音楽の話 Part 6

目次
その51 一本のカセットテープ
その52 おぞましい歌
その53 生活
その54 節操のない趣味
その55 チクタク、チクタク
その56 レコードプレーヤーを買ったよん
その57 道に迷っているばかり
その58 オフコースの話(8) 「きっと同じ」
その59 陽水のライブ番組
その60 探していた音源

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その51 一本のカセットテープ
 つい先日、私のもとに一本のカセットテープが送られてきた。詳細は分からないが、そのオリジナルテープは1981年(の4月1日?)に録音されたものであるらしい。はっきりと聞き取れないのだけれど「グルーブ」(?)という名前のバンドのコンサート風景が収録されたものである。
 くどいようだが、詳細は分からないし、ここに書いてもあまり意味がないかもしれない。(つまり、メンバーが誰々で、そしてどこの人である、だとか、だけれど。) 日本海に面するとある県のとある会場でとある若者(恐らく4人の二十歳くらいの若者)たちがオフコースの曲を中心にステージを繰り広げているのが録音されている、とだけ記せば充分だろう。

 さて...。
 一通り聴いてみて、なかなか楽しめた、色んな意味で。「ふ〜む...。」と唸ったり、思わず失笑したり、なぜか赤面したりしながら...。
 リードヴォーカルの人の歌もなかなか上手いし、いい声をしている。曲目も、たとえば「HERO」に挑戦しているという点など、その意気込みだけでも高く評価したい。(って、偉そうなことを書いてますな、HASENOBUは...。(爆)) 他にも「ロンド」をやっているというのも、とても興味深い。

 しかし、こういうテープを聴くと、やはり思い出すのはわが(笑)HANDORGANである...。(爆) って、別にHANDORGANのことをここで詳しく記すつもりはないし、ましてやこのグルーブ(?)の演奏や歌と較べてみたいわけでもない。ただ、自分達も同じように、オフコースに入れ込んで、本当に、それこそ、誰のためにでもなく、演奏し、歌っていたのだ、ということを思い出さずにいられない、というだけのことだ。もちろん、それ(バンド)で一儲けしようだとか、音楽界にデビューしようだとか、そんな下心も野心のかけらもなかった、ということをも思い出してしまうのだ。

 ちなみに年代としても、同じ頃だ...。(私たちのバンドも1981年頃が活動のピーク(笑)だった。)
 遠く離れた地でこのバンドと私たちのバンド、そして、きっと、日本各地で他にも数多くの青少年達がオフコースの音楽に傾倒し、そしてレコードや数少ないラジオの音源を聞き込んで、無心に練習し、演奏し、そして歌っていたのだろうということを思うとき、とても不思議な気持ちになる...。別に「見えない糸で繋がれていた」だとか、そんなことを言いたいのではなくって。ただただ、音楽って、いいなぁ、という...。

 先の関西セッションでも、同じようなことを私は感じた。
 これまでに出会ったこともない人達。そして、もしも楽器なしで(?)、街ですれ違ったとすれば、全然、気に留めることもなく、ただの知らない人であるはずの人達。その人達がふとした成り行き、偶然によってスタジオに集う。さらにはその後の打ち上げでは一群のフォークゲリラと化す...。(爆)
 つくづく人の縁って不思議なんだなぁ、と思うのだ...。

 なぜか、この、今回、入手したテープを聴いてそんなことを思うHASENOBUなのである...。ちなみに、この「グルーブ」(?)の人達も、まさか、こんなに時空を隔てた後に、こんなところで自分たちのことが話題にされるなんてことは夢にも思っていなかっただろうなぁ...。(笑)

 あ、最後に一つ。このバンドの私のバンドで大きく異なっている点がある。それは、彼らはステージ上でとても冗舌であり、そして私のバンドHANDORGANは、極めて寡黙であったという点である...。(笑) 別に私たちが「淡々と曲を演奏し、喋りを最小限にするオフコース」を真似していた訳ではないのだが...。 
(1999年10月19日 書き下ろし)
(ちなみに、その後の情報(?)により、上記のバンドの名前は「GRUPP」(グループ)だということが判明! 1999年10月23日追記) 
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その52 おぞましい歌
 我ながら、すごいタイトルだと思うが...。(笑)

 私は滅多にラジオを聞くことがない、というのは前にどこかで書いた。実は、このところ、車のCDプレイヤーが頻繁に音飛びを起こすため、カセットテープを替わりに聞いていたのだけれど、古いテープであんまり音質も良くない。そこで、今日の昼、本当に久し振りにラジオをつけてみた。(一番最後に聞いたのは半年ほど前だったような気がする...。)

 NHK-FMだ。時間帯からして「昼の歌謡曲」(?)といった感じの音楽番組だったのだろうと思う。とにかく、とある歌手を取り上げ、その人の曲を何曲か流す、という趣向の番組だ。

 ラジオのスイッチを入れたときにまず流れてきたのはアコーディオンとピアノの音だった(ような気がする)。その華麗な旋律から「あ、これはシャンソンだ。」とすぐに気づいた。なかなか雰囲気がある...。

 と、その時だ!

