それからついでに、中古ではない個体としてインターネット上で売られているものの画像も(勝手に)借用すると:
ちなみに、ま、どうでもいいことだが(笑)、各社から出ている小振りなギターについて、そのスケールについて色んな情報をかき集めてみると、以下のような状況:
・K.Yairiの小さなギター(ノクターンだとか、レイディバードとか)は570mm
・ベビー・テイラー(?):約577mm
・マーティンのトラベルパッカー:24インチなんでう〜ん、610mm程
・リトルマーティン:23インチ、584mmくらい...。
・S.YairiのYM16N:590mm
・ヤマハのギタレレ(ナイロン弦):433mm
・モーリスのSG-1:545mm
とまあ、こういう次第なんで、押尾コータロー氏の「カノン」を弾くためにはF#C#F#BD#F#というチューニングにしないといけないため、弦長が50センチを越えるものだと、弦に負担がかかり過ぎる。>ま、簡単に言えば「切れる」のだ...。
先だって購入したS.Yairiのギターも、決してとびきりの音だとは思わないが、スケールが長い分、運指に、ちょっと無理を生じるようなところも出てくる...。>ま、通常のギターの2フレットにカポをつけて押尾氏の「カノン」をきっちり弾こうとすると、指の短い(<少なくとも長くはない(涙))私には構造上(?)、つらいところが数箇所あるんで...。
ま、そういう事情での購入で、まだ現物は届いてないけれど。(爆)
(2006年06月14日)
という次第で、6月14日の深夜に上のところを書き、そしてその日の夜、帰宅したときにはもう既に届いていた。
「父さん...? またギター買ったの...? でも、箱、妙に軽かったよ。」と息子は呆れているが、まあ、いい。いずれは息子に受け継がれてゆくことになるだろう。(<本当か...?)
さて、いそいそと箱からギターを取り出し、息子に見せる。
「お〜い、じゅに。(<最近の呼び名。) このギター、いくらだと思う?」
「う〜ん、それ、ウクレレじゃないの? そだね〜、ズバリ、サンキュッパ!」
「ふん...。 いいよ、もう。お前には譲らん。」
「そもそも譲って欲しいとも思ってないよ。」
ま、そういうやり取りの後、自室に移動し、早速チューニング。う〜む...。
正直なところ、チューニング(って、レギュラーチューニングではないが)をした直後の音は、何と言うか、ペラペラした感じ。「まろやかさ」とか「きらびやかさ」ってのをあまり感じなかった。
が、しばらく(って、ほんの10分ほどだが)弾いていると、う〜ん、何だか響きが変わってきたような...。うまく表現できないけれど、「おお、これはいいぞ〜!」という感じ。
ちなみに、最近、加入したとあるコミュニティに書き込んだ文面は以下の通り:
---以下、引用---
こんばんは〜。
今夜、無事にP-1、届きました!!
で、なるほど、ここのコミュニティの多くの方が所有されているのですか〜。
それでは、レポート(笑)の必要もないかもしれませんね〜。
音については、アコースティックギターマガジンに山弦の小倉氏も書かれていたんで省略。(爆)
とにかく、まず、その小ささに驚きでした。当然、フレット間も狭く、う〜ん、普通のフルスケールのアコースティックギターだったら6フレットか7フレットあたりにカポをして弾いている感じ。そのため、S.Yairiでは難儀していた箇所が、すごく楽ちん。(爆) 以前、立てたスレッドで困っていたところの半分以上があっさりと解決されました〜。
また、ネックの薄さにも驚きでした...。(あ、15フレット接合にもびっくりしました。)
いやぁ〜、それにしても、さすがタコマ。造りこみもしっかりしてます...。買ってよかった〜。(涙)
---以上、引用---
マーティンのD-15ほどではないが、弾いていてボディの振動と言うか共鳴と言うか、それが手やお腹(笑)に伝わってきて心地よい。
また、ピッキングの位置によって音色が変わるのは当然だけど、それぞれの弦に(テニスのラケットで言うところの)スイートスポットみたいなのがあって、それはそれで面白い。<ま、これは普通のアコースティックギターにも言えることだが。
上の方に書いたように、これは「エレアコ仕様」ってことであるが、まだ未確認。サウンドホールから覗いたところには、それらしきユニットがついているみたいだけれど、だからと言って「P-1E」というようなモデルではなさそう。
しかし、後付けで装着しようとすると、う〜ん、これはかなり難しいんじゃないかなぁ...。画像にあるように、タコマ独特の小さなサウンドホールだし、そこから手を入れて配線とか装着などの作業はかなり難しいと思うし...。ま、プロの手で、何らかの方法で行なわれたんじゃないかなぁとは思うけれど...。
シリアルナンバーは(上の写真にもあるように)C1195050。で、タコマのオフィシャルサイトを見たところ、1998年から体系的なシリアルナンバーがつけられたようで、1998年はBから始まるナンバリング。で、私が入手したのは1999年製ってことになる。
