hasemandolin01 結構これも意表を突いたアイテムだと思うけれどもいかがであろうか...?(笑) って、別に意表を突きたくって楽器を集めている訳じゃないんだけれども。
 さて...。
 このマンドリンは、いわゆる「棚からボタ餅」、「猫に小判」、ついでに「二階から目薬」ってヤツだ。(もちろん最後のは冗談だが。)

 まず、「HASENOBUとマンドリン」との関わりから話そう。(爆)

 遥か昔、ええっとぉ、中学校2年か3年の時だから、もう25年以上前のことになる。中学校の文化祭で(どういういきさつかは知らないけれども)友人がフルートとマンドリンというペアでステージに上がったのだった...。それを見て、「おお〜...。」といたく感動し、ときにきらびやかな、そして(全般的には)物悲しい音色が気に入り、マンドリンという楽器に興味を抱いたのだった。
 だが(?)、私の興味はギターの方に向かった。(笑) 以降、例えば大学1年の時にはフォルクローレに傾倒し(笑)、チャランゴという撥弦楽器にも興味を抱いたりもしたこともあったが。
 
 で、この夏、以前から関わりのあった(?)とんぼちゃん関係の唄会に参加するにあたって、彼らの音楽を一通り予習・復習の意味をかねて(?)聞いてみたところ、う〜ん、意外にマンドリンが使用されていることに改めて気づいた。
 ほぼ同時に開催された東京での唄会でも、ある方が知人からマンドリンを借りて場に臨んだとのことを聞き、
「う〜ん、いいなぁ、マンドリン...。」と思っていたところ、何と、まさに「棚からボタ餅」的な話が私のところに舞い込んできたのだった!!

 具体的に言うと(?)「オフコースの小さな部屋の関西セッション」で知りあったとある方が「随分前に買って、長い間押し入れに眠ったままのマンドリンがあります。捨てようかとも思うんだけど、使いますか?」という御連絡を下さったのだ。確かにマンドリンがあればいいなぁ、と思っていたところであって、そしてたまたま(別の人だけれど)「ウクレレが欲しいな。」と私の掲示板に書かれ、そして私が「私はマンドリンが欲しいなぁ。」とレスポンスしたのを見て下さっていたようで「本当にいりますか? 只で譲りますよ。」とのメールが...!!(ToT) ま、何も泣くほどのことじゃないけれども。

 もちろん、私はその話に飛びついた。(笑) 「代金は要りません。送料のみで結構です。」とのことだが、そういう訳には行かない。(って、まだ何もお礼はしてないけれど...。)

 で、これまた職場宛てに送っていただき、到着したのがちょうど一週間前。
 おお...、これがマンドリンかぁ...。(って、ちょっと大袈裟。(笑))
 さて...、届いたのはいいけれども、実は私はマンドリンを触ったこともなく、その調弦についても全くの無知であった...。(爆)
 で、送り主の方が御丁寧にもハードケースに入れておいて下さったコード表から、それぞれの複弦が、低いほうからG, D, A, Eであることを知った。(ちなみにこれはヴァイオリンと同じだとのこと。これも初耳だった。(爆))

 ふ〜む、7フレットで次の弦と同じ調律なのか...。ふ〜む...。新鮮だ...。
 で、おもむろに弾き始めるが、まるで弾けない。(笑) ま、そりゃそうだ...。フレットを押さえても瞬間的にそれがどの音程なのかも分からない。
 と言いつつも、浮かれた私はしばらくシャカシャカ(?)とかき鳴らし続けてしまった...。
 う〜む、フラットマンドリンであるから、通常の(?)クラシック音楽で使うような深みのある音、ってのはしないけれど、うん、コードストロークの音など、なかなか歯切れがいい...。楽しめそうな予感...。

 で、同梱されていたコード表にはギター、バンジョー、マンドリンの3種類の楽器のコードの形が記載されていたのだが、それを見ながら、はたと(笑)気づいた。

 そうか...、なるほど!! そういうことかぁ〜!(爆)

 ってことで(?)、謎めいた書き方ばかりだと嫌気が差すだろうからこの大発見(って大したことじゃないんだけれど)のことを書いておこう。

 ギターの場合、6弦から1弦の方向で、E, A, D, G, B, Eというのがノーマルなチューニングだ。そして、マンドリンは(さっきも書いたように)G, D, A, E。ってことは、ギターの3〜6弦の部分だけを張って(笑)それでコードを押さえたものの鏡像がマンドリンでのコード、ってことだ。(図示すると分かりやすいンだけれど。(笑)) さらには、7フレットで同音、ってことは、弦に垂直の方向で(?)押さえた形をずらせばちょうど5度下のコードに推移する、ってことになる...。

 なぁるほど...。このように理解すれば意外に簡単かも...。(って実際は弦と弦、フレットの間隔がかなり狭いんでちょっとてこずっているんだけれど...。)

 また、コードストロークはともかく、マンドリンの場合、単音での演奏というより、トレモロ奏法でということが大事になってくると思うのだけれど、ふ〜む、なかなかこれも難しそう...。掌底の親指側をブリッジあたりに乗せ、そして、肘を支点として手首を固定して小刻みにピックを動かす...。できるだけ一定の強さで、そして時には強く、弱く...。う〜む、数秒間だけならともかくこれをずっと続けるのは、う〜ん、難しいぞ...。上腕筋あたりに妙に力が入ってしまう...。ふむ、練習のやりがいがありそうだ。(笑)

 さて、マンドリン談義はこれくらいにして、このマンドリン、そのものについて記そう。
 メーカーはJagard。これは愛知県のメーカーで、1970年代あたりにはギター、バンジョー、マンドリンなど、ブルーグラス系の楽器を作っていたメーカーである。
 モデル名、型番は不明。トップのfホールから中を覗いても何も記されていない...。
 製造年も不明だけれども、送って下さった人からの情報ではおそらく1975年前後のものではないかと推測される。
 材質についても不明。だが、可能性として見た感じから判断すると、トップ:スプルース単板、サイド&バック:メイプルの合板、指板:ローズウッド、ネック:完全に黒塗りされていて不明だけど、多分、マホガニー。マシンヘッド:4連のオープンギヤ。
hasemandolin02

 型は、いわゆるギブソン社の「ティアドロップ」スタイル。う〜ん、その形状からなかなか不安定...。ストラップをつけて立って弾く分には問題ないかもしれないけれど、座って弾くのは難しい...。クラシックギターを本格的に弾くように、左足を踏み台に載せて、という姿勢が必要となる...。

 ってことで(?)、これから先、長い道のりの「HASENOBUマンドリン習得の旅」が始まりそうだ...。

 最後になるけれど、京都のCさん、本当にありがとう〜!! このお礼はいつか必ず〜!!
(ここまで2002年08月31日)
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