冴えない話 Part 1

目次
その01 あ〜あ...。
その02 あ〜あ...。(続)
その03 おおっ!
その04 ない〜っ!
その05 ほほぉ〜...。
その06 う〜む...。
その07 ひぇ〜っ!
その08 ふにゃあ〜...。(1)
その09 ふにゃあ〜...。(2)
その10 ふっ...。

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その01 あ〜あ...。
 ってことで、久々に新しいコーナーの誕生だ! タイトルにあるように「冴えない話」だから意気込むようなものじゃないのだけれど。(笑) だけども、冴えない話には事欠かない私であるから、更新の頻度は一番高いコーナーになるかもしれない。(でも、多分、時間がない、あるいは面倒くさい、ばからしい、という理由で書かないことが多いだろう。(笑))

 で、その筆頭を飾るのは、前にどこかで書いた「iMac 騒動」の続篇とも言うべき内容である。

 結論から先に言うと、騒動したiMac、売り払うことになったのだ...。(爆)
 
 このiMacの購入のいきさつ(?)は既に書いた通りである。ま、一種の衝動買いみたいなものだ。私が職場で使っている初代パワーマック、6100/66はまだ現役である(爆)のだが、それにはG3カードを挿し、CPUは248MHzである。ハードディスクは貧弱だった(オリジナルは350MB(笑))ため、1GBに交換し、さらに2GBの外付けハードディスクを使用、さらに倍速CDドライブも8倍速に換えてある。で、充分、(私には快適に)使える。
 私名義(?)のPCはこのパワーマックも含め8機あるが、3機は稼働していない。(笑) 自宅の自室で愛用しているのは Performa 5430 という機種で、これもCPUは160MHzだが、私の使用用途には充分だ。(ちなみにマックの160MHzのCPUはDOS/V機の350MHz以上の演算能力があると私は勝手に思い込んでいる。(笑))

 だが、ヤフーオークションを眺めていると、あの、一世を風靡した(笑)iMacが数多く出品されている。しかも、最初に出たころのモデルであれば3万円台、ということで、魅力的だ...。(笑)
 で、何度か入札をしたのだけれど、オークションの終了時刻が夜遅いものが圧倒的であり、自宅からはインターネットに繋ぐことをできるだけ避けている私には不利だ...。(笑)

 ということで、だんだん意地になって来て、「iMac、絶対、落としちゃる〜!!」(爆)という気分になってしまい、そして遂に買ったのが、例の「iMac Revision C 266Mhz ブルーベリー」だった...。
 で、これを買って、そして実際に使えるようになるまでのことは(さっきも書いたように)別途詳しく記した。不要な1万円強の出費を伴ったことも。(笑)

 で、このiMac、年末に届いて使えるようにして、そして帰省。で、広島に戻ってきてからまた使い始めたのだが、どうも馴染めない...。(笑) 1週間我慢してみたが、ストレスは募るばかりである...。
 いや、処理速度だとか表示には何の問題もない。
 問題なのは入力だ...。(と言うか、キーボードだ...。) 職場の6100/66と自宅の Performa 5430 は同じキーボード配列であるが、iMacのキーボードは、ちょっと違う...。矢印キーの配置が違うというのも、かなりストレスを増加させるし、また記号関係の入力も変だ...。「〜」など、辞書登録をしておかねばならないし、鍵カッコもどういうわけかあっさりとは入力できない....。キーボード配列の設定、あるいは日本語IMの設定なども色々と試したがどうもうまく行かない...。(マックOS標準の「ことえり」であれば良さそうだが、このIMの出来の悪さは定評があり(笑)、私はEGBridgeを利用している。)
 自宅での作業はワープロでの作業、テキストエディタでの作業、そしてMIDIファイル制作に限られるのだが(笑)、1週間経っても慣れない...。
 そういう次第で、もう、見切りをつけることにしたのだ...。
 それに、今まで使っていた Perfoma 5430 はじゅそのクリスマスプレゼントとなったのだが、windows 98 (で使えるゲーム)に慣れしたんでいた彼には使いづらいらしい...。(笑)

 で、ここでみみっちい話をするのだが、私はこの iMac を(落札金額は43,500円だったが、メモリを192MBまで増設してもらい、送料を含めると)5万円弱出して購入したのだ。(それからUSB接続のZIPを13,000円ほどで購入したが。) そして、使用したのは実質10日間足らずだ...。さて、いくらからオークションに出すべきか...。なかなか悩むところである...。オークションの「TIPS」として、「人気商品は安くスタートした方が結果的には高く売れる」というのがあるのだが、だからと言って10,000円スタートにしてその金額のままで終わったら泣くに泣けない...。(笑) 別途、「最低落札価格」を指定しておけばそういう事態は防げるが、それは、何だか人道的に(笑)イヤだ...。(つまり、「ほ〜ら、今、10,000円ですよ!」と客を釣っておいて、「はい、最低落札価格に達しませんでしたから、またね〜!」というのは、好きになれないのだ...。人をバカにしているのにもほどがあるってもんだ。)
 ということで、「つい先日、5万円弱出して購入した」こと、「iMacを転がして儲けるつもりはない」こと、だからといって、「損をしたい〜!」と思っていないことなどを商品の説明に書き、そういう訳で「この価格からスタートします」と書いた。(ちなみに送料こちら持ちで(笑)40,000円でスタートしたのだが。)
 既に自室からはiMacを運び出し、元の Perfoma 5430 を使っている以上、オークションの期間を長く設定する意味はない。で、2日の期間で出品した。

 すると...。時折、オークションのページを覗いてみると、アクセス数もどんどん増え、また「ウオッチリストに追加」した人の数も着々と進んでゆく...。

 しめしめ...。(笑)

