VALENCIA CG180CE




 う〜む...。どういう言い訳をしようか...。(爆)

 ま、いいや。(爆) ま、このところ(2003年11月末〜12月)、オークションで「おお〜。らっきぃ〜!」というような状況が続いているということで、衝動買いしたって訳さ。(<妙な開き直り)

 とにかく、このところオークションのギター関連のページを眺めることが多く、例えばヤマハのダイナミックギターなどは「弦楽器>ギター>アコースティック>本体>YAMAHA」というカテゴリーだけではなく、その形状から「弦楽器>ギター>クラシック」というカテゴリーに出品されていたりもするんで、そちらの方もつらつらと眺めたりしているうちにちょいと気になるギターが...。

 オークションにおいては個人出品のみならず、「Store」からの出品もあって、それらは往々にして「うざったい」のだけれど、その中に新品のエレガットで格安のものが出ていた。
 画像で見る限り、ま、そこそこの仕上がりみたいだし、何と言っても「5バンドイコライザ付き!」というのが光っている...。しかもそれは(知る人ぞ知る)ドイツのShadow社のものなのだ...。それがついていてこの価格...?>ちなみに希望落札価格は11,500円(爆)

 うう...、安い...!!

 思わず入札しようとしたが、はたと思い止まった。そう言えば、福岡の方(正確には北九州市)の「オンラインショップ」があったはず...。>以前、ここでロック部用のPAを購入したことがあるのだ。

 で、検索で見つけたところ、そのお店でもこのギターを取り扱っていることが判明! しかも「送料、税金込みで12,800円」というさらなるお値打ち価格!(笑)>オークションの11,500円だと、「落札価格+送料」、それに消費税を加え、合計金額は13,125円

 ふむ...。どうやらこのギター、パーツなどを作っているKIKUTANIが絡んで(?)いるようだ...。だったら目茶苦茶なモノじゃなかろう...。万が一大ハズレでもPUシステムだけ、他のギターに流用できるかもしれないし...。(笑)
 
 とまあ、こういうことで早速注文し、銀行振込をして、そして昨日、届けられた。

 あってもなくても嬉しさには何一つ変わらない、それでいて、これで持ち歩いたら絶対に悲しく思えるような(笑)ビニール製のソフトケースを開けてギターを取り出してみる...。おおお〜っ! これはなかなかいいぞっ!! 妙に光沢がある感じもするが(笑)、うん、なかなか弾きやすい...。ほほぉ〜、ダダリオの弦が張られているようだ...。早速チューニングをしてみる。

 う〜む...。これ、いいぞ...。(笑) 先だってK.Yairiの名器CE-1(本体の定価10万円)を入手したんだけれど、もしも「目隠しテスト」をされたら区別つかないかも...。(爆) シールドを突っ込んでアンプで鳴らしてみても、うん、このプリアンプは立派だ...。

 材質その他についてはオークションで情報からすると以下の通り:
標準価格:23,000円(税込み価格24,150円)
トップ:スプルース
サイド&バック:マホガニー
ネック:ナトー
指板:EBONIZED
糸巻き:ゴールド仕上げ
ピックアップ:ピエゾ
コントロールSHADOW P7 (5Band Preamp EQ, MADE IN GERMANY)
サイズ:H 989×W 373

 指板など、う〜ん、「EBONIZEDって何じゃらほい?」って思ったけれど、実物を見て納得。何か正体不明の材に塗料で黒くしてエボニーっぽくしている感じ(笑)。
 だが、弾いてみてフレット音痴でもないし、オクターブも許容範囲内だと思う。若干、フレットの山については(形状というより)仕上げが雑かなって感じはするけれども、この価格で、これだけのモノであれば文句は言えない...。

 と、ここまで書いて思いついた...。ふむ...、新品のギターを自分で買うのはこれが3本目...? そして24年振り...?(爆) それが12,800円のギター...? それで大喜び...?(爆) ま、いいか...。嬉しいんだから、気に入ったんだから、仕方ないじゃないかっ!>いきなり意味不明の逆切れ(私も若者だ。(爆))
 
