YAMAHA SA700
  SA700  

 この夏、ヤフーオークションで手に入れたギターの最初のものである。「最初のもの」と書いたのは、その後、8月、9月、と続けてさらにヤフーで買ってしまったから、だが。(笑)

 で、これの購入にまつわるこれ以上の話は(既に書いているんで)パス。だけれども、届けられてケースを開けた時に「ほっほぉ〜!!」と感嘆の溜め息が出てしまったくらいの美品であり、「なるほど〜、オークションとはいえ、ちゃんとしたギターなんだなぁ。」(爆)と、安心したことは間違いない。(で、それが以降のオークション熱へと繋がるのだが。(笑))

 さて...、ギターそのものについてだけれども、画像にあるようにきれいな色のギターである。赤く見えるかもしれないが、実は渋いワインレッドなのだ。(正確には「パーシモンレッド」である。) しかも、木目が透けて見えるような塗料が使われており、見た目では ES-335 よりもいいかもしれない。さすが、ヤマハ。いい仕上がりだ。

 だが、ネックは少し厚めで少し違和感がある。ま、これは慣れの問題、趣味の問題であるかもしれないけれど、少し違和感がある。(というか、ヤマハのギターは、昔のFGシリーズの時からネックの形状には馴染めなかったのだが。)

 製造年ははっきりとしていないが、売り主の言葉では「1980年頃」とのこと。しかし、その割には程度は良く、クローム仕上げのブリッジやペグは、ほとんど錆が出ていない。(ちなみに ES-335 は、まだ数年しか経っていないのに、金属部はくすんでいる...。(笑))

 肝心の音についてだが、ま、私には充分、ってところだ。(笑) 人によってはピックアップが云々、ってこともあるだろうけれど、ちゃんと鳴るし。(爆) もちろん、鳴ればいい、ってもんでもないけれど。アンプを通して大音量で鳴らしたことはないけれども、そこそこに鳴るし、何と言ってもセミアコ独特の温かみのある音は健在だ。

 慨して、エレキギターというのは「素エレキ」だと、とっても悲しい音になってしまうのだが、この SA700 も ES-335 も、ただシールドだけでアンプに突っ込んでも、味わいのある音がする。ま、これまた趣味の問題で「モコモコした音なんか...!」って言う人もいるだろうが、言いたい人には言わせておけばよい。(意味不明)

 ただ、思っていたよりもサスティーンが弱いように思った。共鳴するボディがあるんだから「響く」のは間違いないのだけれども。また、押さえる弦、フレットによって、ちょうどボディの共鳴周波数(?)と合ってしまうのか、妙に響いたりすることもある。(いや、ハウリング、ってことではなく、生ででも、ということだが。)

 で、このギター、ヤマハのセミアコモデルの中では、エントリーモデルである。現在でも生産されているのかどうかは知らないが、1980年頃のギターカタログ集(?)みたいな楽器事典によると、使われている材質も特筆すべきものは、ない。(笑)

 だけれども、そこは(?)、「腐ってもヤマハ。腐ってもセミアコ」である。(意味不明) 全体から醸し出される風格は、そんじょそこらの安物ギターとは一線を画す。(ほんとか...?(笑))

 などと言いつつも、既に念願の ES-335 を手にした今、未練はない。(爆) もしかしたら近いうちにヤフーオークションで売り飛ばしてしまうかもしれない...。
(ここまで2000年10月17日)

 ってことで(?)、現在、ヤフーオークションに出品中だ。(笑) ま、元の鞘に収まる、ってとこか。(意味不明)
 で、冗談はともかく、上に書いたようにES-335を所有している以上、私がこのSA700に固執する理由はない。本当は、ES-335よりもこちらのギターの方が好きな色なのだけれど。(笑)
 
 しかし、ギターというものは、弾いてこそ、のものである。弾かれないギターほど哀れなものはない。「弾かない」ということはギターにとっては最大の侮辱であるとさえ私は思う。放置されたままで、あるいは飾られたままで、どこが「楽器」であるのか? 弾いてもらってこそ、当のギターもギター冥利に尽きる、ってもんだ。(意味不明)

 オークションに出品して2日経ったけれども、まだ入札者はいない。とはいえ、いずれそれなりの価格をつけてくれる人が、そして購入後、ちゃんと弾いてくれる人がいることを期待している私である...。
(ここまで2000年10月23日)
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