つまんない話 Part 10
目次
その91 山口(2000.9.25〜27)出張報告書 No. 1
その92 山口(2000.9.25〜27)出張報告書 No. 2
その93 山口(2000.9.28〜29)出張報告書 No. 1
その94 山口(2000.9.25〜27)出張報告書 No. 3
その95 熊本(2000.11.25〜12.02)出張報告書 No. 1
その96 熊本(2000.11.25〜12.02)出張報告書 No. 2
その98 熊本(2000.11.25〜12.02)出張報告書 No. 3
その98 胴落とし
その99 悲しみは雪のように
その100 何だかんだとどうでもいいこと、泣き言など

トップへ戻る

その91 山口(2000.9.25〜27)出張報告書 No. 1
 この出張報告書シリーズ、「雑文」、「毒にも薬にもならない話」そして「つまんない話」と、くまきの部屋のあちこちにばらまかれているが、取り立てて深い意味はない。「ただ、何となく」、「友人に紹介されて」、「つい、魔が差して」など、勝手に考えてもらって結構である。

 ま、いつものことだけれど、滅多に通らない道を走っていると(もちろん、車で、だ)色々と気づくことがある。それらについてこれまでにも機会ある毎に(笑)記してきたのだが...。

 いきなり不気味な話で申し訳ないが(って、ほんとはちっとも申し訳ないと思っていないんだけど)時折、道路に車にはねられた動物の死体が転がっていることがある。
 たとえば、広島市内でも、通勤の途中、猫の死体が道に転がっているのを見かけることがある。場合によっては「血痕」らしきものがその周辺にあったりもする...。かと思うと(?)、「元ネコ」というのか、ま、雑巾状態になってしまっているものもあったりする...。
 ま、雑巾になってしまったら(!)どうしようもないが、明らかに「ネコ」の状態を保ったままの死体というは、一体、どのような処分がなされるのだろうか...? 誰かが、どこか、管轄の公的機関に電話をして「ネコの死体があるんですよ〜。処理してください〜。」と依頼して、そして死体処理班(?)の人たちが片づけてくれるのだろうか...?
 朝、出勤時にはあったはずの死体が、夕方にはない、というのはちょっと不思議だ。(う〜ん、この文だけ取り出すと怪奇推理小説みたいだ。)

 さて...。山口の出張ではかなり辺鄙な所も廻るのだが、先だっての二泊三日の出張ではタヌキの死体を3回目撃した。海辺の方では見かけないが(笑)、山間部を走っていると、うん、時々見かけるのである。あまり巨大なものは見かけないが、ネコの倍くらいはあるんで、雑巾状態になるまで放置はされないような気もするのだが、どういう末路をたどるのだろう...?(って、すでに末路をたどった、とも言えるのだが。) かなり気になる...。

 そういえば、いつだったか、とある山間部の道路を夕暮れ間近に走っていた時のことだ。前方に何やら黒い物体があるのが見えてスピードをゆるめた。で、ゆっくりと近づくと、その黒い物体は、いきなり飛び散った。(爆)
 一瞬、「げ...?」と思ったが、その黒い物体は「カラス」だったのだ...。そして、その道路には、「元タヌキ」、と言っていいような物体があったのだった...。(ま、夕闇が迫っていたんで確信はないけれども。)
 今思い出しても「ひゃあ〜!」と言いたくなるような光景である。

 ふむ...。確かに、このような人里離れた道路、交通量がきわめて少ない道路であればタヌキだって人によって処理されることがなく、別のもの(例えば、カラス)によって処理されたりするのかもしれない。うむ...。それが自然、ってことなのか...?

 ちなみに、今日は、タヌキやネコではない珍しい死体を2度、目撃した(ような気がする)。いや、象だとかイグアナ、だとかいうような突拍子もないものではない。もちろん「ヒト」でもない。
 その一つは、多分、子キツネだ。もしかしたらイタチか、テンかもしれない。(って、テンがどのような場所に棲息しているのかは知らないが。) もちろん、車をわざわざ停めてつぶさに死体の検分を行った訳じゃないんではっきりとしていないのだけれども、黄金色の房のような尻尾(?)からすると、都市部のネコと並んで(?)田舎道の輪禍王者(爆)であるタヌキではなさそうだった。(もしも、道路脇に車を停めて、事故死した小動物の死体をまじまじと見つめている人がいたら、ちょっと怖い...。ま、その人の車に轢かれたのならともかく。)
 それともう一つ。これまた判然としていないのだけれど、多分、あれはニワトリだったと思う...。ま、基本的に鳥類は飛ぶんで、あんまり車にはねられたり、ってことはないと思うのだが、その物体は、「毛」と言うよりも「羽根」で覆われていた。どういう理由からか、道路を散歩していたときに車が来て、慌てて飛び立ったのはいいけれども、対向車線からやってきた車に追突した、ってところが事の真相ではなかろうか...?(意味なく勝手な想像をしてますが。)
 
 さて、死体の話が出たついでに、宿の話をしよう。(もちろん、関連は何もないが。)

 と言いつつも、既に十分な長さになったんで、また、今度。(笑)
(2000年10月01日 書き下ろし)
「目次」へ

トップへ戻る

その92 山口(2000.9.25〜27)出張報告書 No. 2
 私が山口の出張の折りに宿を決めるときの大きな要素は「寂れていること」と「温泉(もしくは大浴場)があること」だというのは賢明なる読者の諸君は気づいていることだろう。(何て書き方だ...。) 今回も、それを念頭に宿を探した。ま、「探した」って言っても、突然現れて「今夜、泊めてくださいな。」と旅館を訪ね歩いたりするのではない。愛用のガイドブック『車で行って遊んで泊まる 萩・津和野・山口』(昭文社刊 1994年1月 5版発行)に紹介されている宿の中からめぼしいものを見つけ、当日の夕方頃に電話をする、ということだが。

 なに、なに...。「湯田温泉荘」かぁ...。なかなかいいネーミングだ。この「荘」ってのが、いい。気になるお値段(爆)もお手頃だ。(ちなみに、一泊二食付きで一万円以内に抑えたいところだ。一泊朝食付きならば出せるリミットは8千円だ。(笑) 温泉はともかく、風景を楽しむ訳でもないし、ご馳走が目当てでもない。特別なことをするわけでもなく、ただ行って寝るだけ、なのだから。もう一つちなみに(笑)、先日泊まった「玉泉湖温泉」では、一泊朝食付きで税金・サービス料込みで4,900円弱であった...。)

 むむ...。残念なことに「湯田温泉荘」は断られてしまったぞ...。(爆) 週末でもないのに、そして決して流行っていそうでもないのに。(爆) 
 「申し訳ありませんが、今日は、ちょっと...。」ですか...。「『ちょっと...』何、なのですか?」と追求したいところだが、ま、いい。どうせすっぱい旅館だ。(意味不明)

