Martin D-28


 このギターの入手についてはD-15のところに書いているんで割愛するとして...。(笑)
 ま、このギターというより、このモデルについては多くを語る必要はないような気がする。数あるMartinのギターの中でも、恐らくは最もポピュラーで、ある意味「王道」と言ってもいいかもしれない。
 あまたある国産ギターメーカーが昔(30年くらい前?)、追いつき追い越せムードでコピーに励んでいたのはD-28だと言ってもいいような気もする。ま、それほど普遍的なモノだというのが私の認識である。

 ここで昔話を始めても仕方ないけれども(笑)、やはり1970年代フォークの洗礼を受けた者にとってもD-28というのは、ある意味「憧れのMartin」、「夢のMartin」だったかと思う。>いや、もちろん35や45などのモデルもそうだし、ギブソンやギルドなどもそうだったけれど。

 とにかく、このギターを手にした次第である。(意味不明) 

 で、色々と書きたいことはあるが(笑)、それはさておき、先だってのD-15の時と同様、前オーナーの書かれた文面、撮影された画像などを流用させてもらうこととして、紹介しておきたい。ちなみに3つに分かれて紹介されていたんで、それらを全部、使わせてもらいます〜。(爆)
---以下、転載---
(1)
MARTIN  D-28  887041  NA  詳細レポート

ついにアコギ版、真打登場(爆) いや〜ホント病気ですねぇ。。。ここ1〜2ヶ月で何本買っただろう・・・売った数の倍くらい買ってるから、ギターの本数が減るはずない・・・。しかし!! もともとアコギ出身の私にとっては、このD−28の購入は、今後のギター人生を変えるものになるだろう(ならない!ならない!) アコギファンにとっては、是非一度は手にしてみたい、スタンダードなナンバーD−28.新品なので、音は若いが、きっと私の髪の毛が1本残らず抜けてしまう頃、枯れたシブイ音になっていることであろう(^^; 音は文句なしのマーティン(どんな表現やー!)。OOOMやD−15とは違い、どっしりと重い。ドレットノートの典型的なギターである。ただ、トップの木目に、少し斑がある。ネットで格安で購入したこともあり、ここは仕方ないかなぁ・・・。ホントは、このクラスのギターを買う場合は、直接触って、弾いてみて買うのがいいのだろうが、なにせ田舎のギター屋さんは定価に近い販売価格なので・・・。その斑以外は、大満足の1品。ただ、このクラスのギターになると、今までの経験から、「もったいない」と弾かなくなる可能性大(爆) なるべく、身近なところに置いておく予定である。

(2)
やはり、マーチンを代表するモデルと言えば、まずこのD−28ではないだろうか。というか、一番スタンダードなモデルである。たくさんのミュージシャンが使用しているとも言われている。ヤスさんはD−41を所有しているにもかかわらずオフィシャルサイトに「D−28は素晴らしいギターだ」と言い残している。このギター、実は2003年に購入したものであるが、上に記した自己アコギブームが到来するまでの間、大切にハードケースに保管されていたものだ(爆)。しかし、後に述べるD−41が到着したことを発端に、筆者に一番身近なギターとなるのであった(意味不明)。常に居間の自席傍に置き、パラパラと爪弾いている。写真ではわかりづらいが、トップにシボがある。オークションで新品購入したものであるが、やはり、このクラスのギターを買う際は、必ず目で見て触って買うべきだ。

(3)
音が若い!
イマイチ納得できないでいるのがこのD−28だ。
たま〜に「あれれ?」と言わんばかりの良い音を奏でてくれるが、
D−41やD−15と比べると、イマイチのような気がする。
購入後、久しぶりにケースから取り出してみると、
ネックが反ってしまっていて、弦高が高すぎて弾き難い。
まず、恐る恐る、すこしずつトラスロッドを回し、反りを調整。
90%は治ったが、まだ若干順反りぎみである。
弦高はサドルを交換することで若干下がった。
サドルは本象牙のものを使用している。
高さなど、ちょうどいいサイズに合わせてもらった。
この画像で少しシボがあるのがおわかりいただけると思うが、ううむ、これはいただけぬ。。。
シボありギターのほうが、目が詰まっていていい音がするという意見もあるようだが、その真相はあと数十年たってみなければ、確認できないであろう(笑)。
ブリッジピンはエボニーに交換した。
これには訳がある。筆者は「高校の入学祝に」と亡き父から買ってもらったSヤイリYD−305を手放したことを後悔しているのだ。
もう取り戻すことは不可能であろう、、、ならば、YD−305仕様に近づけたいものではないか!
ま、もともと、YDシリーズはマーチンのDシリーズをコピーしたものであろうことから、そのコピーモデルを本物が模倣することは本末転倒でもあるのだが(笑)、これは筆者の思い入れの問題であるので、単なる自己満足なのだ。
音の影響など、痩せ耳の筆者にはわかるはずがない(苦笑)。
ペグはゴトーのゴールドに交換。もともと純正ペグもゴトー製であるので、交換時に違和感は全く無い。
当然ではあるが、全くと言っていいほど同じ規格だ。
これも、例のYD−305への思い入れだ。
格好的にはクロームのほうが似合っていると思う。
ちなみに、取り外した純正ペグ。ご覧のとおりピカピカの状態だ。いずれ自己クロームブームが到来するやもしれないため、このまま大事に保存しておくことにした。純正品と市販品との違いはマーチンロゴの有無である。当然ながら(笑)市販品は「GOTOH」と刻印されている。
純正ペグは、別注すると2万数千円するそうであるが(驚)、
ゴトー製のペグは精度が高い上に価格が良心的であるため、気兼ねなく使うことが出来る。サビサビ人間の筆者には嬉しい話だ。
サイド&バックはローズウッド。
このD−28のサイドバックは、比較的薄い色の木目である。結構気に入っている。
綺麗な木目だ。
明るいローズ。
---以上、転載---

 ってことで、この個体については上記のコメントで十分な気もするが、個人的に(?)述べておきたいのは、
私自身は「シボ」と言うのか、「斑」というのか、それについてはまるで意に介していないことである。いや、別に前所有者さんに対して異論を唱えるつもりは全くないのだけれど、自然の木材を使っているわけだし、それが構造的に(と言うか、音質的に大幅な)マイナスをもたらすということであれば話は別だが、実際に演奏するのに困るわけでもないということで私は気にならないということである。

 ということで(?)、前所有者さんもたくさんのギターを所有されていて、すごく頻繁にこのギターを弾いたというような状況ではないようで、実際、それは今、私の手元にある状態を見ても分かるところである。

 で、画像は以下の通り。



 ってことで、私の手元に届いて、今は自宅の自室にK. Yairi のYW800と並んで立っている。そして(最近ではガットギターばかり弾いているけれども)時折、手に取ってはちょこちょこと弾いているが、実にバランスが良い感じ。詳細についてはうまく言葉で表現できないけれど、「あぁ、なるほどね。」と十分に納得、かつ満足できるものである。(意味不明)<いつか気が向いたら詳しく書きます、はい。
(ここまで2005年05月02日)

 で、放置していたけれど、このギター、D-15と同様、2010年の12月くらいに知人にトレードした...。理由は、ストレートに書くと、「弾かないから。」ってことで。(爆)

 ごめん...。(涙) って、新たなオーナーはまっとうなギター・プレイヤーだし、きっとそれなりに弾いてもらっていることと思う...。
(ここまで2015年09月13日 追記)

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