 「好き、好き、好き。」と繰り返される呟くような歌が始まって、私は思わずのけぞりそうになった。(いや、あれは歌じゃなくってセリフだったのかも...? ま、どっちでもいい。)
 この声が、女性の可愛らしい声だったならば私はのけぞりまではしなかっただろう。だが、今、流れているのは、間違いなく男の声だ...。しかも、十代、二十代ではなく、それなりの年齢の男の(かなり野太い)声だ...。「げげ〜っ!」という気持ちで聞いていたので覚えてはいないが「どうして顔をそむけるの?」「そんなにおめかししてどこに行くの? きっとあの女のところでしょう?」などというフレーズが(今となっては、意味なく大袈裟な旋律に乗せられて)次々と流れてくる...。

 「もしかして、これは、コミックソングなのか...?」という疑問も湧いてきたが、どうもそういうわけでもなさそうだ...。NHK-FMだし...。
 「じゃあ、これは一体、何なんだ...?」と思いながらも、私は好奇心の虜となって(笑)、聞き続けた...。

 そうこうしているうちに歌の中のくだんの女性は「そうよ、私、老けたでしょう? なぐさめはよして」というような捨て鉢な言い草を並べている...。そして「ねぇ、あなた行かないで。行かないで。私、死ぬわよっ!」というような、すさまじい展開へと...。(爆)
 
 「おいおい...。こりゃ、一体、どうなるんだ...?」と思っていたら、歌の中の女性は悪態をつき、哀願を重ねた揚げ句に、「窓から飛び降りてやるっ!!」という叫び声。で、その曲は終わった...。(爆)

 ここまでインパクトの強い曲(と言っていいのか...?)は初めてであった。(そして、多分、最後だ。) 昼下がりののどかなドライブが一転してカオスの渦中に、という感じだ。(笑)

 その後も、想像を絶するような歌が続いた。そして、感情の要素が抜き取られたような、まるで解説委員のような(?)アナウンサー(ディスクジョッキー?)が曲名を列挙し、「今日は美○明○さんの歌をお届けしております」と...。
 そうか、これは美○明○だったのか...。って、私は、どういう理由からか女装しているということ以外、彼のことを何一つ知らないが、「なるほど...。彼は、こういう、とんでもない歌を歌う人だったのか...。」と、ただただ納得したのであった...。
 
 あ〜、おぞましい...。(爆)
(1999年11月04日 書き下ろし)
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その53 生活
 ♪こんにちはで朝が始まり〜 おはようで夜が始まるのさ〜♪

 おっと...、とんぼちゃんの歌の「生活」の話ではない。(笑) 私自身の生活の話だ。だからといって所帯じみた話をしたい訳ではない。何と言ってもこのコーナーは音楽の話なのだから、「私の生活の中で音楽が占める位置」ということになろうか...?

 「音楽は私の人生だ」というような大それたことは、言わない。私はミュージシャンではないし、音楽評論家でもなければプロのギタリストでもない。(当たり前だが...。) だけれども、音楽が好きで、できる限り何かの音楽を聴いているし、時にはギターをつま弾いたり、ハーモニカやオカリナを吹いたり、タンバリンやトライアングル(笑)を打ち鳴らしたりもしている。
 車の中でも何かのCDを聴いているし、自室にこもって駄文を書く時も何かの音楽を流している。そして、これこそ他の人には「何と不謹慎な!!」と罵られそうだけれど(笑)、職場の自室にいるときも、なのだ。(爆)
 特に、数年前になって相部屋から個室へと境遇が改善されてからは、何の気兼ねもない。(って、外に洩れるほどの大音量で音楽を流しているわけではないのだが。) よほど真剣に読書をしている、あるいは仕事に没頭している時を除けば、自室にいる間、ほとんどの場合、音楽を流しているのだ。

 しかし、前に、どこかで書いたように私はラジオを聞くこともテレビを見ることもあまりないので、新しい歌手のことはあまり知らない。(この前も、「ほぉ...。『のざる』とは、これまた大胆なネーミングだなぁ...。」と新聞を見ているときに呟いたら、娘から「お父さん、それは『やえん』って言うんだよ。」と訂正された...。)
 私の聴く音楽は、別に保守的になっているつもりはないのだけれど、70年代から80年代のものが中心になっていると言ってよい。(くどいようだが、新しいものに耳を塞いでいるわけではない。)
 と同時に、私が聴く音楽は、雑多である。節操がない、と言っていいかもしれない。今日も、朝は山本英美のアルバムを自宅で聴き、出勤途中の車の中では小田和正、そして職場に着いてからは友人からもらったケチャのMD、そして思い立って Queen のセカンドアルバム。それからリー・リトナーのベスト、ジプシーキング、エンヤ、とんぼ、そして...、何だったっけ...?(笑)
 という感じで、多種多様ではないけれど、CDやMDを取っ換え引っ換えしながら聴いているのだ。と言いつつも、またある時には、例えば「夏の終り」をリピート再生にして、丸一週間くらい聴き続けたりもする。(笑)
 ま、要するに気まぐれなのだ。