 で、あっさり引き下がって(笑)別の所に電話をする。もう「湯田温泉荘」には未練はない。
 ふむふむ...。「山泉荘」かぁ...。これも悪くない名前だ。本の説明によると「公立学校共済組合の保養所で、結婚式場も付いている。」とのことだ。ま、結婚式場なんかはどうでもいいのだが(笑)、「湯の香ただよう温泉街の中心にあり、〜」ということで、旅情がくすぐられる。(笑) それに、たかが公立学校共済組合の保養所だ。豪華な訳もない。(笑)

 で、電話をした。すると、いきなり、
 「お電話ありがとうございます。*****山口です!」
 という早口の女性の声。は...? 今、何て言ったの?(笑)
 「あのぉ〜、すみません。私、『山泉荘』ってところに電話をかけたつもりなのですが...。」
 「はい。私共、昨年に改築いたしまして、名前も『山泉荘』から『セントコア山口』に変わりました。」

 ふむ...。「セントコア」とは、これまた予想もしない名前だが...。しかし、改築、ってのも気になる...。ガイドブックに載っている、うらぶれた建築物にはお目にかかれないかもしれない...。そんな不安(笑)が胸に渦巻く...。かといって「でも、チンケな建物はまだあるんでしょ?」と尋ねるのは失礼だ。

 だが、空きはあるとのことで、また、料金も一泊朝食付きで税込み7,000円であれば、ま、異存はない。予約を入れ、午後8時くらいまでにはチェックインを済ませますから、と言って電話を切った。

 で、道すがら野暮用と夕食を済ませ、ガイドブックに記された旧「山泉荘」のある辺りに行って私は驚いた...。大きな敷地に緑がちりばめられ、そしてライトアップされた10階建ての超高級ホテル並の堂々たる建物ではないか!! 話が違う!(意味不明)
 ま、予想していたよりも立派だからということで憤慨していても始まらないんで、そのままチェックイン。与えられた部屋は(広さはさほどないけれど)普通のビジネスホテルよりも遥かにきれいだ。(この前、神戸で泊まった素泊まり約12,000円のホテルよりも、だ。) 館内にはバロック音楽が静かに流れている。
 「地下一階にある露天風呂」というのも、なかなか良かった。夜遅くに入浴したんで、ほとんど貸し切り状態だったし...。デスクもちゃんとあってコンピュータでの作業もはかどったし、自動販売機のビールも定価である。(笑) さすが「公立学校共済組合の保養所」様である。(爆)

 ということで、ま、たまには、こういうまともな所に泊まるのも悪くないなぁ、と思った次第である。
(2000年10月03日 書き下ろし)
「目次」へ
トップへ戻る

その93 山口(2000.9.28〜29)出張報告書 No. 1
 ふむ...。この期に及んで3週間前の出張報告記?、って感じがしないでもないが(笑)、実はまだ幾つか書けるほどのネタはある。(意味不明)

 さて、本来ならば、「山口(2000.9.25〜27)出張報告書」の「No. 3」を書くべきなのだろうが、それはまた、いつか、ということで、その後に行った2000.9.28〜29分を書きたい。いや、別に深い理由はないのだが。

 さて...。今回の出張は、比較的、近場、であった。従って日帰りを2回続けてもいいんだけれど、「近いとはいえ、高速道路と一般道を通って1時間半はかかる。」「翌日、来るとすればまた1時間半かけて、しかも早朝から起き出して準備しなければならない」、「往復の有料道路通行料とガソリン代は学校持ちであるが、どうせ私は安宿にしか泊まらないんで、経費的には大差ない」ということを考えると、わざわざ帰るのも面倒である。一方、出張先で泊まれば「朝はのんびりできる。午前8時まで眠っていてもいい(笑)」、「宿に泊まれば大きなお風呂場でゆったりとくつろげる」、「夜もゆっくりと、本物の出張報告をノートパソコンに入力できる」、「宿泊場所によっては、そこはかとなくうらぶれた気持ちになれる」、「食器を洗わなくてすむ(爆)」というメリットがあるのだ!!

 ってことで、今回、またもや行きました! 「王城リゾート」!

 そう、下松市から車で15分もかからない「笠戸島」にある、かなり貧相な(笑)国民宿舎である。実際、ここに昨年の秋、初めて泊まった時のことについては「つまんない話 Part 7」の最初の方に2篇に分けて詳しく報告しているので、「王城リゾート」と言われてもピンと来ない読者の方は「樹海の樹海」で、そちらを読んでからにして欲しい。(笑)

 で、その時に「ハッピー茶」という健康茶が部屋に常備されていることについて書いたのだけれど、何と、今回行ってみると、ない、のだ...。あぁ、あの独特の芳純な香りのハッピー茶...。

 「『ハッピー茶』はどうしたんですっ?! 私が、今日、この宿を選んだのはあのお茶のためなんですよっ! えっ!! どうしてくれるんですっ!?」とフロントに怒鳴り込んでやろうかとも思ったが、大人気ないのでそれは、我慢した...。(ちなみに、今「おとなげない」と読んだと思うけれど、「だいにんきない」と読んで欲しい。(意味不明))

 しかし、そこは商魂たくましい(笑)「王城リゾート」のことだ。そう、やすやすと「売り物」を減らすわけはない...。(何て失礼な書き方だ...。)

 で、部屋に置かれたポットには以下のような文面が...:
「一段とおいしくなりました。健美茶「ヤーコン茶王」 ヤーコン茶を、ハト麦、ハブ茶、大麦とブレンドして独自の製法でまろやかな味とふくよかな風味で仕上ました。」
(表記はママ(笑) しかし、私もヒマだ...。こんなのを転記してくるなんて。(笑))

 そうかぁ...。今度は「ヤーコン茶王」とおいでなすったか...。(笑) 「王」と名乗るだけの自信があるのだろうけれども、そもそも私は、「ヤーコン茶」というお茶を知らないのだが...。(笑)
 だけれども、結構、いける味であった。持ち込んだ焼酎を「ヤーコン茶王」で割ると、なかなか「おつ」である。(笑)

 いや、でも、「ハッピー茶」が懐かしいなぁ...。(味は覚えていないが。(爆))

 さて...。それはそれとして(?)、午後8時頃にチェックインをすませ、しばらく部屋でくつろいだ後、私は大浴場に向かった。予想通り、先客はほとんどいない。1人だけいたけれども、私とはほぼ入れ違いという感じで、念願の貸し切り状態である...。
 いや、別に貸し切り状態だからと言って放歌したり(笑)、泳いだり潜水したりする訳じゃないのだが。(笑) ただ、「全身脱力状態」で湯船につかるだけだ。

 と、私の目に、異様なものが飛び込んだ。(いや、虫が入ったとかいうんじゃなくって。)

 身体を洗う所(つまり、お湯と水が出る蛇口とシャワーと鏡がある、個人ブース(?)のことだが)、そこに「墨汁」みたいなものが置いてある。(笑) 入浴時には(たいてい)眼鏡を外すんで、ぼんやりとしか見えなくって、何なのか分からないのだ。

