不幸の手紙 from CANADA 2001


 あのぉ...。最初に断っとくけど(笑)、これ、つまんないですよ、他のところ以上に。(爆) 自分でも、ほんと、何をダラダラと書いているんだか、と思いながら、そして酒に溺れながら(爆)書いた文面が大半を占めていますし...。(笑) ですので、きっぱりと言います。「伝えたいことがないんだ!!」(爆)

不幸の手紙 from CANADA その05 2001年2月25日〜3月2日

2月25日(出発の日、長い一日)
 さてと…。今回もまたどうでもいいようなことをだらだらとたくさん書くぞ〜!!(意味不明)

予定通りに広島を発ち、全員無事に離陸。ただし、空港内で私の不手際により時間を幾分無駄にしてしまったような気がするが)成田空港到着直後も第二ターミナルの北口で降りていればすぐにスカイポーターで荷物を受け取ることができたはず。

 ま、それはそれでいいとして(笑)、直行便のため8時間ほどのフライトで済み、午前10時前には無事、カナダの入国を終え、そのまま一日の市内観光へと突入。(ちなみに時差は17時間だから、気分的には徹夜をしながら観光している感じ。)最初にQueen Elizabeth Parkという公園に。まだまだ花の時期ではないが、芝生は青く、広大な敷地と相まって、なかなか風情のあるところだ。続いてパブリックマーケットのあるGranville Islandって所に。

 ま、どうでもいいことだが、ぶらぶらと歩いていたら "Grape Expectations" っていう名前のワイン工房(?)があった。もちろん、これは Great Expectaions という小説のタイトルをもじったものだが、知らない人にはピンと来ない店名だ。(笑) 往々にして「パロディ」ってのは蔑まされることが多いのだが、笑いのランク、ってものがあるとすれば、パロディは高級なものに入るんだなぁ、とつくづく思う。

 これまた関係ないが、今回の成田発バンクーバー着の国際線の機内では缶ビール2本とワインのとっても小さなのを1本飲んだだけ。「ただ酒ならいくらでも飲む」ことをモットーにしている私にしては大変珍しいことだ。(嘘だ。そんなモットーは持っていない。)

 で(?)、今、Granville Islandというパブリックマーケットのあるところに来ている。自由時間が1時間ほどあるため、地ビールを4缶買って、その1本を飲み干す。

 この時期のバンクーバーにしては珍しく晴れた日曜日。でも今回はじめて来た学生たちには今日がとてもいい天気だということは分からないだろう。第一印象の意味を考えたくなる。

 ちなみに(?)諸般の事情により今回の語学研修からは受け入れ大学を変更した。で、それに伴い、日程も色々と変更になった。(ま、当たり前かもしれないが。)
 たとえばこれまでは、バンクーバー国際空港に到着した日には、そのまま受け入れ大学へ行き、そこでオリエンテーション、食事、そして大学敷地内の寮に滞在、というパターンだった。ところが、新しい受け入れ先の大学は寮がなく、よって到着日は学生たちとホテル泊って訳だ。(いや、別にいいんだけど。)

 チェックインの手続きなどは現地のガイドさんが代行。いや、代行というより、それが彼らの仕事だが。
 私たちに与えられたのは30階建てのビルの24階。私の部屋は2410号室だ。ほぼ角部屋(?)であり、ベッドは、う〜ん、何ていうサイズだろ? キング? クイーン? ま、名前は何でもいいけれど一辺が2メートルほどの正方形のベッドだ。広い…。いや、広すぎるぞ、これは…。ま、狭いベッド、短いベッドよりはましだが、広けりゃそれでいいってもんでもないと思う…。

 さてさて、今日も長い一日だったなぁ、まずは一服…。ん…? 灰皿はどこだ…? れれ、な、ないぞ…。(笑)
 ってことで、すぐさまフロントデスクに電話をしたら、案の定、24階は禁煙フロアだった…。もちろん、私だけ違う階の部屋に変えてもらった。

 で、フロントの人が「では新しいお部屋にご案内します。」と言って迎えに来てくれて(笑)通されたのは1710号室。ま、数字から分かるように同じ造りの部屋で馬鹿でかいベッドのある快適な部屋だ。

 で、再び、今日も長い一日だったなぁ、まずは一服…。ん…? 灰皿はどこだ…? れれ、な、ないぞ…。(爆)