 このように考えると、音楽が私の生活の中で占めている割合、というか、比重はかなり高い。「音楽なしでは生きられない」という程ではないけれども、もしも音楽がなければかなり無味乾燥、という気がする...。

 でも、いつからこんなに音楽好きになったんだろう、私は...? いや、別に本気でこの疑問を発している訳ではないが。(笑)
(1999年11月10日 書き下ろし)
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その54 節操のない趣味
 前回、私の、非常に気まぐれな音楽の聴き方について少し書いた。今回はその続篇みたいなものだ。

 昨日の夕方、職場を抜け出し(って、もちろん、勤務時間終了後だ)、近くの「アルパーク」という所へ出かけた。このアルパークというのは、ま、一種のショッピングモールみたいなものだが。
 無目的に出かけた訳ではない。ちょっと思うところがあって、ふきのとうのCDでまだ買っていないものを買おうかと思って出かけたのだが、残念ながら2軒のCDショップにお目当てのモノはなかった。

 彼らのCDのうち、主なものは「CD選書シリーズ」で再発されているのだが、それでももう5年ほど前の話である。幾つかは買いそこねてしまっているのだけれど、もう店頭には見当たらない...。そして残念なことに注文しても多分、もう手に入らないことだろう...。(となると、後は中古CDショップを巡るしかないが。)

 ということで、結局は、予定にはなかった以下のようなCDを買い込んできてしまった。

 寺尾 聰 「Reflections」
 小坂明子 「あなた −小坂明子の世界」
 高中正義 「虹伝説」
 鈴木一平 「水鏡 〜鈴木一平ベスト」
 Ry Cooder "Paradise & Lunch"
 Ry Cooder "Back till you drop"
 THE DOOBIE BROTHERS "TAKIN' IT TO THE STREETS"
 Jackson Browne "SATUATE BEFORE USING"

あ〜、自分でも「何なんだ、この組み合わせは!?」と思ってしまう...。
 前に、どこだったか、もしかしたら中古CDショップだったかもしれないが、上記の様な雑多なジャンルのものを買い込んだときに「お客さん...。意表を突いた取り合わせですね...。」と店主にあきれられたことがあった。(笑) 
 だが、私としては言いたい。「ほうっておいてくれ〜ぃ!」(爆) 何を聴こうと私の勝手だ。(笑)

 う〜...。(←ただの唸り声。(笑))

 で、ちなみにさっきまでライ・クーダーの1979年のアルバム「Back till you drop」を聴いていたのだけれど、20年ほど前に友人に録音してもらって聴いていた頃と較べると、う〜ん、やはり印象が異なる。前はどうしても、ギターの音色、その演奏技術ということに集中していたけれど、今は、何と言うか、楽曲全体というか、そのアレンジなどに耳が行ってしまう。そして、あぁ、いいなぁ、と思ってしまう...。って、その真価が私に分かる、ということではないけれど。(あ、関係ないけれど、やはりこの前、「洋楽の曲が変な日本語のタイトルをつけられている」ということでいちゃもんをつけた。で、この「Back till you drop」は輸入盤なのだけれど「新星堂」の帯がついている。「ソウル、R&Bに狙いを絞った79年のヒット・アルバム。」などのコピーが載せられていて、それはそれでいいんだけれども、CDのタイトルは(カタカナで)「バック・ドロップ・デラックス」となっている...。おいおい、それは、もしかしてプロレスの荒技「バックドロップ」をさらに発展させたのか、と突っ込みたくなった...。)

 そして今はドゥービーブラザーズを聴いている。これは1976年の作品だ。だけれども、これが、全然古さを感じさせないんだなぁ...。(笑) ま、確かにシンセサイザーが大活躍しているわけではないし、最新の音楽という感じはしないけれど、何と言うのか、ナチュラルで、そして丁寧に、凝った音楽、とでも言えばいいのだろうか...?
 昔はドゥービーブラザーズ、何故か好きになれなくって自分から聴くことなんかなかったのに...。(笑)

 ということで、唐突におしまいっ。(笑)
(1999年11月15日 書き下ろし)
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その55 チクタク、チクタク
 え〜っとぉ、つい最近どこかに書いたのだけれど、このところ愛車のカーCDプレイヤーの調子がおかしい。妙に音飛びしてしまうのだ。何度もレンズクリーニングも施したがどうも直らない。車にはマガジンラック式のCDチェンジャーも装備しているのだが、それはトランクに格納(?)されていて、ふと聴きたくなったCDを、という時には、やはりコンソール内のカーCDプレイヤーの方が便利なのだ。買ったばかりのCDを小脇にいそいそと車に乗り込み聴いてみるという時にも重宝していたのだが...。