 コーラが入った500mlのペットボトル...? 入浴後にコーラを飲む、というのは想像できる行為だが、お風呂から上がるまで待てない誰かが「お風呂でコーラ!」という無粋な真似をしたのだろうか...? いや、まさか、そんなことは...。(笑)

 何なんだろう...? 好奇心に駆られた私は近づいてその物体を手に取って眺めてみた。すると、それはコーラでも、黒ビールでも、そして、もちろん墨汁でもなかった。貼られたラベルを見ると「炭シャンプー」と書かれている...。(爆) おいおい、「炭シャンプー」って一体...?(笑)

 良く見ると、そのラベルには「4つの特徴! 炭粉末配合、吸着効果、遠赤外線効果、天然ミネラル補給」といった感じの文言が並んでいる...。ま、「炭シャンプー」と言う以上は「炭粉末配合」というのは想像できるが、「吸着効果」というのは何なのだ...? 「炭シャンプー」が頭皮にひっついて、髪の毛の生えていない部分も黒く見える、遠目には禿げていないように見える、ということなのか...?(爆)
 「遠赤外線効果」というのも意味不明だ...。頭を洗った後、いつまでも頭がポカポカしているのか...? それとも、頭の中の脳が、それによって、美味になるとでも...?(これこそ意味不明)
 ま、「天然ミネラル補給」ってのは、何となく理解できるが...。
 
 物は試し、ってことでその「炭シャンプー」とやらを使ってみた。と言うか、そこには他のシャンプーが置かれていなかったんで選択の余地がなかったからだが。(笑)

 ふむ...。泡はちゃんと白い。(笑) 最初、手に取ったときには「ぬるっ」とした感じがしたけれども、使用感は普通のシャンプーと変わらない。いや、むしろ、泡切れが良いとさえ思った。ふと、シャンプーが置かれていたケースを見ると、案の定(?)「売店にて好評発売中!」と書かれている。本当に好評なのかどうかは知らないが。

 で、「へぇ〜、なかなか珍しいなぁ〜。」と思いつつ、お風呂から上がり、脱衣場に行くと、そこには(さっきは気づかなかったのだが)その「炭シャンプー」についての説明書きがあった。眼鏡をかけて読んでみると、「吸着効果」については理解できた。何でも、炭の微粒子が、頭皮の老廃物を吸着してくれるそうな...。で、その結果、お肌は清潔に、そして髪はサラサラに、ということである。
 なるほど...。そう言われると、確かに頭がさっぱりして髪の毛がサラサラになったような気もするぞ...。(ま、普通、シャンプーした後はそう感じるのだが。)

 よぉ〜し、物珍しさも手伝って(笑)1本、試しに買ってみようか。(笑)

 娘:「何、お父さん、これは...? え...? 『炭シャンプー』...? 気持ち悪い〜!」 
 私:「気持ち悪いことなんか何にもないよ〜。使うと髪の毛がサラサラになるよぉ。
    それに炭の微粒子の吸着効果で地肌の老廃物も取れて、さっぱりするんだぞぉ。」
 娘:「はいはい...。お父さんはいつも『髪の毛なんかどうなったっていい!』って豪語してる
    けれど、やっぱり気になるんだね。うんうん。」(爆)

 何なんだ、この最後の「うんうん」という納得は?(笑) ま、今のやり取りは現実に行われたものではないんで、勝手にぼけて突っ込んでいるんだけど。

 ま、いずれにしても(?)こういう展開になるだろうということは明らかであり、とても「シャクな」気分になるのも明白である。ってことで、結局、買わなかった。(笑) (それに、売店で見かけたところ、400mlで1900円(!)という高値だったのだ! シャンプーなどにそんなにお金は使いたくないぞ、私は。(笑))

 ということで、また〜。(ん...? 誰に言っているのか...?)
(2000年10月20日 書き下ろし)
「目次」へ
トップへ戻る

その94 山口(2000.9.25〜27)出張報告書 No. 3
 ということで、約束のものだ。
 自分でも、こんなつまんないことだけは律義に覚えていて、そしてそれを果たす性格なのが、とても歯がゆい。(笑)

 で、この出張、って、ま、他の時もそうなのだけれども、普段行かない所へ行くと、どうしても物珍しさも手伝ってか、色んな妙なものに気づくことが多いように思う。
 道端の交通安全標語もそうだし、店の看板、なんてものも、普段見慣れていないものだけに、心に残ってしまうのだ。
 
 まず、思いだすのは「水の王様」という店である...。

 おいおい...。一体、「水の王様」って、なんじゃらほい?(笑) もちろん、何となく理解できるような気はするけれども、う〜ん、何もそこまで肩に力を入れなくたっていいんじゃないか、という気もする...。
 念のため付記しておくが(笑)、これは「健康食品」の店だったようだ。「店だった」と書いたのは、どう見ても潰れて放置されています、という感じだったからだが。ところどころガラスが割れているその店の中には、段ボール箱や透明なポリタンクみたいなものが幾つも転がっていた。また床には打ち捨てられた「水の王様」(恐らく、登録商標名)の宣伝のポスターが。
 うむ...。ま、察するに、王様だろうが家来だろうが、水、なのだ。それがどの程度の価格なのかは分からないけれど、高価であれば、私は買わない。(笑) ヘビースモーカーだから、味覚・嗅覚にはまるで自信がないし、コンビニエンスストアで売られているミネラルウォーターと、家庭の水道水との区別もつかないのだ。

 こんなことを書くといかにも私が水を軽視しているように思われてしまうかもしれない。そして中には偽ユダヤ人(笑)のイザヤ・ベンダサンの間の抜けた指摘「日本人は水と安全はタダだと思っている」を思い出した人もいるかもしれない。(笑)
 だが、それは、違う。
 決して私は水を軽視している訳ではないし、かつての日本では命をかけた「水争い」が頻繁にあったのだということも知っている。私が言っているのは「水の王様」なるものの価値は私には分からないだろうし、分かりたいとも思っていないということだ。

 れれ...? 何だか話がそれたみたいだ...。ま、いいか、別に特定のテーマに固執して書いている訳でもないし。

 さ、先に(?)進もう。

 で、「水の王様」の店があった場所のすぐ近くにカラオケ屋さんがあった。その屋号は「横綱」...。
 何だかなぁ...。「王様の次は横綱かぁ〜...。」と呆れたくなるのは私だけかもしれないが、そんなに力まなくってもいいじゃないか、という気もする。

 こちらの方はまだ潰れていない(笑)ようだったけれども、一体、このバイパス沿いのこの店にどんな客が来るのだろう...? ま、別にどんな客でもいいんだけど、問い掛けてみたい。「まさか『店の名前に惹かれて...。』というようなことはないですよね?」(意味不明の疑問)