 何だかなぁ、って感じである。もちろんすぐさまHOUSEKEEPINGに電話をかけたが。ところが、待てど暮らせど、灰皿は来ない。(って20分ほどしか待っていないけれど。)夕食前にシャワーを浴びたいのになぁ〜、と思ってやきもきしつつ、あきらめてシャワーを浴び始めた。すると、その直後、ドアをノックする音が。(笑) ま、人生、そんなものだ。

 結局、再び電話をして灰皿を持ってきてもらう。チップは1ドル払ったのだけれど、何だかとても損した気分だ。(せこいけど。(笑))


2月26日(これまた、何だか長い一日)
 夕べは夕食後、改めてバスタブにお湯を張り、ゆったりと入浴したあと、少しだけMIDIの入力をした。が、やはり長旅の疲れ、そして時差のせいもあって午後10時過ぎにはうとうととし始める。
 で、11時前にはベッドにもぐりこむ。

 そして「あ〜、よく寝た〜!!」と、非常にすっきりした気分で目覚めると午前2時(爆)。 何なんだ、って感じであるが、頭が冴え(笑)、眠れなくなって、そのまましばらく起きて本を読んだりする。で、午前4時に再び就寝。そして午前7時にモーニングコールで起床。だが、さして不快感と言うか、睡眠不足だぁ〜って感じはしない。

 今回の研修先はランガラカレッジという所だ。バンクーバー市の中心部から南に少し下った閑静な住宅地に位置する大学である。
 このランガラカレッジは以前のバンクーバーコミュニティカレッジのランガラキャンパス、というものであったが数年前に独立した公立の大学である。とは言え、いわゆる一般のuniversity ではなく、やはりコミュニティカレッジの色合いを強く持っている。正規の学生数は約7000名であり、今までの受け入れ大学とは全然違う。(ま、言っちゃ悪いが、今までのは語学学校に毛が生えた程度のものだった。)
 当然、敷地や設備なども格段に良く、研修に参加した学生たちも「本場の大学に留学した気分」を味わえることだろうし、静かで緑豊かな環境のもとで気持ちよく勉強ができることだろう。
 私たちを受けて入れてくれるクラスは特別編成の「Spring English Language Program」であり、うちの学生だけのクラスである。ま、これまた前にも書いたのだけれど、私自身は、このような短い期間の英語研修で学生たちの英語力が格段に伸びることなどは、あり得ないと思う。むしろ、ここでつらい体験をすることが、悔しい思いをすることこそ、以降の英語学習の動議付けに繋がれば良いのだ、と思っている。

 さて、話は変わるが、今回のカナダ出張にあたって、ノートパソコンをまた一台購入した。(笑) 前回、つまり昨年の春に来たときには妻の(買ったばかりの)バイオノートを借りてきたのだが、その4月以降、彼女が本格的にそのノートパソコンを使うようになったため、今回はそれを使わないことにしたのだ。しかし、だからと言って昨年秋に購入したXR100を持ってくるのは、思いっきり憚られた。スペックには申し分ないのだが、なんと言っても重い。カタログを見れば分かるのだが少なく見積もっても3キロくらいあるんじゃないだろうか? ってことで、車で自宅と職場との間を持ち運びするのには問題ないけれども、機内持込手荷物として、そしてそれ以降もあちこちと持ち運ぶのには現実的な重量ではない。
 ということで、小型のサブノートPCを買おう、と(衝動的に(笑))思った。しかし、用途としては(私は本来(?)マックユーザーであるので)ウィンドウズ系のパソコンには多くを求めない。テキストが入力でき、そして簡単なDTMができればよい。もちろん、高性能である必要もないし、お金が有り余っているわけでもないんで中古品で十分である。

 ってことでアプライド、ソフマップと廻って、バイオの旧機種の手頃なものを買ったのだ。CPUは(懐かしの(笑))MMX Pentium の226MHzのものだ。OSはウィンドウズ98だが。

