Ibanez RG650BK



 さてさて...。ま、他でも書いた様に、今年の新年の誓いとして「もうギターは買わないようにしよう」と思ったのは、くどいようだが、ウソじゃない。(爆)
 世の中には色んな人がいて、ついこないだ「***は***だと思う」と書いていたのに、少し時が経つとそれを忘れたかのように「***は***だと思わない」というようなことを平気で書いて寄越したりする...。それで、「はぁ...。でも、ついこないままで逆のことをおっしゃっていませんでしたか?」と素直な疑問を口にすると、「誰だって気が変わるということがあるんですっ! あなたはそういうことがないと言い切れるのですかっ!?」と、まるでこちらが悪いことをしているかのように逆ギレしたりさえする...。(笑)
 ま、それはどうでもいいんだけれど。

 で、私自身のことに話を戻そう。

 新年の誓いは誓いとして、それは尊重しているんだが、う〜ん、いつだったか、1月の初旬に夢の中に神様が出て来て「これからはギターをもっと集めなさい。」と私に告げたのであった...。うむ...。私個人の「新年の誓い」はあくまで個人レベルのものだけれど、いくら無神論者の私であっても、直に神様からお告げを賜ったからには、是が非でもそちらを優先させねばならないではないかっ!(意味なく力説)

 ま、そういう次第で今年5本目のギターだ。(爆)

 まず、このギターを入手しようと思ったいきさつについてであるが、昨年(2003年)秋にロードスターシリーズの最高峰(?)、スティーブ・ルカサーモデルRS1010SLを気紛れで購入し、気に入ったものの、熱烈なファンの方に購入時の価格のままであっさりと譲ったという、そのことがきっかけで(RS1010SLである必要はなかったんで)他のRSシリーズにも手を出して、価格がこなれている割にはとても造りも音も良いし弾きやすいということでRS530BK、RS450FRを立て続けに入手したというのは、もう既に御存知のことだろう。(あ〜、長い文だった...。)
 加えて(?)、知人のAR好きの方がRS400のデッドストックを買って、「これ、いいっす!!」と感激されたりもして、「ふむ...。やはりRS、いいんだ...。」との思いを強くしたってこともある。(笑)
 
 ところが(笑)、これまた別途詳細に記しているんだけれど、RS530BKの方は、思うところあって、無謀にもトップを自力でリフィニッシュし、ラッカー塗装にしちゃった訳であるが(笑)、そしてそれは決して後悔はしていない(笑)のだけれど、音的に「う〜む...。」と思ったりもして、オリジナルのままとの比較をしてみたいなぁ〜...、と思っていた矢先に、ヤフーオークションで同じ年式のRS530BKが出品されていて、しかも、それなりの安さ、コンディションだったのだ。そこで迷うことなく入札。あっさり落札できるだろうと思っていたら
競合者が続々と現われ、私の目論見の3倍ほどの価格にまで上がり、断念。(いや、「断念」という言葉は大袈裟だが。「そこまで出して買いたくはないよ。」という感じ。(笑))

 と、ちょうど、同じ時期に出品されていたのが今回入手したこのギターだったのだ。

 ただ、正直なところ、後期の、つまりRGシリーズへとモデル名が変更されていく1980年代半ばのRS(変な書き方...。)は、ちょっと未知数(?)であり、しかも、いわゆるストラトと同じようなピックガード(というか、フロントパネルというか)が付いているのは、実は、う〜ん、あんまり好みではない...、というのもあったのだが、上述のごとく、RS530BKを見送ったということで、「じゃ、こっちを〜!」となった次第である。

 ちょいと能書きが長くなってしまった(笑)んで、例のごとく、オークション出品時の商品紹介の文面を(出品された方の了解を得て)ここに再掲:

