YAMAHA FG-201




 ふ〜む...。何故なのか自分でも良く分からないが、アコースティックギターを買い足してしまった...。

 確かに、先日、山弦のコンサートに行ってからはしょっちゅうアコースティックギターばかり弾いている感じではあるんだが...。>しかもクラシックギターを弾いているんだけれど。

 ま、それはさておき、ついこの間、イバニーズのエレキギター、つまりTOTOのスティーブ・ルカサーモデルを買ってしまった訳だけれど、その時に、何故か「エレキ>本体>Ibanez」という範疇であるのに、「☆ヤマハアコースティックギター☆」というのが出品されていた...。

 う〜む...? 出品するカテゴリーを間違えてしまったみたいだけれど、ま、耕耘機や水着の出品でもないし(意味不明)、ギターという点では同じだし...。ということで、見てみると開始価格は1000円。ふ〜む...、これは(『丸ごと一冊 FG』という本によれば)1975〜1978年の頃のモデルだ...。特に欲しくてたまらない訳でもなんでもないけれど、このころのFGがそんな価格(1000円)で売られているとなると、何だか欲しくなってしまう。(爆)

 ってことで、一応ウォッチリストに登録しておいたところ、2日経った時点での「現在の価格」は1700円。

 う〜む...。無駄遣いかもしれないけれど、送料(ま、2000円以内だろう)を入れても5000円以下でハードケース付きでFGが買えるとなると、ちょっとこれは食指が動いてしまう...。このままの価格じゃ可哀相だ...。>いや、出品者が、というよりもギターそのものが。(笑)

 で、入札したところ、あっさり2400円で落札。

 さて、ここで、恒例の(?)出品された方による商品の紹介・説明を(もちろん了承を得て)再掲:

---以下、再掲---
☆ヤマハアコースティックギター☆

YAMAHA FG−201

だいぶ古いギターです。
使用には弦の交換が必要です。
素人目ですが、ネックの曲がりはないと思います。
写真に写っているケースもお付けいたします。
---以上、再掲---

 ということで、いつものように発送関係については特別なお願いをして(意味不明)、そして昨日、午後7時過ぎに無事、入手。

 で、職場に持ち帰り、ケースを開けてびっくり〜。(笑)

 うう...。こ、これは実に奇麗なギターだぁ〜っ! とても20年以上前のものとは思えないくらいである...。ま、ネックは反り気味で12フレットで弦とフレットの先端との距離は8ミリくらい。(笑)>普通は、う〜ん、3ミリくらいかなぁ...。私は高いほうが好きなんで5ミリくらいがいいけれど...。

 ま、ネックを除けば、ギター全体、かなり良いコンディションである...。少し弾いた形跡はあるけれど、デッドストックって感じ。サウンドホールから見えるシリアルナンバーは「80708」ということで、これは「1978年7月8日製造」ということらしい。う〜む...、25年前のギターでこのコンディション...?
 俄然このギターに興味が湧いた私(笑)は、出品者に再度、メールを送ることにした。(以下、自分のメールの引用なんで、ほとんどそのまま。)

---以下、引用---
 そこで、ふつふつと(?)疑問が生じたのですが(って、決して怪しく思ったとかいうことじゃなく、です(笑))、このギターについて簡単に教えていただけないでしょうか?>あ、モデルとかいうことじゃなくって、です。(笑)

 このギターの素性(?)についてなんですけれども、これはOさん御自身が昔、買われたものなのでしょうか...?
 
 ケースから察するに20年以上前に買われて、そしてしばらくは弾いたものの、その後はずっとケースの中で眠っていたのではないかと思うのですが...。
 トップの色具合からしても、またペグの「サビの無さ」の具合からしても、そういう気がするのですが、いかがでしょうか?

 根掘り葉掘り尋ねるつもりはありませんが、簡単でいいので是非、教えて下さい〜!!>コレクション紹介のところにも書きたいので...。

 既に取り引きが終わったというのにこういう質問をして大変申し訳ないのですが、どうかよろしくお願いいたします!
---以上、引用---

ということでメールで質問したところ、出品者からの返事は(特に問題はないと思われるので引用すると)以下のような内容だった:
---以下、引用---
ギターのなれそめ(?)ですが・・・。入手元は知人のお兄さんからの頂き物です。いただいたというよりも、引っ越しの際に「捨てる」というので拾ってきたものです。
その持ち主さんは(知人のお兄さん)は40才前後の方で、若い頃このギターを購入したものの、すぐに挫折して物置に眠っていたそうです。一年ほど前に私の手に渡ってきたのですが、全然使うことが無く今日にいたります・・・。
---以上、引用---

おお、やはり私の睨んだ通りだったか...。(笑) ま、フレットが摩耗していないこと、ボディーやバックも特に傷が無いこと、それから何と言っても、日に焼けていないトップの色具合からして間違いないだろうとは思っていたけれど。

 ただし、このままでは、ちょっと弾きづらい。ネックは反っているし、サドルも結構、高い。またナット部分もきちんと接着されていない感じだし...。
 ということで、トラスロッドで反りを調整し、またサドルも(オクターブ調整も含めて)耐水サンドペーパーで削り、さらにはナットも取り外して研磨&再接着。

 うん、これは、なかなかいいぞ〜!! 1983年のオベーションコレクターモデルよりも鳴るし(笑)、S. Yairi の復刻版YD-302にも決して負けていない音だと思う。弦が新品だからそう思うだけかもしれないけれど(笑)、高音はきらびやか、低音もそれなりの迫力があるし、中音域も心地よい。

 (「パワー感があって、ソリッドで、しかもまとまりが良い。軽く弾いても音が前にバーンと飛び出る感じ。ヤマハ独特のウエスタンサイズだけれども、音がつくりやすい。1弦から6弦まで音に一貫性があるから扱いやすい。とにかくハコの鳴りを感じさせてくれるギター。」<こう書いたほうが分かりやすいかなぁ...? あ、適当に書いたんだけれど。(爆))

 さて、冗談はこれくらいにして、ま、またいつか気が向いたら仕様などを記載するかも。
(ここまで2003年11月07日)
コレクションのページへ戻る inserted by FC2 system