音楽の話 Part 9

目次
その81 エンヤ
その82 都会の言葉はやめて
その83 えらいっ、ユーミン!
その84 ま、何とか...、ならないか...。(笑)
その85 やはり、何とも...、ならなかった...。(爆)
その86 関西セッション
その87 フルーキスト
その88 ...。(爆)
その89 槙原敬之
その90 ユーミン...、頼むよぉ...。

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その81 エンヤ

 以前「ながら勉強はいけない。」とよく言われたものだった。ま、「〜しながら」と言っても「〜」の部分には「祈りながら」とか「逆立ちしながら」とかいうのはないだろうし、普通はラジオや音楽などを「聴きながら」といったような範疇のものしか来ないとは思う。

 さて、私の場合、昔は、それこそ「音楽を聴きながら勉強」というのが多かった。そして今では「音楽を聴きながら仕事」って感じだ。(爆) それは自宅でも、職場でも、と言える。

 とは言え、授業をしながら、その間中ず〜っと音楽を流している、ということは、滅多に(笑)しない。ま、「滅多にしない」というからには「することもある」ってことだが。(爆) それは、私の自室で行われる「卒業研究」という一種のゼミ形式の授業で、である。

 もちろん、大音量で音楽を流しているのではない。(笑) かなり控えめな音量で、そして比較的静かな曲を、ってことが多い。ま、時には学生が持参した Back Street Boys を流したり、ってこともあるが、基本的には私が所有しているCDを適宜選んでいる。

 個人的にはケチャなどを流したいところではあるが、若い学生達には受け入れられそうにない選択だろう。ゼミが儀式めいたものになってしまいそうだし。

 そこで、ケルト系の音楽などが選ばれることになる。(「そこで」と言うほどの必然性はないが。(笑)) となれば、エンヤの出番だ。(これも強引ですが。)

 彼女の音楽は、数年前、同僚のイギリス人女性から教えてもらって知った。彼女の言うところの「New Age Music」だそうで、その類のCDを十枚ほど借り、MDに録音して以来、結構、私のお気に入りになっている。その中でもエンヤは特に気に入って愛聴(笑)している。Carribean Blue なんて、何度聴いても厭きの来ない実に素晴らしい楽曲だと思う。
 ま、ワンパターンと言われるかもしれないけれど、エンヤの音楽は聴いてすぐに「ん...? これエンヤ?」と分かるほどの世界を持っている(と思う)。歌が前面に出て来ない楽曲も多いし、また雰囲気では ADIEMUS も似たようなものかもしれないが、私は好きだなぁ...。

 ちなみに、エンヤやアディエマスの音楽がBGMであるということを言いたいのではない。きっとそう書いたように思われるだろうが。(笑) ただ私がBGMとして聴くことが多いというだけで、もちろん、単体でじっくり聴いても充分に楽しめる音楽だ(と思う)。BGMにして良し、単体で聴いても良し、何でもござれである。(何だ、この書き方は...?)

 あ、今の表現で思い出したことが一つ、全然関係ないけど。

 今を遡ることおよそ15年。私がFさんと結婚したばかりの頃のことだ。
 その日は妻の実家に遊びに行っていて、Fさんの父親、ま、私から見れば義父と酒を酌み交わしていたときに、彼は突然、真面目な面持ちで私に言った。
 「Fはあんたにやったけん、もう、後は煮て食うなり焼いて食うなり、好きにしてよかぞ。」
 (直訳:「Fはあなたに進呈したのだから、これから先、煮て食べても焼いて食べても、もうどうにでも好きにして一向に構わないよ。」)

 その時、私の頭にとっさに浮かんだのは「私はFさんと結婚しただけであってFさんを貰ったつもりはありません。」というようなことではなく「いやぁ、Fさんは煮ても焼いても食えない女ですよ。」という言葉だった...。もちろん口にしてはいないが...。
  
 はい、ただそれだけ。(笑)
(2001年01月04日 書き下ろし)
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その82 都会の言葉はやめて

 前に「稲垣潤一の歌はひどい。発音が不明瞭で違う音に聞こえて、思わぬ勘違いをしてしまう。」という話を書いた。これは、ま、それと同じような話だ。

 今、彼の名前を出したんで、まずは稲垣潤一の「悲しきダイヤモンドリング」という曲のことから始めよう。(何のために...?)
 この曲は、う〜ん、かれこれ15年ほど前のアルバムに入っているはずだ。と言っても、その頃はレコードを買うことなどなく、レンタルで、あるいは友人から借りてカセットテープに録音してばかりだったということは、以前にも書いた通りである。(よって、題名だけは控えるものの、歌詞などは分からない。)
 で、その曲の中に次のようなフレーズがある。(言い切っていますが。)

 ♪ボンネットショット 僕にくちづけた♪

 ふむ...。「ボンネットショット」か...。私はカメラのことに疎いんで分からないけれど、一種の撮影方法、あるいはその方法によって撮られた写真のことを指すようだ...。でも、ボンネットショット、と言うからには、やはり車のボンネットと関係があるのだろうか...? 被写体がボンネットに腰掛けているようなショットのことなのだろうか...? (その後の「僕にくちづけた」というのとは結びつきにくい気もするし、全体的な歌詞の流れから外れている気もするが...。)
 ってことで、この曲を聴くたびに「車のボンネットに座った若い男女がキスしている写真の図」というのを思い浮かべていたのだが、5年ほど前にそのアルバムのCDを入手した時に、その謎(?)は解けた。
 「ボンネットショット」ではなく、「ゴメンネとそっと」だったのだ...。