 ま、これまた、こんなことを言い出すと「じゃあ、『横綱あられ』の立場はどうなる?」という反論も来るかもしれないが、あられとカラオケ屋さんとを混同してもらっては困るっ!(意味不明の開き直り)

 しかし、その後の「ヤーコン茶王」のことも併せて想起する時、「山口の人って、そういう大袈裟なネーミングが好きなのだろうか...?」と邪推したくなる...。(笑)

 ちなみに、山口県公立学校共済組合の経営する「セントコア」に泊まったということは既に触れたことであるが、名称ということで追加しておくと、どうやらこの名称は「泉都」という言葉(?)をもじったものらしい。ま、湯田温泉、ということで、確かに「(温)泉の都」であるし...。また、温泉街のほぼ中心部にある、ってことで「コア」と付けたのだろうとも推測される。(確かめてはいないけれど。)

 ということで(?)私の出張報告記ももう終わりに近づいた。(おい...。)
 いずれ、まだ書くつもりだが。(笑)
(2000年11月13日 書き下ろし)
「目次」へ

トップへ戻る

その95 熊本(2000.11.25〜12.02)出張報告書 No. 1

 ごはんが わたしの モーニング

 ということで、今回もつまらないことを書き並べたい。もう、出だしからしてきっとつまんないものだということはお分かりだろうが。
 この、標語というか、殴り書きというか(笑)、ま、とにかく、この文言はとある市の農協の店舗前にでかでかと書かれていたのだ。
 言いたいことは、分かる。「朝食には、パンでなくって、お米(のごはん)を食べましょう!」というところだろう。得てしてこのような標語の類は「五・七・五」のリズムというか、拍数になるように作られることが多いような気がする。ビートたけしの往年のギャグの「赤信号 みんなで渡れば こわくない」なども、文字数で言えば「六・八・五」であるが、拍数は先のものであるのでしっくりとくる。「みぎひだり ちゃんと見てから 渡ろうよ」なんてのもだ。(ちなみにたった今適当に作りました、はい。)
 とすると(?)先の文言はどうだ? 好意的に見れば「七・五」だが、悪意を含めて解すれば(笑)「四・四・五」である。(こじつけてますが...。)

 それに意味だって、何だかいちゃもんをつけたくなる。最後の「モーニング」ってのは何なのだ?(もう、言いがかりだな、これは。(笑))
 ま、考えられるのは、いわゆる「モーニングセット」のことを指しているということだ。朝食時に喫茶店などで「モーニングひとつ。」などと注文するサラリーマンは決して珍しくないだろうし、その人たちがその言葉で意図するものは「朝」ではないのと同じ、って了見だ。

 しかし、どうして単品である「ごはん」が「モーニング(セット)」なのだ? え?(と、意味なく詰問調)

 ま、いい。意味には目を瞑ろう。(笑) 話はリズムに戻る。
 端的に言えば、もう少し考えようという気にならなかったのか? 型破りを目指したのかもしれないが、こんなことで型を破らなくってもいいようにも思う。ここは、やはり、正統派「五・七・五」のリズムを踏襲したいところである、私としては。(いや、別に本気で言っているんじゃないけど。(笑))

 「白いごはん 私のいつもの モーニング」ってのはどうだ?(いきなり「どうだ?」って言われても困るでしょうけど。)
 迫力には欠けるかもしれないが、なかなかこぎれいにまとまっているように思うのだが。
 ただ、さっき「モーニング」に異議を唱えた以上、私としては、まだ不満が残る。(おいおい、自分で言っておきながら。) となると、少し手を加えて「朝ごはん 私はいつでも 白いごはん」というのがすぐに思いつくが、これはこれで異なる意味であるものの同一の単語を繰り返し使っている点に不満が残ろう。

 となれば、これはどうだ?
 「朝ごはん 私はいつでも 白い飯」(もちろん、最後の句は「しろいめし」と読んで欲しい。)
 このように最後にどんでん返し的な(?)強烈な語「メシ」が来ることでピリリと全体が引き締まるような印象を受けるのは私だけだろうか?(あ、ほんとはそんな印象など受けていませんが、私は。)

 ついでだ、もっと書こう。

 一昨日、K市内を車で走っていた時、道路脇の妙な看板が目にとまった。(またこのパターンか。)
 「アパマンショップ」と書かれている。

 え...? 「アパマン」...?

 確かにそう書いてあったようだが、見間違えたのかもしれない...。
 以下、一瞬の間に考えた(?)ことだが。

 まず最初に脳裏に浮かんだ文字認識結果(笑)は「アンパンショップ」だった。が、いくらなんでも「アンパン」の専門店というのは、商売上、成り立たないように思われるため、この認識結果は私の頭の中で即座に却下された。
 次に浮かんだのは「アンパンマンショップ」であるが、これまた、変だ。アンパンマン、およびその仲間たちのキャラクターグッズだけの店が大繁盛するとは思えない。それに、店構えは、子供の目を引くような色鮮やかなものではなく、極めて地味な「事務所」風である。よって、この認識結果も却下。
 で、店のガラスに貼られた「優良物件 多数あります」などのような文言からすると「アパート&マンション」のことを「アパマン」と称しているようだ。
 うむ...。それならそれで最初っからそう書けばいいだろうに。あるいは、もっと素直に(笑)「賃貸住宅専門不動産」とでも。

 ま、日本語において、単語の初めの音節だけを使って、あるいは組み合わせて4拍の語にする、という省略語法が頻繁に見受けられるということは重々承知しているけれども、それでも、何だかなぁ、という気分だ。「アパマン」なんて定着していないだろうに、それを店舗名に使うなんて、独りよがりもいいところだ。(そうか?)

 で、その日の帰り道。行きがけには気づかなかったけれども、くだんの「アパマンショップ」の隣には「カイロセンター」が。
 おいおい、「懐炉専門店」なのかい?、とつまならい突っ込みを入れたくなる...。
 しかし使い捨てカイロが蔓延してしまった今では、昔ながらの懐炉の愛用者は、果たしてどのくらい残存しているのだろうか? その上、このような季節商品だけを扱う店、というのは年中売れる訳でもなく(皆無ではなかろうが)ちょっと冒険の度合いが高い。それに、そもそも「懐炉が再び市場を賑わせている!」というようなこともなさそうだ。と言うか、本物の懐炉を見たことのある人のほうが少ないのではないだろうか、実際のところ。
 ちなみに私は「懐炉世代」ではない。(そんな言葉は聞いたこともないが。) 1960年を境にして、日本人(の生活文化)は大きく二つに分かれると良く言われるが、言いえて妙、である。ま、地域差というのはあるだろうが。しかしその年を境にして、それ以前の生まれの人と、それ以降の人とでは、大げさに言えば価値観が異なるような気もする。(気がするだけですが。)

