Ibanez AWG 800E NT


 何だか自分でも分からないのだけれど、このところIbanez専門(爆)みたいになってきている...。>ギターやベースも含めて。

 ま、確かに同社のArtistシリーズのエレキギターについては、(もちろんもっと充実したコレクションをしている人が何名もいらっしゃるのだけれど)自分でもかなり買い込んでしまったと思っているが、それがきっかけで「ふむ...。アコースティックギターについてはどうなんだろう...?」という思いを抱いたりもしていた。
 昔、あこがれの鈴木康博氏が同社の「アートウッドシリーズ」のギターを愛用したりしていたということも、もちろん、ある。(「もちろん、ある」とか言われても困るだろうが。)

 だが、これまた古い話だが、20年前の九州の片田舎の楽器店には「Ibanez」を取り扱っている所はなく、従って、Ibanezのエレキギターはもちろん、アートウッドシリーズのギターだって入手しようがなかった。

 そして時は流れ...。(笑)

 「イバニーズ」改め、「アイバニーズ」にギターはエレキも、そしてアコースティックも楽器屋さんの店頭で
見かけることが多くなった。実際、昨年の冬にはアコースティックの「7弦ギター」が半額以下で投げ売りされているのを見かけて思わず衝動買いしそうになったほどである。ま、7弦ってどうやればいいのか知らないし、特に必要性も感じないんで買わなかったが。(笑)

 などと言いつつ、ガットも含めばアコースティックギターは14本ある...。これ以上必要な訳はない。(爆)
 それはそうなんだが、いわゆる「エレアコ」については、う〜ん、ちょっと思う所があって、どっしりとしたものが1本欲しいなぁ、なんて思っていて(笑)、それでついつい、このギターを入手してしまったのである...。

 おっと、またまた前置きが長くなってしまった。ってことで、これまたオークションで仕入れた(笑)んで、出品者さんの紹介の文面、そして画像を以下に掲載しておく。>もちろん了解を得てます〜。
---以下、転載---
バンドメンバーからの委託出品です。現在は生産完了しており廃盤品です。定価など詳しいことは忘れてしまったそうですが、3〜5年程前に購入したものだそうです。購入後は自宅で弾くことが多くほとんど使用していないとのことです。表面に小傷などはありますが比較的綺麗なほうだと思います。エンドピン部分にジャックがあります。動作確認はしていますが、中古品ですのでNC,NRでお願い致します。質問もどんどん受けますが少しお時間を頂くことがありますのでご了承下さい。ソフトケースは付属しません。ギター本体のみとなります。それではよろしくお願い致します。
---以上、転載---

 ってことで、質問コーナーでは「型番は?」とあって、「どこにもありません。」とのことであったが、実際届いてみるとサウンドホール内から見える裏板に「AWG 800E NT」との刻印があり、また、ネック側の方には「97110693」というシリアルナンバーも見つかった。

 で、画像は以下の通り:



 なお、上の画像には写っていないが、ヘッド裏には「MADE IN KOREA」の文字が...。で、少しこれはショックだった、正直なところ。>「MADE IN KOREA」
 ま、最近のギターが中国や韓国で生産されていることがあるのは知っていたけれど、う〜ん、これもそうだったとは...、って感じである。
 
 だが、ギターそのものの実力(?)からすると、このギター、かなりの仕上がり、音であるというのが(これまた)正直な感想でもある。カッタウェイモデルではあるがボディ厚はドレッドノートと同じくらいで、低音のどっしりした感じも、また中音域の伸び(?)や、高音の発音具合(?)も私には納得できるもの。もっと言うならオベーションのコレクターモデルよりも豊かな音だと思う。
 最近他のアコースティックギターを弾いていないんで確かなことは言えないけれども、「音」だけに限定すれば、現在所有しているものでは、S. Yairi YD-302 が(新しいけれども)一番の音、そしてヤマハのDynamic Guitar S-50、そしてこのAWG800か、K. Yairi YW-800か、というような順番かなぁ...。

