メールで話そう 第1弾 「心のほころび」

終了後のみんなの感想
 (1)



CHUCK (4.6.99)

CHUCKです。

櫻が綺麗に咲いています。花見はされましたか?出社途中の櫻並
木を見ながら「我が心の内に咲く花は・・・」などと一句詠んで
見たくなります(爆)

メールで話そうの今回のテーマは終わりですね。
お二人ともお疲れさまでした。
確か納期は今日までと思い、慌ててキーを叩いています。

人は自分の知っていることしか知りません。(当たり前ですが)
他人は自分の知らないことを知っている可能性があります。とい
うか知っています。とすると、人と触れあうだけで、今までにな
い知識、考え方、様々な要素が影響として自分に押し寄せてきま
す。相手にとってもそれは同じこと。人それぞれお生まれた日も
場所も環境も、また性格も知識も得意分野も嫌いな食べ物も違う
個々の人間がひしめき合って成り立っているのが人間社会。こう
した中で上手に自分の意見を述べたり、相手の考えを聞いたり問
題に的確に対処したり、協力したり、人間社会で必要な要素技術
も様々です。

そのためのもっとも有効な道具の一つが言葉と思っていること、
以前書きました。方法は様々です。言葉を使用する方法。そして、
これらを的確に処理できたときに、人間として、あるいはコミュ
ニティとして、社会全体として発展するのではないでしょうか?
この「発展」こそ教育の目的そのものと考えます。

僕はこうした発展というものに無関心でありたくないし、積極的
に発展を促す要素を大切にしたいと思うんです。また、何か行動
をするならこの「発展」という要素を確認しながら進めて行きた
い。こうして数ヶ月行われてきた公開メール。この中で僕自身、
自分の発展を見いだしました。

このようなわけで
このコーナーを賛美しないわけにはまいりません。

では、賛美の歌を

あ〜〜ぁぁ〜

え?いらない?

(^^;;;;

お終いに添えて。。。。

#お二人にはどのような発展がありましたか?(^-^)




HASENOBU
(4.27.99)

 こんにちは、雪見さん! お久しぶりですね。いつのまにか、日中は汗ばむような天気、肌を刺すような陽射しも珍しくない季節となりました。お肌のお手入れは万全ですか?

 さてさて、軽い気持ちで始めた(笑)「メールで話そう」の第一弾、「仮題〜差別〜」は、なかなか骨の折れるものでした...。内容はもちろんのこと、表現(形式)も含めて、実に難しいと思いました。
 ということで、これまでのやり取りを振り返ってみて私なりの感想を記します。
 「う〜ん...、重いテーマだった...。」というのが、正直な感想です。(笑) 当初、雪見さんは「日常の、ふとしたことの中に隠れている差別」について考えてゆこうとのことで、これは、もちろん、私としては異存がなかったのですが、これが「言葉の規制」と関わるものであるのならば、まず、そちらを論じて、何らかの(絶対的なものではないにしても)「共通理解事項」(?)を土台としておきたかった。これで、いきなり迷走に...。(爆) あれは、ちょっと失敗だったかな、という気がします。すみませんでした。
 また、今回は、いわゆる「ジェンダー(社会的・文化的な性)」という用語を使わなかったけれども、やはり使ったほうが何かと話がしやすかったかも...、というのも一つの反省点です。
 表現形式については、これまたかなりの苦労をしました。ず〜っと前に私信でも書いたことですが、くまきの部屋に私が書きなぐっている文面、あれはかなり一方的に書いていて、そしてその解釈は完全に(書き手である)私の関与するところではない、というスタンスを取っています。これは、つまり「みんなに向けて話している」ということは「誰に対しても喋っていない」ということになりがちだからなのですけれども。ところが、今回の「メールで話そう」という企画では、私は「雪見さん」にめがけて精一杯、言葉を投げ掛け、そして雪見さんからのメールを、これまた力一杯受け取るように努力しました。ですが、特に私から雪見さんへの流れ(?)においては、言葉だけが空回りしてしまい、自分でももどかしく思えることが何度もありました。もっともっと「筆力」を鍛えよう、と感じた次第です...。
 話が前後しますが、今回のテーマで私が改めて痛感したのは「差別」というものの根深さでした。そして、ま、ありきたりな結論かもしれないけれど、いつもこの問題を意識していて、少しずつ、本当に少しずつでも良い方向に向かうように心がけなきゃならないんだ、ということ。
 偶然にも(笑)、私は今のところ職業上、多くの若い人たちに接することが多いので、これを利用しない手はないでしょう。(あ、だからといって、これが「教育」だというのではなく、ですよ。事あるごとに問題提起したい、ということです。)