 で、話は「カイロセンター」だ。ま、これまた瞬間的に分かったことだが「カイロプラクティック」を施してくれる所なのだ。だったら「整体院」とでも書けば良かろうに。「整体院」のどこがいけないと言うのか? 何が悪い? どこが違うのだぁ〜!
 ま、いいけど。(笑)

 さて、また別の看板だが、道端には色んな看板が立ち並んでいる。周りが田んぼだらけだというのに、なぜか「**大学」とだけ書かれた看板がど〜んと設置されていたり、大小さまざま、そして内容も多岐にわたる。「産業廃棄物処理施設建造反対!」という地元民のたて看板やら「我らの声を県議会に!」などいうものもある。そんな中、「寺井信次君を育てる会」という看板があった。(名前は憶えていないので仮名)
 きっと、新米の代議士(?)の後援会なのだろう。だが、その信次君が生後間もない赤ん坊だったら面白いだろうなぁ、と思う。いや、それだけのことだけど。

 あ〜、テンションが上がらない。(笑) 球磨川に隣接したこの国民宿舎、気合いが入らない。(意味不明)
(2000年11月29日 書き下ろし)
「目次」へ

トップへ戻る

その96 熊本(2000.11.25〜12.02)出張報告書 No. 2
 さて、広島を出て(笑)6日。明日は何箇所か午前中に廻って、そして帰途につく予定である。多分、夕方前には職場に戻っていることだと思う。

 今回の出張そのものについては多くを語りたくない。(笑) 山口の時以上に、廻れば廻るほどため息の数が多くなると書けば十分だろう。

 で、宿の話だ。今回は6泊7日の日程であったが、そのうちの4泊は実家に泊まった。当初は巡業の旅芸人の一座よろしく(笑)、あちこちを転々とするつもりであったのだが、旅程を考えると(笑)何度か実家を拠点とした方が効率的に動けそうだったため、そのようになった次第である。

 従って、宿に泊まったのは今日を含め2回だけである。
 最初は(上の文を書いた)人吉市内の宿である。築30年は経っているであろうみすぼらしい国民宿舎であったが、かなり大きな敷地と建物がある所だった。そして、球磨川の川べりにあるということで、風情豊かであった。窓を閉めていても川の水音が聞こえるということ以外には特筆すべきものはなかったが。

 そして、今日。今日は、県北部の山鹿市という所に宿を定めた。(定める、と言うほどの計画的なものではなく、行き当たりばったりでここに着いた、ということなのだが。)

 出張の際には、できるだけうらぶれた所に泊まるように心がけていることは既に何度も書いたことである。(ま、私の実家がうらぶれているかどうかはさておき。(笑))

 今回は、いつも愛用しているガイドブックが役に立たないため(ま、そりゃそうだ。中国地方のガイドブックを九州で使おうというのは見当違いも甚だしい。)新たに『9000円以下の温泉宿 九州・中国版』という本を購入し、それを見て宿を決めた。(ちなみにどうでもいいことだが、その本には、確かに1泊2食付きで7,000円というような宿も紹介されているが、「8,500円より」というのもある。)

 成り行き上、山鹿近辺に泊まるということで、その本を見ると4軒の「山鹿温泉」の宿がある...。その中で一番気になった(笑)のは「よへほの宿」という旅館だ...。

 「よへほ」...。

 う〜ん、懐かしいぞ、この響きは...。(笑) って、何のことか分からないだろうが。

 山鹿というと、恐らく一番有名なのは「山鹿灯籠祭り」という夏祭りだろう。で、(どの程度の知名度があるかは知らないけど)何でこれが有名なのかというと、そのお祭りでは女性達が、灯籠を頭の上に乗っけて(笑)踊るのだ...。

 もう一度言おう。灯籠を頭の上に乗せて踊るのだ。ウソじゃない。

 ま、「頭の上に乗せて」といってもバランスを取りながら、というのではなく、灯籠を紐で顔(アゴ)に固定して(笑)ではあるが。そして、もちろん、その灯籠というのは極端に大きなものではなく、大きさが20〜30センチ四方のものだ。
 ただ、その灯籠には、その名のごとく、ロウソクが仕込んであり(?)、多数の女性が浴衣姿で灯籠を頭に乗せて踊る光景、ゆらゆらと灯がしずしずと動いている光景は、灯籠流しを彷彿とさせ、何とも神秘的である。

 ちなみに、何年かに一度は、そのロウソクの火が灯籠本体に燃え移り、顔を大火傷するという事故があったり、ひどい時には浴衣に燃え移って火だるまとなって踊り死ぬ被害者が出ることもある。(あ、これはデマカセです。(爆))

 さて、これはこれで充分に奇抜なお祭りだと思うのだけれど、その時のバックグラウンドミュージックが、「よへほ」(音頭?)なのだ...。歌詞は覚えていないが、「よへほ〜。よへほ〜。」という繰り返し部分があったような気がする...。私自身は、そのお祭りを観たのは十年以上前のことだが。もちろん、この「よへほ」というのがどういう意味なのかは、私は知らない。ただ私に言えるのは、とっても情けない響きがする、ということだ、「よへほ」って...。

 というわけで、「よへほの宿」がとても気になった(笑)のだが、そのガイドブックによると、その宿は(名前こそインパクトがあるけれども)普通のちゃんとした宿屋さんのようだ。私が泊まるに値せず、である。(笑)

 そして選んだのが「新青山荘」という宿である。これを選んだ理由は、そこが(そのガイドブックによると)「マンションだった建物を改造したユニークなホテル。客室も2DKだったり、流しやカラオケを設置した部屋などさまざまなタイプが揃う」ということだ。
 もちろん、流しやカラオケに惹かれたのではない。(笑) 「元マンション」という点に私の好奇心はくすぐられたのだ。(「どうして?」などと突っ込まないで欲しい。自分でも何故なのか分からないのだから。)

 で、今、これを書いているこの部屋は6畳の和室であるが、あともう一つ6畳の和室、さらに8畳ほどの(元)ダイニングキッチンががある。もちろん、トイレ、バスも付いている。テレビと小型の冷蔵庫が置いてあること、流し台が取り外されていることを除けば、ほんと、普通の分譲マンションなのだ...。(笑)
 まるで、「引っ越したものの荷物がまだ届いていない家」に泊まっているような印象だ。(何じゃ、それは...?)