 だが、入札する人はいない...。(爆) ふむ...。ってことは、(私もやったことがあるが)オークション終了間際に入札を、と考えているのか...。アクセスは400を超え、ウオッチリストの追加数も40を超えているのになぁ...。

 その日(つまりオークションの終了する日、ま、昨日だけれど(笑))、私は新聞を見て驚いた...。「アップル社、新型 iMac を発表」とのこと...。しかも、これは今までのようなCPUやHD、CD(CD-RW、DVD)ドライブのアップグレード、新色の追加ではなく、完全なモデルチェンジである...。げげ...。これじゃ、私の iMac は非のつけどころのない旧型になっちゃうじゃないかぁ〜...。何というタイミング...。(笑) もちろん、値崩れ必至である...。(爆)

 そして...。やはり、結局のところ、終了1分前に入札があったみたいだが、入札ラッシュにはならなかったようだ...。で、あっさりと40,000円で落札されてしまった...。(ToT)
 しかし、もう泣いても笑っても嘆いても走っても跳んでも(意味不明)、おしまい、である...。今さらオークションを取り消すわけには行かない...。(爆)

 あ〜あ...。(ToT) 
(2002年01月10日書き下ろし)
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その02 あ〜あ...。(続)
 ふっふっふ...。(意味のない含み笑い)

 やりましたよ、また!(笑) 何がか、って?(笑) 決まっているでしょう、ヤフーオークションで痛い目に遭いましたよ〜!(爆)

 ことの詳細を綴るとかなり虚しいのだけれど、ま、もしかしたらこれも誰かにとっては教訓になるかもしれないんで(笑)、そのためにも記しておこう。

 ことの起こりは、ヤフーオークションで、ついに、あの、念願のAR550が出品されたことだった...。
 このギターこそは、長年手に入れたいと思っていたギターだった。昨年末にも出品されたのだけれども、勘違いで取り逃がしてほぞを噛んだ(笑)モデルなのだ。

 よぉ〜し、今度こそは...、と私は意気込んだ。

 開始価格50,000円で、入札者が1名、現在の価格は当然50,000円。(他の競合者がいない場合にはそうなる仕組みなのだ。>ヤフーオークション) 私も負けじとばかりに(笑)、まずは探りの入札。ふむ...。
 そうかぁ、75,000円ではダメか...。ふむふむ...。

 ま、しばらく時間もあることだし、最後の最後にど〜んと行って(笑)かっさらおう、と私は決めた。(笑)

 しかし、そうなった場合、ネックとなるのは550替わりに既に購入していたAR300並びに2000である...。これらのギターがある以上、550を買うのはためらわれる...。つい数日前にアコースティックギターを買ってしまったばかりなのだ...。(笑) 妻は反対しないと思うけれど、子供たちの教育上、好ましくない...。(笑) 「うちのお父さんは自分の欲しいものは見境なく買い漁る我が侭父さん」という印象を、もうこれ以上(笑)与えるわけには行かない...。子供がねだるものを「我慢しなさい。」とはねつけておいて、自分だけ、どんどんギターを買うってのは、やはり好ましくない...。

 そこで550があれば300と2000には用はない。(笑) 幸いARシリーズのギターは人気の商品であるし、300と2000だってそこそこの価格で売れるだろう...。これら2本が、まあまあ満足できる値段で売れれば、仮に550が相場(7〜9万円?)より高くなっても、「追い金」(?)はさして気にしないで強気に行けるはずだ...。

 そう思った私は早速、300と2000を出品した。ともに私が購入した時の値段の3割引くらいからでの開始価格。(これはオークションの商品説明でも書いたけれど、ギターを転がして一儲けしようとは思っていないからだ。そういうのは楽器に対する冒涜みたいな気がするのだ...。(笑))

 この前も書いたように、オークションでの戦法(笑)としては、開始価格をかなり低く、例えば「1万円スタート」にしておけば客を引きつけることはできるだろう。そうして最低落札価格を高く設定しておけば、ある程度のリスクは避けられる。(笑) しかしそういう真似は、私はしたくない。それに、計算や振り込みの際に面倒だから送料込みの値段としておきたい。ということで、万が一、開始価格のままで終わっても極度のショックは受けないであろう最低の価格で出品した...。

 その結果は、う〜ん...、ま、悲惨だった...。300についてはともかく(笑)2000など(その希少性にも関わらず、そしてそのコンディション(ニアミント状態)にも関わらず)、完全に「叩き売り」状態になってしまった...。

 そして、注目の550。

 オークション終了前10分、自宅からインターネットに繋いで550の状況を確認した私はびっくりした...。何と、もうすでに「私が出してもいいかなぁ...。」と思うリミット価格、16万円を超えているではないか!!(爆)
 ま、実際には意地を張りそうになって価格争いに一時参入したけれども18万円を超えそうな時点で私はリタイアした...。そこまで出すなら新品で他のギターが買える...。(笑)
 結局、その550は19万円を超えた価格で落札されたようだが...。

 ということで、550は入手できず、しかも手持ちの300と2000は売り払ってしまう、という最悪の事態を迎えたHASENOBUであった...。悲惨の極致だ...。(ToT) 

 ま、手元にはまだギターはあるし、しばらくはARなしで過ごそうかなぁと思っている...。(もちろん550が買えるかもしれない状況になれば飛びつくが。(笑)) 
 ってことで、またしても「高く仕入れて安く売る」という愚挙をやってのかした私である...。やれやれ...。
 そういうことで、AR300&2000に追悼の意を評して作ったページがある。画像が多くて読み込みに時間がかかると思うけれど、それでも良ければこちらへ〜。
(2002年01月21日書き下ろし)
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その03 おおっ!
 「更新の頻度は一番高いコーナーになるかもしれない。」と書きつつも、半年もの間、間放ったらかしたままだったぞ、このコーナー...。(爆)
 う〜む、冴えない話ながら確かに腐るほどあるんだけれど...。(笑) と言うか、日々「冴えない事だらけ」って感じなんだけれどなぁ。