 ま、車の走行そのものに影響があるわけではないのでカーCDプレイヤーの不調は、そのままにしている。だが、片道15分程度の通勤とはいえ、音楽なしではいられない。ということで、もっぱら車内ではカセットテープを聴くことが多くなった。

 ということで、ここまでが前置き。(笑)
 この一週間ほど、車に乗っている時には一つのテープを繰り返して聴いている。それは、ザ・リリーズのテープだ...。
 ちゃんと書くと、彼女達のファーストアルバム「小さな恋のメロディー ザ・リリーズの世界」全曲、そしてセカンドアルバム「恋に木枯らし ザ・リリーズの世界Vol.2」の中の8曲目までが入ったテープだ。

 「はぁ...? アイドル歌手の曲...?」と呆れられたかもしれないが、構わず話を続ける。(笑)
 確かに、彼女達は歌そのもので売れた、という訳ではない。「双子姉妹であって、しかもとっても可愛い」(かなり私の個人的な趣味が入ってます、はい。)という面で売れたのだと思う。(とは言え、ヒット曲は「好きよキャプテン」だけ、と言い切っていいと思うが...。)

 いや、ここでは彼女たちが売れた、売れなかった、という話をしたいのではない。(笑)
 私が最近繰り返し聴いているカセットテープの中に入っている曲のことだ。これらの曲は1975年頃のもの(の、はず)である。それを私が高校2年生の頃に友人に頼んで録音してもらったものだ。
 もう四半世紀前の音源だがまだまだ聴ける、というのはとても嬉しい。って、カセットテープの寿命とかそういうことではなく、その音楽が、ということだ。
 
 もう何度も書いてきたことだけれど、1970年代そして80年代のある時期の音楽までは、基本的に「生の音」が使われている。(絶対とは言わないが。) そして、これまた誤解されそうなのだけれど、今の音楽が「人工的な音」ばかりで「ダメ!」と言いたいのでもない。ただ、昔の音作りのほうが私の好みに合う、という、それだけのことだ。

 彼女たちのファーストアルバムはで一曲(「卒業」という曲)を除いて、全て、あの売れっ子作詞家「松本隆」によるものである...。(ちなみに、作曲は12曲中10曲は、あの森田公一氏が手がけているという...。) もちろん、松本氏は見事としか言い様のないアイドル路線一直線の詞を用意している。
 トップを飾る「いじわる時計」。私も好きな曲だが、その歌詞も、突っ走っている...。:

 鏡の前で悩んじゃう
 髪は上手に巻けたけど
 ほほのニキビが気になるの
 あなたの好きな水玉の
 ドレスを今日は着ましょうか
 あなたはほめてくれるかな

...。七五調の歌詞ですっきりと小奇麗にまとめられている...。さすが松本隆...。この引用だけじゃ分からないだろうが、そつがなく、しかも、押さえるべきツボはきっちりと押さえている...。
 おっと...、歌詞の話をしたい訳じゃなかったんだが。(笑)

 範疇としては(アイドル系統の)「歌謡曲」というものになるのだろうが、実際に聴いてみると、彼女たちの音楽は、意外に幅広い。70年代のソウルミュージックを彷彿とさせる曲もあれば、正統派ロックンロールと言ってもいいような楽曲、正真正銘の歌謡曲、など、盛りだくさんである!!

 あ...。一つ、いいことを教えよう。(爆) 今迄に、ザ・リリーズの写真や映像を見て「どっちがお姉さんで、どっちが妹なのかな...?」と悩まれたことはないか?(笑) 一番簡単な見分け方を教示しよう。向かって右が妹の燕真由美、そして左が姉の燕奈緒美である。まず、これで間違いない。覚えていて損はない。(もちろん、得もしないだろうが。) ちなみに、私は、もしも二人が定位置を逆になっていたとしても、すぐに分かるが。
 ついでに、ヤンマーの「ヤン坊」と「マー坊」の顔の見分け方も伝授しようか...?(笑) え? 着ているシャツの「Y」と「M」で見分ければいいって? 私は「顔の見分け方」と言ったのだけれど...。(爆)
 え? 「そんな突っ込みをするなら、教えなくっていい」って? そうかぁ...。残念だけれど、じゃ、やめとこう。(笑) 「せっかく、君と僕とでヤンマーだぁ〜」なのに...。(意味不明)

 ザ・リリーズについては、もう一つ書きたいことがあるんだけれど、それはまた、いつか、どこかで...。
(1999年11月27日 書き下ろし)
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その56 レコードプレーヤーを買ったよん
「レコードプレーヤーを買ったよん。」の一言ですむ話だ。(笑)
 さて、レコードプレーヤーを買ったのは思うところがあって、と言っても別段、深刻な話でもなく、また事情があるわけでもない。ただ、昔のレコードを聴いてみたくなった、というだけのことだ。
 