 また、ピエゾマイクの方も、うん、これはいい...。普通、ハウリングで悩まされたりしてサウンドホールを覆ったりしないといけないんだけれど、このギターについてはよほどの位置(アンプの真ん前にサウンドホールを向けるとか(爆))に持っていかない限り、何の支障もない。ヤマハのAG-Stompとの相性(?)も良くって、かなり自然な「アコースティックギターの音」が得られる上、これはかなり驚きだったけれど、エレキギター用のマルチエフェクタで少しオーバードライブをかけた音にしても(爆)、何ともない...。
 ってことで10月初めのステージではこのギターも活躍してくれた。

 ま、そういう訳で(?)、結構気に入ったギターであって、今では職場でちょこちょこと山弦の曲を練習したりするのに愛用している次第である。

 ちなみに(?)、実は後日談があって、このAWG800を購入して二週間ほど経った頃、何と、さらに上位機種である1000がオークションに出品されるという事態が発生した。(笑)
 うむ...。しかも、なかなかのお値打ち価格...。ハードケース付属であるし、どう考えても私の800よりもお買い得...。
 で、その出品を教えてくれたのは30年来の親友のK君。尚且つ、彼も入札をしている...。(笑) が、終了間際になって他の人が高値更新し、どうやら彼も(日頃からの言動から察するに)もう張り合うつもりはなさそう。ってことで、最後に参戦し、無事落札!(爆)

 ま、自分でも(同じモデルを買ったばかりだということで)ちょっと気が引けもしたんだけれど、結局、直後にK氏から連絡があり、今回は私が代理落札をしたということで処理してもらって、そのまま彼の所に送ってもらうことに。で、無事に彼の手元に届いたらしいけれど、やはりなかなかいいギターだったらしく、気に入っているそうで。(笑)
 そういう訳でK氏のギターについては以下のようなギター誌の試奏レポートがあったんで、読んでみたい方はこちらをクリック。(笑)
(ここまで2004年11月11日)

 ふむ...。(<意味不明)

 実は(?)このギター、年に一度の大学祭のステージで愛用しているギターとなった...。<って、毎年ではないけど。で、その理由は簡単。とても素直な音であるということ、それから Fishman のプリアンプもとてもナチュラルに発音(?)してくれるから、ということだから、だけど。

 だが(?)、すみません、その仕様については調べようとも思っていなかったんだけど、ひょんなことから、「あ、そう言えば、このギターって、どういう仕様だったんだろ??」と思うことがあって調べてみました、はい。

 そうすると、あらら、楽器店で通信販売されているギターの総合サイト「J.Guitar」のサイトに、同じモデルが出品されていた...。で、その売主の大手(笑)販売店の記述を勝手に引用すると、以下の通り:

---以下、勝手に転載---
1997年製。Kヤイリの昔でいうボブ ウェアー モデル、今でいう、WY−1に良く似た イバニーズ アートウッド シリーズの非常に珍しいエレアコです。
トップはシダー単板、サイドバック、指板や下駒はローズウッド、ネックはマホガニーという仕様。
アバロン貝によるサウンドホール口輪、ブリッジインレイ、キャッツアイ、スノーフレイクスのポジションマークが美しいモデルです。
わずかなポツ傷があるくらいで、非常に美品。
指板やフレットの凹みもローポジションにわずかにある程度。
トラストロッドにも余裕があります。
ネック、トップ板、ブリッジ周辺、電気系にも異常は見られません。

チューニング時の12フレットでの弦高は2.1ミリと1.5ミリでエレキからの持ち替えや女性の方も楽々演奏!!
サドルでは2.5〜3.5ミリ出ています。
ナット幅は43ミリ、スケールは644ミリほど。

シダー特有の暖かく拡がりの感じる柔らかな 優しいサウンド。
同価格帯 エレアコの生音としては極上ではないでしょうか。
音量も十分にあり、艶と伸びのある豊かなサスティーンは心地良いものです。
ライン音も大きなステ−ジでもこなせそうなフィッシュマンの迫力あるサウンドをご堪能いただけます。
---以上、勝手に転載---

 ふ〜ん...。そうだったのかぁ〜...。

 トップは(ありがちな)スプルースかと思っていたんだけど、なるほど、シダーってことでしたか...。

 ま、生産が韓国だってことは商品説明に書いてもいいと思うけどね。(笑)

 って、そうかぁ、もうこのギター、入手して10年近く経ってたんだぁ〜、と、これはこれで感慨深いものが。(笑) でも、ほんと、いいギターですよ、これは。
(ここまで2013年09月08日 追記)

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