ちなみに、その次の3つの数字は1年の「日」を通して数えたもの。例えば1月14日(笑)であれば014、2月2日であれば033という具合。面倒なので数えてないが(笑)私のは119だから4月下旬だろうなぁ。それから、残りの数字はその日の製造本数と「batch routing」(恐らく、製作管理関係かな?)の数字ということ。
そういうことで、私のP-1は、「1999年4月下旬のとある日の、その日の50本目に製造されたギター」というのが素性である。
なお、7年前のギターってことで、それなりの傷などもついているが、仕方ないことだし、音には影響してないんで私としては一向に意に介さないところである。
ってことで、押尾コータロー氏の「カノン」を弾くためだけに買ったわけだけれど、いずれは他の曲にも使わないともったいなさ過ぎる(笑)んで、そうするつもり。ほんと、小さくて軽いし、旅行にも持っていけるサイズだし。
(ここまで2006年06月15日 追記)
...。うわ〜、やっちまっただ〜!!(号泣)
って、もう一本、パプーズを買い足したということではない。<そこまで酔狂ではない。(って、そうかな?(爆))
ま、上にも書いたように「ほんと、小さくて軽いし、旅行にも持っていけるサイズ」なんで、実際に何度か持ち出したりした。仕事で松江に行ったときも、夜、8時過ぎにホテルに戻ってから部屋でジンをあおりながら(笑)爪弾いたり、娘のアパートに持ち込んでベッドに腰掛けて弾いたり...。
ちなみに、やったことはないが(笑)、車の助手席に置いておいて信号待ちの間に爪弾くことさえ可能である(笑)ような、そんなサイズである。
そういう意味で自宅と職場の間を行ったり来たりすることも多かった訳だが、何と、先日(って、もう10日以上前のことだが)、職場に戻って部屋の鍵を開けようとした時、ソフトケースの(滑りやすい)ストラップがするっと私の肩から滑り、そしてエンドピンから鉛直方向に廊下(一応、マットは敷いてある)に落下したのだった...。
「ひぇ〜!」って感じで横倒しになるのを食い止めたものの、う〜ん、今のはちょっと危ないかも...。
で、部屋に入った後、焦って検分してみる。
うん、外傷はないようだ...。だが、弦を弾いてみると(あ、今のは「はじいて」と読んでね。(笑))、妙な音が...。これまでは澄んだ音を奏でていたのに、妙なビビリ音が...。う〜ん、ボディ内部、恐らくはブリッジの辺りの裏側で異変が生じた気配...。
これはコンタクトピエゾか何かが後付されているみたいだし、それが剥がれかかっているのか、ぐらついているのか、って感じだ...。
試しにアンプに繋いで鳴らしてみたが、う〜ん、アンプから聞こえる音は特に変わった様子(?)はない...。
ってことで、先日、広島市内の老舗の楽器店に持ち込み、診てもらうことにした。
が、熟練の店員さんでさえもお手上げ状態...。
このパプーズは、ネックがボルトによって固定されているという、つまり、フェンダーのストラトキャスターのようなデタッチャブルタイプなんだけれども、それを外しても、
残念ながらボディ内部には手が入らないような造りだった。小1時間ほど悪戦苦闘してもらったがどうにもならないとのこと...。
う〜ん、完全な「ぱっきゃらまど」状態である...。
残るはボディの板(ま、恐らくバックかな?)を取り外してからのリペア...。(爆)<きっとかなりの工賃がかかるだろうなぁ...。(涙)
で、あきらめて(?)、オークション時のこのギターの出品者である楽器店に連絡を取り、そこを経由して輸入代理店にて診てもらうことになった...。
ということで、まだ日の目を見ていないのも哀れなんで、昨日、とある英語講座の受講生に「今日の午後、このギターを梱包して発送します...。もしかしたら、もう、処分することになるかもしれません...。」と説明し、無理やり「カノン」を聴かせた。(爆)<意外に好評だった。(笑)
ま、そういう紆余曲折を経て(?)、既にこのギター、送り返してしまって今、手元にはない...。(涙)
(ここまで2006年07月03日 追記)
途中経過の報告。
購入もとのギターショップに修理のため返送し、まずは見積もりを、と思っていたら、先日、「修理が完了しました。工房の話ではブレーシングではなく、配線が原因とのことでした。今回は無料で結構です。宅配便の伝票番号は〜です。」って感じのメールが届き(!)、「うお〜。」と喜び勇んで営業所に引き取りに行ったのが先週の金曜日(7月21日)の午後。
で、部屋に持ち帰りはやる心を抑えつつ(笑)梱包を解き、そして取り出す。「おお〜! パプーズだ〜!!」(意味不明)と、約3週間ぶりの再会の感涙にむせぶ。
が、何と...。チューニングをしようとしたら、「へ...? まだビビリ音、出るじゃん〜!!」(号泣)と...。
で、結局、またメールにて現状を報告し、「今度は徹底的にやらせますので、返送してください。」とのこと。(爆) で、翌日の土曜の昼には送り返しました...。
(ここまで2006年07月27日 追記)