Ibanez 698M



 これもヤフーオークションでゲットしたもの。落札したのは2012年の10月10日。即決価格の30000円、プラス送料などで、これも合計で33000円くらいかな?

 で、話せば長くなるんだけど、入札前にちょっとためらい、海外のサイト(言わずと知れた(笑))Ibanez Collectors World に投稿して反応を伺ったところ、これはゲットしなきゃね、って感じで。(笑)

 お約束(?)の「商品説明」並びに「質問&回答」の文面は以下の通り:

---以下、引用---
★超レア Ibanez Concord 698M 初期(J-200コピー・ガロモデル)

1960年代後半〜70年代にかけ、富士弦楽器製造(現フジゲン株式会社)が製造したイバニーズ・アコースティック・ギターです。
富士弦楽器は当時、グレコやフェンダー・エピフォンなどのOEM生産を行い、数々の名作コピーギター(?)を生み出しました。
これは、イバニーズ・ブランド(後にアイバニーズという表記に変更)で生産された、ギブソンJ-200のコピーモデル、コンコードの1973年頃の製品です。(輸出用で、日本発売は無し)
加えて、ブリッジの形がオリジナルのムスタッシュ(口ひげ)型で、日本国内ではほとんど現存していないと思われます。(確かなことはわかりませんが)
当時の外国向けカタログは以下をご参照下さい。
http://www.ibanez.co.jp/anniversary/expansion.php?cat_id=312&now=3
「学生街の喫茶店」のヒット曲を持つGAROの日高富明が愛用してちょっとした話題になりました。
細部は微妙に違うもののJ-200の雰囲気は良くでており、メープルの木目が大変きれいです。
トップはスプルース。大きな傷はありませんが、写真で見られるように数ヶ所の当て傷部分は木色が少し変色しています。
ただ残念ながらコピーモデルの常で、単板ではありません。
逆に40年くらい経った今でもそりや変形は少なく、目視ではあまり気になりません。
またサドルはオリジナルのアジャスタ型ですが、若干サビがあり、金メッキも少しはがれています。
ネックもまあまあで、ソリやネジレも少ないですが、フレットは減っている所や錆びが少しあります。
トップは少しふくらみが有りますが、プレーシング、ブリッジ共にはがれは無く、弦高も問題ありません。
指板はローズウッドで、年相応の消耗はあります。
そこそこオールドモデルの音は出ていますが、ヴィンティージものの音質ではありませんので、多くを期待せずに、あくまで希少もの・見栄えのするモデルとしてご検討下さい。
ケースもオリジナルですが、元々汎用品ですし、内貼りが傷んでいる部分もありますので、おまけと考えて下さい。(ロッドレンチとケースの鍵も付属します)
オリジナルで無いのは、
1.ペグはあまり良いものではなかったので、GOTOH製のものに交換しました。ただし金メッキが少々はがれています。また元ペグのネジ跡が少し見えます。
2.ピックガードも安物だったので、J-200っぽいものに交換(メーカー不明)。経年変化で細かいヒビが入り、まるで飴細工のようですが、妙に味が出ています(あくまで主観)。
3.サドルはタスク製に、サドルピンも汎用品に交換済みです。オリジナルのタスクも付属します。
なお、写真に写っているスタンドは付属しません。
宅急便着払いでお送りします。

最後から3行目、「オリジナルのタスク」ではなく、「オリジナルのサドル」です。お詫びして訂正します。
ギター本体以外の付属品は、ケース、鍵、ロッドレンチ、オリジナル・サドルです。
ハードケースの上からプチプチで梱包してお送りします。

質問1 投稿者:lov***** 10月 2日 21時 18分
お世話になります。オリジナルの黒い螺鈿入りのピックガードはありますか?

回答 10月 2日 23時 12分
ご質問ありがとうございます。残念ながらオリジナルのピックガードはありません。よろしくお願いします。

質問2 投稿者:hase1961 10月 3日 22時 42分
「1.ペグはあまり良いものではなかったので、GOTOH製のものに交換しました。ただし金メッキが少々はがれています。また元ペグのネジ跡が少し見えます。」との記述がありますけれども、画像で見る限りオリジナルの(裏に星形のある)もののようですが、ツマミの部分だけの交換ですか? オリジナルのものは残っていますか??

回答 10月 4日 0時 13分
ご質問ありがとうございます。このペグはオリジナルではありません。リンク先のカタログをご覧いただくとわかりますが、698Mの初期型はフタが別に付いているペグが採用されていました。エレキタイプの698Eには一体型のGOTOH製(星マーク)が付いており、698Mもブリッジの形が変更になった頃にGOTOH製に変わりました(と、思います)。オリジナルのペグは、チューニングが狂いやすくすぐ捨ててしまいました。

質問3 投稿者:hase1961 10月 4日 0時 19分
ご回答、ありがとうございました。なるほど、当時、星形マークのペグに交換ということで納得(?)しました!>ということで、これは質問ではありませんので、ご回答は不要です(笑)。では、即決価格にて入札いたします。
---以上、引用---