 ま、それはいいとしよう。
 
 ふ〜む、上の駄文を見るかぎり、イバニーズのAR300とAR2000を売り払って、だけど念願のAR550は入手しそこねたという段階だったのか...。<今年の1月下旬

 と言いつつも、今の状況で言うとArtistギターについては550, 300, 100 と3本のギターを持っているんだが。(笑)

 ま、それぞれのギターについてはコレクションのコーナー、もしくは「AR愛好家のページ」に記しているんで割愛。

 で、ギターについて思うところを取り留めなく書くことにする。

・さて、上記の通り、実はその後、めでたく AR550 その他を手に入れた私であるが、このところギターを弾いていない...。550などは5月末に使ってそのままケースにしまい込んだまま...。その後に入手した300も100も未だにチューニングを済ませていない状態で放置しているのだ...。(爆)
 う〜ん、これは良くないぞ...。

 いつだったか「弾いてこそ、のギターだ」と書いたことがあるはずだが、このところ、とんとギターに触れていない...。あ〜。(って、嘆いても始まらないのだけれど。)

・知人のTさんのギターコレクションは、すごい。「すごい」なんて安易な形容詞は使いたくないのだが、他に思いつかないほど、すごいのだ...。しかもTさんの場合、所有しているギターはどれも「おお...! これは!」と言いたくなるようなものばかり。
 ま、詳細は記さないけれど(笑)、うん、これだけで「財産」と呼べるような充実振りである...。う〜む...。個人的には他の人のことやその所有物のことでうらやましく思ったりしない私であるが、Tさんは別格(?)である。少なくとも私の知る限り(個人のギタリスト(?)で)Tさんを上回る本数、内容のギターを所有している人はいない...。

・と言いつつも、私自身、かなりの本数、モノを集めてしまったような気がしているのも事実だ...。自分でも「おいおい、一体、どうするつもり...?」と思っているくらいだ。(ちなみに、もしそういう問いかけをされれば「ん? どうもしませんよ。少なくとも墓場には持ってゆきませんが。」と答えたい。(意味不明))
 私としては娘、あるいは息子に快く譲りたいとも思っているが、娘は「う〜ん、そんなにいらないよ。2本あれば十分だよ。」と素っ気無い返事だし、息子にいたっては「ボクはいらないよ。別に興味ないし。」と、もっとつれない反応である...。(笑)

・さて、このような数々のギターを前にして思うのは、いや、良く分からないのは、その「価値」と「価格」である...。
 基本的にこの二つは正比例しているはずであるが、発売当時の定価が40万円近くだというオヴェーションのコレクターモデルと、2年ほど前に税込み価格2000円で入手したヤマハのダイナミックギター、この二つを弾き較べてみると、どうしても後者の方がいい音がする...。(爆) 
 いや、もちろん、前者はエレアコであるし、アンプに繋げば、あるいは操作性(?)においても、後者を上回っているとは思う。だけれども、「音そのもの」ということでは、この2000円のギターの方が(私の所有する他のどのアコースティックギターよりも)優っているのである....。
 う〜む...。こういう事例があるだけに、価値と価格との相関関係には非常に懐疑的になってしまう私なのである...。

 ってことで、意味なく書いた駄文でした〜。
(2002年07月28日書き下ろし)
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その04 ない〜っ!
 う〜む、このシリーズのタイトルは順に、その1が「あ〜あ...。」、その2は「あ〜あ...。(続)」で、その3が「おおっ!」、そして今回は「ない〜っ!」だ...。何だか自分が実に語彙が貧困であるかのような気がしてきたぞ...。
 
 ま、それはさておき...。

 ない〜っ!(爆) ない、ないっ! どこを捜してもないっ!!

 これは昨夜の私の絶叫である...。で、何をうろたえているかというと...。実は財布なのだ...。

 話は昨日(9月3日)に遡る。
 朝、もう既に小・中学校は通常の営業形態(笑)に入っているため、この前までのように息子を朝っぱらから塾に連れて行く必要もない。私に課せられているのは「毎朝のゴミ出し」くらいのものだ...。ってことで、のんびりと起き出し、可燃ゴミ、生ゴミを集積所まで持っていって、城に籠ってゆったりと時を過ごし、そして、10時過ぎに家を出た。
 あ、娘の通学用の定期券が切れてたんだった...。ってことで、通常の出勤ルートを外れ、まずはバスターミナルへ。ふむ...。3カ月ちょっとで30,780円か...。結構な金額だけれど、値切る訳にも行かないし(爆)、惜しんでも仕方ないんで素直に支払う。(ま、普通そうだろう...。(笑))
 隣接したホームセンター(笑)へ。観葉植物コーナーで足を止め、しげしげと見つめ物色。(笑) ま、(職場の)部屋にはまだまだ緑もあるし、いいか...。
 で、植物の活性剤と懐中電灯の替え玉(ま、電球のことだけれど(笑))だけを買って、そして出勤。
 職場に到着後は、いつものようにあれやこれや、なんだかんだとこまごまとした仕事。

 れれ...? 日々汲々日記みたいになってきたぞ。(笑)