 ちなみに、これで我が家には4台のバイオノートが揃った。(爆) 私はバイオが決して好きではないにもかかわらず、だ。(爆) そんな私がバイオを選んだのは他でもない、もしかしたら周辺機器が流用できるのではないのか、と目論んだからだ。特に、同じ505シリーズで、もはや使い物にならなくなりかけていた(液晶パネルが外れかかっているのだ、そのパソコンは…。)バイオのメモリ(増加分64メガ)が使えればラッキーだと思ったのだが。もちろん、言うまでもなく使えなかった…。さすが商魂たくましいソニーである。このあたりのところは抜かりがない。同じシリーズでもちゃんと共用できない(爆)ようになっている。共にI/Oポートを利用する「ポートリプリケータ」ですら、ソケットの形状が異なる、という手口である…。もちろん、ACアダプタの互換性もない。(笑) やり口に手が込んでいる…。(爆)

 ただ、これは望外の喜びであるが、何とCDドライブは流用できた。あ、PCカードも、だ。(爆)

 ってことで、これ(つまり、この手紙(笑))は、そのバイオを使って入力している。明記していなかったが、ホテルの部屋はもちろんのこと、飛行機の中、受け入れ大学のスタッフ用の部屋などで入力しているのである。

 ちなみに、今夜の食事は「黄金ノシイカ」一袋と少々のチーズである(笑)。 もちろん前者は日本から持ってきた「つまみ」である。そして後者は、ホテルにチェックインしたあとに近くのスーパーマーケットで仕入れた食料品の一つである。もちろん、お酒は飲んでいる(爆)。 日本を出国するときに免税店で仕入れたシーバスリーガルだ。(ほんとはウイスキーは好きじゃないのだが、時間に追われていて焦って選んだ一品。) ビールも併せて飲んでいるが、どうやらシーバスリーガルは(昨夜も飲んだため)明日までの命のようだ…。
 あ、これも食事の一環(?)かもしれないがシーザーサラダも少し食べた。

 そう言えば、今日、久しぶりにテレビをつけた。(もちろん、テレビ番組を観た、ということだが。) 自分で、何かのテレビ番組を観ようと思ってスイッチを入れるのは、多分、昨年バンクーバーに来たとき以来ではないか…。ここのテレビ(ホテルのケーブルテレビ)には24時間、ノンストップの「天気専門チャンネル」があって、気象情報はもちろん、余計な話のない(?)情報だけが音楽と共に流される割合が高くてBGM代わりにつけているのである。



2月27日(普通の長さの一日)
 昨夜は結局午後11時前に横になって、そのまま朝を迎える。朝から食べに行くのも面倒なのでカップラーメンと、昨夜の残りのシーザーサラダ。もちろんコーヒーも飲む。(しかし、レギュラーコーヒーだというのに、まずい。水が硬質だからだろうか…?)
 7時過ぎに起床したものの、出かけるのは9時前くらいで十分だ。(ここからバスで10分、歩いて数分、ってところに大学はあるのだ。) ってことで、タバコを吸いながらしばらくぼぉ〜っとする。何だかいつもぼぉ〜っとしているように思うけれど、紛れもない事実である。
 ついでに言うと、時差ボケではない。時差はもう取れたけれど、ボケだけが残ったということである。(意味不明)

 で、大学に着いたのは9時15分過ぎ。9時半からの授業であるが、やはり全員は揃っていない…。「この学生、大丈夫かなぁ〜。何だか不安だなぁ〜。」という学生が、来ていないのだ。(笑) ま、笑い事ではないのだが。
 心配なので(笑)建物の外に出てあたりをキョロキョロとしていると、遠くから「先生〜っ!」と呼ぶ声。件の学生だ。(あ、ちなみに「けん」じゃなくって「くだん」ですからね!(爆)) 
 ま、深刻な行方不明事件に発展しなかったということで、ひとまずは胸を撫で下ろす。

 別段、授業を参観したい訳じゃないが、(毎度のことながら)こちらの教員は「自分はこんなに一所懸命に教えてますよっ!」ということをアピールしたいようで(笑)、頃合を見て抜け出すのに苦労する。(笑)

 で、脱出後は学内をうろうろしたりして午前中のほとんどを過ごす。

 それから、「サチさん」という、カナダに帰化した日本人のおばあちゃんが、どういう訳か、今回のプログラムの(現地)スタッフの一員にいるのだが、スタッフ専用の部屋(私も自由に使ってよいことになっている部屋)で、さぁ、駄文でも書こうかなぁ、と思っていると、その部屋にやってきて、戦後間もない頃のことや、こちらに帰化した時の話などを延々と講釈してくれる…。ま、広島出身ということで、一方的な親近感を持たれてしまったようだ…。(爆)