 小林明子、という歌手がいる。「恋に落ちて」だったっけ、有名な曲は。そう、カレン・カーペンターを彷彿とさせる、歌の上手な歌手だ。(変な表現だが、最近はこう書かないといけないほど、歌の下手な歌手が多い。)
 で、彼女の曲で、やはり不思議な、というか、訳の分からないのがある。ファーストアルバム、それからベストアルバムにも収録されているのだが、曲名は知らない。(笑) 今日も職場でベストアルバムを繰り返し聴いていたのだけれど、タイトルも歌詞も確認していない。
 何と歌っているのか分からないけれど、私には次のように聞こえる:

 子猫のミイラがしきりに髪を撫で付けてます

おい...。「子猫のミイラ」って...?(爆) でも、しきりに髪を(毛を?)撫で付けるのであるから、その子猫は生きているようでもある...。ゾンビのネコか...?(笑)
 で、これについては解答は、不明だ。真実を知りたいような、知りたくないような気もする。(笑)(いつか調べるかもしれない。CDジャケットの冊子を見れば済むことだが。(笑))

 で、タイトルの「都会の言葉はやめて」だ。
 これは、元オフコース、鈴木康博氏の曲の一節だ。(また言い切っている。)

 でも、その前に、鈴木氏の違う曲について、ちょっと書いておく。

 「愛をよろしく」という曲がある。鈴木氏がソロになって2枚目のアルバム「Sincerely」のトップを飾る、ギターのカッティングが印象的な軽快な曲である。
 その中で、やはり私には(何度聴いても、今聴いても)次のように聞こえる所が...。

 ♪風のように〜 時は柱♪

...。「時は柱」って...? 「柱時計」ならともかく。(笑)
 ま、これは、どう考えても「時は走る」ということなのだろうけれども、ちょうどそのバックに「ア〜」とコーラスが入っていて、それと混じってしまって聞こえるのだ、私の耳には...。
 「違う、『柱』じゃない、『走る』なんだ!」と自分に言い聞かせてもダメだ。(笑) そう考えると、今度は「時は走らぁ」と聞こえてくるのだ...。(笑) そう、あたかも「ちょっくら、やってみらぁ。」という、ぞんざいな言い方のように...。

 で、タイトルの話。これは、同アルバムの「瑠璃色の夜明け」という曲の一節である。(おい...。)
 いかにも「1980年代初期の打ち込みで〜す!」(笑)というようなシンセサイザーの前奏、ドラムスのリズム、そして渋い(大人の世界、って感じの)歌詞。「都会が見える ラウンジの窓」や「グラスに映る高層ビルを 飲み干すように ドライマティーニ」...。おお〜っ!! 雰囲気ばっちりの歌だ!
 ところが、いきなり:

 ♪都会の言葉は やめて♪

だ...。(爆) 都会に行ってしまった女性を追いかけて、やっと彼女に会えた悲しい男の歌なのか、これは...?
 察するに、昔の「木綿のハンカチーフ」(笑)の男女を入れ替えたような設定を考えれば良いのだろう。(多分、この比喩が分かる人の方が、私の読者には多い、はず...。(笑))
 でも、これまた、何だか、変だ...。(「何だか」どころじゃないが。(笑)) いや、ちょっと待て。「東海の言葉はやめて」にも聞こえるぞ...。その女性は東海地方に行ってしまったのか...?(爆) しかし、これも、かなり突拍子もないフレーズだ...。御当地ソングじゃあるまいし...。

 え? 真相は結局、何かって...? それは、秘密。(爆) (この曲のことを知らないで、どうしても真相を知りたいという人は、どうぞ自分でCDを手に入れて下さい。ま、そんじょそこらの店を廻っても見つからないとは思うけれど。)
(2001年01月13日 書き下ろし)
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その83 えらいっ、ユーミン!

 広島に来てすでに15年ほどになる。しかし、私は広島ではテレビのチャンネルがいくつあるかはっきり知らないし、また我が家のテレビのリモコンで何チャンネルがどの局に設定されているのかも、知らない...。(設定したのは私だけど。(笑))

 別に物忘れがひどくて覚えていないんじゃない。自分の意志でテレビ番組を観ることがさほどに少ないということの当然の帰結である。

 しかし、全然観ないわけじゃない。リビングルームにはテレビがあるし(笑)、妻や子供たちは毎日、何かしらの番組を楽しみにしているようだし。そして、この冬は、実に10年ぶりくらいにこたつを出したりしたもんで、そして家族で「おこた」(笑)に座って夕食をとったりもしている。
 で、私も妻も帰りが遅いことが多く、夕食は早くて8時、遅いときには9時半過ぎ、ってこともある...。

 あれ...? 何だか話が全然進まない...。

 と、わざとらしいことを言うのはやめて。(笑) で、朝も娘や息子が学校に行く準備をしながらテレビをつけているようだ。どのチャンネルなのかは知らないが「目覚ましテレビ」(?)という番組だと思う。その中に「占い」のコーナーがあって、その日の「一番ラッキーな星座」とかをランクづけて発表しているようで、それを楽しみにしているらしい。ま、そんなことはどうでもいい。
 とにかく、その番組にユーミンのコーナーがある。「松任谷由実選集」だったっけ、とにかく(笑)川柳というか俳句というか、ま、良く分からないけれど週ごとに何らかのテーマを定めてそれに一般視聴者(?)が投稿(?)し、その中からユーミンが優秀作を選ぶ、っていうような内容だ(と思う)。
 で、週末(金曜? 土曜?)になるとユーミン本人が画面に出て来て(笑)オンエアされた中から特に秀逸と彼女が判断したものを改めて紹介しコメントを加える、という具合なのだ。(とにかく、真剣に観たこともないんで違っているかもしれない。)

 彼女が出て来るときには画面がソフトフォーカスになる、ってのも、ま、良く分かるような気もするが(爆)、先々週あたりだったか、「新しい」というのを題目とした俳句もどきが紹介されていた。