 そうそう、それで、財布のことだ!(笑) とにかく、バタバタしていて、郵便局に出かけ、そして妻の簡易生命保険の保険金を1年分支払い、そしてまた急いで部屋に戻って色々と仕事をしたんだっけ。(笑)
 夜、8時半過ぎに「レタスを買い忘れたから頼むよ〜!」という妻からの電話があって、そして職場を後にして帰り道にスーパーマーケットに寄って、それで、れれ...? ないっ!! という状況になったのだった...。
 ううっ...。ズボンのポケットにもない...。通勤用のカバンの中にもない...。車の後部座席の上にも下にも、助手席にも、運転席の下にも横にもどこにもない...。
 げぇ〜っ、まさか、職場に忘れてきた...? レタスを買うお金は持っているけれど(笑)、でも、財布の中には明日から有効期間となっている娘の定期券が...。

 「もぉ〜、お父さんったらっ!! 朝、ちゃんと約束したでしょっ?!」

 妻まがいに(爆)詰め寄る娘の姿が目に浮かぶ...。仕方ない、取りに戻るか...。ま、ここからなら車で5分少々だし...。

 で、しぶしぶ職場に戻った私だった...。(笑)

 そして、また、れれ...? ないっ!!(爆)

 確かに私の机の上は雑然としている。いや、机の上のみならず職場の部屋全体がそうだ。(でしょ、Tさんご夫妻&Yさん?(笑)) しかし、その「一見雑然」としている中にも私なりの秩序があって(笑)、財布があるとすればここ、って所は決まっているのだ!!(意味不明の開き直り)

 だが...。ない...。どこにもない...。すでに時刻は9時過ぎ...。15分以上捜し続けているのに見つからない...。(ToT)

 そして捜索はその後、1時間半続けられた...。(爆) 途中、心配した妻からの電話もかかってきて、あきらめて帰るように言われたが「いや、まだ捜すよ。自分自身に納得が行かんっ!」とはねつけ(笑)、それこそ、捜しに捜した...。カバンを(文字通り)ひっくり返す...。やはり、ない...。駐車場までの道のり(?)、駐車場近辺。ここにも、ない...。

 続いて、郵便局から帰った後に立ち寄った場所、入試広報室、隣の教授の部屋、上の教授の部屋、全てあたってみる。(入試広報室はもちろん、この二人の部屋へのアクセス権を私はもらっているのだ。(笑)) しかし...、ない...。広さで言うと20畳ほどの私の部屋の可能性のありそうなところも、全部捜した...。ソファーの上、下、PCデスクの上、横(?)、下...。今日開けた机の引き出し、作業用テーブルの上、とにかく考えられるところは捜した。(開けていない、触れてもいないロッカーの中などは探していないが。(笑))

 まさか郵便局(のカウンターの上)?(笑) そう思った私は、いても立ってもいられず(笑)自転車に乗り、郵便局に向かう。(笑) もちろん、郵便局は閉まっている...。小さな局だし、夜は無人だ...。郵便局の脇に進む...。ふむ、この門は施錠されているのか...。
 あ、違うよ、おばさん。そんな不審な目で私を見ないで下さいよぉ〜。(爆) ポストに投函したらさっさと退去して下さいよぉ〜。(爆)
 ま、午後10時過ぎに灯の点いていない郵便局の周辺をうろうろする中年男はそこはかとなく怪しいものとは自覚しているけれど...。(笑)

 あ〜、どこにも見つからない...。もう午後10時半を過ぎた...。お腹もペコペコだ...。

 仕方なく私は今日のところはあきらめることにした...。自宅に電話をして今から帰ることを告げる。

 家への道を運転している私の心の中は虚ろだ...。(笑) あ〜、どれだけの被害になるのか...? 娘の(まだ未使用の(笑))定期券が3万円、現金も同じくらいはあったはず...。セルフサービスのガソリンスタンドのプリペイドカード、高速道路のプリペイドカード、テレフォンカード、図書券、切手、雑多な店の値引き券(笑)、これらで1万数千円、そして銀行のキャッシュカード、免許証、ついでにクレジットカードもだっ! げげ〜っ...。(ToT) 免許証の再発行、カード類の停止の連絡などなど、これから先、待ち受けている種々の履行すべき事項を思うだけで頭が痛い...。

 帰宅後の私がいかに打ちひしがれていたかはもう、書くまでもないだろう...。部屋に籠り、放心状態で酒をあおるばかりであった...。

 そして、床についても落ち着かず何度も目覚めて、そうして不吉な夢にうなされて目覚め(笑)迎えた朝...。

 いつものように(?)家人を見送り、そして資源ゴミの搬出...。段ボール、新聞紙、空き缶、空きビンを取りまとめ、そして惨憺たる気分で持ってゆく...。ふぅ〜...。今日も暑い日だ...。
 念のために郵便局に電話をかけ尋ねてみるが、昨日は財布の忘れ物、落とし物はなかったとのこと...。

 午前9時半前、出勤...。深い溜め息をつき自室に入る...。昨夜の捜索の跡が生々しい...。(笑)

 あきらめきれず(笑)、またまた捜索開始。
 とは言え、昨日も2時間近く捜して見つからないのだから、もう、きっとこの部屋にはない...。

 となると...。考えられるのは郵便局から職場に戻るまでの200メートルほどの道のどこかで落としたということだけだ...。昨日の午後2時過ぎに落としたとして、今でも道端に落ちている可能性は、ないに等しい...。(それなりに人通りのあるところなのだ...。)

 あきらめて、最寄りの交番に電話をかけてみる...。やはりそこにも届けられてはいないとのこと...。ただ、この地区での落とし物は地区の中枢(?)の西警察署に報告がなされることになっていると教えられる。
 はぁ...、そうなっているのか...、と思いつつも、試しに電話をしてみる...。

 なんと...。届けられていた...。(ToT)

 で、その後の詳細は、もう省略。(笑) 自転車で急行し、西警察署に出頭(笑)した私は、無事に財布を取り戻したのだった...。拾ってくれた人は素性を明かさないことを望んでいたとのことで、不明なのだけれど、現金、カード、その他、全て私が落としたときのままの状態で私の手元に返ってきたのだった...。