 小一時間(爆)ほど、話に付き合い、そして午後は受け入れ大学の接待(?)の昼食。バンクーバー到着の後に観光で廻ったクィーンエリザベスパークの中の、非常に眺めの良いレストランで会食ってわけだ。

 この公園の高台からの眺めが良いことは、(もちろん、それまでに何度も来たことがあったんで)知っていたが、このレストランからの眺めは、いわゆる「絶景」と呼んでも良いほどであった。おまけに、今の時期のバンクーバーにしては珍しく晴天が続いているため、北にある山々(その頂上には雪)がとてもきれいに見える。食事もおいしかったが、景色のほうがより印象的である。
 ちなみに、どうでもいいことだが、1993年ごろだったか、バンクーバーサミットということで、アメリカのクリントン大統領とロシアのエリツィン大統領がバンクーバーに来た時に、このレストランで食事をしたそうで、その記念プレート(笑)があった。

 12時半から始まった会食は2時間以上続き、何だか疲れてしまう。決してフォーマルなものではなかったのだが、タバコも吸えず(笑)、英語で談笑を続けるのは鬱陶しいったらありゃしない。

 そして、その後は、UBC、即ち、University of British Columbia の人類学博物館を見学している学生に合流するため同大学に向かう。ここも何度も訪れたことのある所だが、今回は南の方から敷地内に入り、その規模の大きさに改めて驚く。

 夕方になって、学生たちがあっさりとバスで帰っていった後、しばらく生協や学生会館をうろつき(笑)、バスに乗ってホテル方向に戻る。途中のドラッグストアーで、こまごまとした物品(?)を買い込み、午後6時過ぎにホテルに帰着。

 本を読みながら、すぐさま飲み始める。(爆) そのうちお腹が減ってきたが、出かけるのも面倒なので(笑)、昨夜の残りのチーズと、それから「サキイカ」一袋を食す。もちろん、これが夕食だ。

 そして、しばらくMIDIデータを作成し、今に至る。

 さて、もう11時半も過ぎた…。シャワーを浴びて、そして洗濯をしなければならないなぁ…。あ〜、めんどくさい。(爆)


2月28日(まあまぁ、普通の長さの一日)
 ってことで、昨夜は12時過ぎにシャワーというか、お風呂に入り、そしてその後、洗濯。それが終わったのは午前1時過ぎで、それから再び飲み始め(笑)、ついでにMIDI制作も。結局午前3時ぐらいになって就寝。ま、どうせお昼前に行けばいいや、と思っていたのだが、頼んだ覚えのないモーニングコール(爆)で午前7時に目覚める。また眠りにつき(笑)午前9時過ぎに起床。
 昨夜の夕食が少なかった(笑)ため、お腹が減っているが、買い置きのカップヌードルを食べる気にはならず、また外に食べに行くのも面倒だ。(爆) ってことで、コーヒーを飲んだだけで、そのまま(?)本を読んで過ごす。

 今日の午後はキャピラノの吊り橋、そしてグラウスマウンテンというところに出かける郊外学習である。ま、詳しくは書かないが、この費用は私の個人のポケットマネーでまかなわれるものである。(笑) その支払いでは多額の現金が必要となるため、学校に行く前にトラベラーズチェックを現金化しておく必要があるため、11時少し前にホテルを出る。

 今回私が泊まっているホテルは Cambie Street という名前の、比較的大きな道路に面しているためバスもかなり頻繁に(時間帯によるが、ピーク時には数分おきに)走っている。(ちなみに、これまたどうでもいいことだが、過去10年ほどは、常にバンクーバーのダウンタウンのど真ん中のかなり高級なホテルに滞在していた。) で、バス停に着いた時にはちょうど一台、通り過ぎた後だった。で、バス停でぼぉ〜っとしながら(笑)待っていると、少し、足元がふらふらとした感じがした。「あ〜、やっぱりこのところの悲惨な食生活が良くないのかなぁ…。まさか、今ごろになって時差ぼけの再発?」と思ったのだが、実は、これは地震だった。(爆) 多分、日本でも報道されたであろう、シアトルが震源地となるものだった。(いやぁ、まさかこのあたりで地震があるとは…。実に珍しいことであるはずだ。)(後日、知ったことだが、過去約50年間で最大の地震だったそうな…。運がいいというか、悪いと言うか…。(笑))