 で、どういうものだったか分からないけれども、内容として「注文して届いたばかりのCDを正座してその封を切る」といった内容のものが取り上げられた。

 そしてそれを紹介した後にユーミンは言った。

 「いやぁ、これはミュージシャンとしてとても嬉しいですね〜。」

 おお〜っ!! ユーミンは自らを「アーティスト」と称しなかったのだ...。えらいっ!! えらいぞ、ユーミン!!(爆) さすが、だ。(笑)

 ま、私が誉めてもちっとも彼女は嬉しくないだろうが(笑)、新人でも「アーティスト」を自称して憚らない厚顔な輩がうようよしている昨今、彼女のような、本物の「アーティスト」と呼べる人物が自らを「ミュージシャン」と言うのは、うん、何だかとってもすがすがしく胸のすく気分だ。(彼女の歌については置いといて(爆)、その作曲、作詞にかけてはユーミンは、うん、ほんと、すごい、と思っているのだ、私は。)

 あ〜、でも、もう完全に「アーティスト」は定着したんだよなぁ...。その言葉を聞く度に「けっ!! 笑わせるな!」(爆)といくら私が思っても...。
(2001年01月28日 書き下ろし)
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その84 ま、何とか...、ならないか...。(笑)

 ってことで、いきなりだが今回の話は泣き言だ。(爆) 心して読んで欲しい。(意味不明)

 ま、いずれ稿を改めて書くことにはなるだろうけれども、「第4回関西セッション」関係の話を、その開催以前に先取りだ!!(意味不明)

 これまでの3回の関西セッションに全て参加し、その度に自分のギター演奏については苦い思い出を作ってきた。(爆) 自分なりに分析してみると(笑)それぞれに要因、というか、原因は異なる。

 第1回のセッションでは、ギター演奏における十数年にわたるブランクってのが大きかった。以前、これはどこかにも書いたのだが、バンド活動をやめたのが1984年頃のことだ。以来、ギターは持っていてもまず弾くことがなく、弾いても数分間だけ(笑)というような生活を十数年続けていた。(「続けていた」というより、そういう生活が「続いていた」のだが。) 数年前に、一度昔のバンドで集まってやってみようか、という酔狂な計画を実施したときには、うん、確かにしばらく練習もしたが、まるでうまく行かず、嫌気が差したということはあったが。(笑)
 ま、そういうことで、ブランクが響いて、開催1カ月ほど前から練習したものの、結果は×。(笑)

 続いての第2回セッションでは、前回の屈辱を晴らすべく、相当に気合いを入れた。で、気負いすぎて結果はSGP。つまり「Silent Guitar Player」、ま、音を出さないギタリスト、ってことだ...。
 名誉挽回、汚名返上、をあまりにも意識したがために「汚名挽回」「名誉返上」ってことになったのだ。(笑)

 そして、第3回のセッション。この時は、あまり気負わず、そして、地道に練習を、ってことで臨んだのだが、担当曲数があまりにも多過ぎて、自分で自分の首を絞める、という結果に繋がった。(笑) ま、これも「あぶはち取らず」ってことで既に駄文のどこかに書いたことだ。

 で、第4回関西セッション。(笑)

 今までの轍を踏むことのないようにということで、新たなる挑戦は、できるだけ避ける方向(爆)でエントリーした。(歌の方は、ま、(そもそも下手っぴ〜なので(笑))どうにか歌詞を間違えないで歌えばいいか(爆)という程度の意気込みしかない。(もちろん、真剣に一所懸命歌うつもりですが。))
 って訳で、14曲のエントリー。そのうち、(私にとっての)新曲は僅か3曲。(笑) それ以外は、20年ほど前に(笑)バンドでやったことがある曲がほとんどということで、これなら無事に乗り切れそうだ!!

 と思っていたのに...。(爆)

 練習の計画が、ことごとくずれ込んだ...。
 詳細を話しても仕方のないことだが、一番痛かったのは3月の末頃に提出すれば良い、ということになっていた仕事の算段が大幅に前にずれ込み(?)、素案の提出が今週末(!)、ということになったことだ...。(しかも、そう決まったのが10日ほど前のこと...。(爆涙)(?) ま、この春もカナダでの語学研修の引率ということで今月25日からしばらく(今回は僅か15日ですが)日本を離れるということも、一因ではあるが...。)
 で、この3連休(だったらしい)は、完全にギター三昧(?)にするつもりでいたのだが、結局3日間とも出勤。(ま、朝から晩までじゃないけれども...。) あ〜...。(ToT) 練習が...。

 う〜、情けない...。(いや、色んな意味で。) 前倒しになった時点で色々と画策(?)したものの、丁度、学期末試験と重なったために、思うように担当者同士の話し合いもできず、ってこともある...。

 ってことで、セッション前日の金曜日夕方から神戸入り、ということにしていたのだが、それもかなり難しい...。で、ホテルにも電話をして宿泊をキャンセルした...。よって17日は早朝に広島を発ち、できるだけ早い時間に会場入りできるようにするけれども、それはそれでまたツライ...。(ToT)

 ま、こんなこと愚痴っても仕方ないけれど、愚痴りたかった。言い訳したかった。(爆) って、やる前から敗北宣言を出したみたいだ。(笑) でも、頑張るぞぉ〜っ!!(えらい、HASENOBU!(爆)) さぁ、どう転ぶか、自分でも楽しみだ...。(爆) う〜ん、往生際がなかなか悪いと自分でも思うが...。

 ってことで〜。
(2001年02月12日 書き下ろし)
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その85 やはり、何とも...、ならなかった...。(爆)

 ...。
(↑最近、このパターンが多い...。)