 あはは...。感想でも迷走してますね...。ま、いいでしょう。

 それにしても思うのは、このような心の問題は実に扱いにくいということです。もちろん、だからと言って尻込みするつもりはなかったし、これからもそれはないのですけれども。ただ、できる限り他者を根拠にせず、自分の中で自分に問い掛け、そして「質して行く」ということはなかなか難しいものです。そして、正直に告白するならば、私だっていつ、どこで人を差別したか、そして気づかぬうちにこれからもそうしてしまうのか、甚だ心許ないです、はい。(「この期に及んで何を言いだすの?」と呆れられてしまいそうだ...。) でも、だからこそ、この問題はこれからも常に考えてゆかねば、という気持ちでもあるのですけどね。

 最後になりますが、この企画をやっている中でうれしかったのは、何人かの方達が感想のメールを送ってくれたこと。これは、雪見さんや私の意見に賛同するものであろうとなかろうと、色んな意味で大きな刺激になりました。改めてここでお礼申し上げます。いずれまた第二弾が始まることと思います。その時にもどうぞ色んな御意見をお寄せ下さるようお願いいたします。

 では、これにて...。




雪見 (4.28.99)


1. 思いつき

ある日、ふと思いついてこういうコーナーを作ってみました。はじめはたぶんHASENOBU−雪見だけのメール交換になるだろう、と思っていました。読んでくれた人からメールが来たのは嬉しい誤算というやつでした。内容も特にわたしが普段から悩んでいる問題、というわけでもない。今考えても本当にいい加減な選択でした。よく考えないで、まず走り出してしまいました。

2. 形式

こういう散漫な(?)感じの掲載形式でよかったのか、今でもよくわかりません。ただ「議論」や「ディベート」にはしたくなかった。例えば公園を散歩しながらふと、思ったことを隣を歩く人に話してみる。それについて二人でしばらく話しているうちに、途中で会った人達も話に加わってくれる。そんな風な雰囲気になればいいな、と思いました。今回は「差別」という重いテーマだったわけですが、それだけにアタマだけの議論にはしたくなかった。アタマとココロの二本立てで行きたいと思いました。それは特に説明しなかったけれど、読んでくれる人の殆どはだんだんに雰囲気をわかってくれたと思っています。

3. 内容

差別について今考えることは、すべて人の心の弱さから来てるんじゃないかな、ということ。自分の身を守るために人に冷たくする、人を傷つける、人を排除する…。それに拍車をかけるのが無知ですね。例えばわたしは身体障害者と呼ばれる人のことを正直言ってよく知らない。目が見えないことがどれだけ不便なことなのか、それが不幸なことなのか、よくわからない。情報として知らないし、自分から特に想像してみようと努力したこともない。男性の場合、女性の気持ちをよくわからない、真剣に話したこともない、等々。

4. 終わった今

自分が漠然と考えていることを言葉にするのは難しかったですね。それから、せっかちのわたしはHASENOBUさんからのメールを本当にじっくり読んだのだろうか、という後悔もあります(今頃、何言ってんだか)。はじめての試みでちょっと迷走気味でしたが、進んでいくに従ってだんだん考えが深まったり、新しいものが見えてくるのは(重いテーマだったにも関わらず)楽しいことでした。ひとつのテーマについてHASENOBUさんと話すという作業は、自分の考えを伝えるだけではなくて、伝えたはずの言葉が自分の中に残ってずっと響いている、だんだん変容していく、そんな様子を見ることでもありました。「自分を注がなくては水が汲めない泉」のようでした。そうやって水を汲むのは楽しかったです。




CHUCK (4.28.99)

こんにちは。ちゃっくです。感想参加させていただきます。
今は昔。
まだ学生の頃に大阪へ遊びに行ったことがあります。
お昼時にお好み焼きのお店へ行き、その頃まだ彼女だった
妻とカウンター席につきました。注文を済ませた後の料理
を待つ時間。ときめき。退屈。
カウンターの中で手際よくお好み焼きをひっくり返しながら、
二人の店員がパスタの神髄とは何ぞや?という不可解な話題
を語り合っていました。
突然1人の店員がこちらを向きました。
目が合いました。真顔。

「お客さん、スパゲティーは、ミートとイタリアンどっち
 が好き?」

お客さん? 俺?

ん〜。。。。

あの時の驚きと、「メールで話そう」を初めて見たときの
感想、ちょっと似ています(笑)きっかけは違いますけどね。

前置きが長くなりました(笑)
この「心のほころび」というタイトル。これがお二人の、
そして僕を含めた読者の結論のような気がします。

結論と言うのも変かな?

スタート「どうして差別があるの?」
ゴール 「心の問題。」

「メールで話そう」の全てのログをこの短いメッセージ
の間に挟み込むとこのパズル、完成するような、そんな
感想を持ちました。お互いの意志というバトンを交互に
渡しながら、ゴールを目指す一風変わったリレー。

走者がコースを外れないか、固唾を飲んで見守るギャラ
リー。いたたまれず走者達に声援を送る数人の仲間。
それでもまたらず、一緒に走り出してしまう友人。

あれれ?変な感想になってしまいました。差別という問
題。難しいですね。心が絡むから。心の問題をやりとり
するとき、大切なのは思いやり。相手の発言を理解しよ
うとする優しさ。

そんなことを勉強させていただきました。貴重ですね。

HASENOBUさんへ:
差別をしたか? ではなくて、そこに気を配ることができる
のか?っていうことも大事ですね。

雪見さんへ:
雪見さんが汲んだ水は、ほろこびの間に静かに吸い込まれ
ていくんじゃないかしら?