 随分前、兄が大学卒業後、福岡の会社に就職した時に、それまで兄が使っていたオーディオセットは、なし崩しで(笑)私のものになった。プリメインアンプはLUXMAN(といっても真空管ではないが)、そしてレコードプレーヤーはビクターのダイレクトドライブのQL-5という代物であった。私はオーディオマニアでもないし耳も肥えていないんで善し悪しは分からないけれど、私には十分な音だった。スピーカーも気に入っていたのだが、高校教員時代に一年ほどネコと二人で(?)暮らしているあいだにウーファーを爪で破られ、廃棄してしまった。

 で、先日、自宅の掃除をしていたらLPレコードが出て来た。もう20年近く前のものがほとんどで一番新しいものでさえ1985年頃のものだ。「あ〜、こんなの持ってたっけ...?」と自分でも意外に思うようなレコードもあって、たまらなく聴きたくなった。(笑)
 そこで、私の部屋(庭に建てた「男の城」あるいは「ノブ小屋」などと呼ばれる離れ)に保管してあったQL-5をMDコンポに繋いで、これまた15年ぶりくらいに電気を通してみると、どうもモーターがおかしいようだ。回転ムラが激しく聴くに堪えない。
 その上、私のMDコンポにはPHONO端子がなく、仕方なしにAUX端子に繋いだのだけれど、当然ながら、信号が弱く、話にならない...。

 学生時代には(前もどこかで書いたけど)お金がなくって滅多にレコードなんて買えなかったし、買ってもそのほとんどは中古レコード屋さんから買ったものだった。だから私が今回発見(?)したLPも、決して数は多くない。(20枚程度だ...。)
 だけれど加藤和彦やらパラシュート、井上鑑などの、CD化されていないと思われるようなもの、CDになっていたとしても現在では入手不可能と思われるものを目の前にすると、どうしても聴きたい。稲垣潤一やオフコースなどのLPも数枚出て来たけれど、こういうのはすでにCDで揃えたから、取り立てて聴きたくない。

 ということで、今日、そのままAUX端子にも繋げるPHONO EQUALIZER内蔵のレコードプレーヤーを買ってきた、というわけだ。DENONの、実売価格1万円という、見るからにちゃちなプレーヤーだが、フルオートだ。そして、ちゃんと、鳴る。(笑) でも、だからといってこれからレコードを頻繁に聴くこともないだろうから、音源をMDに落とす作業をさっきから続けている。

 う〜ん...。やはり、いいなぁ...。この頃の音楽...。大好きだ...。ま、このことについては稿を改めて。
(1999年12月4日 書き下ろし)
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その57 道に迷っているばかり
 「う〜ん、歳を取ったなぁ...。」(爆) つくづくと思うことが多くなった...。それは実に色々な場面で、だ。(笑)
 さっきまで頭の中にあって、ちゃんと意識していたはずのことなのに、その数分後にはすっかり忘れてしまっている、ということが頻繁にある。しかも、それを「頭の中にあって、ちゃんと意識していた」ということだけを後になって思い出してはほぞを噛む(爆)というのだからなおさら始末が悪い...。

 さて、それはそれとして、音楽の話だ。上の「レコードプレーヤーを買ったよん」に記したように、手持ちのLPレコードを引っ張り出して聴いて、そしてMDに録音する、という作業を先週末から続けているのだけれど、「あれ...? 確か、このアルバムはカセットテープに録音してたよなぁ...。」という感じで、これまた古いカセットテープを引っ張り出したりしてみたところ、あるある...。もちろん数えていないが、結婚した時に妻が持ってきたものも加えると200本近くのカセットテープが...。

 私が音楽に興味をもって、ラジカセを買ってもらったのは確か私が大阪にいた頃のことだから、多分1973年頃のことだろうと思う。それ以来のテープが残っているのだ...。ま、最初はテープを買うのさえもままならないほどのお小遣いしかなかったから1970年代前半の曲というのは少ないけれど、特に高校時代は、ラジオの音楽番組を熱心に聴き、色々な曲をよくエアチェックしたりしていたものだ。そして大学に入ってからはアルバイトにいそしみ、テープを買い込んでは友達やレンタルレコード屋さんから色んなレコードを借りては録音したものだった。
 そのような、四半世紀ほど前のカセットテープを恐る恐る取りだしてみると、意外にもまだ、そこそこに聞ける...。ただ、残念なことに1980年以前のテープのほとんどはモノラルなのだけれど...。
 ということで、当時録音していたカセットテープの音源、そのほとんどはフォークソング、もしくはニューミュージックと呼ばれる範疇の音楽なのだけれど、二十数年の時を隔てて聴いてみると、実に懐かしい...。涙が出るほどだ...。あの頃の自分(の暮らし)が断片的に思い出されたりする...。Fさん(私の妻)と付き合い始めたころのことだとか、ささいなことでケンカしたことだとか。(笑) あるいは友人の家に、フォークギターを抱えて自転車に乗って行ったことだとか...。(な? リードヴォーカル氏よ?(爆))

 前に「最近の曲に耳を塞いでいる訳ではない」というようなことを書いたけれど、確かにそれはウソじゃないのだけれど、でも、70年代、80年代の曲が私にとても愛おしく思えるのは、否定できないことだ。(って、否定するつもりもないけれど。) う〜ん...、自分では音楽に関して保守的であるとは思えないのだけれども。