 セッションを終え、広島に戻り、職場に直行。(笑) で、やり残した仕事の続きをやり、さらに家に持ち帰って本日午前3時前に、一応、完了!!
 ってことでくまきの部屋の更新、再開だぁ〜!!(って、別に嬉しくも何ともないのだけど。(爆))
 
 と言うか、むしろ、悲しい。いや、セッションの話だ...。(笑)

 やはり案の定、って感じの活躍振りとなった...。
 ま、予定が大幅に変わってしまったことは上で愚痴ったとおり。(笑) でも、せめて前日だけはせめて午後7時くらいには帰りたいと思っていたのに、それさえも思い通りにはならず、午後10時半頃の帰宅。(「そんなん、ちっとも遅くないじゃん。」って言う人が圧倒的だろうけれど、私が仕事でこのような時間になることは、年にあるかないか、というくらいなのだ。ちなみに飲みに出かけたときでさえ、午後9時くらいには帰宅するのが大半である。)
 で、帰ってしばらくぼぉ〜っとして、夕食を済ませるともう午前零時近く...。神戸に出かける準備は、全くしていない...。(爆)
 着替えはおろか、持ってゆく機材も揃えていない...。あ、ギターの弦も交換してないや...。(爆)

 今回持ってゆくギターは2本だけだ。ま、もちろん必要であれば何本でも持ってゆく(笑)けれど、今回のエントリー状況からするとARとエレガットだけで充分。ところが、このARの方は、買ったときに張られていたのが、どうやらエキストラライトのゲージのようで、今一つサスティーンも弱いし、コシの強さもない。(ギターの弦は麺ではないが、やはりコシがあるほうがいい。(笑)) 
 で、ゲージを換えるとしたら(普段使うのは普通のライトゲージ)当然、オクターブ調整も必要だ。で、チューナーとにらめっこしながら作業となる...。午前1時過ぎには終了。引き続き、マルチエフェクタの音色の設定。これまた試行錯誤しながら「瑠璃色の夜明け」のリードのディレイのかかったサウンドもバッチリ!! そしてフレーズの練習。よしよし。これもバッチリだ。(ほんとだってば。(爆))

 そうこうしているうちに午前2時近く。寝なきゃ! 明日(?)の朝は6時には自宅を出るつもりでいたんだ。ってことでギターをハードケースに収納。

 で、焼酎をあおってベッドへ。そして5時には起床。何だかすっきりしない目覚めだが、仕方がない。で、15分ほどぼぉ〜としながら目覚めのコーヒーとタバコ。(笑) そして着替えを準備し、その他、機材やギターを車に積み込む。自宅を出たのは午前6時半になってしまっていた。途中で、同じく広島に住むS氏宅へ迎えに行く。で、午前8時頃にS氏宅を発ち、一路、神戸へ。
 午前11時頃までには到着、という算段でいたが、現地に着いてから一方通行などでまごついてしまい(笑)しばらくうろうろする。(爆) 会場に到着したときにはすでにPAのセッティングもほぼ終わりに近づいてしまっていた...。

 スタジオ内は、もう既に熱気でムンムン。(笑) 汗っかきの私にはとても息苦しい。(いや、息苦しかったのは寝不足からかもしれないが。(笑)) そうして12時40分頃に開会宣言。ま、年齢からすると決して私が最年長者って訳じゃないのだが(笑)、なぜか「さ、HASENOBUさん。」と促される。ま、事前にK氏より指名は受けていたけれど。で、予定通り「じゃ、始めましょうかぁ。」と宣言。(爆) (私はあまり形式張ったことはしたくない。もちろん仕切るつもりもない。(笑)) 「ま、楽しみましょう。」で充分だ。(というか、それが全てだし。)

 で、1曲目は「NEXTのテーマ 〜僕らがいた」だ...。これは、ある意味、私にとっては前回のリベンジという曲でもある。で、昔のバンド仲間の甲斐君(笑)の所有するバッタモンのオベーションを借りての弾き語りだ。この曲のことを知っている人なら賛同してくれるかと思うが、結構、この曲は精力を使う。「結構」どころではない。(笑) かなりの体力を消耗する歌だ。特に私のように声の細い人間にとっては...。
 とにかく何とか歌い終える...。もうへとへと状態だ...。と、「じゃ、本番行きましょか。」 ...!(爆)

 どうやら最初のはMIDI出力との同期、並びにPAなどの音のバランス調整だったらしい...。(ToT) いきなりへなへな、って感じだ...。半分まで減った体力をほぼ完全燃焼して2度目。(笑)
 で、続いて「汐風の中で」。この曲での私の担当はヴォーカルのみだから気が楽だ。(いや、歌うのが簡単だ、とかいうんじゃなくって、だ。ギターを演奏しながら、ってのはエフェクタの切り替えや音量などで神経を使って歌に集中できないことが多い、ということだ。)
 この曲は、歌うのは初めてのような気がするが、とっても好きな歌である。丁寧に歌おうと心がけたけれども結果はへろへろ状態。ま、そんなもんさ、私の歌は。(爆)

 そして、ついに来ました。続いては「瑠璃色の夜明け」。この曲、鈴木康博氏のソロの曲の中でも私の好きな歌ベスト3に入るというほど大好きな曲だ。(ま、この曲のことについては(全く別の理由でこれまでにもここで何度か書いたことがあるが。)
 で、おもむろに新しい愛器、AR300を取りだす。新品の弦はジャラ〜ン(笑)と鳴らしただけでも心地よい。
シンセサイザーの、無機的な、それでいて重厚で心地よいイントロをみちよさんが奏でる。ドラムスの山口さんが小気味よくリズムを刻む。さぁ、イントロにギターが加わる。何度も練習したフレーズだ。が、その瞬間、会場内に不協和音が思いっきり響き渡る。(爆)
 れれ...? 何だ、何だ...? サポートをお願いしたS氏のギター用ピッチシフターの設定が合っていないのか...?(爆) いや、違う。ちゃんとキーの設定は合っているようだ。私のギターの方もフレーズを奏でれば問題がない...。え...? 一体、何が起こっているのだ...?
 いや、いきなりこんなところで演奏を滞らせてはいけない。まだ3曲目だ。あと30曲控えているのだ。

