Ibanez Artwood AW90
ここに紹介していないギター、何本あるんだろ...、と思いつつ更新。<十数本くらいだとは思うけど。(爆)
バンド活動は相変わらず、年に1回のステージ発表で、定期的に集まって練習はしているものの、それ以外では、最近、う〜ん、ガットギター、アコースティックギターを弾くことが多くなってる...。
ってことで、この2ヶ月くらいで5本ほど入手したような気もするけど、ま、いいでしょう。(<意味不明の開き直り。)
今さらここで強調すべきことでもないけれども、往年の日本製アコースティックギターには秀逸なものが多い。ヤマハやモーリスといった有名ブランドの量販品ですら、かなりの仕上がりであると思う。
それから、K. Yairi や S. Yairi のギター、木曾鈴木のギター、東海楽器の Cat's Eye ギターなどなど、挙げていけば(マイナーなものも含めて)30くらいのブランドが軽く出てきそうだ...。
ま、それはそれとして。
その中でも1970年代から80年代半ばくらいまでの Ibanez のアートウッドシリーズは、うん、かなりの品質を持ったものだと(個人的には)思っている。
最近の人(笑)にとっては Ibanez は「アイバニーズ」だろうし、世界的レベルのエレキギターのメーカーという意識の方が強いだろうけれども、エレキギターに先駆けて、同ブランドが手がけていたのはアコースティックギターであった。(ガットギターを含む。)
その中でも、Artwood シリーズは「化学加工品を使用しない」という触れ込みで、つまり、ピックガードもローズウッドの薄い板、弦を留めるピンも木工製という「職人の気迫」を感じさせるものであった。<ま、シリーズ全てにおいてではなかったようだけども。
既に Artwood シリーズのものは数本入手しているのだけれども、今回はそのシリーズの中でもどちらかというと高級機種である AW90 を入手した。
このシリーズ、決して国内販売がなかった訳ではないのだろうけども、当時、九州の片田舎に住んでいた私には、その存在さえ届かなかった。(笑) が、後になって、かのオフコースの鈴木康博氏が AW70 を愛器としているということを知り、いつかは手にしてみたいギターの一つとなったのであった...。(<意味不明の懐古調。)
ま、こういうことはどうでもいいとして。(笑) とにかく、今回、めでたく AW90を入手したということで、ここに紹介。
入手経路はいつも通り、ヤフーオークションにて。出品者は前にも取り引きをしたことのある業者さん。
とは言え、あまり親身じゃない業者さん...。(笑) オークション進行中に「こんばんは。「コンディションランクをご参照下さい」とありますが、PCで閲覧しても見当たらないようなのですが...? また、「ネックと指板の部分に若干隙間が」とのことですが、どの程度でしょうか??<完全に隙間があるということでしょうか? それから(笑)「ボディも貫通ではありませんが打痕、クラック等が見られる」というのは、画像の「(ビニール製の)ガムテープ」が4箇所貼られている箇所についてでしょうか? それ以外にもあるのでしょうか? すみません、多くの質問で...。」と質問をしたけれども返事はなし...。しかも、落札後、「一番遅い時間帯での配達指定を」とお願いしたにも関わらず、真昼間に届いてるし...。しかも、弦は緩めていない、ボディは(傷はともかく)手入れをした形跡もないという...。
ここでどうのこうの書いても仕方ないんで、あっさり先に。
出品者さんの説明文:
---以下、転載---
▲ジャンク Ibanez AW-90 アコースティックギター CT643854∞
商品情報
付属品:ハードケース
シリアル:0103284
フレット:約 6-7割
製造国:日本
素材(ネック):ローズウッド
チェック 【配線チェック】 済み
ネックの反り:特記事項参照
素材(ボディ):スプルース
商品説明:ご覧頂き誠に有難うございます。
Ibanez AW-90 アコースティックギターです。
特記事項 ●順反り 1弦(12F/ 3.0 mm) 6弦(12F/ 5.0 mm)
こちらの商品は、ネックと指板の部分に若干隙間が出ています。
又、ボディも貫通ではありませんが打痕、クラック等が見られる為ジャンク品として出品させて頂いております。
※ケースの取っ手部分に破損が見られ片方が外れていますのでご了承下さい。
(詳しくは画像をご覧ください。)
商品の状態、詳細に関しましては画像及びコンディションランクをご参照下さい。
ぜひこの機会にお求め下さい。
送料:1500 円
---以上、転載---
なお、「シリアル:0103284」とあるけれども、年代からして恐らく「1980年製」だと思われる。<それよりも前は79*****のように、最初の2桁が19**年を示していたようだし。
で、次の画像は Ibanez のサイトからの古いカタログアーカイブから取ったものをトリミングしたもの:
このカタログに書いてある素材を簡単に記すと:
トップ:ジャーマンスプルース単板
サイド&バック:ローズウッド単板
指板:エボニー
駒板(ブリッジ):エボニー(Tru-Tuneサドル付き)
ピックガード:ローズウッド単板
ブリッジピン&エンドピン:ボックスウッド
マシーンヘッド:クロームの Velve Tune (18:1の回転比)
ちなみにボディはサテンフィニッシュ。
続いて、出品者さんが用意していた画像:
(ここまで2013年08月18日 記載)
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