 そして、落札してからの出品者さんとのやり取り、これにまず驚いた...。

 以下、勝手ながら引用:
---以下、引用---
即決落札いただきましたことに気付かず、ご連絡が遅れて申し訳ございません。
今回は私の出品したIbanez Concord 698Mにご興味をいただき、ありがとうございます。
予想外の反響があり、正直とまどっております。
それで、お取り引きの前に少々確認したいことがございます。
他にもIbanezをコレクションされているようにお見受けしますが、どのくらいのコンディションをお望みかがわかりません。
商品説明に出来るだけ正確に書いたつもりですが、ギターの構造には疎く、ネットで調べたことを自分なりに確認したくらいです。
ですので、もし気になることがございましたら先にお問い合わせをお願いします。
以前別のギターを落札した際、現物を見ずに取り引する難しさを痛感しましたので、トラブルの無いようにと考えております。
ご面倒かもしれませんが、よろしくお願いします。
---以上、引用---

 どう思います? こんな良心的なことを書いて送ってくれる出品者さんには、今まで出会ったことありません、私...。

 もちろん(?)納得の上での即決価格落札なんで、気になることはなんてないわけで...。(笑)

 ということで、取引は進み、無事に営業所に到着したものの、取りに行けず10月9日になってやっと引き取り。

 そして取引は無事に終わったというのに、私の方から今さらながらの(笑)連絡をして、そのやり取りが以下のもの。(笑)

---以下、引用---
From HASENOBU
 こんばんは。既に取引は終了しているので(笑)、何を今さら、なのですが。

 私はIbanezのエレキギターの中でARシリーズに関しては、その世界では高名な(笑)ものです。アコースティックについてはそうでもありませんが、Ibanezのアコースティック、20本ほど所有しております、たぶん。
 新旧、色々、持っておりますが、今回の698Mは、信じられないくらいのコンディションです。そこで、思わず(笑)、海外のサイトに投稿しました。良かったらご覧下さい。
http://www.ibanezcollectors.com/forum/index.php/topic,30053.0.html

また、上記のARギターについては「AR愛好家の部屋」というのを主宰しておりまして、そちらも、もしもご興味があればごらん下さい:
http://www.geocities.co.jp/ar_lovers_room/

それでは、失礼致します。

To HASENOBU
興味深いサイトを教えていただきありがとうございました。
また、Ibanezに造詣の深い方に所有していただき、楽器にとってもたいへん幸せなことだと思います。

学生時代にこのギターの事を知り、手紙を書いて信州の工場まで押しかけ譲ってもらいました。
(シリアルナンバーが無いのはそのためだと思われます)
残念ながらギターの腕前が上がらず、結婚時にはしばらく実家に眠っていた、ちょっと「不幸な」子です。
見場が派手なのでやや気恥ずかしく、たまの(素人)ステージにも使わずじまい、おかげで傷が少ない・・・というわけです。
おかげさまでやっと陽の目を見ることができ(しかも海外にまで)、本当にうれしいです。

もし何かお役に立てることがありましたら、お問い合わせ下さい。
それではまたどこかでお会い(?)できますように。

From HASENOBU
 貴重な情報、ありがとうございました。

 そこで、おことばに甘えて質問があるのですが、「信州の工場」というのは、松本市の富士弦楽器のことでしょうか??(<たぶん、そうだとは思うのですが...。) まさか、マツモク工業ということはないとは思いますが、Ariaも同様のコピーモデルを作っていたはずなので...。
 
 それから、これまたストレートな質問で申し訳ありませんが、ご購入の際に、おいくらほど支払われたのか、憶えていらっしゃったらご教示ください。(国内販売はなかったはずなので、定価すらも、私は存じません...。) 

 以上、とても厚かましいお願いですが、もしよろしければ教えてくださいませ。

 では、失礼致します。

To HASENOBU
おお、本当に直球ですね。(笑)
40年も前なので勘違いしているかも知れませんが、工場はフジゲン(当時富士弦楽器製造)で間違いないと思います。
それから価格ですが、こちらは本当にあやふやです。
たしか4万円相当くらいだったのを、3万円で譲ってもらったのではないかと思い、今回の即決価格にしました。
私も確かな価格を知りたかったので、色々調べたのですが資料は見つかりませんでした。
もし解りましたら(アメリカの価格でもいいのですが)、逆にお教えいただきたいものです。
それではまた。

From HASENOBU
 ご回答、ありがとうございました。

 実は私も私なりに(笑)、当時の価格について調べましたが、今のところ、不明です。(<もちろん、国内向けの資料は、見当たらないようですし。)

 ということで、海外での(ヨーロッパ、あるいはアメリカ向けの)プライスリストについて、先にお知らせしましたIbanezのコアなマニアの集うサイトに投げかけてみます。

 ここでの「取り引きナビ」は回数が制限されているため、もし差し支えなければ普通の(?)メールアドレスからhase1961@yahoo.co.jp宛てにメールを頂けると幸いです。すみません、取り引きが終わったのに色々と詮索(笑)してしまい...。