第2弾、心より楽しみにしております。




太郎 (5.3.99)

 「メールで話そう」の企画運営、お疲れさまでした。

感想ですか。
 そうですねぇ。いろんな意見が聞けて、楽しかったと思います。
このような企画の醍醐味は、やはり多くの意見が出ることで
しょう。もっと時間が有れば、私もさらに多くの意見を書けたん
ですが、残念ながら4月に入ってから時間が無くなってしまいました。
 メールを使うのと実際に会って話すのは、かなり違うなぁ、と
思いました。今回は、その相違点に、いささか戸惑ってしまった
ような気がします。




MAO (5.5.99)


こんちわー。 おひさしぶりですぅ。

読みましたよ。紹介のメール交換のとこ(*)も含めてねー。
まったく わたしの個人的すぎる感想だけど、でも正直に書きますねー。

うん、まず、議論?っていうか、HPの差別問題の話・・・ほんとに正直なとこ、
みんな、えらい難しい話をしてるなぁーって思いました。
それも、結構、使われてる単語というか、言葉が、難易度が高いというか・・・
ただでさえ、難しい内容だし、頭の中が混乱しそうだった・・・
(あ、でも、混乱してるのは、わたしだけかもしんない・・)

わたしは読んでるだけの立場だったけど、それでも、メールでお互いの意見を
伝えるのって、かなり大変だな・・って思いました。 
だって、次々読んでいくうちに、「あれ?この意見・・・前の人の発言を一部
誤解してるって気もするなぁー」と思うところもあったりして・・・ 
でも、そう思ってる自分が、また誤解してるかもしれないしねぇー??

ほんとに、顔を合わせないで理解してもらうのって、難しいですよね。
もちろん、顔を合わせたって、難しいけど、会わないよりも会った方が まだ
理解しやすいんじゃないかな・・って思ってます。
わたしみたいに、文章力、表現力に自信がないやつは、余計そうかも。
会っていれば 言葉以外に表情やら、声色やらで、補える部分って大きいと
思うんですよ。

ところで、これは直接関係ないことかもしれないけど、今回やり取りを
読んでてふと思ったことがあるんです。
人の考え方って、社会や環境にすごく左右されてるかもしれないって。
自分ってものが、本当の意味でわかっていないうちは、特にそうなん
じゃないかって・・・

というのも、以前、某銀行員として働いてた頃、友達の話では わたしの
言う意見や考え方が、堅過ぎるというか、偏ってるような気がしてたん
ですって。 その頃、友達から直接そう言われたけど、自分では、どこが
そうなのか、さっぱりわからなかった・・・
「何がどうヘンなんだろ??ちょっと、教えてよ?」って感じでね(笑)
今思うと、きっと、銀行に勤めてる頃は、そこしか知らなくて、自分の
いる世界が常識のすべてと思いこんでたんだろうねぇ(笑)
でも、それから数年して銀行以外で勤めるようになると、いろんな人との
出会いや環境の変化のせいか、自然に考え方も変わってきたのかな??
同じ友達から、「以前より、ずっと話しやすくなったね。偏りがなくなって、
普通に話してる気がする」と言われたもんです。

あれ?感想ってか、なんか本題逸れてる??ひょっとして??

差別に対しても他のことについても、自分の考え方って、何かのきっかけで
広がったり変わったりするかも・・・そのきっかけは 未来の自分の体験かも
しれないけど、こういうHPから、他人の体験や意見をきっかけにすることも
できますよね? 
わたしもその時すぐじゃないけど、過去に本などで何気なく読んだだけの
文章が、あるとき ふと「あの時は気づかなかったけど、あぁ、こういう
ことなんだな」って実感したことがあったんですよね。
この差別のことも 今すぐ自分の中に溶け込んでいかなくても、後でふと
わかる意見や体験になるかもしれない・・・そう思うと、いろいろ人の
意見や体験を読んだことが、ちょうど畑にタネを蒔いたみたいなもんで、
ある日突然、考えを広げるきっかけになる日がくるかもしれない!!
差別問題の追求というよりも、「へぇーなるほどね、こういう見方も
あるのね」って読むとなかなか面白かったです。

・・次回があれば・・なんですけど、出来たら、今度は、もっと簡単な
話題が中心だと、判りやすくて、うれしいかな・・なんて・・
すみません、勝手なことを・・・

ゆきみさん、次の企画??(ていうのかな?)楽しみにしてます。
頑張ってくださいね〜♪
 
                       MAO・Pでした


* くまきの部屋の「裏の公開メール」のこと


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