 学校の近くの大きなショッピングモールの中の旅行代理店兼両替商(?)で用事をすませ、ついでにヘッドフォンを買う。(脈絡はないが。)

 そして12時過ぎに大学に到着。
 大学当局の関係者の連絡不行き届きにより(笑)、「今日の郊外学習の費用は44ドルです。耳を揃えて払ってください。」と学生たちは言われたようで、あせる。(笑) で、授業終了後、学生たちに費用の件は心配しないでいいことを伝える。
 大学のカフェテリアで昼食を買い、トレイに載せて屋外で食べる。5.5ドルであるが、かなり充実した内容の食事であった。
 ちなみに、今日の天気予報では「朝から雨」であったが見事にはずれ。ま、快晴とまでは行かないが晴天である。
 午後の郊外学習に出かける前、とある学生がホストファミリーの家から無断で日本に電話をかけたことでホームステイプログラム担当者と相談。電話会社に連絡してもらい、「正確な金額は分からないが、通常一分あたり35セント、プラス14%の税金、という風に課金される」とのことで、それに基づき、少し多めに算出して支払っておくことにする。(ちなみにこれで計算すると一分30円くらい、って感じだ…。)

 午後1時半、バンに乗り出発。ドライバーはマギーと名乗る女性。やれやれ、こういった妙齢の(爆)女性がドライバー、ってのは何だか嫌だ。(爆) (いや、性差別や職業差別、ということではなくって、だ。) ところが、話を聞いていると「19歳の息子が〜。」
 
 は…? 19歳の息子って…? で、(問い質したわけじゃないが)彼女には4人の息子さんがいて一番上は21歳だという…。ってことは、私よりも何歳かは年上、って可能性が高い…。
 ふむ…。これで四十半ばとは…。だから女性って分からない。(意味不明)

 ま、そんなことはどうでもいいんだが。(笑)

 最初に向かったのはキャピラノ峡谷の有名な吊り橋だ。私自身は、もう何度も(って8回くらいだが)来たことのある橋だが、何度渡っても、結構、怖い。(笑) ま、今回は晴天で橋も濡れていなかったからいいけれど、何年か前に来たときは雨が降っていて、しかも橋の補修工事中ということで(笑)ところどころ、虫食い状態で、80メートル(?)ほど真下にある川と河原が見えて、実に怖い思いをしたことがある。
 だが、今回は安全だ。学生たちもキャーキャー言いながらも楽しそうに飛び跳ねながら(爆)渡っていた。

 そこで30分ほど過ごし、次にグラウスマウンテンに向かう。ここは、(多分昨年の日記に書いたはずだが)「バンクーバーの屋根」(?)と言われる場所で、山の中腹から10分弱ほどゴンドラに乗って行くと、そこは一面の銀世界、という所だ。
 つい十分前は日差しの強い暖かな(って10度弱だろうけれど)所にいて、いきなり摂氏零度の場所に来る、ってのもなかなかインパクトがある。学生たちも、ゴンドラに乗って、途中で雪が見え始めると歓声を上げていた。
 頂上付近で降り、う〜ん、何て言うのだろう、一種の雪上車(?)みたいなのに乗ってそこのスキー場を廻って、その後はコーヒーを飲みながらぼぉ〜っと過ごす。何人かの学生は「先生、スキーをしてもいいですか?」と尋ねに来る。(爆) 好きにすればいい。(笑) (実際には、レンタルのスキーが33ドル(約2700円弱)ということで、1時間の自由時間ではもったいない、ということであきらめたようだが。)
 
 いやぁ、しかし、何だか意味のないことを書き連ねているなぁ…。ま、いいか。(爆)

 で、午後4時半過ぎに下界に下り(笑)、そして帰途に着く。交通の便の関係で途中で学生を下ろし、そして、私自身も途中で下車する。
 
 私の滞在しているホテルから2ブロックほど離れたところに Broadway というストリートがある。(ちなみにニューヨークのそれとは何の関係もない。) そこは、かなり大きな通りで日本料理の店はもちろんのことギリシア料理、ベトナム料理、その他、各種の料理店が並んでいる。もちろん、私には興味がないが。
 時間的にまだお腹が減ってはいないんで、そのまま(?)ドラッグストアでCD、その他のもの(ビデオカメラのストラップとか)を買う。それから、アルコール類が昨夜、完全消費してしまったため(笑)、その補給のためリカーショップを探す。で、通りすがりの紳士などに尋ねながら探し出し、ジンやビールを大量に(笑)仕入れる。さらに帰りがけに行きつけの(笑)スーパーマーケットでミネラルウォーター、バナナ、リンゴ、その他を仕入れる。