 今となっては笑い話の、だけど、その時は深刻で暗鬱な12時間であった...。ふぅ〜...。

 この世の中、まだまだ捨てたものじゃない...。
(2002年09月04日書き下ろし)
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その05 ほほぉ〜...。
 相変わらず私の語彙が貧弱であることを示唆するようなタイトルだ...。

 今日の夜(8時頃)、クロネコヤマトの宅急便(「宅配便」ではなく「宅急便」だ。同社の登録商標だから。)が来た。
 代金引き換え、ということで前もって電話がかかっていたのだが、そのやり取りを聞いていた妻は「何? 一体今度は何を買ったの?」と私に質す。また息子も「お父さん。まさかと思うけれどギターじゃないよね?」などと妻の援護射撃をする。(笑)
 「いや、違うよ。ただの蜜蝋だよ。」と私。 「え? 『ミツロー』? 何なの、それは? またヤフーオークション?」と妻。
 「違う違う。ただの通信販売だよ。」と私。 「で、結局、ミツローって何?」と娘。「ま、一種のワックスだよ。ミツバチが作る蝋、だから蜜蝋。蜂蜜の副産物みたいなもんさ。」

 「で、どうしてまたそんなモノを...?」と、妻。「ま、ちょっとね。」「はは〜ん、またギター絡みでしょ...?」(ぎくっ!(笑))

 我が家の会話の再現をしても面白くないから先に進む。

 先月の半ば頃、インターネット上でとある楽器屋さんのホームページを見ていた時、「ギター用 純正ビーワックス」という物品が売られているのを見つけた。ふむ...? ビーワックスっていうと、2年半ほど前、カナダの語学研修の引率の時に、確か使ったぞ...。午後のアクティビティの一つで「ソープストーン」を使って彫刻をする、っていう、あれで使った。最後に仕上げとして彫り物に光沢を出すために塗ったのがビーワックスだ...。

 なぁるほど〜...、そうかぁ、これはギターのポリッシュにも使えるのか...。ふむふむ...。天然素材だからギターにも「やさしい」ってことか...。
 げ...? こんな小さな小瓶なのに4,000円...?(3,000円だったかも。(笑)) 高いなぁ...。

 ってことで、それはそれっきりだったのだけれど、後日、「ふ〜む...。考えてみればギター用のワックス、って随分前に買ったきりだし、最近はピアノ用のワックスを使っているけれど、素材はシリコンがどうのこうの、って書いてあったなぁ...。う〜む、やっぱり天然素材のビーワックス、いいのかなぁ...?」と思い出し、それで愛用の検索ツール Google で調べてみた。

 ふむ。そうかぁ、ビーワックスって「蜜蝋」という日本語があるのか...。(十分に頷けるが。(笑)) なるほど、刺激が少ないということで乳幼児のための石鹸や美容用の物品にも使われているのか...。

 で、色々なページを徘徊していると、やっと単体で(笑)ビーワックスを販売しているサイトに行き着いた。う〜む、これは「キャンドル作り」を趣味、仕事としている人達を対象にした品物みたいだ...。頒布単位はキロだ...。(爆) ま、価格の方は、業務用、ってことからかかなり割安だ...。1キロ2,000円。う〜ん、この前の(ギター用の小物の製品として見た分)は100グラム弱であの価格だったような気もするし、これはかなりお得かも...? 

 実際のところ、分量からすれば、そんなにはいらない...。というか、「お試し」ってことで20グラムくらいでもいい...。(笑) しかし、向こうも商売としてやっている訳だし、「試供品として送れ。」なんて頼むのも失礼な話だ...。
 でも、ものは考えよう(?)だ。ギター以外の品物の艶出しにも使えるかもしれないし、いざとなったら(?)仲間のギタリスト達に分ければいいだけのことである。

 ま、そういういきさつを経て、そして届けられたのであった。
 
 で、一足飛びに結論に入ろう。誰か、いりませんか、ビーワックス?(爆) ロウソク作りに最適ですよ〜、このオセアニア産のビーワックス!

 (ビーワックスのかけらを、おまけで送ってもらった貝がらに置いて熱して融解したところをポリッシュ用クロスに染み込ませ、手早くギターを磨こうとしたら、何てことだ...、粘度がありすぎて、まるでかみ終えたチューイングガムを薄く塗りたくったような悲惨なことに...。で、すぐに薄く凝固してしまって(笑)、汚いったらありゃしない、って感じ...。その「汚れ」みたいになってしまったのを除去するのにどれだけ苦労したか...。)
(2002年10月19日書き下ろし)

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その06 う〜む...。
 ふむ...、またまた冴えないタイトルをつけたぞ...。ま、どうでもいいんだが。

 さて、前回はビーワックスを2kgも購入してしまって困ったという泣き言を並べたが、実は極く少量ずつながらも使っているのだ...。(笑) もちろん、その購入の目的であった「ギターの手入れ」のため、だ。って、この前のように「溶かした蝋を塗る」というような方法ではない。ギタークロス(ま、布きれだ。(笑))に溶かした蜜蝋を染み込ませ、それを使ってギターを拭く、磨き上げる、という手法である。

 で、それはそれとして、今日のネタは全く別物だ。

 この9月にとある人(以後、Y氏と表記)が広島に転勤でやって来られた。このY氏とは数年前からの知り合いである。別に隠す必要もないのだけれど(笑)、オフコース関係のサイトで知り合って、そして3年前の9月、つまり「オフコース小さな部屋の第1回 関西セッション」が開かれた時に初めて御本人に会った。以来、その関西セッションでは同じギタリストとして共演してきた仲である。