 でも、再発されたのに入手しそこなっていたCDを注文して買ったり、もう既に中古レコード・CD屋さんにしか頼るしかないようなものを20枚ほど注文したりするという酔狂なことをしてしまうのは、なぜなのだろう...?(爆) 「もう先が見えてきた...。思い残すことのないよう、好きな音楽をもう一度耳にしてみたい」というような「あがき」(笑)なのだと、自分では思う。

 ちなみに、今日、カセットテープからMDに録音したモノラル音源の歌は次のようなものである:

 「赤い花 白い花」 芹洋子
 「ルーレット」 田口清
 「哀しみのバラード」「かなしみ色の朝」 根田成一
 「青春時代」「乳母車」「想い出のピアノ」「下宿屋」 森田公一とトップギャラン
 「忘れかけていたラブソング」 堀内孝雄
 「青い空はいらない」 がむがむ
 「一人芝居」 布施明
 「メッセージ」 都倉俊一
 「あれから君は」 中村章三
 「私は小鳥」「ブルースカイ」 チューリップ
 「手紙」 岡林信康
 「哀しみのプラットホーム」(レコード、公開録音) シグナル
 「最後の一葉」 太田裕美(って、この字だったけ...?)
 「嗚呼」 田山雅充
 「カリフォルニアの青い空」 Albert Hammond
 「Winter Time」 ?

最後の2曲だけが洋楽で、あとは見ての通りだ。(ちなみに「Winter Time」って、誰の曲なのか、記していないし、分からないのだけれど...。誰か知っている人、いませんかぁ〜!?)

 「懐かしのフォーク大全集」などの企画のCDセット、あるいは「音蔵」や「CD選書」などのQ盤シリーズによる再発などのお陰で、私がどうしても聴いてみたいもの大半はCDの形で手に入るようになっているのだけれど、それでも、どうしてももう聴けないようなものもある。古時計の「ロードショー」なども、是非、きれいな音で(笑)聴いてみたい曲だ...。(ま、確かこれはどこかのテープに眠っているはずだけど...、ただしモノラルで、だ。)

 森田公一のトップギャランの「青春時代」なんて、特にその歌詞は、昔はさして好きじゃなかったけれど、今になって聴いてみると、心に沁み入ってしまう...。(爆)
 そんな、些細なことが、そこはかとなく哀しく思える今日この頃である...。(爆)
(1999年12月8日 書き下ろし)
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その58 オフコースの話(8) 「きっと同じ」

 ♪昨日のことは 誰れもきかない
  変わってゆくのは 心も同じ♪

 って、「きっと同じ」の歌の話題ではない。(あ〜、思いっきりわざとらしい...。(笑)) 「眠れぬ夜」についての話だ。(おい...。)

 というのも謎の人(笑)からオフコースの3枚のアルバムに収録されている「眠れぬ夜」のギターに関して、果たして別テイクであるのかどうか、という質問を受けたから、なのだが。

 早速、これら3枚のCDの「眠れぬ夜」をMDに落として聴き較べてみた。その結果、これらは、全部、きっと同じ、という結論に達した。(笑)
 ま、音のレベルという点では少し違いがある。一番出力レベル(?)が高くはっきりしているのはオリジナルのアルバム「ワインの匂い」に収録されているもので、「セレクション」では(この曲に限らず、だが)少し小さく、しかも少しだけこもって聞こえる。音質という点では「NEXT」版も同様だ。
 「セレクション」版では曲の長さも少し短いが、ま、それはさておき、テイクとしては3つとも同じもののようだ。(もちろん、いずれも最後はフェイドアウトしてゆくのだけれど、「ワインの匂い」版「NEXT」版とでは「愛がよみがえる」が最後に聞き取れるけれども「セレクション」版では「雨の日には」まで、である。)

 で、問題なのは「ギターは録音し直しているのか」ということだが、これについては、左右のチャンネルからそれぞれ聞こえるアコースティックギターは、いずれの版も、きっと同じだ。
 と言い切ったのは曲の中の2個所の、う〜ん、何と言うか、完全なミスじゃないけれど、それに近い「ムラ」がいずれの版でも全く同じように現れているからなのだが...。

 まず、左のチャンネルの方から聞こえるギターの、時間で言うなら1分48秒あたり。歌詞で言うならば2番の「入って来たら」と「僕には分からない」との間の「ため」と言うか「間(ま)」と言うか、ま、とにかくそのあたりだ。それまで一定して「ンチャーチャーンチャ」(笑)と弾かれるギターのストロークが、「ンチャーチャー チャ」というふうになってしまっているのである。(とても微妙だけれど。)

 そして、右の方のギター。これは、時間では2分3秒あたり。歌詞で言うなら「暗い暗い暗い」の直後だ。コードがEmになり、高音弦で「ソ ファ# ミ」と降りてくるところが、しっかりと押さえられずに、まるでピチカート奏法のような不明瞭な音になってしまっている。(こちらの方は、分かりやすい。)