 で、ホテルに戻ったのは6時過ぎ。毎度のことながらお酒とタバコを味わいながらしばらくぼぉ〜っとする。(笑)

 午後8時近くになって、お腹が減る。このところのこのところの食生活(と呼べるかどうか疑わしい)を考えると、夕食はもう少しましなものを食べた方が良さそうだ…。「スルメ」やら「サキイカ」とお酒が夕食、ってのもなかなか虚しい。(笑)
 
 ってことで、ホテルから徒歩2分(笑)のレストランへ。そこでクラムチャウダー、チキンコンボを食す。前者はともかく、後者の Fresh Vegetable の殺人的な量に圧倒され、文字通り閉口する。「ただ適当にニンジンを2本、縦割りにしました〜。」、「面倒なのでセロリを千切って皿に並べてみました〜。」(爆)って感じのもの、その他の(名前の分からない)野菜群(笑)である…。
 まさか、誰も謀ってはいないと思うが「これは何かの陰謀だろうか…?」と思いたくなるほどで、滅多に食べ残しをしない私だが、今回ばかりは白旗だ。(笑)

 午後9時過ぎにホテルの部屋に戻る。しばらく読書、そしてMIDI制作。なかなか思うように進まなくって、イラつく。
 で、(話すと長くなるが)今回、スマートメディア経由で長島さん、大西さん、和田さん、大熊さんといったオフコースMIDI界の大御所たちのデータを大量に持ってきたんで、それらの作品を聴いて感動の3時間を過ごす。

 午前1時過ぎに読書を再開。そして午後2時過ぎにベッドへ。寝付けなくってテレビをつける。思わず、怪しげな通信販売の案内番組に引き込まれ(爆)1時間以上見続けてしまう。で、結局、3時過ぎに就寝。

 
3月1日(ま、今日も普通の長さの一日かな)
 朝、再び頼んだ覚えのないモーニングコールで(爆)7時半に目覚める。ま、普通、どこのホテルでもそうだが、枕もとにある電話のけたたましいベルで目覚めると心臓がバクバクしてしまう。(笑) で、8時過ぎに再び眠りに落ち、9時頃起床。
 本当であれば(?)、今日あたり、朝はテニス、と思っていたが、ついに雨が降り出してしまう。やれやれ…。ま、今の時期のバンクーバーは雨季に当たるんだけどね…。

 で、朝っぱらからMIDIファイル制作。(笑) そして再び読書。(ちなみに、こちらに来てからの「読書」というのは4月以降の「ことばと文化」という授業のための読書、ならびに教材作りを指す。(笑))

 ふと気づくと午前11時をとうに過ぎている。
 髪の毛が鶏のとさかみたいになっていたため(笑)、シャワーを浴び、出かける準備をする。今日はアイススケーティングの郊外活動が午後に予定されていて、それには参加すると伝えてあるのだ。
 で、急いで身支度を整え、正午丁度にホテルを出る。
 ところが、実に微妙なタイミングでバスに乗り損ねてしまい(笑)、待つことにしたのだがバスがなかなか来ない…。(もちろん、この時間は「ピーク時間帯」ではないのだ。)
 15分近く待ってやっとバスに乗り込む。
 ところが、この後が悲惨だった…。(今は書く気にならないんで書かない。いつか気が向いたら書く。)

 で、悲惨な一時間を過ごした後(笑)、スケートリンクに到着。少しだけ滑って、そして午後2時過ぎにランガラカレッジに戻る。
 
 今までの記述に書かれていないように、まだ朝食すら食べていない。(もちろん、朝のコーヒーは欠かしていないが。) もちろん、お腹はペコペコだ。
 で、カフェテリアに行きチキンとポテトのフライ、そしてチョコレートミルクの遅いブランチ。(笑)
 ところが、学生のうちの一人がカフェテリアの机に突っ伏している。(笑) 隣の学生にどうしたのかと尋ねると、彼女の気分がすぐれない、とのこと。呼びかけて顔を見ると頬は紅潮し、目つきも意識朦朧とした感じである…。ブランチもそこそこに医務室に連れて行き鎮痛剤を飲ませ、アームチェアーでしばらく安静にさせる。
 そしてホームステイプログラム担当者のヴァレリーと相談し、その後の映画鑑賞は休ませてホストファミリー宅へ連れて行くこととなった。で、ヴァレリーの車に乗せ、私も同乗し出発。ホストマザーとその後の対応(処置?)についてしばらく話し、ようやくランガラに戻ったのは午後4時半頃だった。映画の残りは30分ほど。(笑)

