Valley Arts M series



 う〜む...。今さら言っても白々しいだけだが、敢えて言わせて欲しい。今年の新年の誓いとして「もうギターは買わないようにしよう」と思ったのは、うん、ウソじゃない。(爆)

 で、早速だが言い訳めいた購入のいきさつを書く。(見苦しい...。)

 昨年末近くのことだが、ロック部の学生が「今、自宅で使っている小型のギターアンプ、とっても性能が悪いんです。何かいいの、ありませんか?」という相談に来たってことは、イバニーズのRSシリーズギター(と小型アンプのセット)を入手した折りにも書いたことだが、そのオークションを見つける前に、「うむ...。例の中古釣具&楽器屋さんはどうだろうか...? 確か、アンプも並んでたっけ...。」ということで寄ったのだった。(ちなみにこのお店ではレスポール、(ロック部で使っている)エレキベース、ダイナミックギター2本など、これまでにも買い物をしているのだが。)

 そうしたところ、かなり高価なES-175(だったかな?)と並んで、棚の上の方に展示されていたのが、このValley Arts のギター!!

 ほっほぉ〜...。木目のきれいな、そして赤のカラーリングも、そこはかとなく上品な感じのギターだなぁ...。

 ということで、かなり印象的なギターだったが、いかんせん、価格が...。「じゃ、これ下さい。」とあっさり言い放ち、ポケットから財布を取り出せるような値段ではない...。

 ということで、その場は諦め、すごすごと引き下がったのだった。(ちなみに、小型アンプも取り立てて掘り出し品と思われるものはなかった。)

 だが、(これまた既に他のところで書いたのだが)その後、思わぬことで「オークション成り金」(爆)になってしまい、「ギターを転がしてしまった...。」という罪悪感にさいなまれて(笑)しまった私は、その反動から年末に3本のギターを入手してしまう。(爆) しかも、それに飽き足らず(笑)新年早々、ARギターを買い足したりもした訳だが、それでも、あのきれいな Valley Arts のギターについては心残りだった...。

 で、「よし、もう一度、あの店に寄ってみよう! もしも売れていたら、それはそれまでのこと。でも、残っていたら、何かの縁ということで(爆)、買っちゃえ!」と思い、出かけていったところ、何と、まだ売れずに残っていたのだった...。で、店のお兄さんに頼んで試奏させてもらったところ、うん、これはいいっ!! 私のような貧乏耳の持ち主にでも明らかに分かる上質の音だ! ってことで、購入を決意。

 相も変らず、「じゃ、これ、下さいな。」と言い放ち札束を取り出せるはずもなく(笑)、「すみません、これ、ホールドってことでお願いします。できるだけ早く引き取りに来ますから。」と嘆願し(笑)、そして、翌日、銀行から貯金を下ろし(笑)、とうとう入手した、という次第である...。

 さて...。本題の Valley Arts についてだが、今さら私が多くを語る必要などないだろう。<って、ほんとはあんまり知らないのだが。(爆)

 ま、私の知っている Valley Arts というと、(かなり大雑把だけれど)1980年前後、あるいは80年代前半頃に、その丁寧な作りで話題を振りまいた高級ギター、有名なところではエディ・ヴァン・ヘイレン、スティーブ・ルカサーなども愛用していた、ということくらいだ。<ほんと、あんまり知らない。
 そして、これまたうろ覚えだけれど、当時の定価も20万円を大きく超えるような価格帯だったかと思う。(違うかもしれない...。)

 ってことで、今回私が入手した「M series」というのも、何のことだかさっぱり(笑)なんだけれども、先日、このギターを抱えて防音室に行き、ヤマハのビンテージアンプにて弾きまくったのだが、そりゃあもう、感動モノ! 3つのEMG製のシングルピックアップが搭載されているんだけれど、何とも言えない音色である...。いやぁ、語彙が貧困なんだけれど、キレがあるのにパワーがある、って感じ。ノーマルな音も聞き惚れてしまうのだけれど、エフェクタで歪ませても、きめ細かく芯のある音だ...。
 デタッチャブルネックではあるが、よほど作りが精巧なのだろう、サスティーンも十分だと思われる。
 う〜ん、比較対象としてストラトを持って来れば良かったのだが...。(って、ストラトはストラトで、十分に気に入っているだけれど。(笑))

 ちなみにギターのコンディションとしては、正直なところ、かなり良くない。いや、機能的な部分では大きな問題はないけれども、大きなシールが貼られた跡があったり、金属部分も、元々はゴールドパーツであるが、かなり色が落ち、ブリッジもペグもサビがかなり出ている...。オクターブも少し怪しく、トレモロユニットの仕様のためか、調整のネジが(スプリングを張った状態だと)廻せない位置である...。(笑)

 ということで、ま、ボディ廻りはかなりきれいに手入れをしたけれど、まだまだメインテナンスが必要だ。

 ちなみに、最初の方に書いたように、木目はかなりはっきりしている。間違いないと思うけれど、多分、アッシュボディ。ネックはバーズアイメイプル。ヘッドのあたりも気持ち悪いくらいのバーズアイが出ているモノである。(笑) 指板は、う〜ん、若干ストライプが入っている感もあるが、きっとエボニーだと思う。<詳細をインターネットで調べようとしたが、今の時点ではほとんど情報が得られていない。Valley Arts社の公式(?)ホームページを見ても古いモデルについての情報は皆無...。

 予想では80年代のギターではないかと思われるが、今後も調査は続けていきたいと思う。

 ということで(?)、適当に写した画像を何枚かアップしておく:


(ここまで2004年01月19日)
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