1986年製の「アイバニーズ」≪ロードスターII≫です。特徴はリアピックアップにタップスイッチが付いていてシングルコイルとハムバッキングの切り替えが出来ます。ネックは24フレット仕様です。画像のように割と綺麗な状態です。キズはボディーバックのエンド付近に塗装ハゲはありませんが擦りキズが多く付いています。ヘッド裏に塗装ハゲがあります(画像2で確認できます)。それ以外は特筆するようなキズはありません。金属部には錆びやくもりがありますが使用には問題ありません。トレモロアームはオリジナルではありません。ネックの状態は良く、フレットの減りはありません。その他ピックアップや回路等使用には問題はありません。最近使っていませんでしたのでピックアップのセレクターにノイズ程度はあるかも知れません。ボリュームやトーンポットにはガリはありません。ソフトケースに入れてお届け致します。それではオークションが終わりますまでよろしくお願い致します。出来るだけのボディーやパーツのクリーニング、弦の張替えは出来ていますのでこのまま使用して頂けますが、あくまでも中古品である事をご理解の上入札して下さい。質問には出来るだけ答えます。

とのことで、(上に使っている画像もそうなんだけれど)以下の画像も:



 コンディションについての非常に丁寧で分かりやすい説明、ポイントを押さえた画像など、とても安心できる出品だということで何の不安もなく入札、そして無事、落札できた。

 ちなみに、「Q&A」のコーナーでは、オリジナルパーツではゴールドのブラス製のピックガードではなかったのかという質問がなされていたが、出品者の方の回答は「この状態で購入しています」とのこと。(確かに(?)、同時期に、ゴールドのピックガードが付いているモデルもあったが、それはもう少し上級モデル(RG1003や1200だとか)であり、ヘッドもマッチングヘッドではなく、その他、コントロールなどが異なるものである。)

 ということで(?)、このモデルについて私の持っている情報は以下の通り:
モデル名: RG650
定価: 65,000円
色: BK, PW, RD
ボディ: バスウッド(トーンチェンバー加工)
ネック: メイプルワンピース
指板: ローズウッド(24フレット仕様、25.5inchスケール)
マシンヘッド: スムーズチューナーミニII
トレモロシステム: Edge & Top Lok III
ピックアップ: 2S1H (Super 7F ×2、IBZ ×1)
コントロール: 1Vol & 1Tone (tone knob はリアPUのデュオサウンドスイッチ兼用)

 ちなみに、ボディのところの「トーンチェンバー」ってのは、「アラン・ホールズワースのシグネチャーモデル、AH10、AH20で培った、ハイブリッド・ノウハウを、RGにフィードバックしたもの」だそうだ。って書くと、おお〜、何やら高等な秘策(笑)めいているが、何のことはない。ただ、「フロント・ピックアップから、リア・ピックアップ位置まで、大きくボディをくりぬく、ディグアップする」だけのこと。(ま、もっと簡単に言うと、ザグリ(穴)を大きく刳り貫いているだけ、という...。だけど、これで「クリアーな深みと、共鳴効果を加え、軽量化へ大きく貢献」し、「サウンドの腰をしっかり保ち、好結果をもたらしてくれる」とのことだ。

 そういう訳で、今日、バンドの練習で、後半部にこのギターを持ち込み弾いてみたところ、うん、予想通り、非常に軽くバランスも良く弾きやすいなぁ、と。もちろん「とびきりいいぞっ!!」ってことはないけれども、特にシングルピックアップは粒立ちもレスポンスも良く、結構、快感...。リアのハムバッキングは、ま、セッティングのせいかもしれないけれども、もう少し迫力が欲しいところ...。ネック、弦高についても未調整だが、少し高めにしてあったような。もう少し低くしてもいいかな。
 また、このギターにも、例の「デッドエンド」というパーツ、つまりブーメラン型のストラップピンが付いていたが、やはり使いづらい。(笑) 他のギター(主にAR)と同様、シャーラー製のロックピンが使えるものに近々交換予定。
 あ、それから少し意外に思ったのはネック(グリップ)の太さ。おしなべてイバニーズ(もしくは、もうこの時代だから「アイバニーズ」)のエレキギターのネックは、かなり薄いのだけれど、う〜ん、これはかなり厚い。(って、弾けないとか握れない訳じゃない、もちろん。(笑))
 もう一点。これも、フローティングに設定してあるんで仕方がないところだけれど、いくらファインチューナーがついているとは言っても、チューニングがやや難しい。(笑)
 さらにどうでもいいことをもう一点。(笑) ヘッドにはそれまでのRSシリーズと同様のロゴ、文言だけで、どこにも「RG」という名称は記載されていないが、これは紛れもなく「RG650BK」である。(笑)

 ということで(?)、このギターはこのギターで大切に弾いていきたいと思う私であった。
(ここまで2004年03月01日)
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