FENDER Stratocaster
  Stratocaster  

 あ〜...。

 またまたやっちまっただよぉ〜...。(笑)
 ま、今年初めてのギターではあるが、またまたエレキギターを買っちゃっただよぉ〜...。(爆)

 今回は、またもやヤフーオークションで見つけたもの。(笑)
 自分としてはもうエレキギターはいいかなぁ、と思っていたし、親友からも「お前さんのコレクションではアコースティックが弱いね〜。」と言われていたんで次に買うならアコースティックギターを、と思っていた。で、実際、ヤフーでもオベーションUSAに入札したりもしたが、なかなか落とせない。
 バッタモンのオベーション Made in Korea であれば(爆)かなりの安値で手に入りそうだが、この際、憧れのオベーションUSAが欲しい...。上記の親友の持っているバッタモンのオベーション Made in Korea だって、実際は決して悪いギターじゃない。(それは2月の関西セッションでも思った。私には彼のセレブリティとS氏のアダマスの音は大差ないように思えたし。(笑))
 しかし友人が既に持っているんだからやはりここはこだわりたい。(笑) が、なかなか思ったようなものがオークションには出て来ない。出て来ても、私の予算を越えている。(できれば10万円以内に抑えたい...。)
 「おお、これはっ!」と思うようなコレクターモデル(各年毎にオベーションが限定生産しているモデル)があっても、コントロール部が旧式のものだったりして食指は動かない...。

 そんなこんなで(?)、出品数がはるかに多いエレキギターのページに目が向かう...。(笑) すると、ある、ある...。(笑) 現在所有しているモデルの系統からすると、もうハムバッキングのモデルは不要だ。(あ、でも甲斐君のスタインバーガーモデルのはいいなぁ。(笑))
 ってことで、フェンダーのシングルコイル、となる。
 となればムスタング、ジャガー、テレキャスターなども射程に入るのだが、やはりストラトキャスターを無視はできない...。
 ま、既にシャーベルのギターもあって、斬新な色も気に入っているし、確かに好きなギターではあるがこれはHSHのモデルだし、何となくチャチであるのだ...。で、ついついストラトを物色してしまうようになった...。
 で、これまた何度か掘り出し物だ、ってものを見つけ入札したけれども落札間際にかっさらわれてしまう(笑)ことが何度か続いた...。(笑)
 そうして見つけたのがこれ。(笑) 一見するとどうってことのない感じだが、決めたのには幾つかのポイントがあった。
 まず、22フレットであること。指板がメイプル「ではない」こと。ヘッドがラージモデル「ではない」こと。そして(できれば)シンクロナイズドモデル「ではない」こと。(チューニングが狂いやすいらしいんで...。できればフロイドローズなどのがっしりしたものがついているのが望ましい。(笑))
 これらの厳しい「ではない」条件を全て満たしているのが、そう、このストラトなのだ!(爆)
 
 参考のため(?)に出品者の解説を転載しておこう:
「10年ほど前に購入した物です。 当時で20万ちょっとしました。 そこそこ使い込んでいるため、新品状態ではありませんが、 演奏する分には全く問題ありません。むしろ音は良くなっています。(錆等ありますが、音には問題ありません。ノークレームで。) 当時のカタログには載っておらずプロトタイプで、 おそらく現在の、 フェンダーUSA 「フロイドローズクラシックストラトHSS・20万6千円」(フェンダーカタログ・フロントラインvol.4:35ページ) の原型になったモデルと思われます。 現在のモデルと違うのは、 リアピックアップにディマジオ・PAFプロがのっているのと、 そのリアのPAFプロをタップ出来るところです。 (私はタップを使わないので、タップ機能は外しましたが) また、ネックは購入後スキャロップにしました。 現在の上記モデルより、かなりゴージャスです。 ジェフベックモデル(リアコイルタップ)と リッチーサンボラモデル(フロイドローズ)と、 イングヴェイモデル(スキャロップネック)を足したようなギターです。 まさにほとんどカスタムメイドと言っていいギターです。 ソフトケースを付けます。 支払いは銀行振込で、入金確認後の発送になります。よろしくお願いします。」

 ってことで、見つけてすぐに入札。開始価格は50,000円。しかし、開始後しばらく経っているのにまだ誰も入札者はいない。しめしめ、このままうまく行けば落札できるぞ!(笑)

 だが、オークション終了が近づくに連れてだんだんと不安になってきた...。また直前にかっさらわれてしまうのではないか...? ふむ...。では、競合者はいないけれども、念のため「その商品に支払ってもいい最高金額」の本当のところ(笑)を入れておこうか...。そうすれば、たとえ他の人に奪われても少しは納得が行くってもんだ。
 そう考えた私は「70,000円」という金額を記入し送信ボタンを、そして確認ボタンを押した。と、何と(笑)、いきなり「おめでとうございます。あなたが落札者です!」との画面が...。(爆)

