YAMAHA APX6-C
APX6-C



 これといって思い入れのないギターである。(爆) のっけから身もふたもない書き方だが...。この入手についてもどこかで書いたので詳しくは書かないが、3年ほど、いや、4年ほど前だったかに入手したものである。
 
 アコースティックギターとしては、すでに名器K. YairiのYW-600を所有していたのだが、いわゆる「エレアコ」と呼ばれるものが欲しいなぁ〜...、とかねがね思っていたところ、ま、偶然、手に入れた次第である。
 本体価格(?)は、恐らく6万円。そしてオリジナルハードケース、ま、1万5千円ってところか...? で、これらの合計の定価7万5千円として、実売価格は6万円を切るかな、と思われる。これを(確か)個人売買で3万円ぐらいで入手したのだから、お買い得だったかなぁとは思う。(確信はないけれども、売り主の言葉からすると1995年頃のモデルらしい。)
 
 で、「エレアコ」というと、どうしてもオベーションの、あの独特の音色を思い浮かべてしまうのだけれども、このギターは違う。(笑) 少なくとも生音(つまり、アンプを介さない音)は、アコースティックギターそのものと言ってもよい。
 画像から分かるように(?)、サイズは、YW-600のようなドレッドノートではなく、小ぶりである。その点では、軽く、抱えやすい、弾きやすいギターである。音色も(ま、好みというか、先入観があるかもしれないが)ヤマハの、あの、高音が強調された感じのきらびやかな(笑)ものである。
 
 シングルカッタウェイになっているため、リードを取る時の高いフレットでの演奏も楽である、うん。APXシリーズの中では、恐らくエントリーモデルに近いようなものだろうとは思うが、気楽に弾けるギターだと思うし、また、日本最大の楽器メーカーであるヤマハ(本当か...?)の製品だ、さすがに、そつなく仕上がっている、とも感じる。
 ちなみに、肝心の(笑)、ピックアップについてだが、これはヤマハのピエゾ式のもの。人によっては、これまた好き嫌いがはっきりと分かれるところなのであろうが、私は特に好きでも嫌いでもない。(3バンドイコライザーも内蔵されているし、何て言ってもエフェクタをかませれば(笑)、音色はどうにでもなるようにも思うし...。)
 
 ということで、最初に書いたように、特に思い入れがあるわけでもなく、すでに7台もギターを抱えてしまった今となっては、ヤフーのオークションにでも出してみようかなぁ、と思っている私である...。
 ま、取り立てて傷もないし、ハードケースつきだからそこそこの値段で売れる、かなぁ...?(笑) (2000年8月31日)

 で、結局、このギターはネットオークションには出さずに、オフコースのセッションで知りあった方に9月9日に譲った...。で、「オリジナルハードケース」と書いていたが、オリジナルではなく汎用のものだったことも併せて記しておく。(笑) ちなみに、譲り渡すときに何の感情も起きなかったので(爆)、やはり私には特に思い入れのないギターだったんだなぁ、と思った。(笑) (2000年9月23日)

 ってことで、もう人手に渡ってしまったギターのことなんで、取り立てて書き足す理由はないんだけれど、その後の顛末記を。

 上記の通り、このギターは関西セッションで知りあった人(当時、とあるアニメソングバンド(?)のギタリスト)に譲った訳であるが、この方は、続いて知人のとある人物に譲ったそうな。>で、その「とある人物」というのも関西セッション関係者
 だが、悲しいことに、ネックとヘッドの接合部分に大きなひびが入ってしまったそうである...。私もその傷(というか、亀裂)を見せてもらったが、ギターを派手に倒してしまったか、あるいは床に置いていたギターを踏ん付けたとすれば起こりうるような(爆)、重症であった...。
 が、当の本人は「これ、ガムテープで留めればいいですかねぇ〜?」と...。

 う〜む...。リペアに出すとしても、きっとその方が譲ってもらった価格以上の出費となることは間違いないようだったし、特に思い入れのないギターではあったけれども、悲しい末路を辿ったんだなぁ、と思うと、悪いことをしたかなぁ、このギターには...。(ToT) 迷わず成仏して欲しい...。
(2003年8月6日)
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