 では、失礼致します。

From HASENOBU
こんばんは。

 さて、「私も確かな価格を知りたかったので、色々調べたのですが資料は見つかりませんでした。もし解りましたら(アメリカの価格でもいいのですが)、逆にお教えいただきたいものです。」とのことで、先日、お知らせした特にアメリカを中心としたIbanezのコアなマニアの集う掲示板にて問いかけてみたのですが、明確な答えはまだ得られていません。

 しかし、当時の価格で480ドルだったのではないかとの情報もあります。

 ここで言う「当時」とは1970年代中期なのですが、その頃の円とドルの相場って、いくらくらいだったのでしょうか...?(笑) 360円の固定相場だったのではないと思いますが、250円くらいはしていたのでしょうか...?(私が結婚した頃、それって、1985年なのですが、その時ですら1ドル230円くらいだったと思うのですけど。)

 とすると、海外では12万円(!)ということになるのですが...。

 以上、明確なお返事ができなくて申し訳ありませんが、報告いたします。

 このメールが届いたかどうか不安なので簡単で結構ですのでお返事を下さると幸いです。

 それでは失礼します。

To HASENOBU
こんばんは。
無事届いています! 貴重な情報ありがとうございます。

1973〜74年といえば、ちょうど変動相場制が導入されたばかりで、1ドル300円前後だったのではないでしょうか。
マーチンのD-28が700ドルくらいだと思いますので、480ドルだと対抗できないかも?
とはいえこのころは超インフレで年10%以上の価格変動でしたので、あり得ない話ではありませんね。
ちなみに私が働き始めた1976年の初任給は10万円ちょっとでした。
そう考えると、当時のギターってたいへん高価な買い物だったのですね。

ひょっとすると隠れた高級ギター(?)を所有していたのかも知れないと思うと、ちょっと幸せな気分です。
ありがとうございました。

From HASENOBU
こんばんは!

すみません...。幸せなご気分を覆すような内容かもしれません...。

先のメールを送った後、以下のページに気づきました:
http://www.noahjames.com/vintagepage/acoustic.html

これによると、
#698M Jumbo, natural maple back and sides 280.00
とありますので、1ドル300円としても84000円ということになるかも、です...。

ですが、そうだとしても当時のそういう価格のものっていうのは、う〜ん、すごく価値のあるものだと思いますし、実際、今回お譲り頂いたギターを見ましても、かなり精緻な造りのものだと思います。

 今月末には、とあるステージが予定されていますので、PAの問題さえなければ、このギターをお披露目したいと思っています。

 ありがとうございました!!
---以上、引用---

 ってことで、画像は出品者さんが用意してくださっていたものを、以下、どど〜んと。(笑)













 ってことで、このタイプのアコースティックギター、私には初めて。これまではミニギターは別として、基本的にドレッドノート型がメインだった。ま、ドレッドノートのタイプは音量、音色ともにとてもバランスの良いギターであるんだけど、この「サザン・ジャンボ」のスタイル、音量はもちろんだけど、う〜ん、なかなか音色もいいじゃん〜。

 って、本来は(?)やはりストロークでガンガン弾くタイプのギターだとは思うけど。

 それで、上記のICWの掲示板でも「このボディにはミディアムゲージがお似合い」とのアドバイスが。
 なるほどね...。ま、今は新品のライトゲージが張ってあるんで、これはこれとしてそのまま(しばらくは)使うつもりだけど、次の弦交換の時にはミディアムを張ってみようかな〜。

 ってことで、ICWの掲示板で Ginger 氏からもらったアドバイスを再掲。(笑)

so now you have your own Elvis guitar...
make sure you have some fresh uncoated bronze or phosphor bronze .012-.053 (d'Addario) or .012-.054 (Martin) strings on it, not any lighter than that...
and enjoy the full sound...
a third brand that makes good phosphor bronze strings is GHS (I have them on my 513).
These maple neck jumbos need .012 strings, .011 is too light...
Why uncoated? Because coating takes away a lot of brightness and volume.
My Aria SJ-200 replica with uncoated bronze strings (probably Martins) beat my Gallagher Doc Watson until I changed the Gallagher's new coated EXP bronze strings for uncoated phosphor bronze d'Addarios... then my canon was back!
The combination 80-20 or 85-15 bronze and maple axe is a good one, because the 80-20 and 85-15 bronze accentuate the bright character of the maple.
My Gallagher Doc Watson is made of African Mahogany, which is good for a darker bassy sound, just like rosewood, so I use phosphor bronze on that one. Normal mahogany is a midtone tonewood, African (Sapele) is different. The Doc Watson beats any D-18.
Doc preferred it over Martin guitars, because he makes his decisions by ear.
And what's good enough for Doc, is good enough for me...

But 'nough said about the Gallagher... your Japanese SJ-200 can beat any top dreadnought in volume if you put the right uncoated .012 (or even .013 if you like) strings on it.
Gibson Super Jumbos are meant to be canons and so far every vintage Japanese Super Jumbo I met, did what it was supposed to do: BLOW YOU AWAY.

コーティング無しのフォスファーブロンズがオススメのようで。また、いつか、気が向いたら弦を張り替えた後の印象などをアップデートします、はい。
(ここまで2012年12月25日 記載)

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