 今回の映画は定例の国際理解プログラムの一つで、ハワイへの日系移民を題材としたものである。タイトルは「Picture Bride」である。つまり「写真の花嫁」ということで、かつて日本から(そして韓国やその他のアジアの国から)ハワイに移民で出かけた男たちに写真で花嫁候補が送られ、そして現地に出向き結婚する、というかなり乱暴な婚姻形態(?)を中心に話は進む。
 このような映画は、滅多に日本ではお目にかかれない(ような気がする)んで、学生たちには不評覚悟で(爆)鑑賞をプログラムに入れたのだが、意外に学生たちには好評だった。
 鑑賞後には説明と質疑応答の時間が設けられ、司会者からいきなり「お盆とはどういう行事なのか?」やら「灯篭流し、ならびに盆踊りについて説明してくれ。」と振られ、ちょっと焦る。(笑)(ま、簡単ながらもちゃんと説明したけどね。(笑)) 

 ってことで、午後5時前には解散(?)。またバスに乗ってホテルへと戻る。しばらくホテルで寛ぎ、そして7時過ぎに、いつものように近くのスーパーマーケットに買い物に行き、食べ物、ミネラルウォーター、オレンジジュースなどを調達する。
 30分ほどで部屋に戻り、夕食。今夜のメニューはカップヌードル、カップのワンタン麺、シーザーサラダ、である。(爆)
 そしていつものように飲み始め、コンピュータを取り出し、MIDI、日記(?)。

 今日は(悲惨な一時間のうち)30分ほど、雨の中を走ったため(笑)、何だかしんどくなってベッドで横になり気象番組を観ているうちに眠ってしまう。
 で、午後10頃に起き、しばらくコンピュータをいじる。本を読んだりしているうちに午前1時を廻る。で、就寝。


3月2日(ま、今日も普通の長さの一日かな)
 午前7時過ぎに起きる。
 このホテルが結構大きな道路に面していることは前に書いたが、実はそれだけではない。近くに大きな病院がある。いや、急に病気になったって大丈夫、ということはあるかもしれないけれども、それを差し引いても(?)頻繁に通る救急車のサイレン(?)には煩わされる。何もこんな夜中に鳴らさなくたって、って思うほどだ。で、夜中にその音で目覚めるということも多い。
 
 ってことで(?)、いつものようにコーヒーをいれ、タバコ。天気予報では今日も雨、ということだったが空模様からするとあまり降りそうにない。もしかしたら午後は晴れて、晴れてテニス(?)ってことも考えられるぞ!(笑) 
 朝食はチョコレートパンと、グレープフルーツジュース、そして昨夜の残りのシーザーサラダ。で、読書、MIDI制作、といつものようにだらだらと過ごし(笑)、正午頃にホテルを出る。またまたバスを20分近く待ち、そして大学へ。すでに学生たちは授業を終え、カフェテリアで昼食をとっている。気がかりだった昨日の学生(つまり体調不良で早引きした学生)は大分良くなったようでまずは一安心。その他の学生も、それぞれ元気にやっているようだ。
 今日の午後はフリー。つまり校外活動なども予定されていない。ダウンタウンに出かけるという学生もいればホストファミリーとお出かけ、というものもいる。
 別に他に用事はない。しめしめ(笑)、お日様が出てきたぞ! もう長居は無用だ。テニスウェア、テニスラケットはちゃんと準備して来て良かった…。
 で、大学には10分ほどいただけで、いそいそとダウンタウン行きのバスに乗り込む。