 あ、そう言えば、さっき、2階にある(もちろん、フロアーごと改造した)天然温泉に行った時に、ちょっと面白いこと(これまた、つまんないことだけどね。)があったけれど、ま、それはまた、いずれ。(笑)
(2000年12月1日 書き下ろし)
「目次」へ

トップへ戻る

その98 熊本(2000.11.25〜12.02)出張報告書 No. 3
 今回の出張ではたくさんの場所を訪れた。
 あ〜、別に秘密にしなきゃいけない訳じゃないんではっきり書くと、たくさんの高等学校を訪問して廻ったのである。で、今回は39校、訪れた。熊本市内であれば、ま、一日に10校近く廻ることもできるが、辺鄙なところとなるとそうも行かない。往復するだけで4時間近くかかるような所などもあったりして(笑)朝から夕方まで休みなく(って、昼食は食べますが)移動しても僅か4校しか行けないこともある。
 
 で、それはさておき。(笑)

 山口への出張も、実は同じことをやっているのだけれど、山口県内の高校を廻っている時と熊本県内の高校を廻っている時とでは大きく違う点がある。もちろん、県が違う、とか言いたいのではない。(←あ〜、つまらん。)
 この営業の真似事のような出張では基本的に高校を訪問し、そして進路指導室へと向かい、担当の先生と話をさせてもらうのだが、山口県内、特に公立高校では、お茶は出ない。(笑) 山口では60校近く廻るのだが、うん、多分、5校程度だ、お茶を出してくれるのは。(笑)

 いや、別にお茶が目当てで訪問しているのではないし(笑)、別に私はお茶が好きでたまらない訳でもないんで、どうでもいいことなのだが。

 一方、熊本では公立、私立の区別なくお茶を出してくれる高校が圧倒的なのだ。で、出された以上、そして「まぁ、どうぞお茶でも。」と、面談している先生から薦められると断るのも無礼な気がして、「あ〜、これで今日は8杯目だぞ...。」と内心思いながらも、飲む。
 
 さて、ここまでが前置き。(笑) いよいよ、本題へと入ろう。

 お茶を頻繁に飲むとどうなるか? って、別にお茶じゃなくって水やコーヒーでもいいけれど。そう、当然、トイレが近くなる。もちろん、「トイレが近くなる」といっても物理的な距離のことではない。(←あ〜、つまらん。) トイレに行く頻度が高まるのである。
 そこで、面談を終えた後、「職員用トイレ」を拝借することもしばしばあるのだが、時に、普通の、つまり、生徒達が使うトイレで、ということもある。そういうトイレでの話が、今回の本題なのだ。(笑)

 まず、一つ目。メモを取ったりしていないので(笑)一言一句を正確に憶えてはいないが、とある高校の男子生徒用トイレに貼られていた紙のことば:

 「トイレは自分をみつめる所です!」

 おい...。この「自分」ってのは何かのことばの言い換え...? というような下ネタじみた突っ込みはさておき(笑)、この貼り紙を見た私はちょっと意表を突かれた気がした。
 実を言うと、私の「家庭語」では、トイレに行くことを「みつめる」という慣わしがあるのだ。ま、その由来はたいしたものではなく、大きい方では(爆)ロダンの「考える人」っぽい姿勢を取るから、ということだが。
 その発想(?)は突飛なものではないと思っていたけれど、今、こうして見知らぬ高校のトイレでその文句が書かれた貼り紙を見る、というのは、何だか因縁深いものだ。(どこが...?(笑))

 さらに、その貼り紙には「使い方次第であなたのマナーが向上したり、評価が下がったりします」というようなことが書かれている。(笑)

 う〜ん...。どちらかと言うと、使い方でその人のマナーに影響が出ると言うよりは、むしろその逆じゃないかと思うのだけれど...。ちゃんとしたマナーを心得た人であれば、それなりのトイレの使い方をするだろう、ってことだが。(笑)
 ま、トイレットペーパーをごっそり持ち帰る、などというのがトイレの使い方の範疇に入るかどうか分からないが、トイレの使い方って、そんなにバリエーションがあるものとも思えない...。(ま、「清潔に使いましょう」というようなことを言いたいのだろうとは思うが。)
 
 しかし、「評価が下がる」と言われてもなぁ...。
 何かとんでもない使い方(?)をして、それを誰かに目撃され「ほら、3年C組のN、あいつ、この前トイレで****だよ。最低だよなぁ、Nって。」などと陰口を叩いたりするのか、昨今の高校生は?(笑)

 ま、いい。こんなことはどうでも。(と言うと後が続かなくなるが。(笑))

 もう一つ、別の学校のトイレでのこと。
 やはり、これも貼り紙なのだけれど...:

 「一番使うところだから、一番きれいに!」

 ふむ...。ま、トイレ清掃をしっかりしようということなんだろうし、それには異論を唱えるつもりはないが、「一番使うところだから」という部分には、何となくいちゃもんをつけたくなる。(笑)

 学校で一番使うところはトイレなのだろうか...?
 普通に考えれば「教室」のような気がするのだが...。トイレはピカピカだけれど、教室はゴミゴミしている、というのは、何だか嫌だけどなぁ、私は...。(笑)

 ふふ...。またどうでもいいようなことを書き連ねてしまったぞ...、今日も。(笑)

 でも、ふと今思ったのだけれど、このようなトイレの貼り紙って、色々あって調べてみると面白いかも...。前に、どこかで俳句と言うか、川柳のようなものが色紙に書かれていたのを見たこともある、そう言えば...。

 だが、残念ながらそんなことを調べるために全国を行脚するほど私は暇じゃない。(笑) ま、この駄文を読んだあなたからの目撃談を待つことにしよう。(爆)

 じゃ、そういうことでよろしく〜。(って、本気じゃないですからね、私は。(笑))
(2000年12月6日 書き下ろし)
「目次」へ

トップへ戻る

98 胴落とし
 もしかして勘違いしている人もいるかもしれないんで書いておくと、この「つまんない話」シリーズは決して私の「出張報告書」のためのコーナーではない。(ま、確かにこのところ、そういったネタが多かったし連続したのも事実だが。) あくまで、「つまんない話」が主眼なのだ!(って、別に力むことじゃないけれどね。(笑))

 さて、タイトルの「胴落とし」ということだが、ま、充分に察しがつくだろう。そう、「胴上げ」の亜種だ。(笑)

 で、「胴落とし」はさておき(笑)、まずは、より一般的な「胴上げ」について書こう。

 この「胴上げ」という儀式、ものの本によると、ミネソタピア文明の頃から行われていた非常に古い歴史を持つものらしい。元素の放射線半減期測定に基づく調査でその頃の時代のものだと目される壁画に「胴上げ」と思われる様子が描かれているというのである。

 あ、ゴメン。上の段落はデマカセですが。(爆)
 
 で、いつ頃発生したのか、またその発祥地など知らないし知りたくもないが(笑)、「胴上げ」は現代日本では極めてめでたい場面において散発的に行われるもの、というのが私の「胴上げ感」であるが、うん、多分、これは大きく外れていないものだと思う。

 この「極めてめでたい場面」というのも、色々と考えられるが、例えば野球でリーグ優勝した時だとかに、ベンチから飛びだした選手達によって監督が胴上げされたりするような光景など、代表的かもしれない。同じスポーツでも千秋楽で優勝を決めた力士が胴上げされるというのは見たことはないが。力士の胴上げ、というのは、ちょっと無謀かつ危険な行為であるだろうし。