 「いいっす。行きましょう。」 まさかの時に備えて(?)さらにサブギターを甲斐君に弾いてもらうように頼んでおいて良かった...。さっきは私がフレットをずらして弾いちゃったんだ、きっと。
 で、曲が始まる。れれ...。ボリュームペダルで音量を絞っていたんだけれど、音がずれている。1フレット間違えて覚えてしまったのか...? スタジオ内の熱気の中で私は冷や汗たらたらだ。あ、歌が始まる。頭の中は真っ白だ。というか、「え...? え...? どうして...?」と疑問符が渦巻きっぱなしだ。あ、歌い出しの音がずれた。(爆) うわぁ、うわぁ〜。(爆)

 1番と2番の間のリフも音がずれている。一体、何がどうなっているのだ〜っ!! それでも曲は2番へと。気が動転しっぱなしの私はまたもや歌でもヘマしてしまう。(笑) あ〜、もう間奏のソロだ!(爆)
 ええ〜い、ままよ!(爆)とばかりにソロへ突入。
 でぇ〜っ!! 全然音が合わない〜っ。(ToT) この瞬間、私はSGPへと変貌を遂げる。(爆)

 うそだぁ〜っ!! 何なんだぁ〜、これは〜!!(爆) エンディングに入っても私は依然として大パニックから脱出できないでいる。思考能力はマイナス圏へと突入。(意味不明)

 みんなの失笑の中で曲が終わる...。うわぁ〜...。
 だけれど、心やさしいセッション仲間は気づかって私を責めたりしない...。でも「あ〜、またかよ...。」と呆れられているのは間違いない。それほどのことをしでかしてしまったのだ、私は...。(ToT)
 穴があったら入りたいとはこのことだ。ついでに誰かに埋めてもらいたいほどだ...。もっと言うなら「しばらく旅に出ます。探さないで下さい。」と書き置きを残してスタジオを後にしたい気分だ...。(意味不明)

 そして、曲が終わったあと、茫然自失となった私はエフェクタをチューナーモードに切り替え、ギターのチューニングをチェックして、さらに愕然とする...。「あ...。チューニングしてなかった...。」(爆)

 ギターを始めたのは、もう四半世紀以上前のことである...。もちろん、その年月と腕とが比例しているわけではないが、それでもこんな初歩の初歩の初歩、というような過ちを犯してしまうとは...。セッション、恐るべし...。(違うだろ、おい。(笑))

 ということで、最初の曲でつまづき、2曲目で足腰がいかれ(笑)、3曲目にして憔悴しきった私の、その後についてはもう、何も語りたくない...。ず〜っと(文字通り)いたたまれない気分であり、そして堕ちるところまで堕ちたということからの開き直り(爆)状態である...。
 
 すんまへん...。>セッション参加者のみなさん。(ToT) 
 次回こそはきっと...。
(2001年02月19日 書き下ろし)
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その86 関西セッション

 ふむ...。ま「関西」に限定しなくってもいいのかもしれないが、自分が関わっている、という意味合いで、と理解して欲しい。

 さて...。

 前回のセッション、つまり2001年2月17日に開催された「第4回関西セッション」から、早、1カ月が過ぎた。その後、それぞれの参加者が御自分のホームページ、あるいはどこかの掲示板、さらには私信にて、その感想を記された文面を見て少し思ったことがある。

 と言いつつ、話は2月3日に遡る。(笑)
 
 その日、私は同じ広島県にお住まいの参加者であるSさんの御自宅に、泊まりがけで練習に行った。仕事の都合で夕方になってからお邪魔し、しばらく音合わせ・練習をした後、氏のお母様手作りの夕食の御馳走にあずかった。その時、Sさんのお母さんは「いいですねぇ〜、こういう風に音楽が好きな人が集まって演奏をなさるのは...。」とおっしゃった。
 「ええ、そうですね。とても素晴らしいことだと思います。」と私。
 「どういう方達が参加なさるのですか?」とSさんのお母さん。
 「実に色々な方です。何と言ってもインターネットで知りあった方がほとんどですから、職業も様々ですし、年齢も幅広いです。まだ二十歳くらいの人もいれば、私のように40代の者も。(笑)」

 そのようなやり取りをしながら、私は思った。

 ふむ...。確かに若い人もいるけれど、年齢構成の棒グラフを作ったらきっと35歳前後をピークにした正規曲線に近くなるかなぁ...。30代半ば、と言えば、仕事について十数年、それなりの時間を作れる年齢かなぁ...。そして家庭人(?)であれば、子育てから少しだけ開放されている、ってことかもしれない...。(ま、私が勝手に考えただけです、はい。決して全てそうだと言いたいのではありません。)
 
 我が身を振り返って見れば、確かにその側面はある。
 昔、20年ほど前は学生だったし、自分でバンドを組んで、好きにしていた。(笑) だけど、就職し、そして結婚し、子供が出来て、ふと気づくとギターの弦も、そしてギターの腕もさびついていた...。(前にも書いたけど)あんなに熱中していたギターから、10年以上、離れてしまっていたのだ...。

 それが数年前、(インターネットのおかげもあって)昔のバンド仲間と「また、ちょっとやってみよっか?」という話が持ち上がり、再びギターを弾き始めたのだった。そういう話が持ち上がったのは、やはりノスタルジックな想いと共に(笑)年齢的な要因もあったからだと思う。