 オークションのシステムを理解していなかった私が悪いのだが(笑)、その金額は出品者の「希望落札価格」であったのだ...。で、その金額を提示した人が現れた時点で「早期終了」になるということだったようだ...。ぐぐっ...。(泣笑)

 で、ちなみにこれを書いている今現在、まだ現物は手元に届いていない...。(笑) センターピックアップの不調ということで、ギターショップに修理を依頼しているとのことで、もうしばらくしたら到着することと思われる。届いたらまた追って報告するつもりである。
(ここまで2001年4月17日)

 さて...。(笑) 上のように書いて、早、1カ月が過ぎた...。

 「ん...? まだストラトは届かないのかな...?」と思っていたあなた、御心配をおかけしました。(笑) 実は、このギター、世の中が連休だった頃(笑)、私の手元に届いていたのです...。

 で、話せば長くなるんだけど...、しかも、すごく冴えない話なんだけど...。

 上記のように、センターピックアップの不調ということで「オリジナルのピックアップを巻き直すか、あるいはダンカンのピックアップに交換するか、どうしましょう?」との出品者の言葉に「では、リアがディマジオなら、センターはダンカンでお願いします〜。」と答えていたのだが、しかも、巻き直しよりもピックアップの交換の方が安くつくらしい、ということでもあったのだが、結局、1週間ほどして「ギターショップの話だと、オリジナルのほうが音がいいから。」ということで、「巻き直してもらいました〜。」とのこと。
 ま、ピックアップの交換にしろ、巻き直しにしても落札価格の中に含まれる、ということで、ま、待たされたこと以外には困ることではない。もっと言うなら、実際にはすぐに必要とする訳でもないのだ。
 しかし、出品者からはこまめに連絡は来るものの、なかなか「発送しました!」との通知は来ない。「ショップから電話があって出来上がったそうです。今度の週末に取りに行きます〜。」って感じで。(笑)

 お金の振り込みは4月の中旬くらいだったのだが、とにかく来ない...。
 まさか、噂の(笑)ネット詐欺...?(爆) そんな不安も胸をよぎる...。

 で、やっと5月に入ってやっと「明日、発送します。」との通知が。
 世の中は連休だったらしいが(笑)、私も妻も(一日中ではないけれども)日中は職場で仕事だ。で、「夜間配達をお願いします。」と依頼していたのだが、到着したのは5月4日の午後1時過ぎ...。子供のお昼ご飯の準備のため、たまたま妻がいたから良かったものの...。
 で、午後6時過ぎに帰宅し、ギターが届いていることを知る...。

 おお...。とうとう来たか...。長い間、つまり、まだ十代だった頃から憧れていたフェンダーUSAストラトキャスターが、ついに私のものに...。(ToT)

 はやる心を落ち着かせながら、梱包をほどく...。う〜む、なかなか古ぼけたソフトケースだ...。ま、いいか。そんなに持ち歩くこともないだろうし。

 で、ケースを開けてギターを取り出す...。

 え...? こ、これは...?

 と、意味なく引っ張りましたが(笑)、詳細を記すのは面倒なので、ギターが届いた翌日、出品者のHさんに出した私のメールを、以下、引用する(笑):

H様

 こんにちは。ギター、到着しました。
 ですが、申し訳ありませんが、今日は少しシビアなお話をさせて頂きたく存じます。ヤフー
オークションでの出品時に品物の説明のところで「錆等ありますが、音には問題ありません。
ノークレームで。」とHさんが書かれているのは了解しておりますが...。

 昨日(5月4日)、お昼過ぎにエレキギターが到着しました。私は休日出勤で不在でした
が折りよく家人がいてちゃんと受け取ることができました。

 夕方、帰宅し、ギターが届いたことを知り少しびっくりしました。と言いますのは、以前に
配達時間に関して「配達時刻が指定できるなら一番遅い分でお願いします」とHさんに依頼
した記憶があるからです。
 とは言え、今は世の中は(笑)ゴールデンウイークということで、日中でも大丈夫だと思われた
のかもしれませんので、このことは、むしろ感謝したいと思います...。

 さて、待ちに待ったギター、喜び勇んで梱包を開け、取り出しました。
 が、まず一番驚いたことは「MADE IN USA」の文字がヘッドに見当たらなかったことです。
そしてボディとのジョイント部分に「MADE IN JAPAN」との記述...。これには言葉を失いまし
た...。
 「 おそらく現在の、 フェンダーUSA 「フロイドローズクラシックストラトHSS・20万
6千円」(フェンダーカタログ・フロントラインvol.4:35ページ) の原型になったモデルと
思われます。」とのことでしたが、そのモデルはフェンダージャパンがプロトタイプを作った、
ということだったのでしょうか...? ボディとネックのジョイント部の金属プレートには
「Fendar USA」とあり、それはHさんが画像でアップされていましたし、私はてっきり、
これは「Fendar USA」のものだとばかり思っていました...。

