CHARVEL CDS-038-HSH
  charvel  

 またまたやっちまっただよぉ...。(笑) もう、お決まりのセリフって感じだが。(笑)

 そうそう、そうですよ。またギター、買っちゃいましたよ、はい。(笑) 「4カ月で5本のギターを買う道楽者亭主」の烙印を妻に押されたHASENOBUっす...。

 で、このギター、見ての通りのギターである。で、前所有者のオークション時のコメントは以下の通り:
「Charvelのギターです。モデルはCDS-038-HSHです。かなりの使用感があり金属パーツにくもり、アームの裏側が塗装はがれしています。ボディは軽く、ネックは薄く平たいのでこのタイプのネックに慣れている人は弾きやすいと思います。また弦高はやや低めです。シリアルナンバーは9416401です。オリジナルのソフトケース、保証書付きです。」

 ふむふむ...。実はこれを書いている時点ではまだ私の手元に届いていないのだが(笑)、見るからに軽そうなギターである。タイプとしては TS-800 に近いかもしれないが、このギターを私が買ったのには、もちろん、それなりの理由がある。

 まず、第一に「トレモロシステム」がついているものが欲しかった、というのが一番の理由である。一応、知らない人のために説明すると、ブリッジ(ボディ側の、弦の留め具のこと)の部分が、強力なバネによって固定されており、弦を弾いた後にトレモロアームと呼ばれる棒(笑)を微妙に揺らすことによってテンションが変わり、ダイナミックな(笑)ビブラートがかけられる、という装置のことである。
 このような装置はベンチャーズ時代から(いや、きっと、それよりもずっと前から)ある種のエレキギターには装着されていたのだけれども、私が実際にそれがプレイされるのを見たのは大学2年になってからのことだったように思う。年は同じだけれども一学年下の「菅原」という後輩が、フェンダーのムスタングモデル(のコピーギター、で、もちろん、トレモロユニット付き)を持っていたのだ。そいつは、ギターがうまい奴で、彼のトレモロを使った見事な演奏は、実に印象的だったのだ。「ほぉ〜...。いいなぁ〜...。カッコイイや!」」と思ったのだ。


 次の理由は「シングルコイルのピックアップ」を搭載したギターが欲しい、ということだった。フェンダーのストラトキャスターのように3つのピックアップがシングルコイル、というのも魅力的だが、バッキングとソロ、ということであればハムバッキングのピックアップも付いている方がいい(ような気がする)。(実は、私のメインギターである TS-800 は「デュアルサウンドシステム」のハムバッキングピックアップを搭載しており、スイッチ一つでシングルコイルの回路に切り替えられるのだけれど。)

 以上の理由が大きなものであり、あと、24フレット仕様であること、そして気軽に弾けるよう「高級モデルではないギター」であること(笑)というのも、このシャーベルのギターを買おうと思った要因である。AR にしても、Les Paul にしても、そして ES-335 にしても、弾くときには傷がつかないように、例えば、右手にしている腕時計も外すように心がけ、スタンドから手にする時も置く時も、そぉ〜っと慎重に取り扱ってしまうんで...。(笑) ま、TS-800 の方は、既に傷がいっぱいついていてさして気兼ねしないのだけれど。

 で、シャーベルというと(私の記憶違いでなければ)かつてはエドワード・ヴァン・ヘイレンも愛用していたメーカーであるはずだ。今回のギターのモデル名からすると、恐らくは定価38,000円(!)のギターなのかもしれないが、ま、めちゃくちゃな出来、ということもないだろう(と、勝手に思っている)。

 画像を見るかぎり、そこそこにきれいな色合いのギターだし、奇抜なモデルでもなく、地味すぎることもない...。ってことで、私にとっては(トレモロユニットを除けば)「以前から欲しくてたまらなかったギター」でも何でもない(笑)、お手軽なギター、って訳だ。
(ここまで2000年10月20日)

 ってことで、届きましたよぉ〜、Charvel!!(笑) ふむふむ...。思ったよりも軽くって取り回しは本当に楽そうだ〜! やったね!(笑) ボディカラーも、う〜ん、きれい。(笑)
 ま、欲を言えばフロイドローズのトレモロユニットであればもっと嬉しいけれど、別に激しいアーミングはしないし、そんなテクニックもないし。(笑) デタッチャブルのネックは、やはりハイポジションが弾きづらそうだが、構造上、仕方がないところだろう。
 また、音などについては後日〜。(笑)
(ここまで2000年10月24日)

 ってことで、実はまだアンプでは鳴らしていないのだけれど(笑)エフェクタに突っ込んで、ヘッドフォンで聴いた音について書こう。
 今は、自室には4台のギター(全てエレキ)、そして母屋にはエレガット1台、そして職場の自室(爆)に2台のエレキギターと1台のクラシックギターを置いている。で、これを書いている自室の4台のギターと較べながら音の特徴(?)を探ろうとした。
 まず、GIBSON ES-335。これは、エフェクタをオフにして鳴らす音がやはり、いい。ま、「いい」というのはかなり個人的な趣味が入っているのだけれど(笑)、深みのある甘いトーンだ。エフェクタを通したときの音も芯が図太い音だ。うんうん。(笑)
 続いて、IBANEZ AR-2000。う〜ん、何と言えばいいだろう?(笑) PUがフロント、リア共にハムバッキングのソリッドギターであるということから、どうしてもレスポール系の音であるが、レスポールよりは高音の「抜け」というか「伸び」がある、って感じだ。それはエフェクタを介す、介さず、どちらもだ。
 それから Aria Pro II TS-800。さすが「音の魔術師」だ。(爆) その音色のバリエーションは実に多彩である...。ま、20年ほど慣れ親しんだからではあるが、一番耳に馴染む。(笑) そして、やはりディマジオのPUだ。最も粘りのある、しかもシャープなレスポンス、(ボディ構造も相まって)サスティーンもさすがぁ〜、って感じがする(ような気がする)。
 そして Charvel CDS-038-HSH。やはり定価は「38,000円」だったようだが意外に鳴る。(笑) 前に「定価が50,000円以下のギターは半分オモチャと思ったほうがいい」ということを人から聞いたことがあるけれど、何のその。(笑) ま、私の耳が貧乏耳(笑)だからなのかもしれないが、これだけの音であればステージでだって充分使える。で、このシャーベルのギターはモデル名から、また画像からも分かるように「HSH」である。つまり、フロントPU:ハムバッキング、センターPU:シングルコイル、リアPU:ハムバッキング、という構成である。最近の(?)ストラトキャスターと同様、セレクタは5ポジションであり、フロントとセンター、センターとリアの中間では位相を変えたフェイズ音もちゃんと出るようになっている。

 で、リズムを刻むときのシャキシャキとした(笑)音ということになると、一般的に、ハムバッキングPUではなく、シングルコイルの方が好まれる(ように思う)。今まではTS-800のデュアルサウンドPUでの、コイルタップスイッチで選んだ音で充分に満足していたのだが、シャーベルのセンターPU、つまり本当のシングルコイルの音は、やはり、うん、一味違う。歯ごたえのあるシャキシャキ感、とでも言えば良いだろうか?(意味不明)

 ってことで、音にも十分満足した私である。ギブソンなどと較べると少し薄めのネックも(AR-2000同様)慣れてしまえば弾きやすい。うん、なかなかの「お買い物」だったな、これは!(笑)
(ここまで2000年10月28日)
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