 同じく(?)広島市内にはWさん、そしてTさんというお二人のオフコースファンがいて、ま、このお二人は女性なんでなかなか声をかけづらいところであったが(笑)、Y氏が一緒であれば、それほど気兼ねする必要もない。
 って訳で9月の初めには4人で意気投合し、HOCBというバンドを結成することになった。(爆) Hiroshima Off Course Copy Buzoku ってことなんだけれども。
 ただ、それぞれが社会人であり仕事もある、ってことでなかなか活動する機会が作りにくい。(って、呼びかければ集まるとは思うけれど。(笑)) そういうことで、HOCB内に、Y氏と私とでユニットを作ることにした。(爆) 名前はまだない、状態であるが、アコースティックギターのインストゥルメンタルをやろう、という訳だ。(「訳だ」というほどの脈絡はないが。)

 Y氏も私もギター大好き人間だけれど、どちらも趣味としてギター演奏をしているという意味で素人だ。よって(?)活動の場、発表の場というのは自ら作らねば、ない。(ま、講演の依頼はあっても公演の依頼はないだろう。(謎笑))
 だからといってライブハウスに出演ってのはちょっと困難だ。それほどのレパートリーもないし、集客力も皆無に近い。(笑) となると、残るのはストリート...。(爆)(ちょっと発想が短絡的かもしれないが、ま、路上というのが手っ取り早いというのは否めない事実である。)

 しかし、そうなると、ちょっと問題になることが。
 まず、Y氏の場合はともかく(爆)、私の場合、あまり「面が割れる」のは職務上、好ましくない...。(爆) もちろん、勤務時間内に仕事をさぼってそういう活動を行なうのではない。(ま、当たり前だろうが。) だが、いきなり「あ。N先生!」などと声をかけられたら、それはイヤだ...。(笑) 楽しいはずの音楽が、その一声で一転して針のむしろ状態になりそうだ。(意味不明)
 う〜む...。まさか仮面を被って演奏という訳には行かないだろうしなぁ...。(思いっ切り無気味だ...。) ひょんなことから入手した(知人から送ってもらった)「奈良の大仏のゴムマスク」というものを私は職場の部屋に隠し持っているけれど、いくら温厚な顔つきの大仏様であっても、使えない...。
 私にできるのは帽子を目深に被り、そしてサングラスをかけるくらいのことだ...。(これはこれで「怪しいよ...。」という定評を家族からは得ているが。)

 次の問題は、ギター演奏に関わることだ。って、Y氏や私の演奏技術のことではなく。(笑) 普通(?)ストリートでの演奏というと、ギターを抱え、そしてそれをガンガン弾きながら放歌する(爆)というスタイルが一般的である(ホントか?)が、私達が志向するのはそういう系統のものではない。どちらかと言えばしっとりとした(笑)ギター・インストゥルメンタル曲であるのだ。音の強弱、弦の微妙なタッチにこそ醍醐味のある(爆)、そういう音楽なのだ...。
 となると、当然、「音量」の問題ってのがある。「し〜んと静まり返った場所」が舞台ではない。通行人の話し声、足音、子供の泣き声や悲鳴(?)、はたまた断末魔(爆)などが溢れかえる雑踏なのだ...。(ま、時間帯、場所によって異なるでしょうけれども。)
 何らかの拡声装置が必要だ...。簡単に言えばギターアンプを使いたいところである。(いや、通行人が驚愕するほどの大音量を望んでいるのではないが。(笑)) しかも、公道であるからにはAC電源の使用は難しそうだ。
 となると(笑)、「乾電池で稼働するギターアンプ」ってのを入手しなければならない。そこで久々に登場するのだが、ヤフーオークション。(爆)(ここで「では、楽器屋さんで新品を」と考えないのが吝嗇HASENOBUらしいところである!)

 結論から書こう。はい、ありました。買いましたよ、しかも2台。(爆) いや、Y氏の分も、ってことじゃなくって、「ま、きっと競合者もでるだろうから一応、複数、入札しておくか...。」ということで3台ほどめぼしいものに入札していたところ、1台はうまく高値更新されてボツになったけれども(笑)、残りの2台はそのまま落札してしまったのだ。(笑) 一つは15ワット出力のB.C. Richというメーカーで、もう一つは30ワットのピグノーズのアンプだ。前者は乾電池での稼働も可能なタイプで、後者は「充電式バッテリー」での稼働もできるというスグレモノ。(笑) まだ手元には届いていないが、何だか楽しみ〜。(笑)

 もう、これでストリートもへっちゃらだ。(笑) どんと来い、路上!(意味不明)

 あ、でも、これからだんだん寒くなるなぁ...。しかも屋外、ってことで寒風の中の演奏ってことも考えられるぞ...。手がかじかんで思うように指が動かない、ってこともありそうだ...。う〜ん、ヤフーオークションで簡易移動式暖房装置、平たく言えば七輪でも買おうかな...。

 おおっ...。その前に肝心のギター演奏の方に気合いを入れねば!(爆) まだ課題曲の半分もできてないぞ!(爆)
(2002年10月27日書き下ろし)

その07 ひぇ〜っ!
 ってことで、またまた情けない意味不明のタイトルをつけました。

 さてさて、今回のさえない話は私のことではなく、息子のことだ。

 既に私の日々汲々日記に記したように、一週間ほど前(正確には10月28日(月))、息子はカッターナイフで怪我をした。その怪我について記録のために書いておく。(爆)

