Ibanez RG652BK


 さて、このギター、やはりRSの末期というか、RGの誕生というか、ま、そのあたりのモデルである。いずれどこかで1986年のIbanezのカタログをアップするつもりだけれど(笑)、その中にも出ているんで...。

 で、このギター、ネックプレートに刻まれたシリアルナンバーはF862177であり、仕様としては、多分、次のようなもの:
モデル名: RG652
定価: 65,000円
色: BK, PW, FR
ボディ: バスウッド
ネック: メイプルワンピース(ネック裏にもボディと同色の塗装)
指板: ローズウッド(24フレット仕様、25.5inchスケール)
マシンヘッド: スムーズチューナーミニII
トレモロシステム: Edge & Top Lok III
ピックアップ: IBZ ×2
コントロール: 2Vol & 1Tone (2つのVolume knob は各PUのデュオサウンドスイッチ兼用)

 今回もオークションでの入手。で、お約束の(?)オークション出品時の説明:
---以下、引用---
アイバニーズ ロードスターIIです。10年ぐらい放置したままで音がなるかどうかわかりません。よってジャンク品とお考えください。ボディーも小さなキズがいくつかり、ブリッジも錆びております。以上のことがご理解いただけない方は入札をお控えください。ソフトケースつけます。なお発送はヤマト宅急便着払いのみとさせていただきます。

更新済み: 4月 5日 21時 9分
ネックに縦にヒビがはいっております。
---以上、引用---

 ということで、先日届いて、じっくりと見たところ、うん「ジャンク品とお考え下さい。」という言葉に激しく首を縦に振りたくなるようなコンディション...。あまり素手では触りたくない、できれば手袋をはめて、それも軍手の方が好ましいかな、というような...。(笑)


 そういう次第で長年の埃と汚れを除去すべく3時間ほど奮闘。(笑) ついでにトレモロユニットも取り外し可能なかぎり分解し手入れをする。
 ちなみにアームとロッキングナットは欠品。で、弦も張られていなかったため、まだ音が出るかどうかも未確認。(笑) とはいえ(?)、ピックアップ、フロイドローズライセンスのトレモロ本体、ペグ、スイッチングポット、3点支持式のエスカッションなど、個別にすればきっとそれなりの価格で売り払えるかも。けけけ...。(爆)
 
 ま、冗談はさておき、「ネックに縦にヒビがはいっております」というのは、正直なところ、かなりの不安要素であったが、現物で確認するとネックではなくむしろ、ヘッドの部分。ヘッドの表、裏に亀裂が入っているが、完全に外れてしまったのを修復したようでもなく、また、これからどんどんと割れていくようなヒビでもなさそうだ。もちろん、音や響きに対して何らかの悪影響を及ぼすことになるかもしれないが、今の時点では(弦も張っていないため)未確認。

 さてさてどうなることやら...。
(ここまで2004年04月18日)  ということで、このギター、暇を見つけては(笑)手入れして調整を重ね、きちんと弦も張ってみたところ、うん、これは問題なく使える。トーンやヴォリュームもちゃんと生きているし(笑)、ガリもなく、デュオサウンドの切り替えもバッチリである。トップロックが欠品ということも手伝ってか(笑)、生音の響きも決して悪くないし...。  確かに傷は多くあるんだけれども(ヘッドの亀裂を除いて(笑))深刻なものはなく、十分に使えるモノだと思う。  ということで、画像を追加:


(ここまで2004年05月9日追記)
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