 昨年の手紙(?)の中にもあるように、私がバンクーバーに来た時に訪れるテニスコートはスタンレーパークという巨大な公園の中にあるパブリックコートだ。もちろん、他にもコートはあるし、行ったこともあるが、経験上「ふらりと現れて、そこでプレーしている人たちに混ぜてもらう(笑)」可能性が一番高いのはこのスタンレーパークのコートなのだ。
 確かに朝は少し雨が降ったけれどもきっと誰かいるに違いない、と決め込んで(笑)コートに行くと、いるいる。(笑)
 既に顔なじみになった(笑)人もいて、「おお、また日本から来たのかい?」って感じで声をかけてくれる。
 で、午後2時から3時間ほどテニス。帰りは昨年ここで知り合ったヘンリーというシンガポール出身のカナダ人がホテルの近くまで送ってくれる。「じゃ、日曜日が晴れていたらまたやりましょう。」と約束して別れる。

 3時間のテニス、というのは私にとってはそれほどつらいことじゃないが、こちらのコートはハードコート、しかも前日の雨の中のジョギング、そして短時間ながらもスケートをしたせいで足腰が痛い。(笑) 今夜はぐっすりと眠れそうだ。

 ということで、午後5時半にはホテルの部屋に戻り、ゆったりとバスに浸かる。

 実は(笑)、こちらのホテルでバスに入る時に、毎回ではないが私がすることがある…。それは、ビールを片手に、そして灰皿を脇に置いて、飲酒・喫煙を楽しみながらほのぼのとした気分でナマコ状態を楽しむ、というものだ。
 で、45分ほどかけてお風呂を楽しみ、しばらく寛いだ後、夕食に出かける。

 ホテルの近くに「星馬印」(?)と看板に書かれたマレーシア料理店があるのをバス車内から確認していたんで、行ってみようかという気になり、店の前まで行ったのだが、超満員状態である。日本のファミリーレストランでよく見かける光景と同じく、会計の辺りのチェアーやソファーに手持ち無沙汰な顔をして待っている人が10人近くいる、という有り様だ。
 もちろん、わざわざ順番を待ってまでして食べたい訳じゃない。すぐに引き上げた。どうせすっぱい料理店だ。(爆)

 で、ホテルに向かって戻っていると小さな中華料理店があるのに気づいた。「New Sun Restaurant 新陽飯店」という店だ。いかにも安っぽくて大衆食堂、って感じだ。これは、いい。(笑) お客さんもそんなに多くなく(6人)、5つしかないテーブルも2つは空いている。で、そこに入って、セットメニュー「Dinner for 1」を注文。
 
 ふむ…。味も悪くないし、量も十分だ。これで8ドル弱、ってのはなかなかお得、って感じだ。で、満腹満足状態で8時過ぎにホテルに戻る。
 そして洗濯。それから明日の準備。

 明日は「ヴィクトリアへの日帰り旅行」の日だ。賢明な読者は想起するであろう、昨年の「ヴィクトリアへの日帰り旅行」で何が起こったかを。(何だ、これは…?)

 昨年の轍を踏んではならないのだ!
 
 ってことで、ウェイクアップコールを明日の6時に依頼し、早めに寝ることにした。

 が、寝付けない…。体は十二分に疲れているはずなのに、緊張して眠れないのだ。「また寝過ごしてしまうんじゃないか…。」(爆)
 しかも今回は前回と違って、大学の寮にいるのじゃないから遅れたって誰も部屋まで起こしに来てはくれない。ウェイクアップコールにしても絶対に鳴る、とは限らない。目覚まし時計をセットしてはいるが、この小さなアラーム音で目覚めるだろうか…。朝7時にヴァレリーさんがバス停のところで拾ってくれる、という約束だが、彼女を巻き添えにしてしまうのではないか…。

 色々な不安が渦巻く。で、悶々としているうちに午前零時を回り、午前1時、2時(笑)と過ぎてゆく。「あ〜、寝なきゃ。」と思いながらも眠れる気配(?)は全然訪れない。だからといって起き出すのもためらわれる。15分ほど浅い眠りに落ちては目覚めて時間を確認し、また目を閉じて意識朦朧となる、というパターンを繰り返し、気づいたときには(?)眠っていた。(いや、起きてから眠っていたことに気づいた、ってことだが。(笑))
 結局、真剣に眠ったのは午前3時から6時まで、って感じだ。(あ、ウェイクアップコールはちゃんと鳴って、それで目覚めたのだが。こんなことなら安心して眠れば良かった…。)

 ということで、既に日付が変わってしまっているんで、これにて一区切り。
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