 ということで、上の2個所のストロークの「ムラ」が、「ワインの匂い」版、「セレクション」版、「NEXT」版のいずれにも聞かれるのである...。ちなみに、1時間以上これらの「眠れぬ夜」を聴いてみたけれど、識別の特徴(?)となる個所は、他にはなかったと思う。

 しかし、ギターとは関係がないけれど、じっくりと聞き耳を立てて(笑)ヘッドフォンで曲を聴いていたら新発見があった。(笑) 
 「眠れぬ夜」というと、あの特徴あるメロディーラインのシンセサイザーの前奏が印象的である。シンセサイザーがこの曲の中で登場するのは前奏と間奏だけだと思っていたのだけれど、1番の途中(「僕は君のところへ」の歌詞)から「 ポッ ポッ」(爆)と拍の裏(?)にリズムを刻むシンセサイザーの音が...。(「もういらない」の歌詞まで) さらに2番では最初から電子オルガンみたいな音色のメロディー、そして先ほどとは違う音色のシンセサイザーでリズムを刻む音が...。今まで意識してなかったように思う...。サビのバックにパイプオルガンみたいな音が入っているのは気づいていたけれど、意外にたくさん入っていたのだ、実際は!(笑)

 うう...。気づかなかった...。(すごすご)
(1999年12月9日 書き下ろし)
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その59 陽水のライブ番組
 今夜(と言うか、正確には昨夜になるのだけれど)新聞を眺めていた妻が言った。「今夜、陽水のライブがあるみたいよ、BSで。」
 「ふ〜ん。」と私は気のない返事をした。25年ほど前(爆)は「陽水、命」といった感じの生活をしていた私なのに、である。(どんな生活だ、それは...?)

 70年代前半の陽水は、輝いていた。「陽水・拓郎の時代」という表現がちっとも大袈裟ではない、そんな時代だった。私が音楽に強い興味を持ち始めたのは陽水、そしてビートルズがきっかけだった。これまた、前に書いたはずだが、私が生まれて初めて買ったLPレコードは陽水のセカンドアルバム「センチメンタル」だった。(って、これは発売直後に買ったものではなく、すでに名盤として定着していたのだけれど。)
 
 だけれど「招待状のないショー」の頃から、段々と陽水は私にとっては影の薄い存在となっていった。彼の音楽には、それまでの、例えば「陽水ライブ 戻り道」のような、ストレートな感じ(?)がなくなっていったように感じられたからだったと思う。うまく言い当てていないと思うけれど「アダルト志向」(笑)のような感じがして、新しいアルバムが出ても、特に聴きたいと思うことはなくなっていった...。

 そうこうしているうちに大麻だったかマリファナだったかで、逮捕されたり、離婚したりなど、音楽以外での陽水の関する話を耳にするにいたって、完全に私は興味を無くした。(そして、それは今も、だ。)

 というわけで、今夜「陽水のライブがある」と妻から聞いても取り立てて見たいとは思わなかった。(実は、私はすでにとある人の掲示板で、今夜その番組があることは知っていたのだけれど。)

 それで夕食後は自室にこもって、昔、娘が弾いていたカシオトーン(笑)でキーボードの練習をした。だけれども久し振りに弾いているうちに、手がつりそうになった。(笑) 

 で、ちょっと息抜きに母屋(笑)に戻り、何気なくテレビをつけ、そして何気なくBSにチャンネルを合わせた。すると、陽水と並んで落語家の立川談志がギターを持って歌っているではないか! 「へぇ〜、立川談志ってギターも弾くのか...。」と一瞬、驚いたのだけれど、異様に談志が若い。(爆) で、見ているとどうやら違う人だということが分かった。(笑) 曲が終わって分かったのだけれど奧田民生という人らしい。そう言えば、その名前は聞いたことがあるような気もする。

 陽水はギターを抱えているものの、ほとんど彼の弾くギターの音は聞こえない。ただ飾りでギターを抱えている、って感じだった。けれども、バックバンドのキーボード、そしてエレキギターが、えらくカッコイイ。(もちろん、音・演奏が、だ。) 「ふむ...。さすがは陽水。いいバンドを率いているなぁ...。」と思って、すぐにテレビを切るはずだったのが、ついつい、最後まで見入ってしまった。(笑)

 意外に懐かしい曲(「いつのまにか少女は」や「傘がない」など)もあったりした。そして忌野清志郎までが登場して「帰れない二人」を陽水と一緒に歌うという場面には感動した。(この曲が陽水との共作だということは、もちろん知っていた。) 「帰れない二人」は、大好きな曲の一つである。確か、陽水の、いや、日本の音楽史上、名盤の誉れの高い「氷の世界」に入っている曲である。