 ってことで、非常に気軽に弾ける練習用クラシックギターがまたまた1本増えましたとさ。(意味不明)
 ちなみにもう一枚画像を:


(ここまで2003年12月30日)

 さて、この「送料、税金込みで12,800円」ギター、実は、このところ(この2カ月)一番良く弾いているギターである...。(笑)
 昨年秋くらいから山弦を皮切りにヴォーカルなしのアコースティックギターの楽曲、さらには進んで(というか、昔に戻って(笑))クラシックギターのピースを弾くことが多くなっていた訳で、昨年末からは、アルベニスのスペイン組曲作品47第1番『グラナダ』を練習し始めて、もっぱらそればかり弾いているような状況なのである...。
 
 ま、そういう訳で、職場では、時間のある時に(って、数分間くらいだが)ヤイリのCE-1、あるいはマタノ氏のクラシックギターをちょこちょことつま弾いていて、そして自宅では椅子の後に無造作に立て掛けられた、このVALENCIAを愛用している、という状況である。

 前述のように、若干、フレットの仕上げに難があるようには思うが、う〜ん、マジでこれ、お買い得だと思う...。すでに2カ月以上、弦も張りっぱなしであるけれど、今だになかなか深い響き、歯切れのよい音を奏でてくれるのだ...。
 現在所有しているガット系のギターで敢えて順番をつけるのならば次のようになるのではないか:
 K. Yairi CE-1
 YAMAHA Dynamic Guitar NO.S-50(その1)
 VALENCIA CG180CE
 MEIKO (M. MATANO作) A6
 YAMAHA Dynamic Guitar NO.S-50(その2)
 MONTANO No400
 YAMAHA APX-10CN
ま、弦を張り替えていないものもあるんで(笑)、この順序が絶対という訳じゃないけれども...。
 ちなみに、最後に来ているヤマハのエレガット、本来は本体価格10万円のもので、かの(どの?)吉川忠英氏もライブで愛用しているとのことだが、私の所有しているのは「ハズレ」なのか(笑)、ペラペラの音しかしない...。バンドの中でエフェクタをかませて演奏する分にはいいかもしれないが、単体で生のガットギターとして使うには耐えられないモノだ...。<扱いやすいとは思うけれど。

 で、話は元に戻るんだけれども、現在、図らずも(笑)40本近いギターを所有するという状況なんだが、改めて、ギターの「値段」と、その「価値」というものについて、腕組みして「う〜ん...。」と考えてしまう次第である...。
 「価値」の場合には、好き嫌いという非常にやっかいな尺度が介入(笑)してくるだけにややこしいのだけれども...。

 例えば、だ。(意味不明)
 フランス料理の一流シェフがいて、その人が腕によりをかけて調理した卵焼き(笑)と、私の娘、いずみん(16歳)が「お父さんのために。」と言って焼いてくれた卵焼き。この二つのうち、どちらかを選べと言われたら(って、誰もそんなことは言わないのだが(笑))私は娘の作った卵焼きを選びたいし、そして、その結果、「一流シェフの焼いた卵焼き」を食べそこねても、ちっとも惜しいとは思わないと思う訳である...。
 それと同じようなことがギターにも言えるのではないかと...。(<かなり強引かもしれないけれど、本質的にはそんな気がする...。)

 立場を変えて...。(意味不明)

 このところ、良く弾いているこの、12,800円ギター。仮に(って、仮定の話も本当は嫌いなんだけれど)私が死んでしまった場合、他に所有しているギターで値段の高いもの、高く(あるいは、そこそこの値段で)売れるモノはたくさん(?)あると思う。だけど、妻、あるいは娘、息子がギターを処分しようとしたときに、「あ、このVALENCIAのギター、安く買ったんだと言いながらもお父さん、夜な夜な弾いていたんだ...。」ということで手元に残しておいてくれたほうが、何だか、うれしいような気がする...。

 ま、そういうことだ。(<村上春樹風)

(ここまで2004年03月06日)
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