Ibanez Talman


 以前、って、今年の初め辺りだったか、ロック部の部員の一人が「アコースティックギター、買いたいと思ってるんです。」と相談しに来たことがあって、それで広島パルコの島村楽器に出かけたことがあった。
 その子はtinyな女の子で、サイズ的にもちょっと小振りのモノがいいんじゃないかな、ってことでIbanezのTalmanを薦めたりしたわけだが、結局は何も買わなかった。(ま、いいけど。)

 で、その時に、「ほぉ〜...、このTalmanって、なかなかいいじゃん!!」(笑)と思ったということもあり、そしてヤフーオークションをたまたま見ていたら出ていたのがこれ。ローエンドモデルではあるが、島村さんで見た価格の半額ということで、あっさり購入。(爆)
 では、まずは出品者さんの商品説明の再掲から:
---以下、引用---
アイバニーズのエレアコ Talmanです。フレットの減りはありませんが、ネックが少し順反りです。本体塗装部には微細なスリ傷や凹部などがありますが、目立つような大きなダメージはありません。ペグは新品のようにピカピカと輝いており、曇りなどもございません。サイド面のイコライザーも破損はなく、9V箱形電池も新品に入れ替え済みです。Serial No 00022445です。弦は新品に張替え済みです。ソフトケースは付属いたしませんので、厳重な梱包でお届けいたします。
---以上、引用---
 ということで、先週の土曜日、宅配業者の営業所に届いたものを引き取り、自宅で検分。(笑)

 う〜む...、確かにネックの反りがある...。12フレットで7ミリ近くの弦高ってのは、ちょっと閉口してしまう...。

 ということでトラスロッドを締め、調整を試みるが、そうすると、何と、逆ぞり(爆)みたいになって、しかも、それでも弦高が5ミリほど、という...。これ、造りがおかしいんじゃないのかな...。(爆)

 ま、ボディサイズそのものがちょっと小さいんで爆発的な鳴り(笑)なんて期待してなかったし、そこそこに使えないでもない、という程度のモノなのは間違いないようだ...。

 ちなみに出品時の画像は下の通り:






 あ、そうそう。このギター、ボディ内部に貼られているラベルによるとモデル名は TCY10BL。もちろん、メイドインチャイナ...。シリアルナンバーからすると2000年のモデルなんだろうなぁ...。  ちなみに、現在も同じようなモデルは流通しているようだが(って、実際、島村さんで目撃したわけだし。)、ちょっとヘッドストックの形が異なるけれど、このギターのスペックは以下のようなものだと思われる:
ボディトップ: スプルース(間違いなく合板)
ボディサイド・バック: マホガニー(これも、間違いなく合板)
ネック: マホガニー
指板: ローズウッド
フレット: 20フレット
プリアンプ: AEQ201
コントロール: 1 Volume、1 Treble、1 Bass

 なお、このギターの入手後、そして弦高の問題について、Ibanezの大家でいらっしゃるS.T氏にメールを送ったところ、「同時期設計のAEシリーズ(アコースティック)も 基本設計状態では、弾ける状態ではありませんでした。その時期の設計自体が悪いのではないでしょうか、、。1990年代から2000年代初頭は、設計も、材料も、精度も良くないみたいですね。そういうときはフジゲンさんで「弦の軸修正(ネック補正)」と「弦高調整」をやってもらってます。」とのコメントを頂いた。<すみません、勝手に引用しました...。
 内容的には激しく同意、であるけれども、ショップに依頼したら、このギターを購入した価格の倍以上、請求されそうで怖いところである...。(涙)

 ま、しばらくはこのまま使ってみようかな、ということで。
(ここまで2006年09月05日)

 そしてこのギターも「2015年夏のギター大放出」の一環ということで譲渡することに。次のオーナーは、う〜ん、40年以上前に知り合った人物、K.N君。<すごい書き方だ...。

 ま、個人情報のこともあるんで詳細は書かないが、大阪で10年過ごした後に、両親の故郷である九州に引越したのは私が中学1年生の冬休み明け。で、転入した学校の1年2組のクラス委員をしていたのが、そう(<何が「そう」?)、このK.N君であった。

 ただ、当時、右手の骨折か何かで彼は長期欠席中だったため、う〜ん、実際に出会ったのはいつだったんだろ...? ごめん、憶えていないや。(笑)

 そして、いつだったっけ...。2年で一緒になった親友のK.K君と、このK.N君が親友だったこともあって、仲良くなって行ったんだっけ...? かと言ってお互いを呼び捨てにするような間柄ではなく、当時も(そして、フェイスブックで再会(笑)した今も)「君付け」であるが...。

 ん...? ギターの紹介じゃなくなってる...。ま、いいじゃん、私のサイトだし。(爆)
 
 で、これまたいつだったんだろ、中学校卒業後、それぞれ違う高校に進んだけれど、K.N君、そしてK.K君と私との3人でフォークトリオ、結成! その名も HANDORGAN!<この命名はK.N君。

 そして、う〜ん、高校1年か2年の時、かつて売れない時代のオフコースも立った「熊本郵便貯金会館」のステージに立って、演奏したんだっけ...。>「ヤマハポプコン 県予選」に出場した。(笑) ま、あっさり予選落ち〜♪

 以後、そのバンドというか、フォークトリオは自然消滅し、そして HASENOBU が大学生になって、う〜ん、1年生の秋くらいに、上述のK.K君を「ヴォーカリスト」として迎え、フォーク研究会で知り合ったメンバー、その他(笑)を巻き込んで、新生「HANDORGAN」を結成し、当時は珍しかったオフコースコピーバンドとして活躍したのであった...。(爆)

 それから早、幾年(<「いくとせ」って読んでね)...。40年ほどの年を経て、う〜ん、何でだろ(?)、フェイスブックにて再会し、昔のよしみということで古いアコースティックギターを献上。(笑) そうしたところ、「エレアコも。」とのことで、こちらは販売。送料込みで7000円で、このギターを送ることになったという次第である...。

 ということで、「フレット磨き、指板の清掃ならびに保湿剤の塗布、ネックの調整、全体的なクリーニング」を施し送る準備は整ったものの、う〜ん、ヤマト運輸の「オンライン予約」がうまくできなくって、発送はまだ...。

 ということで、梱包前に最後の記念撮影。




(ここまで2015年09月07日 追記)

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