TACOMA P-1 その2(爆)


 うわ〜ん...。やっちまっただぁ〜...。ToT >...と、言いつつも、いつもながらの確信犯。(爆)

 タコマのパプーズ、買い足しました...。(爆)   詳細はいずれ(?)もう一本の、最初に買ったパプーズの方に書くとして、今回のギターについて。
 今回は、オークションではなく、インターネット上で検索して引っかかった(?)というのが、きっかけ。<「きっかけ」って、私が検索しようと思ったことがそもそものきっかけであるが、それはさておき。

 かなりリーズナブルなお値段だったのだが、見つけたときには「HOLD」状態。>つまり、先客が押さえていた、というところ。
 にも関わらず、「既にホールド状態のようですが、もしも、そのホールドが解除されましたらお知らせ願えないでしょうか? 即、購入したいと思っています。」との、厚かましいメールを送ったところ、「HOLDは明日までで 空ければ連絡いたします!」との頼もしい返信が。そして、2日後には「HOLD解除のお知らせ! 実物の楽器が思ったより小さかったとゆうのがその理由です。まあ写真だと大きく見えますからね・・。結局イバニーズエレアコをお買い上げいただきました!」との連絡が!! ラッキィ〜!!(笑)

 で、すぐさま取り引きに移り、送料込みの値段をオンラインで振り込む。

 そして、今日、3時間ほど前に無事、到着!! うん、当然ながらビビリ音もないし、きれいな音だ...。もちろんギターの音ではあるが、(ノーマルなギターよりも高い)調律のせいか、何となく、正体不明な民族楽器っていう響き...。弾いていてとても心地よい...。(涙)

 残念ながら、その売主さんがインターネット上に書かれていたページはなくなっていたが、「2000年前後のモデル。トップのシダーは柔らかい材木のため、若干、膨らみがある。」というような内容だったと思う。
 が、実際、手元に届いたギターのサウンドホールから見えるラベルには「serial# P1.97-1076 MADE IN USA」との表記が...。
 ってことで、慌ててtacomaguitars.comのオフィシャルホームページを見ると:
When was my instrument manufactured?
Manufactured dates can be determined from the serial number on the inside of your instrument.

1) The letter in the first position refers to the year in which it was produced. The letter system began 1998 with "B." (B = 1998, C = 1999, etc.) If there is no letter in the first position, congratulations! Your guitar was one of the first units we produced!

2) The next three digits reflect the Julian calendar date of the manufacturing year by number of days. (105 = the one-hundred and fifth day of the year, etc.)

3) The next set of digits reflects the daily production number and internal batch routing.

ということで、これまた、最初に買ったパプーズのところにも記したように、本来ならば「B」以降のアルファベットで始まっているべきところが、私のものの場合、「P1」ってのはどう考えてもモデル名であるんで、「もし最初にアルファベットがなかったとしたら、おめでと〜!! あなたのギターは当社が製作した最初期のものです!!」ということで...。>ま、つまり1997年の107日目(4月中旬?)の、6本目」ってことだと思われるんで...。

 なお、トップにはそれなりの使用感(弾き傷、ストロークの痕跡)があり、サテンフィニッシュのネック裏も、かなり光沢が出ているというところではあるが、それはきちんと弾き込まれた勲章ってことで、私は気にしない。
 
 で、PC内のキャッシュの中にかろうじて残っていた画像を4枚ほど:







 ちなみに(どうでもいいことだが)ヘッドストックの「TACOMA」の文字の下、このギターには小さく「GUITARS」という文字(焼印(笑))が入っているが、これも古いモデルに共通の仕様なのかもしれない。

 ってことで、このギター、床に落としたりしないよう気をつけようっと...。(涙)
(ここまで2006年09月05日)

 ちなみに、このギター、上に記したように楽器店からの中古での購入なんだけれど、このお店の対応が、実に良かった。
 名古屋の名曲堂ってお店なんだけれど、問い合わせに対する返事も迅速、そして、(残念ながら取り込めなかったけれども)オンラインの紹介ページの記述もいいところだけでなく、悪いところもはっきりと記されていて、とても好感が持てました、はい。お店の了解を得てないんでホームページのURLは載せませんが、是非、一度、見てみてください。
(ここまで2006年09月06日 追記)


 さて(?)、晴れて2台のパプーズを所有した私であるが(って、こんな特殊なギターを複数所有するのは、かなりの酔狂者だと自分でも思うが...。)、その2台を並べて撮影してみた。
 まずはソフトケースに入ったところ。(爆) 向かって左が初号器(笑)、右が今回入手した(1997年製と思われる)パプーズ:




