Ibanez 2846



 取り敢えず、画像だけ、どど〜んと。(笑)



















(ここまで2012年10月13日 記載)

 ってことで、クリスマスイブ、暇なんでこのギターの情報をアップデート。
 
 これもヤフーオークションでゲットしたもの。落札したのは2012年の10月10日。開始価格の29800円、プラス送料などで33000円くらいかな?

 この頃の、つまり1980年前後のイバニーズのアコースティックギターは、極めて評価が高い。特に海外ではそうみたい。

 実際、Artwoodシリーズのギター、う〜ん、5本くらい持っているんだけど、どれも素晴らしい音を奏でてくれる。同時期のモーリスやヤマハのアコースティックギターほどの流通量はないと思うけれど、しっかりとした造りには感銘を受けるはず!! お勧めですよ〜!!

 と、ま、それはともかく、正直なところ、このモデルが何なのか不明のまま入札、そして落札。とはいえ、何も分からないままってことはなく、世界中の(笑)Ibanez愛好家達が集う Ibanez Collectors World の掲示板に投稿し、慧眼の諸氏の意見を求めた。
 だが、う〜ん、やはりカタログには載っていないモデルっぽい...。何と言ってもピックガードがないドレットノート、しかも、ギター内部にもラベルも貼られていないという...。

 で、上記の掲示板のアコースティック部門に投稿して、最後のまとめの(私の)文面は以下の通り:

---以下、引用---
Hello.

---
Quote from: JohnS on October 12, 2012, 10:32:00 AM
Looking forward to hearing more about it when you get it. The color has me intrigued. I didn't see any with this finish color while researching the catalogs. Also there doesn't appear to be obvious signs of there ever being a PG. Could this be a unique model or maybe the PG was removed and the top was refinished?

Let us know what you see and think when it arrives.
---

JohnS, the guitar arrived at my place yesterday.
As you wrote, the finish shown in the photos cited before in my first posting here seems very unique: it is rather reddish. But looking at the guitar with my eyes, I feel it has normal color of one of those spruce top guitars'. So, I guess the reddish finish resulted from poor lighting or something.
Anyway, I tentatively wrote an HTML file (I always do this manually ) showing 17 photos which the seller had kindly prepared for the auction, and uploaded in my website:
http://arworld.web.fc2.com/collection/collection112.html

There are, however, a few things which make this guitar very special (or, mysterious).
1. As JohnS wrote, there is no signs of there having been a pickguard. (And no trace of refinishing either.)
2. It has no end pin (is this the right word?) on the bottom of the guitar, as shown in the photos.
3. There is no signs of truss rod cover on the head stock.
4. It has no label inside.

From these points, I suspect this particular guitar came out of the factory before reaching final inspection stage.

Incidentally its S/N is 760818.
---以上、引用---

 ってことで、あ、そうそう。(笑) お約束の「出品者さんの商品説明」を!

---以下、引用---
★IBANEZ★70年代 アコースティックギター ドレッドノート★

おそらく70年代頃のドレッドノートスタイルのIBANEZ(星野楽器)アコースティックギターです。型番等は不明ですが非常にサスティーンの心地よい奇麗なサウンドを出力するジャパンヴィンテージギターです。

ウッドマテリアルはボディ材はスプルース単板トップ、ローズサイドバック(おそらく合板だと思います)、マホガニーネック、ローズフィンガーボードとなっています。ローズウッドの木目も美しく高級感がある1本です。

低域の音量は控えめですが抜けが良くバランスの良い鳴りで音量も十分にあります。程よく弾き込まれていて風格のある1本です。

全体的にキズや擦り傷、日焼け等年式相応の使用感があります。ヘッドのクリアー塗装に白濁が出ています。シリアルナンバーは76081×です。ペグが社外品に交換されています。動作確認済みです。

フレットは主観ではございますが7割程度残っています。ネックはほぼフラットより逆反り気味ですがプレイには支障がない程度です。ロッドが一杯に緩んでいる状態で効きません。

付属品はなく、本体のみです。
---以上、引用---

 ってことで、上記の記述にほとんど間違いはないけれども、一箇所だけ。「ネックはほぼフラットより逆反り気味ですがプレイには支障がない程度」というのは正確ではない...。
 ブリッジが非常に低く削られていて、若干の「ビビリ」が生じている...。これだけ低いとテンションが稼げず、その結果「低域の音量は控えめ」になっているんだと思います、はい。

 で、上に書いた私の英文にあるんですが、このギター、やはり、謎めいてます。その理由は以下の通り:
1. ピックガードが装着された痕跡も、リフィニッシュされた形跡もなし。
2. 通常、本体下部に付いている「エンドピン」がない。<もちろん、取り外された形跡もなし。
3. ヘッドのトラスロッドカバーがないのはいいとしても、取り外された(ネジ穴の)跡ももなし...。
4. 通常なら本体内に貼られているラベルもない。(<もちろん、剥がされた跡もなし。) ただし、ネックブロックには760818のシリアルナンバーの刻印あり。

ってことで、あくまで想像だけど、このギター、「何らかの理由でピックガード、トラスロッドカバー、ラベル、そしてエンドピンが装着される前に、工場(フジゲン?)から持ち出されたギター」ではないかと思われる...。

 モデルとしては(当時の海外向けのカタログからすると)ギルドのコピーモデル2846。<ヘッドストックのインレイがその証拠。材質としても整合しているし...。恐らく1976年製。

ちなみに海外のIbanez製品については、以下のサイトが便利。
http://www.ibanez.co.jp/anniversary/

で、このギター(の完成品)が載っているのは以下のページ:
http://www.ibanez.co.jp/anniversary/expansion.php?cat_id=15&now=1

ということで、一応、アップデート。
(ここまで2012年12月24日 追記)

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