 さて...。話は最初に戻る。「セッション参加者の感想」の話題だ。
 それらの文面を読んでいて、何度か「年に2回のこの関西セッションはすっかり年中行事になっています。」あるいは、「このセッションを楽しみに半年仕事をしているような気がする」というようなフレーズに出会った。

 ふむ...。ま、もちろん、全員が同じ気持ちではないかもしれないが、そう言われると私もそんな気がする...。妻には「年に2回だけのイベントだから...。」と言って、これまで参加しているし...。

 幸い、これまでは仕事の融通がきいて参加できたのだが、確かにこのセッションを楽しみに毎日を過ごしている側面はある...。たとえいくら仕事が忙しくっても、だ。

 いや、別に「仕事」と、このようなこと(「セッションに参加する」あるいは、「参加しようと思うこと」)とを同列に論じたいわけでもないし、どちらが重要だとかを比較したいわけでもない。ただ、「真剣に遊ぶこと」っていいなぁ、ってことだ。こういう楽しみを持つことっていいなぁ、ってことだ。
 しかも、それは、単独で楽しむ、ってものではなく、誰か他の人と一緒にやる、ということで、(結果はともかく(爆))その責任感と達成感(?)というのも、格別のものがある...。

 う〜ん...。あまり音楽絡みのことで理屈をこねたり理由を並べたりしたくはないけれど、時差ボケの頭でぼぉ〜っとしつつ夜明けを迎えながら、何故か、そんなことを思いました、はい。(笑)
(2001年03月13日 書き下ろし)
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その87 フルーキスト

 フルーキスト...? そんな言葉は見たことも聞いたこともない、とおっしゃるあなた。(笑) 大丈夫、あなたは正常だ。(笑) この言葉はたった今私が勝手に作ったのだ。私自身、これを書き始める15秒ほど前には知らなかった単語である。(爆)

 さて...、と言うものの、「む...? もしかして『バラライキスト』の仲間か...?」と思ったあなた。あなたは偉い。(笑) しかし、落ち着いて考えればその元となるはずの単語が「フルーク」だとは夢にも思わなかっただろう?(笑)
 
 ま、こんなことはどうでもいい。とにかく「フルーキスト」にならなかったHASENOBUの話だ。(笑)

 私がヤフーオークションに凝っていることは賢明なる読者諸氏は御存知のことだろう。昨年は勢い余って6本のギターをオークションで買ったということも。(爆) で、今年に入ってからは自粛し、先月1本買っただけなのだが、それでもどんなブツが出品されているのか気になってちょくちょくと覗いている私である...。

 そんな私が最近良く見ているのはアコースティックギターのコーナーである。(理由は、もう、書かないが。)
 で、今日、思わず見てしまったのがこの「フルーク」である...。
 この期に及んで隠しても始まらないんで(笑)もう少し正確に書くと「ウクレレ FLUKE(フルーク)」というのが正式名称である。で、出品者(どうやらどこかの楽器商らしい...)の商品説明、ここに勝手に引用したい(爆):
「 とてもかわいらしいカラフルなウクレレ、新品です。本体以外にも専用バッグをつけます。メーカの希望価格(本体:¥2万8千円、専用ケース:¥5千円)のものを何と専用バグ付けで1万5千円からスタートします。」

 ほぉ...。「メーカ」希望価格の合計3万3千円をその半額以下から、ってのは豪気だ...。しかし「専用バッグ」が付いているんだ、と感心しつつもよく読むと「専用バグ」にすり替えられている...。おいおい...、最初からバグありかよ...?(爆)

 で、さらに説明は続く:
「色はマンゴー、パイン、キューウイ、プラムの四色の中に好きのをご指定できます。」

ふむ...。何だかトロピカル系の派手な色らしいが「キューウイ」ってのは...? しかも「四色の中に好きのをご指定」というのも少し落ち着いて吟味したい気がする...。

 で、説明は続き「よろしくお願いします。」の後に、さらに何故か再び商品の紹介が始まる:
「U.S.A. Flea Market Music より新しいタイプのキューウトなウクレレFLUKE(フルーク)誕生!」

う〜む...。可愛らしいということで「キュートな」とは言うが「キューウトな」とは...。

「ウクレレ人気は今やワールドワイド。すでに始められている方からこれからとお考えの方まで要チェックFLUKE。」

ふむふむ...。確かに私も、「ハーブ太田」のCDを聴いて、(牧伸二氏の業績のお陰でどちらかと言うと「ウクレレ=漫談」という固定観念を抱いていた)ウクレレという楽器の表現力を見直していたのだが、その人気が「ワールドワイド」だとは知らなかった...。
 ついでながら「要チェックFLUKE。」という強引な語の結びつけも気に入ったぞ...。

「Body Topにオーストラリア・フープ・パイン材、Neck、BridgeにはMaple材、Pegにグローバーを使用。従来のウクレレのマテリアルとは違ったユニークな素材で仕上げてあるのが特徴です。」

おおっ...! グローバーのペグを奢っているのか、フルーク!! これは侮れない...。

「しかし、それ以上にユニークなのが形状でしょう。モリの先を意味するネーミングからもわかるように、従来のウクレレのイメージは程遠いものです。しかし、それが逆にキュートさを醸し出す形に仕上っています。サウンドもコンサートタイプとして支障なく、高域から低域までバランスの良いウォームな音色です。 」

うう...。このウクレレは「コンサートタイプ」だったのか...。かのマーチン社も一時期ウクレレを生産していたことは知っているが、そのモデルですら伝統的なタイプのものだった...。でも、そうかぁ、「フルーク」というのは「モリの先」を意味する語だったのか...。(いや、知らなかった、これは...。) 道理でバラライカを小型にしたような形(!)だ...。

