で、私が入手したのは「ジャンク扱い」ということで、それはトップのエンド部分が若干、浮き気味ということ、ボディに(血痕のような(爆))シミがあること、それから、ネックがやや順反りになっていて弾きづらいことなどが要因だったと思う。<実際、弾く気になれず、到着後、チューニングすらせずに部屋の片隅に放置されているという...。(爆)
画像は、また、後日、気が向いたら。(笑)
(ここまで2013年09月03日 記載)
このギターも2016年の冬に処分した...。
★機材処分30 Ibanez V280 純アコースティックギター★
数年前、ヤフーオークションで偶然に見かけ「え? Ibanez のアコースティックギターのVシリーズが出品されてる...?」ということで、かなり驚き、ついつい入札、そして落札したギターです。
往年の Ibanez の輸出モデルのアコースティックギターの一つで、Vというのは「Vintage」ということで、そのシリーズのものです。ただし、この V280 モデルについてはカタログには掲載されておらず1982年のカタログにはV300というのは載っていますが...。
実際(?)、アメリカのサイト Ibanez Collectors World のフォーラムで検索しても、V280についての詳細な情報はなく、「カタログには載っていませんよ。」というくらいの返事しか得られませんでした。
ちなみに、V300については(1982年の英語版カタログによれば)以下のようなスペックです:
型: ドレットノートタイプ
トップ: スプルース
サイド&バック: マホガニー
バインディング: 白と黒
ネック: マホガニー
指板: ローズウッド
ブリッジ: ローズウッド(True-Tune のサドル)
ブリッジ、エンドピン: ドット付きの白
マシンヘッド: クローム仕上げのカバー付き
型番からしてもこのV300よりは劣るはずですが、木材としては同じのようです。ただし、全部、合板です。
また、チューナーについては、これまたいかにも安物って感じのモノで、当然、トルク調整もできず、いわゆる「ロトマチックタイプ」ではありません。
それから、何故か、エンドピンは木製...?
そして、ヘッドのシェイプは1980年前後のMCシリーズ、あるいはアコースティックで言うならラグタイムシリーズのようなタイプのヘッド。しかも、(かなり不思議なのですが)インレイではなく、線画でインレイっぽいデザインが描かれています。
それから、これは上述の Ibanez Collectors World のフォーラムの中にも書かれていたことですが、シリアルナンバーが二つあります。一つはラベル上に書かれた「83050725T」で、もう一つは、裏板のブレーシングの横棒にスタンプされた830532という数字です。どうやら1983年製なのは間違いないようです。
ラベルの雰囲気は、それこそ、往年の Artwood シリーズと同じようなものですが、富士弦楽器の製作じゃないのかもしれません。つまり、先ほどのシリアルナンバーの末尾の「T」という文字が「寺田楽器」あるいは「東海楽器」を意味するものだという説もあるようですから詳細は不明です。
画像にあるように、トップにはシミや脱色、そしてボディトップ下部には「浮き」が見られますが音に影響を及ぼすほどには思えません。トラスロッドは廻したことがありませんから、調整については不明です。現在のところ、弦高は5ミリ程度です。
付属品はありません。ギターをエアキャップ(いわゆる「プチプチ」)で巻き、廃材の段ボールを使って梱包します。また、機材処分のため、ノークレームノーリターンでお願いします。
で、記録のために書いておくと「アクセス総数: 349 ウォッチリストに追加された数: 3」で、入札は1...。開始価格は送料込みで3500円。そしてそのままの価格で終了。ボランティア活動認定。(涙)
(ここまで2017年01月30日)
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