どひゃ〜ん。(爆)
ってことで、実に唐突ながら、またまたストラトキャスターを手に入れた...。(爆)
ま、話せば長くなるんだが、思いっ切り短くすると(笑)、先日、私の愛車骨折セリカの車検でトヨタのディーラーに行って、手違いのため(?)、1時間ほど納車が遅れるということになり、時間つぶしに近くのBOOK OFFにふらりと立ち寄ったところ、(今まで何度も通っていたにも関わらず気づかなかった)「西日本最大級 リサイクルショップ」という、いかにも胡散臭い(笑)看板が目に入ったのだ。
で、好奇心でその店(「店」と言っていいのかどうか分からない、何だか「倉庫」という感じの所)に行ってみたところ、ソフトケースに収められた数本のエレキギターが数本、無造作に〔笑)段ボール箱に入っていた。
ほほぉ〜...、と思いつつ埃のかぶったケースを開けて中を見てみると...。
アリアプロIIのマグナシリーズ(?)、見たことも聞いたこともないメーカーのちゃちなギター、そして、何と、フェンダーのストラトキャスターが!!
だが(?)、それは Made in Mexico と記された Squire シリーズのもの...。
うむ...。しかし、いくらメキシコ製とはいえ腐ってもフェンダーストラト。〔笑) おおっ!! しかも、リアのピックアップはセイモア・ダンカン!!(もちろんカタカナ表記ではない。(爆)) で、気になるお値段は、「え?」と言いたくなるような安い価格...。
だが、私にはレースセンサーピックアップ搭載、正真正銘(笑)の Made in USA のストラト・プラスがある...。それに私は決してストラトマニアではない...。
ってことで、そのギターの入手はあきらめたのだった...。〔笑)
しかし、それから10日ほど過ぎて、ふと、「う〜ん...。メキシコ産のストラトってどんな感じなんだろう...? セイモアダンカンのピックアップってのも気になるなぁ...。」ということで、ま、外れても(笑)痛い価格ではないし、と思い直し、もしも売れてしまっていたらそれまでさ、などと考えつつそのリサイクルショップに寄ってみると...。あった...。(笑)
「すみません、このギター、ちゃんと鳴りますか?」と(楽器のことは何も知らなさそうな)店のおばさんに尋ねてみる。「さぁ...。多分大丈夫でしょう。ダメだったら返金しますよ。」との返事。
で、即、ゲット!(爆) 鳴らなかったり、変だったりすれば返品するなり、あるいはヤフーオークションで転がしたりすればいいだけのことだ。(爆)
前触れもなくギターを買って帰ると妻も驚くだろうから、携帯電話で取りあえず経過(?)を報告し、帰宅。そしていそいそと(笑)自室へ。
う〜む...。この、ヘッドの「Squire Series」の文字を隠すように貼られているニコニコマーク(?)のシール、そして何故かトレモロユニットの下、ボディトップに貼られている「バイオハザード」(笑)のシールは目障りだぞ...。
で、剥がそうとする。ヘッドのスマイルマークは簡単に剥がれた。で、バイオハザードの方を剥がそうとすると、げげっ...!!(爆) 何だ、これは...? 小さな穴が4ヵ所あるぞ...。(爆)
う〜ん...、どうやらケーラーかフロイドローズか何か分からないけれど、フェンダーのシンクロナイズドトレモロユニットではないものを装着するために空けられたと思われる...。なるほど...。それでこのシールが貼られたのか...。
で、そのシールはそのままにしておくことにして、早速、肝心の「音」の方のチェックに取りかかる。
シールドをマルチエフェクタに繋ぎ、ヘッドフォンで聞いてみる...。おお...、これは...!!
まさしくストラトキャスターの音だ...。(笑) ネックはストラトプラスよりもちょっと太めの、U字型に近いもの。フレットの形状はやや細目で、音の立ち上がり(?)、歯切れの良いものだ...。山も十分に残っているし、チューナーやブリッジの金属部分もくすみもない美品だ...。リアのピックアップは想像していたよりもパワーがない気がしたが、ミッドブーストがついている訳でもないんだし、ま、頷ける。
う〜む、このギター、お買い得だったかも...。(笑)
まだ続きはあるけれども、一応ここまで報告〜!