 ことの起こり(?)は息子(以下、「じゅそ」と表記)が小学校で授業を受けていた時、だ。いや、授業と行っても「工作」の時間ではない。「算数」の時間のことだったそうだ。
 じゅその後の席に座っている男子児童U君が、(理由は不明だが)ふざけて、じゅその背中を繰り返しつんつんとしたらしい。で、(私同様(笑))その類のオフザケを忌み嫌うじゅそは、何度か目に腹が立ったらしく、筆箱からカッターナイフを取り出し、ちらつかせたらしい。(爆)
 するとU君は「そのカッターナイフは切れるのか?」と尋ねたらしく、「もちろんだよ。」と言ってじゅそは貸してやったそうな。するとU君はそれを受け取り、自分の鉛筆を削ったそうである。で、その後、「じゃ、返すよ。」とU君は言い、じゅその方にナイフを差し出した。
 で、内心いらついていたらしいじゅそは、さっと奪うようにガバッと掴んで(笑)取り返したそうである。

 だが、U君は(ま、これは非常識だが)カッターナイフの刃を出したまま、しかも刃の方を相手に向けて差し出していたのだった...。(爆)

 ってことで、カッターナイフを力任せにひっ掴み、奪い返したじゅその右手、特に人さし指の付け根辺りに刃は食い込んだ...。(ひぇ〜っ!)
 
 もちろん、大出血である...。(以下、描写は控えるが。(笑)) 保健室ではどうにもならない傷の深さということで、すぐに近くの整形外科に運ばれたそうだ。

 翌日、包帯の取り替えと消毒のためにそのお医者さんに連れて行った私が尋ねてみたところ、「かなり深く切れていまして、もう少しで神経や筋が切断されるところでしたよ。危ないところでした。」との返事...。で、包帯の取り替えの時に見ると、う〜ん、少なくとも8針は縫ったようだ...。(ひぇ〜っ!)
 
 ま、十本の指のどれかに優劣をつけたい訳じゃないけれども、人さし指、親指は「モノを掴む」、「字を書く」という時には極めて重要な役目を担う指だ...。ま、小指ならば、世の中にはない人もいるし(爆)、動かなくても致命的(?)ではないだろうけれど、利き腕の人さし指ってのは、う〜ん...、かなり際どいなぁ...。

 ってことで、今のところ(傷痕以外は)後遺症も出ないようで、安堵、であるが...。しかし、痛かっただろうなぁ...。(ToT)(←いや、自分の息子だから、ってことじゃなく。) だけど(これは妻と共通の意見だが)はっきり言って自業自得である。>じゅそ

 私:「おい、じゅそ。どうしてカッターナイフをちらつかせたりしたんだよ?」
 じ:「別にちらつかせてないよ。取り出して見せただけだよ。」
 私:「ん? だ〜か〜ら〜! どうしてそんなことをしたのか、ってことだよ。U君を脅そうとしたんだろ?」
 じ:「ま、そういうことだね。でもチラチラさせたりしてないよ。ただ取り出して見せたんだってば。」
 私:「あのなぁ、そうやって刃物で相手を脅したりするのを『ちらつかせる』って言うんだよ。」
 じ:「ふ〜ん、そうなの。一つ勉強になったよ。」
 私:「おい...。そんな他人事みたいに言うなよ。反省してないんじゃないか? 傷口に塩をまぶしてやろうかぁ〜っ!?」
 じ:「ひぇ〜っ!」
(2002年11月05日書き下ろし)

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その08 ふにゃあ〜...。(1)
 さて、脱力感漂うタイトルだが、ま、そういう話だと思ってもらいたい。

 「日々汲々日記」の中に時折「ネコのエサを買う。」だとか「ネコの餌付け」などの文言が出て来るのだが、それ関係のことである。

 以前、私が高校教員をしていた頃、つまり生まれて初めての(そして最後の(?))独り暮らしをしていた時に、とあるいきさつで知人から子猫をもらい、一緒に暮らしていたということも既に書いた通りである。「ニャン子」と名付けられたその全身真っ黒なネコは、それから紆余曲折を経ながらも結局は私の実家で飼うことになり、十数年生きて、そして一昨年、死んだ。

 当時住んでいた築30年ほどの小汚い教職員住宅の狭い部屋のベッドで寝ていると夜中に(エサを求めて)私の胸の上に乗って「ニャォ〜ン」とか細く鳴きながらギュッ、ギュッと足踏みをしていたのを今でも懐かしく思い出すことがよくある...。

 って訳で、ネコを見かけるとついつい吸い寄せられてしまう私なのだが(笑)、今の団地に移り住み、そして町内会の役職で「公衆衛生推進協議会」の町内代表になったりして「野良猫にエサをやるのは止めましょう!」という回覧板を回したり、「ネコ捕獲器」を購入したり(爆)などもしたのだが、その任を離れた今は、全く逆のことをしている...。(爆)

 この春頃から我が家の庭に遊びに来るようになった黒ネコに餌付けをしているのである...。(笑) 尻尾が長くて目の大きな全身真っ黒のそのネコ(名付けてはいない)を見ていると(ニャン子ほどの優雅さはないけれども)ニャン子のこと、そして短かった独り暮らし(就職して1年も経たないうちにFさんと結婚したのだ)を思い出しては甘酸っぱい(?)気持ちになるのである...。
 夏の間、少し顔を見せなくなってしまい、ちょっと心配していたが、またひょっこりと(?)その黒ネコは舞い戻ってきた。その傍らには生後数週間ほどとおぼしき(ほんとに小っちゃな)子猫が...。(笑) そうかぁ、産休だったのかぁ。(意味不明)

 で、また私の家の庭に来ては「エサくれ、ニャア〜」と鳴く。(もちろん「エサくれ」という人語は発しないが。) 以前はかなり警戒心を持っていたようだが、最近では少々近づいても逃げない。庭の離れ(ま、私の自室。通称、「男の城」)の入り口あたりに置いているエサ入れに親子仲良く並んで首を突っ込み、一所懸命に(?)エサをほおばっている2匹のネコの姿も心和むものである...。