 続いて、ケースから出したところ。同じモデルであるが、左の方はエレアコ仕様。



 ちょっと斜めから。もちろん、手前の方が大きく見えるが、これは遠近法によるもの。サイズに違いはない。(笑)




 しつこいようだが、右が今回入手した方。上で記したように、「TACOMA」の文字の下に「GUITARS」ってあるのが目印。




 ヘッドの裏。左のには「MADE IN USA」の刻印があるが、右のにはない。>ただし、ボディ内のラベルに書かれている。
 なお、この画像では分からないけれども、(同一タイプの)チューナーの裏蓋には、1999年製の方には「TACOMA」と、そして、今回入手した方には「GOTOH」とある...。創業がいつなのかは知らないが、やはり最初の頃は名前入りのパーツは調達してなかったんだろうか...。




 見ての通り、バック。マホガニーであるが、ちょっとだけ濃淡の度合いが異なる。




 今回入手したパプーズのラベル。判読しづらいが、「serial# P1.97-1076 MADE IN USA」と。




 うまく写らなかったため、もう一枚。でも、これもはっきりしてない画像。



(ここまで2006年09月09日 追記)


 さて、7年ほど所有していたものの、所有するギターがどうやら100本を越えたということもあり、そろそろ減らさなきゃ、という事態に...。<メインテナンスも大変だし、置き場所にも困る...。

 ということで、まずは「複数所有している同じモデルのギター」を手始めにということで候補となったのが、このパプーズ。

 時折、思い出したように弾いてはいたものの、基本的に放置していた(笑)こともあってか、いつの間にかボディの膨らみや凹み、そしてブリッジの浮きも発生している...。

 そこで「返品不可のジャンク」としてヤフオクに出品することにした...。以下がその時の記述。<ってまだ進行中のオークションだけど。

---以下、引用---
Papoose を出品します。

通常、ギターを出品する際は「1週間以内なら返品可能」としているのですが、今回は訳ありで「返品不可」とします。

押尾コータローの「カノン」を弾きたくて、愛知の楽器店からオンラインで購入したパプーズです。入手の時点からボディの膨らみ&凹みが気になる状態でしたが、だんだんとその症状が重くなり、今ではブリッジも浮いています。

そのため、ハイポジションでの演奏が、いわゆるフレット音痴になっています。7フレットくらいまでのポジションではあまり気にならないかもしれませんが、ネックジョイントまでを単音で弾くと気になるかと思います。

最低落札価格は設定してません。強いて言えば、開始価格(購入時の1割にも満たない価格ですが(笑))が最低落札価格かもしません。
持ち運びの容易なトラベルギターとして練習用に、ということであれば使いでがあるかもしれません。

説明があちこち飛びますが、パプーズならではの、ちょっと変わった音色は健在だと思います。何と言うか、無国籍な楽器という感じの不思議な魅力だと思います。<あくまで私見ですが。

また、以下のURLに(購入後に記した)文面、紹介、当時の画像が載っていますので良かったらご覧下さい。
http://arworld.web.fc2.com/collection/collection93.html

質問などありましたらどうぞお気軽に。ただし、最近、仕事が忙しく、すぐには反応できないかもしれませんが...。

なお、付属品としては専用のソフトケースがございます。
---以上、引用---

 オークションのページでは画像は3枚しかアップロードしなかったけども、iPhoneで撮影したのは5枚。それも含めてこちらにアップロード。12フレットでの弦高、測っていないけれども、6弦側で4〜5ミリ、1弦で、う〜ん、3ミリ強だったかなぁ...? 特に押さえづらいってことはないけれども、オクターブに(特に6弦側に)ずれが生じているのは間違いない。












(ここまで2013年06月02日 追記)


 そして、上記の通り、オークションに出品し、そして無事に終了。いや、無事、じゃなかった...。私が想像していたよりも高額になってしまって、途中で、「これ、ジャンクですよ!」とあまり熱くならないように注意をしたほどである...。(笑) ま、それなりの価格になればいいや、くらいの気持ちだったのが、どんどんと高騰していったという次第である...。

 だけど、その落札者の方は同じ広島の方。そしてこの取り引きを機にメールのやり取りが始まり(笑)、まだお会いはしていないけれども、いつか会って色々とギター談義をしたいと思っている。
(ここまで2015年08月22日 追記)
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