 そして番組の最後のあたりで、キーボードが井上鑑であること、ギターが今剛であることを知って、「あ、なるほどねぇ〜...。やっぱり、あの演奏、ただ者じゃないよなぁ...。」と納得が行った。この二人がいれば、もうそれだけでいい。(笑) (陽水は、もちろん、相変わらずの歌の上手さだった。だけど、私はあの歌い方は好きじゃない。) そして忌野清志郎が出て来たということで、とても有意義な時間となったのだった。

 ということで「落ち」のないまま、おしまい。 
(1999年12月11日 書き下ろし)
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その60 探していた音源
 今夜(と言う 話題という点ではこれは「その71 レコードプレーヤーを買ったよん」や「その72 道に迷っているばかり」などと共通する。
 今日、長い間探し求めていた音源が手に入った...。(ToT)(←もちろん、うれし泣きである...。) 20年近く前にラジオで流れていたのをエアチェックした「ラッシュアワー」...。元、ビリーバンバンの菅原進の曲。前奏のピアノのアルペジオとストリングスの心を掻き立てる繊細な(!)響き...。この曲は大ヒットしたわけではなかった(と思う)けれど、とても洗練された、いい雰囲気の曲で忘れられない曲だった...。
 当時、高校生だった私はモノラルのラジカセしか持っていなくて、いくら電波の状態が良かったとしても録音できた音は、モノラルであったし、たかがしれていた。当時のテープが聞けないわけではないけれど、今聞くと少しこもっていて満足できるほどではない。それにあのペラペラ(?)のカセットテープってのは(仕組みは分からないし、それはそれで素晴らしい技術なのだろうけれど)いつ、寿命が尽きるか分かったものではない。
 ということで、できればCD、それが無理であればレコードで、この曲を、ちゃんとした音で菅原進の歌を聴きたい、と長い間、探し求めていたのだった。
 だけれども、新譜のCDとして発売されることもなく、中古レコード屋さんに行って探しても「菅原洋一」はあっても「菅原進」のものはなかった...。

 ところが、先日、「あ...。インターネットで探せばあるかも...。」と思い立って検索をした。そうして見つけたのが「キャラバン」という北海道のお店だった。早速その店のホームページを覗いて、在庫のCDやLPのリストをダウンロードしたところ、菅原進のアルバム(LP)が2枚...。「ラッシュアワー」がどのアルバムに入っているのか私は知らなかったし、またダウンロードしたリストにも収録曲名までは記されていなかったけれど、私はそれらを注文することにした。きっと「ラッシュアワー」がどちらかに入っていることに賭けたのだ!!(笑)

 ちなみに、そのお店の在庫リストを見た私は合計20枚ほど注文することにした。(笑) って、全てLPレコードというわけじゃないけれど。同じアルバムでCDがあるものはCDにしたのだ。私は別に「アナログ派」でもないし、LPレコードのコレクターでもマニアでもないのだし...。
 目論見(?)としては「その71 レコードプレーヤーを買ったよん」に記したように、MDに落とすため、であるのだから、そういう意味では(つまり、レコードは1回聴いたら、それで用済み(爆)になる、という意味)では、そのために25,000円ほどを出す、というのは、結構、勿体ないような気さえするのだが...。
 そこで、私は、強欲にも、「たくさんLPレコードを買うのだから、少しは値引きしてくれ!」(爆)という趣旨のメールを「キャラバン」に出したのであった...。(笑)
 ほんと、我ながら「せこいっ!!」と思うのだけれど...。
 そしたら、何と! キャラバンからの返事で、優遇措置(笑)をしてくれる、ということになり、私はすぐさま注文したのであった...。

 で、郵便振り込みをしたのが先週の金曜日。月曜には入金の確認がされたようで「発送しました」との連絡のメールがキャラバンから届いた。そして、今日(12月15日(水))には、商品が到着である。
 ワクワクしながら荷をほどき、中を取り出すと念願の「ラッシュアワー」は「愛の風景」というアルバムに収録されていた...。(ToT)...。(←しつこいけれど、うれし泣きである...。) レコードに針を落とす...。それだけで高校2年の冬休みくらいにまでタイムトリップである...。(笑)
 菅原進の、メロウ(?)な、甘い歌声がとても心地よい...。アルバム全体を通して聴くと良く分かるのだけれど、決して派手な盛り上がりのある音楽ではない。けれども、本当に、味わい深い趣味の良い「上質の音楽」なんだってばぁ〜!(少なくとも私には。)
 
 で、話は行ったり来たりしているけれど(笑)、もしも、既にCD屋さんの店頭にない、しかも、発売元のCD会社(レコード会社?)にも在庫がない、と思われるようなアルバムを探しているのであれば、この「キャラバン」は、私のお薦めだ。(笑) 一度、そのホームページを訪れてみるといいと思う。頼まれたわけじゃないけれど、今回のことでお世話になったということで勝手にリンクを張っているんで(笑)、私の「なぜかリンク」のページから行けますから...。

 他にも注文した、やはり聴きたいと思っていたアルバムなどについては、また日を改めて...。
(1999年12月15日 書き下ろし)
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