 そうこうしているうちに(?)、部屋の外、つまりドアの外に置いていたエサ入れの食器(って、コンビニエンスストアのお弁当の空き箱だが)をドアの内側、つまり部屋の入り口の所に置いてみたらどうなるだろう、と思い、早速実行してみた。(笑)
 ふむ...。しばし熟考していたネコたちは、意を決したように(?)私の部屋の入り口に来てエサを食べ始めた...。
 そしてその翌日は数センチ内側に食器を置いた。(笑) それでもやって来る...。ふ〜む...。
 ってことで徐々に部屋の内側におびき入れた(笑)のだが、私が不用に近づかない限り大丈夫みたいだ...。しめしめ...。(笑)
 ま、別に生け捕りにしたい訳ではないんだけれど。(以下、続く(爆))
(2002年11月21日書き下ろし)

その09 ふにゃあ〜...。(2)
 ま、そういう訳で徐々にネコとお近づきになっていった私であるが、所詮は野良猫である。私が手を伸ばそうとすると逃げるか引っ掻こうとするか、である。(恩知らず...。)
 
 だが、城の入口あたりでぽつねんと座ってエサを待っている姿を見ると、ついつい「お〜い、エサが欲しいのかぁ〜い?」などと話しかけながら(爆)、餌付けをしてしまうのである...。

 さて...。すっかり秋を迎え、日毎に部屋の中におびき寄せられていた2匹のネコ達だが、是非とも手なずけて(笑)抱っこして可愛がってやりたい。(爆) 昔の飼い猫ニャン子もそうだったが、手触りの良い毛皮をくすぐってやると喉を「ゴロゴロ」と鳴らし無防備になる姿を見てみたい...。(爆)

 ってことで、私は城のドアのノブに紐を結び、ネコが入ってきたら紐を引っ張ってドアを閉めてみるという荒業に挑むことにした。

 う〜む...。二匹で来たか...。ま、一匹の方がいいんだが、親子なんだし、ま、いいか...。

 一心不乱にエサを食べているネコの後でドアがバタンと閉まる...。その瞬間、ネコは身体をビクッと震わせ、出口を求めてパニック状態になった。部屋の中を駆け回るわ、本棚をよじ登るわ、ギターに突進するわ、もう、大騒動である。とても捕まえられる状況ではない。

 次にパニックになったのは私だった...。

 おお、本棚の10円玉を入れている缶を落としたっ! おい、ギターに体当たりするなっ!! げ、扇風機に乗るな!! あ、飛び上がるなよっ!!! と、思う間もなくネコは本棚の上に置いてあった扇風機を土台にしてジャ〜ンプ。(爆) そしてその反動で扇風機は落下...。そしてその近くに立てかけてあったES-335に接触...。(ToT)

 このままじゃ大変なことになる! そう思った私は観念して(?)ドアを開けた。もちろん、ネコは猛ダッシュで走り去った...。

 後に残ったのは、そうでなくとも散らかっている私の部屋が、MDディスクやら10円玉や本、その他、色々なモノが散乱してしまっているという、実に悲惨な情景だった...。(まだ続く。(笑))
(2002年12月22日書き下ろし)

その10 ふっ...。
 タイトルの「ふっ...。」というのは力のない溜め息の擬音だと思って欲しい。ま、そのあとに「やれやれ...。」という、これまた力のないセリフを続けてもらってもよい。

 詳しく書くと愚痴が過ぎて内部告発的な文面にもなりかねない(爆)んで書かないけれど。

 とにかく、この部屋(あ、「くまきの部屋」のことです。)をかなり前から知っている人はわかると思うけれど、2000年4月から、かなり更新の頻度が低くなった。(ま、最近の「日々汲々日記」は除くとして。)
 その主な理由は職場での仕事が忙しくなったからである。(それまでの数年も以前に較べれば異常に忙しいものだったんだが。) はっきり書くと「入試広報室次長」という役職に就いたから、である。
 で、この任期は2年間ということで、この春にはめでたく任を解かれることになっていたのだ。

 ところが...。諸般の事情により、続投決定...。(しかも、「NO」と言えない状況に追い込まれての決定である...。)

 この春が来るのを指折り数えていた私だったのにぃ...。

 以前に大学の教員の職務内容として「研究・授業・雑務」があり、従来はこの順番通りの比率であった。そして、国立大や有名私大などでは「6:3:1」くらいの割合ではないかと思われるのだが、私の場合は「1:3:6」くらいであって、しかもこの2年間は「0:3:7」くらいであった...。(爆) この比率がいかに悲惨なものか、屈辱的で悔しいものかは関係者じゃないと分からないかもしれない...。

 とにかく、学生が質問や相談に来ても(意に反して)「あ、ごめん、もう会議に行かなきゃ。」と追い返したりしなければならないのはつらいものがある。「先生は『何かあったらいつでも部屋に来ていいですよ。』って言っているけれど、いつ行ってもいない〜!」などという不満を聞かされるのも、とっても申し訳ない...。(ま、いつ行ってもいない、ってことは決してないんだけれどね〜。)

 そういう訳で今週は、実に精神的に「もぉ〜、やめてくれよぉ〜!」とぐれたくなるような、非行中年になりたくなるような気持ちだった...。<いや、ずっとそうだった訳じゃないが。

 ものは考えようで、「あなたは不要な人材だから。」と切り捨てられるよりはまし、でもある...。というか、そういう風に考えることでこの先のもう1年間を過ごそうと思っている私である...。こういうことでくよくよしていても始まらない。もう、「やる」ってことに決まったんだから精一杯頑張ろうっと!!
(2003年02月07日書き下ろし)

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hanko

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