kaiar1


 う〜ん...。
 のっけから悩んでいる私であるが...。(笑) 「どうしようかなぁ...。」と思いつつも、今、このページの文面を書いているところである...。

 N's Collection の No. 23 とHTMLファイルのタイトル部分に書いたものの、実に気が引ける...。何と言ってもこのギターは私のじゃないのだから...。(爆)

 ってことで、これは私の友人のK氏が所有しているARなのだ...。
 しかし、氏は自分でホームページを作ろうという気持ちはさらさらないようだし、仮に作ったとしても(氏の性格を良く知る私には)更新が1年に2回あるかどうか、という状況になることも分かっていて、「ねぇ、ホームページを作ったら?」と提言する気にもならないのである。

 となれば、彼が持っている Artist シリーズのギターは、それこそ埋もれたままではないかっ!(って、力むほどのことじゃなし、別にギターが埋もれる訳でもないんだけれども。) だが、「AR愛好家の部屋」というのを作った私としては、氏の所有するギターを見て見ぬ振りはできない。(意味不明)

 ってことで、お節介ながら彼のギターをここに紹介する次第である。(笑)

 ええっとぉ、彼が、このギターを入手したのは2年前(2000年)くらいだったかと思う。それは(御多分に漏れず(笑))ヤフーオークションで、であり、当時はまだ相場も上がっていなくてかなりリーズナブルな値段での購入だったように記憶している。

 だが(笑)、このギターはAR300ではなさそうである...。200かなぁ...? それとも違うモデルかなぁ...?(情報をお待ちしています、はい。ちなみに、確かヤフーオークションに出品されていた時は「ARモデルです!」ということではなく、ただ「イバニーズのエレキギター」という感じの曖昧なものだったと思う。)

 300ではない、というのは、まず、例のパラレル、シリーズ、フェイズの切り替えスイッチがない、ということ。そしてボディがメイプルトップ+マホガニーではなく、マホガニーボディであること、である。(ネックについては300と同様、3ピースの合わせネック(?)であるのだが...。)

 ヘッドは下の画像の通り、細目のもの。ただしインレイは間違いなく「AR」シリーズのものである...。ペグは、う〜ん、(言っちゃあ何だが)かなり安っぽい(爆)白いアクリル製である。また、指板上のポジションマークもドットではなく長方形ではあるが、300(や550)のように凝ったものではなく、シンプルなものである...。

kaiar2

 また、シリアル番号について言うと、「I900333」である...。(最初のは数字の「1」ではなく、アルファベットの「i」の大文字(笑)。)
 う〜ん...。イバニーズのギターは、1980年代途中(だったっけ...?)からシリアルナンバーの読み方(?)が変更されている、とのことだけれども、何だかこのギターは「1990年の9月生産の333本目」と言いたくなるような感じ...。(いや、10年くらいは経っているかなぁ...、めちゃくちゃ古ぼけている感じもない、ってことで。

kaiar4

 それから特筆しておきたいのは、このギターのボディの厚みのこと。2000年再発の「AR2000」はさておき、大体、ARシリーズのギターはボディの厚みが5センチ強あって、ずっしり重い、というのが通説であるが、K氏のギターは厚さ3センチちょっと、って感じでもある。

kaiar3

 ね?(笑) 上の画像から分かるように薄いでしょ? で、マホガニー材であるということもあってか、かなり軽く感じる。
 ちなみに、フィニッシュの色も「ワインレッド」と言いたくなるような色合い。ふむ...。

 それから、もう一つ、違いということで言うと、ボディ裏のカバーが違う。(爆) ま、550の場合はサーキットそのものが大きい訳だし、K氏のギターは(レスポールと同様)2vol&2toneのコントロールしかないのだから当然であるが...。

kaiar5

 あ、それから、550(や300など)のカバーには「Ibanez The ultimate expression of craftsmanship JAPAN」と書かれているのだが、このK氏のギターには、そのような表記はない...。う〜む...。そう言えば(笑)、ヘッド裏のシリアルナンバーの下にも550(や300など)の場合には「Crafted in Japan」と(筆記体で)書かれているんだけれど、それもない...。

 もしや、K氏のこのギター、日本製ではない...? と言うか、最近(っていつからかは知らないが)の Ibanez のギターの低価格モデルは韓国で製作されているんだけれど、これもそうなのかも...。所有者が自他共に「バッタモンコレクター」と認めるK氏でもあるし...。(爆)

 と、K氏、ならびにK氏のギターに、大きなお世話だけでなく、あらぬ嫌疑をかけてしまったかもしれないが(笑)、そこは、私の友人、彼はこんなことで気分を慨する狭量な人間ではないっ!(爆)
 ってことで、どうぞ、情報をお寄せ下さい〜!>皆様
(ここまで2002年05月14日)