「また、カラーもお洒落なマンゴー、パイン、キューウイ、プラムの四色。引き易く倒れにくいBODY形状。弾くのが楽しくてやめられなくなるウクレレ。又、インテリアの一部としても活躍できそうです。いろいろな部分で楽器を超えた広がりを感じさせる。それがFLUKEです。」

ふむ...。もう「キューウイ」のことは目をつむろう...。でも「引き易く倒れにくいBODY形状」とは...。「では、足しにくいのですか?」と意味不明な突っ込みを入れたくなるぞ、フルーク。
 しかし、ウクレレという(常識からすると)非常に軽量で、簡単に抱えられるサイズの楽器に「倒れにくいBODY形状」は、本当に必要だったのか...? ま、グランドピアノのような楽器が倒れやすかったら困るが...。
 それに「弾くのが楽しくてやめられなくなるウクレレ。」ってのも、何だか、すごい...。一度手にしてしまうと「ウクレレ中毒」になってしまうのか、フルーク?
 最後のあたりの「いろいろな部分で楽器を超えた広がりを感じさせる」ってのも何だかなぁ...。(笑) ここでは「楽器としてだけでなく、(オシャレな(笑))インテリアとして活躍」ということが示唆されているのだが、それ以外にどんな「いろいろな部分」があるというのか...?

 と、ここまで書くと私がいかにもこの楽器をけなしているように思えるだろうが、実はそんなことはない。(爆) ほんとは、「う〜ん、どうしようか...。買いたいなぁ...。」と頭を悩ませているのである...。(我ながらモノズキだと思う...。)

 え? 画像を見てみたいって?(笑) う〜ん、どうしよ...。(←わざとらしい...。)
 ええ〜い、載せちゃえ!! 気になる人はここをクリック。(笑) そして気に入った方は是非、ヤフーオークションで「ウクレレ」を今すぐ検索して一つ注文して下さい〜!!(これで出品者にも喜んで貰える宣伝になったぞ...。(んな訳ないか...。(爆)))
(2001年04月24日 書き下ろし)
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その88 ...。(爆)


 ...。(爆)

 って、これじゃ何のことか分からないだろう?(笑)
 
 ま、詳しく話すつもりはないが。(爆) 実は、今、入手したばかりのCDの中の、とある曲を聴いているのだ...。かなり辛気臭い歌詞の、そして陳腐なメロディーの歌だ...。(笑) そして極め付けは、そのリードヴォーカル...。そう(笑)、HASENOBUが歌っているのだ...。(ToT) (←ま、何も泣かなくてもいいんだけど...。(笑))

 いやぁ、しかし...。これはなぁ...。う〜む...。何とコメントしたらいいものやら...。(笑)

 ま、あまり自分を責めても、って気もするが、「タ行」、「マ行」それから「ラ行」は、もう少し明瞭に発声できないのか、HASENOBUよ...?(笑)

 音程については、もう何も言わないでおこう...。一気に「カーン」(?)と狙った音程に行き着かないのは君の特徴であり、味なんだから、HASENOBUよ...。(爆) 

 で、話は変わるが、MIDIの方は、さすが、Sさん、実にいい雰囲気で仕上げてくれている...。最初の雨音の効果音もとても素敵だ...。オフコースの「雨の降る日に」を彷彿とさせる...。う〜ん、いい...。

 だけど、(これはSさんも言っていたが)最後の弦楽四重奏のところは、ちょっと、って感じだ...。(笑) ちょっと、というか、かなりコーラス(というか、トレモロ&フランジャー(?))が効きすぎ、って気もする...。欲を言えば本物の弦楽四重奏が欲しかったところだ(爆)が、エフェクトをかけない生音の方が良かったかな、って気もする...。
 ついでに、リードヴォーカルのエフェクトも、ちょっとたじろいでしまった...。(爆) ま、無修正だと問題あり、ってこともあるんだろうけれど、これだと「酒に酔った中年男が人のいない大浴場に入って、おまけにカラオケの装置を持ち込み、リバーブも目一杯上げてマイク片手に歌いだした」って感じだ...。(そういう意味ではまさに私にぴったり!(爆))

 ま、それはさておき、このCD全体の仕上がりは、なかなかすごいと思う...。そんじょそこらの「アーティスト」の乱造CDなんて隅っこに追いやられるほどの出来栄えだ。えらいっ、Sさん! 先の私の自作自演(?)の曲はともかく、実にバラエティに富んだ曲想の秀作が目白押しである。(いや、マジで。)

 え? 何のCDなのか分からないって? そんなあなたは「くまきの部屋で見た。一枚送れ。」とだけ書いて(笑)今すぐこちらにメール。そして返事の指示に従って送料込みの代金1,000円(分の図書券、切手など)を支払えば、この限定生産の特別CDが御手元に!!(笑) 急がないと間に合わないよっ!
(2001年05月01日 書き下ろし)
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その89 槙原敬之

 ってことで(?)、今、マービン・ゲイの歌を聴いているのだが、ふと槙原敬之のことを思い出した。(いや、別に彼の性癖がどうのこうの、という関連からではなく。(爆))

 思い起こすと彼の歌を好んで聴いたのはもう、かれこれ5,6年前の頃のことだ(と思う)。いや、もっと前かもしれない。
 ま、とにかく、当時(?)大ヒットしていた「どんなときも」が、ひそかに気に入っていたのだ。だからと言ってすぐにレコード屋さん(笑)でCDを探そうとしたりなどはしなかったが。