(ここまで2002年9月22日)
さてさて、ボディの方をじっくりと見てみる...。
う〜む...? デタッチャブル式のこのネックの接合(笑)部分、何だか少し違和感が...。プレートにはフェンダーのロゴもない...。(と言いつつも、今日、楽器屋さんで確認したところ、フェンダーUSAのもののプレートにはロゴがあったが、フェンダージャパンのものにはなかった。フェンダーメキシコのストラトはなかったんで分からないけれども。) 4本のネジも、うん、回した痕跡が...。もしかして、ネックだけ付け替えたもの...? ボディの色は「ヴィンテージホワイト」と評するか、あっさりと「クリーム色」と言うべきか...。ストラトキャスターはレスポールなどのセットネック式のギターでないし、ネックの付け替え、換言すれば(?)ボディの交換などの改造はやりやすいし...。
ってことで、ちょっと正体不明に近い感じ。(笑) 少なくともネックだけはフェンダーメキシコで、シリアルナンバーはMN403114。そしてボディについてはVWH、即ちヴィンテージホワイトだということにして(笑)、ピックガードのねじ山の潰れなどから判断すると少なくともリアピックアップは購入後、純正(?)のものからダンカンに交換されている模様。ま、セイモア・ダンカンのピックアップにも色々あるだろうけれども、ストラト用であれば安く見積もっても8,000円はするんじゃないかなぁ...。
ボディのスタイルやコントゥアー(ま、削りの型ってことだけど)からすれば、私が持っているストラトプラスとほぼ(?)同じ。だけど、国産のコピーモデルの精度も高いだろうから、付け替えられた可能性がないでもない、と思う...。
ま、その素性はさておき(笑)、肝心の「楽器としての側面」ということで話すと、うん、これはさっき書いたように音は十分なもの。ローズ指板も上々のものだし、スムーズな運指ができる弾きやすいもの。グリップも万人向けであるし、(立って弾いてはいないが)さすが、世界のベストセラーモデルのストラトキャスター、抱えたときのバランスもしっくりくる感じである。
うむ、しばらくはキープしておこうかな...。あんまり頻繁に弾くことはないかもしれないけれど...。もしかしたらあっさりと気が変わって売り飛ばすかもしれない...。
(ここまで2002年9月23日)
さて、唐突だが(笑)、このギターはもう私の手元にはない。(笑) 入手して3週間ほどで手放してしまった...。(笑) 買ってからこのギターを弾いたのは、う〜ん、どうだろ...、総計20分ってところか...?
で、どうしたのかと言うと、実は、つい最近私のギター環境で極めて大きな動きがあったことと関係がある。ついにあの名器「AR500」を入手した訳なんだけれど、そのAR500を譲ってくれた方にお礼の気持ちで進呈したのだ。(「譲渡」ではなく「進呈」である。つまりAR500の代金の一部を補填するため、ではない。(笑))
世の中には色んなギターがあると思うけれど、ストラトキャスターほど身軽な(?)ものはないんじゃないだろうか...? いや、軽さだけではなく、色んなパーツの交換、補修なども含めて。
実際(?)AR500を譲ってくれた方は「ARの重さは腰痛持ちの私にはつらいです...。」と書かれており、また、「これからはストラトあたりでも入手しようかなと思っています」ということだったため、「それだったら、このギターを進呈しましょう〜!」ということになったのだった。
(私の期待を満たしてはくれなかったけれども(笑))ダンカンのピックアップも付いていることだし、またフロント、センターの(恐らくフェンダー純正の)ピックアップもシャキッとした感じだから、十二分に(?)使えるギターだと思う。私はあんまり使うことがなかったけれど、これからはたっぷりと弾いてもらえることと思う。めでたし、めでたし、である。
(ここまで2002年10月14日)
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