 ってことで(?)「どうぞ、情報をお寄せ下さい〜!」と頼んだところ、極く少数、ま、はっきり言うと1名方からの私信での(笑)反応があったが、残念ながらその人の推測は外れていた。

 どうやらK氏のこのギター、AR200というモデルらしい。詳細なスペックについては不明であるけれども80年代末期に生産されていたモデル。色も、それまでの「CS(=チェリーサンバースト)」ではなく、恐らくは「CW(=チェリーワインレッド)」ではないかと推測される。
 先日(?)、これと同じモデル(そして同じカラー)のギターがとある楽器屋さんの店頭にあるらしいとの情報を得たが、そこでは「AR200」として出されていた。(ただし、フィニッシュのカラーについては間違っていたようだったが。)

 ま、そういうことで、このギターの正体はAR200CWということでケリをつけたいと思う私である。
(ここまで2002年12月03日)

 さてさて、結局、このギター、私の手元へと流れてきた...。ま、本来落ち着くべきところに落ち着いた、ということか...。(笑) いや、だからといって別に私が虎視眈々と狙っていたとか、あるいはK氏に「譲ってくれよぉ〜!」と泣きついた訳でもない。ただただ(?)「部屋を整理してたらギターが多過ぎて邪魔になってね〜。譲るから買わないかい?」ということで連絡があり、K氏のコレクションの中から4本ほど私の食指の動くもの(笑)を選んで、それを譲ってもらった、って訳だ。

 しかし...。昨年、つまり2002年の富士山の日記念に3本のギターを一挙に入手した、ってことがあったが、まさか今年、救急の日記念に4本も手に入れるとは...。>自分でも呆れてますが...、はい。

 ってことで、私が所有するArtistシリーズの中では最も貧弱な回路(笑)のものではあるが、100、200、300と揃ったということで。(意味不明)
 で、まだまだ弾き込んでいないので、詳細はまた後日、改めて。
(ここまで2003年09月11日)

 と言いつつ、このギターも「2015年夏の大処分祭」ということで手放した一品...。

 ただし、何と(?)、AR仲間の一人が入札し、そして落札。ふぅ〜...。良かった...。<やっぱり、全く知らない人、しかもオフコースや鈴木康博氏に興味のない人の手に渡るのは、イヤ、なんで...。

 ってことで、オークション出品時に用意していた画像(その他)を記念に:












 あ、前後するけど、オークション時の説明:
シリアルナンバーからすると、恐らく1990年製の、AR200CW です。

---以下、商品説明---
当方、Ibanez の AR ギターをメインに収集していましたが、あまりにも数多く集めてしまい、今回、機材整理のために使わないギターを出品することとしました。

当時(1990)のカタログによると以下のようなスペックです:

メーカー:Ibanez
型番: AR200CW (CW= Cherry Wine)
シリアルNO:I900333
生産国:日本(飯田楽器?)
年式:1990年(?)
ボディ:1ピースマホガニー
ネック: 3ピースメイプル
ハードウェア: ゴールド
フレット: 22フレット
ピックアップ: AR humubacking×2
ブリッジ: ジブラルタルII
テイルピース: クイックチェンジII
コントロール: 2ボリューム、2トーン
プライス: 80,000円(本体のみ)

ボディサイドには若干の傷がありますが、それ以外は金属パーツの汚れ・さび・腐食などはなく、25年前のギターにしては、かなりきれいなモノだと思います。

もちろん、フル・オリジナルで、ネックはストレートでトラスロッドはいじっていません。フレットもほとんど磨耗はありません。

1980年代半ばまでの(富士弦楽器製の)ARシリーズとは異なり、ヘッドはスリムになっていて、指板のポジションマークも貝ではなく恐らくセルロイドというか、とにかく樹脂素材と思われます。

音については個人の好みがありますから「いい」とか「悪い」などは言えませんが、特筆すべき特徴はないように思います...。(カタログでは「クリーンなトーンからドライブ・サウンドまで、レスポンス鋭く表現するハムバッカーP.U」と謳っていますが。)

強いて良い点を挙げるとすれば(笑)、ボディの厚さが、1980年代半ばまでの AR ギターよりも薄い、という点です。(つまり、「軽い」ってことです。)

ちなみに、シンコー・ミュージックから2004年に発行された『Japan Vintage Vol.3 アイバニーズの贅』の33ページ、右上に(1989年製として)掲載されている、そのもののギターです。

なお、今回は、本数を減らすことが目的の出品であるため、申し訳ありませんが、ノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。

送料は2000円前後かと思います。(沖縄、離島はもっと高いかもしれません。)

古いソフトケースに入れ、段ボール箱に梱包して発送します。
---以下、商品説明---

(ここまで2015年09月12日 追記)
コレクションのページへ戻る inserted by FC2 system