 私はギブソンのレスポールスタンダード、ES-335、そして他に国産のギターを7本所有して
おりまして、(傲慢な書き方になりますが)今さら「フェンダージャパン」のギターは欲しく
ないのです...。(確かに音は、充分にいいと思いました。それには満足できますが。)

 もしかしてネックだけ加工(予想以上のスキャロップ加工でしたが)に加え、フェンダー
ジャパンのものに替えられたのでしょうか? いずれにせよ純正な「MADE IN USA」で
ないことに、極めて失望しました。

(また、ヘッド裏、6弦のペグ辺りに「割れ」があること、正規のエンドピンがなく、大きな
木ねじとナットがついているのにもびっくりしました...。これらも「錆等ありますが、音には
問題ありません。」の「錆等」に含まれるということなのでしょうか...?「そこそこ使い込ん
でいるため、新品状態ではありません」ということは承知しておりますし、少々の傷や塗装の
剥がれも気にしません。ですが、木材のヒビ、パーツの欠損となると話は別です。(フロイド
ローズの調整用6角レンチも見当たりませんでした...。))

 これまでのメールのやり取りの中で、こまめに御連絡を頂き、またセンターピックアップの
件、コイルタップ機能の復元などでお手間を取っていただいたことについては、本当に感謝し
ておりますが、このギターは私には不要です...。

 そこで、このギターは送り返したく存じます。もちろん送料は私が持ちます。

 とは言え、Hさんにしてみれば、既に「売った。」とお考えでしょうし、私が落札した
ことにより、ギターをショップに持っていってお金をかけて修理を依頼し、出来上がって
受け取りに行き、梱包して発送する、というお手間をかけられた訳ですので、その分の迷惑
料(?)というものもあるでしょう。そのあたりのことは私には何とも言えませんので、H
さんが納得できる金額を差し引いていただければ、と存じます。もしも、それが「7万円」
である、というのであれば、仕方ありません。私の一方的な勘違い、MADE IN USAであるか
どうかの確認を怠ったということですので文句は言いません。私への返金は不要です。
 ですが、万が一、Hさんが幾らかでもお返し下さるのであれば以下の口座に振り込んで
いただければと思います。(申し訳ありませんが、その際の振込手数料は御負担下さい。)

---ちょっと省略---

 なお、ヤフーオークションでの「評価」についてですが、どうなさるのかは(当たり前です
けれども(笑))お任せします。「落札者のキャンセル」でも結構ですし「非常に悪い」でも
結構です。(ちなみに私の方からの出品者評価は控えたいと思っています。)

 ということで、甚だ勝手なことを書きましたが、どうか御容赦下さい。

 今回は色々とお世話になりありがとうございました。またお手数をおかけしたことを深く
お詫び申し上げます。
---以上、引用

とまぁ、そういうわけである。(笑) (ま、上のメールでは下手(したて)に出ているが、オークションのタイトルが「フェンダーUSA スーパーレアストラトをこの価格で」だったことを思い出し、その後は強硬な態度を取った私である。(爆))

 ちなみに、このギターが届いた日の夜、横浜に住む友人(って甲斐君だけど(笑))に電話をして氏の意見を聞いた。(氏は、フェンダージャパンのストラトを持っているのだ。) で、やはり「ネックだけ換えたんじゃないかな?」とのこと。ま、私もそう思ったのだが。

 で、結論から先に言うと、Hさんは全額返金に応じてくれて、そして私もこのギターは既に返送した。(と言うか、着いた当日の夜には再び梱包したのだ。こんなギターは、いらない。(爆) これに値段をつけるなら、最高でも2万円くらいだ。(笑))

 ま、他にも色々と今回の件については書きたいこともあるが、また別の機会に譲る。(笑)

 あ〜あ...。期待が大きかった分、残念だけどね...。

 もうどうでもいいことだが(笑)、このHさんがオークションのページに出していた画像は、このページの最初に出しているのと、以下の2枚だ:
  Stratocaster  

                 Stratocaster  


ま、確かにヘッドの部分、少なくとも表には「MADE IN USA」は見えないけれど、下の方の画像(ネックのジョイント部)に、あれだけはっきりと「Fender U.S.A」と見えているんだから、こりゃ、誰だって、「おお、これはMADE IN USAなんだぁ...。」って思うよなぁ...。(笑)

 ってことで、弾いたのは十数分、家に保管していたのは10日ほど、ということで、私を通り過ぎていったギターである。(笑)
(ここまで2001年5月16日)
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