中だった、ミッションインポッシブルの最新作の続きを最後まで。なかなか、と言うか、かなり面白かった。その映画が終わった頃、一回目の機内食サービス。学生と揃って、ビビンバを選び、食べる。あ、ビールももらったっけ。

 食後、う〜ん、しばらくして眠気が! やったね! で、たぶん、1時間半ほど眠ったと思う。(笑)

 それからは、映画をたくさん観た。先ほど書いた「ミッションインポッシブル」をはじめとし、帰りだけでも5本観てる。「The Hitman: Agent 47」、「The Gift (2015作)」、「Codename: U.N.C.L.E.」、それからもう1本、PCには「mh3」ってメモしてるんだけど、何だったんだろ…?(笑)

 ま、それはともかく、う〜ん、行きと同様、途中で辛いカップラーメンもCAを呼んで頼んで食べた。(笑)>というのは、2名の学生、「行きの飛行機の中でも食べている人がいたんですが、どうやって注文したらいいのか分からず、食べ損ねたんですっ! 今度こそ、食べますっ!」って鼻息を荒くしていた(笑)からでもあるが。

 着陸の2時間ほど前にも機内食が出た。>ただ、それだけ〜♪

 ソウルには、ほぼオンタイムで到着したんだったかなぁ? で、改めて機内持ち込みの手荷物チェックを済ませる。そして出発ゲートのあるフロア(3階?)に移動。ここで学生達の大きなほうの手荷物を預かり、(空港内でよく見られる)大きなカートにまとめ、学生達に「じゃ、18時に18番ゲートで落ち合いましょう。それまでは免税品店など、好きに廻ってください。」と告げる。で、私は喫煙所へ。

 って、ずっと喫煙所に籠もっていた訳ではなく、それなりに歩き廻ったんだけど、その途中、何だか人だかりがして、しかも、皆さん、携帯電話をかざして撮影している模様。何だろうと思って見てみると、おそらく韓国の人気者(笑)らしい若者が登場して、数名の護衛のおじさんたちに囲まれながら、にこやかな笑顔を振りまきつつ歩いている模様。東洋人にしては背の高い人だった。(帰国後、いわゆる「韓流ファン」の学生に話したら、「韓流ツイッター」とやらで検索し、「あ、あった! それ、俳優のイ・ヨンホ(<名前、違うかもしれない)ですよっ! 仁川空港から台湾に向かった、って! いいなぁ〜!」と言っていたが、私としては、うれしくもない。)

 日本出発前に旅行会社の人から渡されていた「帰国時の税関申告書」を見ると、成人の場合、外国製タバコ、日本製タバコ、それぞれ1カートンまでは免税のようだ。(<って、昔からそうだったかもね。) ふむ…。それから、香水やお酒にしても、一定の量までは免税となっている。だけど、いわゆる免税品店に行っても私の好きな「ジン」は、ほとんど置いてないし…。ということで、お酒類は買わず、タバコを、MEVIUS とダンヒルのを買っただけ〜。

 そして再び(?)喫煙ルームにてくつろぐ。う〜ん、ちょっとお腹、空いたかなぁ〜…。何か、きゅ〜っと飲もうかなぁ、などと思って、またまたカートを押しながら空港内をウロウロ。洒落た雰囲気のイタリアンレストランがあったけど、普通の「ドラフトビール」ですら1万ウォンと表示されている…。ま、その時のレートで言うと「1000円」ってところだけど、う〜ん、そこまでして飲みたい訳じゃないし〜。

 で、結局は(?)、いわゆる「練り物の天麩羅」みたいなのを売っている店に。ショーウィンドウを眺めていると店員のおばちゃんが何か韓国語で話しかけてくるけど、分からない。すると、若いお兄さんが出て来たんで英語で話しかけてみる。「日本円は使えるか?」と(英語で)尋ねると、「私、日本語、少し話します。」と。(笑) で、1000円分を見繕ってくれるようにお願いし、各種の天麩羅を6つほど購入。冷えているのが残念だけど、おいしそう。(笑)

 そして、18時前、学生が戻って来たところで3人で一緒に食べる。う〜ん、こういう食文化って、やっぱり似通っているものがあるんだなぁ、と再認識。(>って、もちろん、本格的な韓国料理というのは知らないのだけど。)

 それから予定通りに搭乗が始まって、う〜ん、多分、18:40には機内に。

 以下、飛行機内でPCに記した文面:

 今、やっと韓国ソウル市仁川国際空港を出る飛行機の中。小雨が降ってるみたいだけど、ま、普通に飛んでくれることでしょ。飛行時間は65分を予定しているとのアナウンスがあった。今回は空港到着後、預けていたスーツケースの受け取りがあるのが、ちょっと心配。(<あ、つまり、その後の、岡山駅行きのバスの時間に間に合うか、ってこと。さっと出て来ればいいんだけど…。)

 などと書いていたら、18:47くらいに離陸。B737だから、小型の旅客機で、エンジン音も結構うるさい…。

 そして、ここからは帰国後の記述。

 機内では、残念ながら個別の液晶モニタもなく、途中、一回、サンドイッチの軽食が出ただけ、だったかな? そして特に遅延もなく、20時過ぎには岡山(国際)空港に到着。

 預け入れていた荷物もあっさりと受け取ることができ、そして税関を通過。と言いつつも、それなりの警戒なのか、パスポートの提示も求められ、今回は急遽、イギリス出張が決まって現地に留学していた学生と同行したことなどを説明する。<もちろん、日本語で。(笑)

 そして、予定通りのリムジンバスに乗って岡山駅に移動。新幹線までは30分弱あるってことで、日本のおにぎりを食べたいと言い続けていた(笑)学生にナナコを渡して近くの「セブンイレブン」で、「夢にまで見た」おにぎりを買わせ、そして駅構内へ。

 これまた予定通りの新幹線「のぞみ」号に乗車し、一路、広島へ。学生は座席でのんびり、私は喫煙ルームでのんびり。(笑) そして22:04、無事に広島駅に到着。ふぅ〜...。

 ホームには学科長と保護者が待っていてくれて、取り敢えず、移動して南口に移動し、そこで解散式。やっとイギリス出張、終わったよぉ〜...。(涙)

 それから再び切符を買って、在来線へ。そして帰宅したのは23時過ぎだったかな...。

 で、翌日、火曜日は朝から夕方まで4コマ連続のフルの授業...。>で、ちゃんと朝一から出勤しましたけどね。
 
 以上、4泊5日のイギリスへの出張報告記でした〜。ほんとは(?)今回見聞したモノや人々について心情的な部分ももっと記したかったけれど、すごく長くなりそうなため、自粛。 inserted by FC2 system