 さて、大学の卒業式、というのも、ある意味ではとてもめでたい場面だ。何と言っても晴れて社会人となる喜ばしい日なのだ。さすがに式場での胴上げはないものの、謝恩会の席では、会の終了と同時に私も、担任していたクラスの学生達から胴上げされる。もう、これも毎年のことであるから、私にとっては胴上げというのは年中行事と言って良い。実際、私は既に十数回の胴上げ体験者である。ベテランの域に達していると自分でも思う。

 あ、ゴメン...。つい、また、デマカセを書いちゃいました...。(爆) 前段落の後半は作り話。(笑)
 
 で、意味のない冗談はこれくらいにして、私の40年に近い人生を振り返ってみると、胴上げされたのは、結婚式の時、それだけだ。もちろん、私の結婚式の時だ。友人の結婚式で私が胴上げされるいわれはない。(笑) 一方(?)、胴上げされた、ではなく、胴上げした、ということで思い出してみると、やはり、これまた友人の結婚式で、その新郎を胴上げした、という記憶が幾つかあるような気がする...。

 しかし、この「胴上げ」ってのは、考えるとなかなか面白い。どの程度のことであればやっていいのか、悪いのか...?
 
 「それでは、前期の成績表を配付します。学生番号順に受け取りに来て下さい。」と言って学生に私が成績表を手渡す。配り終えた後、「今期の、このクラスでの総合成績トップは高村さんでした。では、みんなで高村さんを胴上げしましょう。」と言ったとしたら...?(こんなこと考えるなんて、何だか自分でも変なヤツって気もするが。)

 赤ちゃんをあやすときの「ほ〜ら、高い、高〜い!」というのも、一種の胴上げかもしれないが(笑)、通常、複数の人間の協力なしでは胴上げは成立しない。その最少催行人数はどれくらいなのか...? もちろん、被胴上げ者の身長・体重にも左右されるだろうが、どんなに少なくとも4人は欲しいところだ。できれば二桁の人数であって欲しいが。

 また、被胴上げ者の年齢制限、というのはあるのだろうか...? 幼稚園児が、その誕生日のパーティーで仲の良い友達によって胴上げ、というのは想像しづらい絵である...。小学生だってそうだ...。う〜ん、中学生くらいならいいのか...? 果たして人が胴上げデビューをするのはいつなのか...?

 それに、性差、ということも関連しそうだ...。あくまで私見であるが、女性が胴上げされる比率は、男性のそれに較べて数分の一なのではなかろうか...。(根拠はないけど、何となく、そんな気がする...。)

 ま、胴上げの話はこれくらいにして「胴落とし」に移ろう。(笑)

 これまた、記憶がはっきりとしないのだが、私は、新聞で「胴上げ」ならぬ「胴落とし」の記事を少なくとも二回は目にしたことがある。概略次のようなものだ:

 「八日午後九時三十分頃、**市**区**町の路上で、友人によって胴上げされていたた会社員Nさん(39)が、はずみで誤って転落し、道路に激突した。Nさんは頭などを強く打ち、ただちに近くの**病院に救急車で運ばれたが、脳挫傷により意識不明。現場は酒に酔った人達でごった返す繁華街。**署では、現場周辺にいたYさん(41)らから詳しい話を聴いている。」

 ...。訳の分からない話を捏造していますが...。(笑)

 ま、でも、このような話は、ほんとにあったことだし、これから先もあるだろうことだ。実際、これから楽しい新婚生活を始めるはずの幸せいっぱいの新郎が、胴上げ渦(!)の被害者となって、腕を骨折したり、長い入院生活を余儀なくされただとか、ことによっては後遺症に悩まされたり、ひどいときには帰らぬ人となったり、なんてことはあると思う...。(いや、別に、そういうことを願っているのではなく。)

 落下した場合だけでなく、どれくらいの高さまで上げるのか、というのもポイントかもしれない。あまりに高く上げられた場合、それが屋内であれば天井、あるいは電灯器具などにぶつかり大けがということも考えられる...。
 
 ...。書いているうちにだんだん虚しくなって来たぞ...。(爆) 何でこんなことを書いているんだ、HASENOBUよ...?(笑)

 ということで、唐突ですが、以上、いかにもつまんない話でした...。
(2000年12月19日 書き下ろし)
「目次」へ
トップへ戻る

99 悲しみは雪のように
 ってことで、今日、1月14日は私の40歳の誕生日だ...。そして、折しも広島市内では朝から雪である。まるで私の心の悲しみが降り積もっているかのようである...。(意味不明) ま、ホワイトバースディ、ってやつだ。

 思いは千々に乱れているのだが(笑)、一言で言えば何だかなぁ、って感じだ。

 40年生き続けた、ということって何なのだろう...? って、別に答えなきゃいけない訳じゃないだろうが。
 不幸な時代に生まれていれば、つまり戦時中だとか、医学がまだまだ進んでいなかったころであれば、40年生存したことはめでたいことだったかもしれないし、そういう時代じゃなくっても、難病や奇病(?)で早くに亡くなってしまった人達の家族からすれば、40歳を無事に迎えたということは、それだけで慶事なのかもしれない。
 ま、私としては、別に他の人を引き合いに出して「あ〜、自分は幸せだなぁ〜...。」と思いたくはないが。

 よく言われることだが、幼い頃ってのは、時間が過ぎるのが遅い。それに引き換え、25歳を過ぎた頃からの年月の流れってのは、体感的に(笑)、非常に早い。誇張した言い方だが「一年なんかあっと言う間に過ぎてゆく」って感じだ。
 これは、それぞれのタイムスパンの「密度」が異なるから、ってのももちろん関係しているだろうし、また、脳や記憶力、といったような個人の生理的な側面も関わっているだろう。だけど、思うに、若い時だって、そして今でも、身の回りでは色んなことが起きているし、その種類や量ってのは大差ないかもしれないが、「新鮮味」が違うのだ...。乱暴な言い方だけれど、社会人になってから(笑)というのは、基本的に毎日が同じことの繰り返し、って訳だ。(もちろん、日毎に、ではなく、週単位だったり月単位だったり、ではあるが。)
 それに対して、児童・生徒・学生時代、というのは、もちろん繰り返しもあるけれど、いつも何か新しいことを待ちながらドキドキしたり、時には不安になったり、という連続だったように思う。
 くどいけれど(意味なく)繰り返す。(笑) そう、実際には大差ないはずなのだ。だけど、それ(身の回りの出来事)を受け止める心(?)が鈍っているのだ、慣れっこになっているのだ...。
 だから「特別なこと」が少なくなってしまっているのだ...。

 思い返してみると、私にとって2000年ってどんな年だったのだろう...?(これまた唐突ですが...。(笑)) もちろん、実に色んなことがあったはずだが、何だか数年後に思うのは「一年間で8本のギターを買った、酔狂な年」っていう気がする...。ま、特筆すべきことじゃないけれど、1995年以来の一年、一年、ってのは思い出すと一行くらいのコメントで済むような気がする...。