 で、音楽の話だから、これまた理屈づけたりしたくないんで(笑)、以下、一方的な感想、というか思いである。

 実は、私はかなり「年齢」を気にする性質である。いや、老けたとか、そういうことじゃなく、年上、年下というのをとても気にするタイプである、ということだが。
 これは私の生活(?)のあらゆる部分で気になる、というか、気にしてしまうことである。で、当然、それは音楽にも当てはまる。
 つまり、自分よりも年下の者の音楽を聴いたり、ましてや(笑)それに感動する、なんてことはないということになる。(笑)
 ま、実際、音楽に親しみ始めた頃ってのは幼いし、自分よりも年齢の少ない者の歌だとかを聴くってこともなかったし。(ま、たいていの場合、そうだろうが。)
 ゆえに、いわゆる「アイドル」なんてのには無関心となる。唯一、憧れた(日本の歌謡界で言うところの)アイドルは後にも先にも「ザ・リリーズ」だけであり、彼女達は私と同学年である。私の世代で言うと中森明菜や松田聖子あたりが一世を風靡していたが、全くと言っていいほど気にもならなかった。
 そうしてフォークミュージック、ニューミュージックへと関心が芽生え、ビートルズを聴き、オフコースにのめり込むようになり、就職してからはオフコース以外には取り立てて大好きなミュージシャンというのはいない時代が長く続いた。

 そうして、とうとう(笑)自分よりも年下の歌手・ミュージシャンに心を開くようになるきっかけ(笑)、その最初の人物となったのが槙原敬之なのである...。

 以降、スピッツやDreams Come Trueなどにも耳を貸すようになった頑固な私である...。(って言っても、これ以外の若造(笑)の歌には滅多に感動しないけれどね。)
(2001年05月20日 書き下ろし)
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その90 ユーミン...、頼むよぉ...。

 さて、前回、って、このシリーズの「その83」にて、ユーミンを持ち上げたのだが、今度はこき下ろしたい。(爆)

 とある理由(?)で、今朝、3時間ほど、彼女の初期の曲を聴き続けた。特に、彼女のデビューアルバム「ひこうき雲」の中の曲を中心に、だ。

 彼女のデビューということは、もう、30年近く前、ってことか...?

 私の記憶するところでは、最初に彼女のことを知ったのは私が中学2年生の時である。と言うのも、当時はオマセな(笑)感じのする女友達(って、ただの同級生。(笑) 確か「藤田直美」さんだったと思う。覚えてるかな、甲斐君は?(笑))が、「ユーミン、いいよぉ〜...。」と言っていたのが妙に記憶に残っているからだが。

 で、話は元に戻るが、その「ひこうき雲」の中のとある曲を聴いた時の印象だが、これが何とも...。

 いや、彼女のことだから、演奏、メロディー、歌詞など、ほんと、すごい〜、と思うし、超一流、って気もする。
 だけど、歌手としての彼女については、私は(以前にも何度も(笑)書いたかもしれないが)おおいに疑問符を並べたいのだ...。

 ユーミンの熱狂的なファンがいることは重々承知の上で書きたい...。「アクが強い」というのは、彼女の歌声を描写するのには、かなり控えめだと思う...。(笑) ええい、書いちゃえ! 「素っ頓狂」という言葉は彼女の歌声のためにあるのではないか...?(爆)

 あ〜、ここまで言い切ると自分でもすがすがしいなぁ...。(爆)

 以前、とある人が「ユーミンの歌は、やっぱりユーミンが歌ったものじゃないとね〜...。」といったようなことを書いていたのを見かけたことがあるが、私は全く反対の意見である。(ま、別に「意見」というほどのものじゃないけれど。)
 彼女が他の歌手に提供したもの、あるいは他の歌手が彼女の曲をカヴァーしたもの、というのはどれも秀逸である。ま、往々にして(オリジナルの)ユーミンの楽曲のアレンジの方が数段上であるが、Hi-Fi-Set や麗美あたりのちゃんとした(爆)歌手が歌うと、うん、ほんと、「素晴らしい〜!!」と手放しで称賛したくなる。

 もちろん、彼女の歌が全て気に入らない訳じゃない。(いや、言い訳でもなく。(笑)) 基本的に(?)彼女のヴォーカルは「アルト」っぽいものだと思う。だから、低音域での、囁くような(?)歌声は自然だし、味のあるものだと思う。
 だが、う〜ん、ちょっと高い声(って言ってもFかGあたり)から先は、う〜ん、何と言ったらいいのか、何だか無機質な、人工的な、表情のない、ま、はっきり言って耳障りな(爆)声になってしまうのだ...。

 これは、私が中学生の頃から抱いていた印象であるが、それは今でも同じである...。最新のアルバムを聴いてみてもおんなじである...。ま、スタイル(?)を確立していると言えばそうであるのだけれど、進歩がないとも言えると思う...。(爆)

 う〜ん、それでもミリオンセラーをコンスタントに出し続けるユーミン...。流石だと思う...、いや、マジで...。

 ってことで、以前「くさやの干物」に喩えましたが、まだ私はそれを食していません。誰か送って下さい。そしたらユーミンがもっと好きになれるかも...。(ま、内心、ならなくたっていいや、と思っているけれど。(爆))) 

 ってことで、同じく、どちらかと言うと、女性ヴォーカリストとしては低音域である水越恵子の、ほんとに心の底から素晴らしいと(私には)思える歌声を思うと、その、あまりの落差(爆)に、何だか割り切れないものを感じる次第である。(あ、つまり、水越恵子の場合には、あれだけの素晴らしい作品群を持っているにも関わらず、その評価がユーミンと較べると雲泥の差だということです、はい。)

 あ、それから、これまた蛇足ながら書いておきたいのだけれど、これはあくまで「音楽」という、極めて個人的な「趣味」の事柄ですので、私の見解(?)に同意してもらいたい訳じゃありませんので〜。「ユーミン、最高!! 毎日でも聴いていたい!!」という人がいても、ちっとも私は驚きません。(笑) (2001年6月23日 書き下ろし)
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