 う〜む、精神的に不安定なんでまとまりのない文面になったな...。あ、これはいつものことか。

 さて、今夜飲むためのバースディ焼酎でも買いに出かけようか...。 
(2001年01月14日 書き下ろし)
「目次」へ 
トップへ戻る

その100 何だかんだとどうでもいいこと、泣き言など
 れれ...? 何だかマックがいつもよりもうるさい...。
 私の愛機はPower Macintosh 6100/66だ。もう5年ほど前のモデルで、初代パワーマック、と呼んでもいいようなものだ。で、もともとのスペックは(前にも書いたように)ハードディスクが350MB、標準のメモリは24MB、そしてCPUは66Mhz(!)である。ま、マックの場合はCPUのスペックが低くてもOSが上質なので(笑)体感的にはWindows機で言えば1.5倍〜2倍の動きを見せると言ってよいと思う。(ま、あくまで「そんな気がする」ということだが。(笑))
 
 とは言え、いくら何でもこのスペックではあんまりだ。(笑) ってことで、メモリを増設し、外付けの2GB(笑)のハードディスクを起動ディスクとし、さらにG3カードを取り付け248MHzで動かすことにしたのは(多分)3年ほど前のことである。

 ところが、最近、いやに「うるさい」のだ...。ま、アップグレードカードを挿した時点でCPUクーラーをつけたのは当たり前のことだが、その音じゃない。電源部のファンあたりから異音が聞こえるような感じだ...。

 ちなみに(?)、この6100シリーズというのは、いわゆる「ピザボックス型」の筐体をしており、歴代マックの中でもそのデザインの秀逸さにおいては定評のあるものだ。で、しかも、蓋をパカッと(笑)容易に開けることができ、メンテナンスのしやすさでも優れている。
 今までにもメモリの増設、クリスタルのクロックブースターの取り付け(笑)などで何度も蓋は開け、その度に中の清掃は行い、綿ゴミが溜まることのないように心がけてきたというのに...。

 しかし、考えてみれば、ほぼ年中、出勤しているときは朝から夜まで稼働させっぱなしだ...。電源のファンに異常をきたしてもそんなに不思議なことじゃない...。ってことで、修理に出すことにした。
 よって、現在職場で使っているのは、さらに昔の機種のPower Macintosh 6100/60(笑)で、それに愛機のハードディスクを載せ変え、さらにG3カード、メモリを追加したものだ。いや、だからどうしたって訳じゃないが。

・この前、バイオのサブノートを買った話はどこかに書いた通りだが、その時、ソフマップ広島店で、SCSIの内蔵ハードディスクの1GBのものもマック用に買った。ま、外付けで2GBのものも繋いでいるが、内蔵が350MBというのも、何だか情けない。(笑)
 規格が「ワイドSCSI」となっていたんで、ちょっと気掛かりだったが、ちゃんと認識したようである...。しかし、中古で2,980円、ってのはお買い得だったなぁ...。(ま、これまた前に書いたけれど、私が最初にパソコンを買ったときには40MBのハードディスクが内蔵されているだけで10万円高かったんだよな...。)
 そう言えばバイオのXRは30GBだ...。40MB=10万円、ということで考えると、30GBは8,000万円、ってことか...!(また意味不明のことを考えている...。(笑))

・じゅそ(息子)は、パソコンを操る。(笑) ま、もちろん、パソコンを駆使して色々と制作している、ということではないが。
 見様見まねで、自宅のネットに繋いだパソコンを使って、色々と勝手にダウンロードして遊んでいるようだ。
この前なども「父さん、うちのパソコンのDirect-Xのヴァージョンはいくつ? ちょっと困っているんだけど...。」などと言っていた...。

・これまたどうでもいいことだが、ちょっと今数えてみたら私と妻の所有するパソコンの数は12だ...。(笑) ま、実際、稼働しているのは7台だが...。
 前に「家庭内LANを敷く!」と言って、旧いIBMのコンピュータをUNIXで使うと意気込んでいた妻だったが、確か、一度も火を入れていない...。(笑)
 そう言う私も、職場のプレサリオに98だけでなく、LINUXを入れているけれど、全然そちらでは起動していない...。(爆)

・ロサンゼルスからの帰国の飛行機では、一睡もしなかった...。飛行時間は12時間ほどだったが、機内では専ら映画を見て時を過ごした。
 4,5本ほど観たのだが、印象深かったのは、「シックスセンス」に出ていた少年が主人公の新作映画だ。邦題が「可能な王国」だったか何だったか、の分だ。(実につまらない邦題だ...。原題は「Pay Forward」だったから確かに直訳は避けたほうがいいだろうけれど...。(笑))
 で、これまたどうでもいいんだが、主人公の「トレバー少年」、実は、じゅそを彷彿とさせるのだ...。あどけない顔、ちょっとぽちゃっとした風貌、そして何を考えているのか分からないマイペースな態度、まさにじゅそだ...。(笑)

・帰国した翌日は、朝からいつもの様に出勤した。時差など無視して。(笑) 
 ま、話せば長くなるのだが、関西セッション前に多忙を極めて仮に仕上げたカリキュラムの新案の見直しが必要だ、ということで、その作業・会議が待ち構えているのだ...。
 で、この作業が、その後4日間続いた...。(ToT)
 そうこうしているうちに、何だか体調がおかしくなり、昨日(金曜日)にはついに発熱。しかし3つの会議が控えているのだ...。しかもそのうちの一つは司会を担当しなければならないものである...。
 で、無理を押して(笑)出勤。
 だが、昼過ぎにはマジで苦しくなり、医務室へと向かい、そこのベッドで2時間ほど休憩させてもらう。この職場に来て15年近いが、ここのベッドを利用したのは初めてだ...。熱は38.5℃程度。
 少しだけ楽になり、夕方からまた会議の連続...。

 帰宅後、雑炊を食べて早めに就寝...。

・さて、時差は無視することにしたが(笑)、やはり身体は正直だ。(笑) 午後10時過ぎに寝て、そして「あ〜、よく寝た〜!」と爽快な気分を味わいつつ目覚めると午前零時過ぎ...。これがこの1週間続いている...。(笑) で、その後は、全然寝つけずに起き出したり、あるいは悶々としながら夜明けを迎える、というパターンである...。

・唐突ながら、私はロック部の顧問をしている。そして今日は、夕方から最後のライブがある...。単独で会場を借りるほどの人気も実力もないバンド(笑)なので、他の大学のサークル、バンドと共演である。で、「ビデオの撮影をして下さい!」ということで引き受けた以上、今日は這ってでも行かなきゃなんない...。あ〜...。4時間のライブか...。気が遠くなりそうだ...。昨日ほどの熱はないものの、まだ微熱はあるみたいだし、体全体がだるい...。

・あ〜...。(大きな溜め息)
(2001年03月17日 書き下ろし)
「目次」へ 
トップへ戻る

inserted by FC2 system